L:はい♪
(マイクを誰かに渡すL。)

S:なっがらくおまたせいたしましたっ!
ここに、「わかりやすい 四王」9をお送りいたしますぅぅぅぅっ!

L:はいごくろーさん。
S:あの・・・・なんでわたしが?
L:あ、こないだのあとがきで、ねじばなをちょっと再起不能にしちゃって。
S:それでよく、投稿できましたね・・・・
L:あ、あいつ、書き溜めして投稿するくせがあるから。ワードパッドからコピーしてくれば万事問題無し。
S:そうなんですか。・・・・保険みたいなもんですかね?
L:そおね。
S:しかし・・・・・・ひさしぶりだなぁ・・・・・こおいうの・・・・・
L:・・・・・。(←何か怪しい笑みを浮かべている)
S:・・とにかく、いってみましょう!

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「わかりやすい 四王」9


「・・・・・自滅って・・こういうことを言うんだよな。」
達也が、耳栓をはずして黙とうをささげる一同の中・・・一人つぶやいた。

さて。いやなことは忘れることにして。
一同は街道に出た。
「さて・・・それでは・・・火竜王様の神殿に来ていただけますね?」
ニーギャがいう。
「もちろんそのつもりよ。」
「おいおいおい!」
「こっちには来てくれないんですか!?」
リナが答えると同時に、約二名の声がー・・・って・・・
「フィリア!ヴァル!あんたらどーしてここに!?」
「どーしてもこーしてもあるかっ!父上のつかいだよっ!」
「ヴァリルの?」
ゼロスがヴァルに聞き返す。
「ああ。・・・・火竜王の一族・・・どーすりゃいいかって・・・・。」
「・・・・シェフルは健在?」
今度はシルファが問う。
「ああ。ぴんぴんしてる。」
実は。ヴァルの父と母は、エンシェントドラゴン一族の長で・・・ゼロスとシルファ直属の将軍だったりする。
そのあいだの子であるヴァルは、一応ゼラスの配下になる。
ちなみにゼラスはリナの配下になる。
・・・・・・・まあ・・・たいていゼロスかシルファが借りてるんだけど・・・
「お前ら・・・エンシェントドラゴン一族と知り合いなのか?」
Sがあきれて問う。
「・・・ええ。もちろんですとも♪」
シルファが笑顔で答える。
それを見てニーギャが衝撃を受けたらしく、
「シルファ様!なりません!このような魔族と馴れ合うなど!」
・・・・・さっき、冥王だって言ったでしょーに。
「あのね・・・あたしも魔族なんだってば。」
「いーえ!そのような嘘はなりません!」
フィリア以上の堅物である。
「あ、シルファ様。シェフル様からこれを預かってます。」
フィリアが、ニーギャを完全無視して渡す。
「・・・・・・わかったわ。・・・・ゼロス。」
「ええ・・・・灰翼将軍ヴァル。灰翼神官フィリア。黒翼将軍ヴァリルと白翼将軍シェフルに伝えて下さい。」
「『これより、我らは火竜王の神殿に向かう。現状維持し、敵が一日経っても撤退せぬ場合、攻撃を許可する。
  なお、この戦闘を理由にした職務怠慢は、許さぬ。』と伝えて下さい。」
・・・・職務怠慢って・・・シルファ・・・すっかりリナ達がいないころの癖が付いちゃって・・・
まあ・・・あたしでも許さないだろーけど。
「かしこまりました。」
「・・・たまには家にも寄ってくれって言ってた。それでは!」
2人は、瞬時に神殿に戻った。
「ま・・・ヴァリルとシェフルがいるならエンシェントドラゴン一族は傷一つつかないでしょ。行きましょっか?火竜王の神殿に。」
リナがつぶやき・・一同は、即座に転移した。

