ぢつは今日校外模試だったもんで・・・・やっとおわったv
というわけで、11です。何か、12だったよーな気もしないでもないけど、気にしないことにしました。
それでは・・・行きましょうか(汗)
(L様が扉の陰から不吉な笑みを浮かべて笑っている)
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「わかりやすい 四王」11
『むぐぅっ!?』
地竜王・火竜王一派は・・・・マドレーヌを食べたとたん・・・・
顔色がいっきに、白に変わり、紫になり、破壊衝動に刈られはじめ・・・・
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「フレイム・ブレス!」
「ルーンストライド!」
「カオティクディスティングレイト!」
「メギド・フレア!」
何がなんだか・・・・
あたりに神聖呪文やら、なにやらをぶちかます。
おかげで神殿は跡形もなく消え去った。
「火竜王、自らの神殿を、壊したのみならず、神族としての自覚が足りない。よって、追放決定。」
ミリーナが、冷静にそう宣告したのも、聞いているのかいないのか。
暴走は、マドレーヌもどきの効果が消えるまで続いた。
「・・・・・・・・・・・とりあえず、あんた、クビね♡」
騒ぎを感じ取ったルナが、来てみたらこのありさまである。
最初の一言が、それだった。
「地竜王は、当分のあいだ謹慎。
・・・火竜王の方は、上層部の方から正式に、神族追放処分の決定書類が届いたから。
・・・・前々から申請してあったのよね・・・。」
ミリーナが、彼らが暴走している間に、
神族の規定とそれを破ったものへの処置の規定から、会議をする前にはじき出したのだ。
「あんた、どの世界にいっても、神族とはみなされないから。全世界に通達行ってるし。
出戻りなんてもっての外。あんたが得意な『火』の精霊術も使えないし、あたしの力を使った神聖呪文も使えないから。」
「・・・・・なんなら、あたしたちがいい仕事場紹介するけど?・・・結構、給料はいいみたいよ。」
リナが、何やら笑みを浮かべる。
・・・・・ははーん・・・・・・混沌宮の前庭掃除ね♡
確かに、給料は、『火竜王』という役職より、はるかにいい。
・・・・・・・・・・仕事をきちんとこなせば、の話だが。
「ほほーう。・・・たかが人間の給料で、今までの給料以上のものがあると?」
ばかにした・・・って言うか、やけくそ気味な声が響く。
「エルの宮殿の前庭掃除♡」
びし。
「人員足りないみたいよ♡」
「リナ・・・・・あれって、確か、犯罪者の罪償いようの仕事じゃなかったっけか・・・?」
「なにいってんのよガウリイ。このウラバザードは、立派な犯罪者よ。L直属の部隊、古代竜一族を攻撃した時点ですでに。」
「をををっ!そういえば!」
『なっにいいいいいいいいい!?あの方直属ぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?』
一同声を上げる。
「そうですわ。・・・まあ・・・かなり膨大な人数ですけど・・・」
フィリアがそう言う。
もと火竜王たちは未だに凍り付いている。
「じゃ、そういうわけで・・・・・・・・」
-闇と光のはざまに在りし場所 まったき純粋なる場
無と有の交錯せし場所 我ここに、一人の犯罪者を前庭に送る!-
リナが、一応人前なので、適当な混沌の言葉でそういって・・・
「転送!」
ウラバザードは、あたしの宮殿の前庭の掃除人になった。
・・・とりあえず。火竜王の椅子はしばらく空いたままになりそうである。
「さて・・・我らはそろそろ帰るとしよう。」
部下Sが、シルファとゼロスにそう言ったのは、神殿の近くの町でのことだった。
他の一派や、ルナたちは帰った。
達也と舞とアインは、休暇が終わったとかで、帰った。
・・・あたしが終わらせたんだけどね。
もっとも、ルナが帰ったのは、部下Sの怪しい笑みのせいだったらしいが(笑)
「シルファも、元冥王の配下のもの達や、他の魔族どもに知らせなければならぬだろう?」
「はい。」
・・・・・・・・・・・おーい・・・・魔族って聞いただけで、あたりの人が凍り付いてるぞ。
「・・・ゼロス。お前も、仕事があるだろう。いつまでもシルファにかまっているわけにもいかんぞ。」
諭すように言う部下S。
「・・・はい。仕事を済ませてからにすればいいんですよね?」
「そういうことだ。」
「ルビーアイ様ぁぁぁぁぁぁぁっ!そんなあぁぁぁぁぁぁぁっ!」
シルファが抗議する。
その名を聞いて、椅子から転げ落ちたり、テーブルごとひっくり返っている店の客。
「だいたい、上層部への報告が一年半分もたまってる貴方が言えたことじゃないじゃないですかぁっ!」
「な・・・なぜそれをっ!?」
「情報屋ですから♪」
・・・・そういう問題じゃないと思うけど・・・・?
