どうせだから5もアップしちゃお・・・ということで。

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「わかりやすい みち」5


簡単に自己紹介を済ませ、本題に入る。
「光の剣について・・・・教えていただけますかな?」
もちろん、なくした訳について・・・である。
「いいですけど・・・・まず。光の剣の本当の名前は烈光の剣、ゴルン=ノヴァ。
  ・・・・信じられないとは思いますけど、とりあえず全部聞いといて下さい。」
そして。リナははなしはじめた。
「・・・・というわけで。あれは本来あるべき場所に帰っていった訳です。」
「そんな馬鹿な話があるかっ!?異界の魔王の武器のひとつだっ!?大体、赤眼の魔王だって、単なる伝説なのだぞっ!?」
いや・・・本人の前でそんなはっきり・・・・
「・・・でもねぇ・・・あたしも4年くらい前まではそう思ってたんだけど・・・」
「俺と会った事件で、その・・・シャブなんとかって魔王、倒しちまったからな・・・七分の一だけど。」
さらりとガウリイが言う。
「あんたはあああああああああっ!?そういうこと、さらりっと言うなって何度言ったら分かるのよおおおおっ!?」
めげっ!
リナの蹴りを食らって、ガウリイは沈黙した。
「・・・・えーっと・・・・。うそ・・・・ですよね?」
フェイルの言葉に、リナは、さもとーぜんという風にいった。
「真実だけど?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「え?」
「・・・大変だったわよねぇ・・・・何しろ赤法師レゾが魔王だとは思わなかったもんねぇ・・・」
「うんうん。そのあとも、・・・・魔竜王とか、冥王だとかに狙われちゃってたもんなー。その時リナが使った術のお陰で。」
「おまえら・・・・人間なのか?」
ルークが聞くが、
「なにいってんのよ。あんたらだって、一緒に覇王将軍倒したり、覇王撃退したりしたじゃない。」
「う・・・うむ。それについては私も知っている。・・・ディルス王宮が舞台となったからな・・・。」
アルス将軍がフォローする。
「はっはっは。振り返ってみれば、リナさんってつくづく、魔族と縁がありますよねぇ。」
「あんたがいうなあんたがっ!?そもそもあんたが関わると絶対厄介なの出てくるじゃない!
  冥王のときだってそうだし、ダークスターのときもそうだしっ!」
ゼロスは、きっちり反論する。
「・・・あのですねぇ・・・・僕だって、あなたがたと一緒にいるとかならず大怪我するんですよっ!
  一回目はガーウ様に片腕まるまる落とされちゃったし、ダークスターのときもヴァルガーヴさんに切られてその上、
  闇を撒く星に、精神攻撃されてその挙げ句それを理由に獣王様に怒られちゃって全治一箇月だしっ!?」
「・・・・ごめん。あたしが悪かった。・・・・あんたって・・結構かわいそうなのね。」
「うーん・・・そういえば・・・冥王の一件の後始末全部ゼロスに押し付けたんだったっけ。」
エルのはくじょーな一言。
「んっ!?・・・リナっ!ルーク!ミリーナっ!」
「・・・なるほど・・・覇王一派って訳ね・・・エルはさっきから気配隠してるから・・・」
ガウリイの獣並みの感が告げた魔族の襲撃。周りの人は全っぜん理解していない。
ガウリイはいきなり斬妖剣を抜くし、リナとルークとミリーナは呪文を唱えはじめるし。
「な・・・・!?なにをっ!?」
さすがにライリイも驚きの声を上げる。
「ほう・・・気づいたか・・・さすがはリナ=インバースとガウリイ=ガブリエフ・・・
  冥王様を倒したというのは本とかどうか知らんが・・・少しはやるようだな。」
いきなり、テーブルの上に現れる魔族。
(げっ!人型っ!?中級魔族・・・油断できないわね・・・・・。)
『崩霊裂っ!』
いきなり、ルークとミリーナ、そしてリナの呪文が飛ぶ。
「へぇ・・・?リナさん、崩霊裂覚えたんですか・・・・」
ゼロスが感心している。
「ねーちゃんにたたきこまれたのよっ!」
即座にリナが返す。
「おおおおおおりゃあああああああああああっ!」
ガウリイが切りかかる。
「螺光衝霊弾っ!」
「覇王雷撃陣っ!」
「獣王牙操弾っ!」
そこに、まともに挟み撃ちの、ルーク、ミリーナ、リナの呪文っ!
「うがあああああああああああっ!?」
「ふん。あたしたちを甘くみるからこういうことになるのよっ!」
リナの言葉に、
「・・・。冥王の一件は・・・・厳密にいえばリナさんじゃないんですけど・・・・
  二回も赤眼の魔王様倒されてますからねぇ・・・隙を突かない限りは無理でしょうねぇ。はっはっは。」
ゼロスが笑い声を上げ・・・
「まあ・・・手強いやつもかーなりいるけど・・・今のはあっさりしすぎ・・・・っ!フェイルさんっ!危ないっ!」

どごおおおおおおおおおおおおおんっ!