「・・・・それにしても・・・まだ正体わかってないみたいですね。シャブラニグドゥ様の・・・」
ゼロスとSがひそひそとしゃべっている。
「一回ばらしたと思うんだが・・・現実逃避に記憶を抹消したらしいな。」
「まあ・・・その方が都合はいいですけどね・・」
火竜王の神殿は・・・・列車の暴走以前の代物になっていた。
まあ・・・あんな代物・・・・神殿にできんわな・・・
リナ・・実際はいいセンスしてるくせに・・・人間のときは美的センスが変になるようになってたものね・・
「・・・ここでおまちください。・・・・先ほどの一件と・・・そこのゼロスなどのことをお話して許可をいただいてくる。」
シルファに対する態度とその他に対する態度が違う。
舞は、達也の指示で、何やら怪しげな料理を作っている。
・・・・・何するんだろ?
しかもガウリイとリナ混ざってるし。
楽しくなりそーね♪・・・あたしも暴れたいわぁ・・・・
今度は部下Dの世界の・・・ケイン達のところ行って暴れてみようかしら♪
ま・・・それはいまはおいといて・・
「・・・・・・・ねぇねぇ・・・ちょっとゼロス!あんたもこっち来て手伝いなさい!」
リナがゼロスを呼んでいる。
ゼロスの料理は、はっきり言って・・・舞を超える(爆)!
「・・・・わかりました♪」
(かわいそうに・・・・・・・・・・・)
ルークとミリーナはそう思っていたりする。
待つことしばし。
料理の完成とともに、ニーギャと長老たちが出てくる。
「久しぶりだな。人間の娘よ。」
まるでミルガズィアさんみたいな台詞をはく。
「・・・・・そうね。一応・・こちらの紹介をしておくわ。まず、あたしは言わずと知れたリナ=インバース。
  こっちも知ってるでしょ?あたしの自称保護者のガウリイ=ガブリエフ。
  んでもって・・・・竜族なら誰でも知ってる獣神官ゼロス。」
「お久しぶりです。」
ぺこりと礼をするゼロス。
(負の感情がおいしい・・・)
Sとシルファとゼロスが同時にそんな事を思っているのはほっといて。
「・・こっちがあたしのたびの連れで、ルークとミリーナ。ルークはシルファと義理のいとこの関係にあたるわ。
  シルファについては・・言うまでもないかしら?」
冥王だということはわざと伏せる。
「で・・・こっちの神官らしき魔道士が、レイ=S=ルビーよ。」
これは、Sが作った偽名である。見る人が見ればめちゃくちゃわかりやすい偽名だが。
「お見知りおきを。」
ゼロスと同じ様に挨拶をする。
「こっちが、STSの達也。双子の妹舞。そっちが感情登録知性体のアイン。一応異世界人みたいなもんよ。今は休暇中。」
「よろしくな。」
「よろしく♡」
達也とアインが意味ありげに挨拶し・・・
「はーい♪あたし、舞ね♪これ、舞とみんなで作ったの♪みんなで食べてね♪」
言って、さっきの料理を差し出す。
どうやら、マドレーヌらしい。見た目は何の変哲もないマドレーヌだ。
「一応、受け取っておく。」
(ご愁傷様)
ゼロスと舞の料理を知る一同、黙祷をささげたりする。
「・・・・・・で・・・ゼロスよ。何故ここに来た?
  今、ここに火竜王様がいらっしゃるのはしっておろう。おぬしでもかなうまいに。」
「それはひみつです♪」
いつものポーズでそう言う。
「ふん・・・・エンシェントドラゴン一族についてなにかあるのだろう。
  ニーギャから報告は受け取った。やはりあの一族は魔族の配下であったか。」
『ちがうちがう。』
一同ぶんぶんと首を横に振る。
まるで打ち合わせてあったかのように、同じリズムで、同じ方向に。
「彼らは魔族じゃなくて、僕とシルファとゼラスにつかえてるんですよ。
  例えば、覇王様が彼らに何か命じたとしても、彼らは動きません。たとえそれがルビーアイ様だとて同じ事です。」
ゼロスが解説してみるが・・
「貴様が、奴等を動かせと命令されれば同じ事ではないか?」
「彼らは魔族のためには動きません。」
シルファが断言する。
「・・・まあ・・その話は中でしよう。ちょうど今・・・四竜王が集まっておってな。」
『げ。』
アクアもいるということである。
「ま・・・まあいいわ。いきましょっか。」