「まあ、そのあたりのことは、あとで全部すますとして・・ゼロス。あなた、獣王宮に仕事がたっぷりあるんじゃないの?」
「はっはっは。たかが書類の百枚くらい、一時間で終わりますよv」
「・・・え?十分で終わるでしょ?余裕で・・・・」
ぶふふふっ!げふげほげほっ!
シルファがさらりといったが・・・・まあ、シルファならねぇ・・・・
仕事が趣味らしいし・・・
「やっぱ、書類が一億枚(光のデータにすると、家一軒分?)くらいはないと♡」
・・・・・・・・・・シルファって、やっぱり変わってるわ・・・
「・・・・そ・・・そおですか・・・・・・?」
ゼロスが、その中に含まれているいやみに気づく。
(つまり、シルファはまだ根に持ってるんですね・・・・三人・・いえ・・・五人分の仕事、一人でやらされたこと・・・・)
ゼロスがこっそり汗している。
「・・・まあ・・・・仕事もあるし・・・戻るぞ。」
魔族(?)三人(?)は、空間を渡って消えた。
・・・・・・・食堂のど真ん中で。(爆)
「・・・・・行っちゃった・・・・・」
「・・・・なあ、今度は、どこに行くんだ?リナ。」
「そぉねぇ・・・・このまま、火竜王の支配していた地域を旅しましょ。」
かくて、リナ・ガウリイ・ルーク・ミリーナは、旅立ったのだった。
一方、魔族組み。
「それでは、僕はここで失礼します。」
ゼロスが、途中で獣王宮に向かい、シルファと部下Sが冥王宮へ。
「冥王宮は、一応ここだ。」
精神世界から出て、シルファが目にしたのは・・・・
「悪趣味・・・・・な宮殿・・・・・」
「うむ。ふぃぶりぞだからな・・・。」
あますとこなく、水晶や金、銀、オリハルコンに金剛石などが使われている。
「・・・・・しかたない・・・分散!」
シルファが、手にした錫杖(実は宵闇だったり)を一振りすると、冥王宮が、粒子レベルにまで分解される。
「・・・・再構成!」
そして、錫杖をこつん!と、地面に打ち付けると、粒子が集まり、宮殿が作られる。
「・・・・ほう。なかなかやるな。センスもいい。」
「おそれいります。って言うか、あんな悪趣味な宮殿すめませんって。」
「まあな。」
宮殿の造りは一切同じ。
ただし・・・・装飾のたぐいが変わった上、魔力強度もあがっている。
部下Sは、そこまでは気づいていないのだが。
「せ・・・赤眼の魔王様!?どういうことですか?これは!」
一人の神官が出てくる。
紺色を基調とした神官服を来た、黒髪黒目の高位魔族である。
「・・・こいつは、冥王副神官ノーリア。いちおう、冥王副将軍のハイトスとともに、冥王一派を支えている。」
「それにしては、荒れてますけどねぇ・・・」
たしかに。
あたりの森やら庭やらは荒廃しまくっているし(もともと砂漠の中だったし・・・)、あたりは、がらの悪い魔族がうろうろしている。
「・・・失礼な!・・それほど、冥王フィブリゾ様が尊敬されていたということだ!」
「あのフィブリゾが、ねぇ・・・・?自信過剰のわがままで、現在青虫街道爆進中の、あいつがねぇ・・・・・。」
「・・・・・・まあ、的確な表現ではあるな。」
現在、フィブリゾは、青虫になってはいるが・・・
ちょっと前までは、シルファがこき使っていたのだ。
少し改心したようである。
「・・・・・・・・・シャブラニグドゥ様!この無礼な娘は何者です!?」
「・・・・・・新冥王シルファだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『えええええええええええええええええええっ!?』
いやそうな声が当たりに響いた。
「・・・・・フィブリゾもしつけがなってないわねぇ・・・・お仕置きしちゃえ♪ってことで・・・・」
シルファが、嬉々として、そういった。
「いらっしゃい!フィブリゾ!」
「・・・・・何の御用ですか?シルファ様。」
青虫のまま、フィブリゾが出てくる。
・・・・・・何か、涙なんか流してみてるけど。
「貴方、部下にどういうしつけしてるのかしら?この私を、無礼な娘呼ばわりするような部下にしつけてるの?ん?」
「えええええええっ!?誰がそんな事言ったんですか!?」
恐怖に引きつった声でフィブリゾが悲鳴に近い声を上げる。
部下Sや、冥王一派は、それを呆然と眺めている。
「・・・・・・なんか話しにくいから・・・元の姿へ!」
シルファがそういって、フィブリゾを元に戻す。
「・・・・・・感謝します。・・・・・・・で?だれだい?この御方をそんな風に言ったのは?」
「ノーリアだ。」
非情にも部下Sが教える。・・・・・・・・別に非情でもないか。
「ほほぉう。後でたぁっぷりお話をしようね♪」
「ふぃ・・・フィブリゾ様?」
「・・・・・ま、とにかく・・・・どういうことだ?」
部下Sが、シルファに聞く。