激しい衝撃波が全員を襲った。
「ふ・・・たった一人で『デモン・スレイヤー』に挑むほど馬鹿ではないさ・・・」
別の魔族がいたのだ・・・・
「・・・・・・リナっ!」
「・・・う・・・っ!リ・・・リナさんっ!」
部屋の一番端に・・・・フェイルをかばったらしく、フェイルと一緒に飛ばされたリナが横たわっている。
「・・・・これは・・・っ!?」
駆け寄ってみれば・・・かなり血を流している。
ほうっておけば大量出血で死んでしまうだろう。
「・・・・・治癒じゃまにあわないわっ!」
ミリーナが焦る。
「・・・・とにかく止血しろっ!それとあいつのしまつっ!」
いって、ルークは魔王剣の呪文を唱えはじめる。
・・・本人(S)・・・使わせてくれるか・・・?
「・・・われわれが回復しよう。」
「・・ミルガズィアさん・・メフィ・・・」
ミリーナが少し驚いた声を上げる。
・・・・・るぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉん・・・・・・・・
ミルガズィアさんとメフィが回復呪文を唱えはじめる。
この間、光の剣の一族は呆然と見ているだけである。
「魔王剣っ!」
「おりゃあああああああっ!」
「崩霊裂っ!」
ルーク、ガウリイ、ミリーナの攻撃をあっさりよける・・・・が。
「ふっ!」
ガウリイの、気合いを込めた一閃が、空間ごと魔族を切り裂いたっ!
「っがっ!?」
小さくのけぞり、そこに、黒い錐が虚空から更に貫く!
「・・・ゼ・・ロ・・・さ・ま・・・な・・・ぜ・・・・?」
滅びそうになりながら、その魔族が聞いた。
「僕も、ゼラス様も、あの御方も・・・今回の旅で、リナさんがかなり気に入ってるんですよ。」
「・・・手は出すなっていう忠告は出しておいたはず・・・それを破ったものへの罰でもある。」
めづらしく威厳のある声でSが言った。
「・・・く・・・・」
それだけ聞いて・・・・それは滅びた。
「・・・・リナはっ!?」
ガウリイがリナへ駆け寄る。
「傷は完全にふさがった。だが・・・・血を流しすぎている・・・今晩が山だろう。」
「・・・みなさん。会議はお開きです。・・ガウリイ。おまえの部屋の隣の寝室にリナさんを運んで看病を。
  その隣二つはルークさんとミリーナさん、反対側の二つはミルガズィアさんとメンフィスさんの部屋になっています。
  エルさん、ゼラスさん、ゼロスさんは、向かいの部屋三つです。」
フェイルがてきぱきと仕切る。

・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・
「ようすはどう?」
「お、ミリーナ。・・・また少し熱が上がって来た。」
ガウリイが付きっ切りでリナを看ている。
「そう。・・・氷のかえよ。それから、食料を少し。お腹すいたでしょ?」
「おおっ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃまするぞ。」
「あら、ルーク。」
「解熱剤もらってきた。・・・それからタオルの新しいやつ・・・」
リナはかなり苦しそうである。
・・・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・
「・・・ほかの皆はどうしてる?」
「例の3人は寝た。ほんっとに高みの見物だな・・・・」
「ミルガズィアさんとメフィはリナのお姉さんに知らせに行ったみたいよ。」
「そっか・・・ルナさんならすぐにでも来るー」
ばたばたばた・・・ばたんっ!
「リナっ!?」
まじですぐに来るし・・・・・
「・・あ、ありがとう。皆さん。」
「じゃあ・・・オレ、食事とってくるんで・・・リナを頼みます。」
そのころ。リナの精神体は・・・エル、ゼロス、ゼラスと談笑などしていたりするのだが。
それは言わぬが花というものである。





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リナちゃんピンチ・・・かとおもいきや・・・
談笑してるし・・・っ!?

次回から単発キャラ出ます。
単発じゃなかったりするかもしれないけど、気にしないで下さい。
キャラによって出てる時間が違うのも気にしないで下さい。

わがままだな私・・・

まあ、とにかく、展開がめちゃくちゃです。
でも、見てやって下さい・・・。

それではっ!