回廊を通り・・・大ホール。
今、そこには四竜王とその配下のものが数名ずつ、座っていた。ちょうど会議のような形で。
「ああああああああああああああああああああっ!
  なんで・・・なんでここにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」
リナ達をみるなり、水竜王が慌てまくる。
「あ、気にしないで。アクア。ただちょっと、火竜王に用事があるだけだから。」
「そ・・・そぉですか。もしかしなくても、古代竜一族のことですね。」
「そのとおりです。さすがは水竜王様。よく分かっていらっしゃる。」
「あ、ゼロスとシルファ。今度の忘年会、いいお酒が手に入ったわよ?極上の吟醸酒!」
『やった♪』
ゼロスとシルファが喜ぶ。
「・・・・・わたしも混ぜてもらってかまわんか?なにぶん暇で暇で。」
Sが水竜王に問う。
「あ、もちろんオッケー♪どーせならあなたの部下も呼んでいいわよ?」
「そうか。それはよかった♪」
・・・・・・・・・・完っぺきに打ち解けてるし・・・・
「あ、リナ達も来る?神族は一切抜きの忘年会と新年会。」
「いくいく!どーせだからエルもよぼっか?」
『それは遠慮します・・・(滝汗)』
・・・・・いってやろっと・・・・・(怒)
「まあ、それはおいといて・・・ミルガズィアさんにメフィまでいるとはおもわなかったわ・・・」
「・・・・我々も、おまえたちが来るとは予想していなかった。」
「まあ・・・当事者が来たからには・・・説明の暇が省けますけど。」
説明・・・当事者。つまり・・・・・・・・・・・・・・・・・?
「という訳で・・・先ほども言いましたが、
  我々のもと結界内区域では『デモン・スレイヤー』として有名なリナ=インバースどのと、ガウリイ=ガブリエフどのです。」
(うげげげげげげげげっ!)
リナは内心うめく。
「このような娘が?」
「ゼロスなどを連れ歩くような人間の娘が・・・どうしてそういった二つ名を持つ?」
「魔族のわなではないのか?」
口々に言う竜王たち。
(しーらないっと・・・・・・・)
リナの連れのほとんどがそう思うと同時。
- 闇よりもなお暗き存在 夜よりもなお深き存在
混沌の海 たゆたいし存在 金色なりし闇の王
我ここに汝に願う 我ここに汝に誓う
我が前に立ちふさがりしすべての愚かなるものに
我と汝が力もて 等しく滅びを与えんことを! -
「うわわわわわわわああああああっ!リナぁぁぁぁぁっ!」
「それは止めてえええええええええええっ!」
「止めろおおおおおおおおおおおおっ!やめてくれえええええええええええええっ!」
ガウリイとミリーナとルークが叫んでとめる!
「だいじょうぶよ。わたしとゼロスで余波防ぐから。」
シルファが紅茶をすすりながらいう。
『そおいう問題じゃないだろーーーーーーっ!』
今度はミルガズィアさんやメフィ、アインも混ざる。
「・・・・・・・ま、あきらめるのが一番だと思うが。」
達也は、シルファやゼロスに混じって紅茶をすすっている。
部下Sは、水竜王と、詳しい忘年会の打ち合わせに現実逃避。
ほかの竜王たちは、リナがなにをしようとしているかも知らずに・・・・
「これだから人間は・・・・・・やはり魔族と契約でもしているのだろう・・・」
「だが・・・いつぞやのダークスターの一件はこの娘らが・・・・」
「どうせルナ殿が手助けなさったのだろう。」
・・・・・・・・・・・ぷち。
あたしが。リナが。ガウリイが。ゼロスが。シルファが。ルークが。ミリーナが。きれた。
「重破斬!」
リナの手のひらに混沌が収束しはじめ・・・
「無破斬!」
「有破斬!」
シルファの手に無が。
ゼロスの手に有が。
「精破斬!」
ガウリイの手に精霊力が収束する。
「・・・・・・あああああああっ!なんかものすごい気配がすると思ったらああああああっ!」
いきなりゼラスが現れて絶叫する。
「ちょっとルーク!ミリーナ!ついでにアメリア!あんたらも全力で結界はってえええええええええええええっ!」
急いで、Sがいることなどおかまいなしに全力で結界を張る。
「何ですかゼラスさん・・・・・って・・・・・えええええええええええっ!」
アメリアも現れ、全力で結界を張る。
「ゼルガディスさんんんんんんんんんっ!手伝って下さいいいいいいいいいっ!」
そーいえば・・・・ゼルも復活したんだっけ・・・
「何だ・・・・・って・・・何やってるんだああああああああああああっ!?」
ゼルも現れ、急いで結界を張る。
結界が張られるのと同時に。術が・・・・・発動した。

荒れ狂う混沌の力がすべてを飲み込み、混沌に帰す。
もちろん、あたしが残らず追い返してるけど。
ふん・・・・。あたしの娘を愚弄するからよっ!
ちなみに・・・混沌の一族以外のやつはその場で気絶していた。





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L:・・・・・・・あ・・・いいな・・・・あたしも暴れたかった・・・
S:えーと・・・・・・・何で・・・ゼロスとシルファがあんな術を・・・・
いやそれ以前にゼラスとかアメリアとかゼルガディスとか・・・
L:・・・・・・記憶、消去ね♡
S:え?
どごし。
L:ついでに殴ってみました♡
ね:ふぃー・・・やっと抜け出せた・・・
L:あっ!?
ね:それでは皆様、短いですけど、さよならなのです。期末試験一週間前をゆうにきっているのです!
L:こらちょっとまちなさ・・・
-ぶち。
(放送がきれる。)
-ぷちん
L:ち・・・・混沌宮の迷いの間にほうり込んどいたのに・・誰か抜け出す手助けしたわね。
-ぶつ。
・・・・・・・・・・・・しばらく無音が続き・・幕。