「L様が、『こき使ってやって♡』って、くださったんですよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ、取り合えずフィブリゾはシルファの配下ってことで依存ないな?」
「ありません。」
不満そうなオーラが漂いまくっているが・・気にしないのがシルファ。
「では、私はカタートに戻る。後はそいつらに聞け。」
「はい。」
部下Sは、カタートに戻った。
あたしが、大鎌もって待ち構えてるとも知らずに。
・・・部下の責任は上司にあるものね。これも全部、部下Sが悪いし♪
それはさて置き、シルファたちは・・・
「フィブリゾ様・・・?なぜこんな小娘をかばいだてなさるのですか?」
「この命知らずぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
頭を抱えるフィブリゾ。
「気にしないでいいわ。フィブ。たぶん、ゼロスにぼこぼこにされるだろうけど。」
「それが一番厄介なんじゃないですかあああああああ!」
「そうでもないわ。きっと、笑いながら錐ですこしずつきずつけられるくらいよ。」
「・・・・そ・・・・それでもかなり痛いんじゃ・・・・」
「だいじょうぶよ。貴方があの人に受けたお仕置きに比べれば、かゆい程度だから。」
言われて、黙りこくるフィブリゾ。
「・・・・・・・なぜ、ゼロスが出てくるのだ?」
ハイトスも出てきて、ノーリアとそんな事を言っている。
「・・・・・・ったく・・・まともな人材いないのかしら・・・魔族って・・」
ぶつぶつ言うシルファ。
『ぎゃあああああああああああああああああああっ!』
と、精神世界から悲鳴が届く。
・・・部下Sを、あたしが一喝して、御仕置きを開始したのだv
「あ。・・・・・・・来てるし。」
「・・・・・・ご愁傷様です。赤眼の魔王様・・・」
いち早く察知するシルファとフィブリゾ。
「きっと、さっきのいやみやらなにやらの責任取らされてるんでしょうねー・・・・かわいそうに。」
いいながら、どこか楽しそうなシルファ。
「・・・・・部下の教育について考えなくては・・・・」
青ざめているフィブリゾ。
分かってない冥王一派。
「・・・・・とにかく。私はシャブラニグドゥ様にもみとめられているわ。反逆するものは、魔王様にも反逆するものと思いなさい。」
シルファがそういって、つかつかと宮殿に入っていく。
慌ててそれを止めるノーリアとハイトス。
「・・・我々は認めていない!」
「じゃまよ。」
どがっ!
「ぐああああああああああああああああああああああああああああっ!」
錫杖形態の宵闇に小突かれてのた打ち回るノーリア。
「く・・・・・くぅ・・・・・・」
「言っておくけど・・・・・私は甘くはないわよ。」
まあ・・・・ねぇ・・・・・・特に仕事となるとね・・・・・
「・・・・・・・・!?」
と、いきなり上空を見つめるシルファ。
あら。
同時刻。
「む?」
ゼラスとゼロスも、それを察知し、上を見上げる。
「・・・・・きたみたいね。」
「でも、冥王宮に行こうとしてるみたいだから・・・・・」
「シルファたちに任せましょうか。」
「だな。」
リナ達は、気づいていながら、のんきにそういっていた。
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あとがきin混沌宮前庭♡
ね:さあ・・・何が来たんでしょうね・・・
L:あんたが言うな。ちょっと!なんでまえがき、あたしがつく前にはじめちゃったのよ?(にっこり)
ね:い・・・いやぁ・・・・エル様は、お忙しいかと思いまして・・・
L:ふ・・・あたしに疲れなんてあるわけないでしょ?精神的なのは別として。
ね:そういえば、また会員増えたんですよ♡
L:ああ、まいさんでしょ?ちゃんとレス返しなさいよ?あんた一応会長なんだし。出ないとシルファがどういう反応おこすか・・・
ね:う・・・っ!そういえば、このあとシルファさんが仕事のことでちょっと切れちゃうんでしたよね・・・
L:シルファは、仕事とか責任とかいうことにはすごく厳しいからね。
シル:当たり前のことをやってるだけよ。
ね・L:ぎっくううううううううう!
ね:・・・あ・・・一応、頑張ります。
シル:最低でも、このツリーに来たレスにはお返事書きなさいよ?出ないと、暴れちゃうから(にっこり×♡)
L:・・・こわいよ。あんた。
シル:あ、そうそう。エル姉。先月の会議の件の許可書がまだ出てないんですけど?
L:ぎっくううううううううううううううううううううううん!
シル:さ、早く済ませましょうね♡
ね・L:どひいいいいいいいいいいいいいいいい!
(引っ張られていく2人。そこに、メイド姿の火竜王が現れて、掃除を開始する。)
シル:それではみなさま。またお会いしましょう♪
一応あとがきend