ちなみに、活動内容、微妙に変更しました。
L様を活躍させるのは、自分の小説の中だけでなく、あとがきや、レスでもいいです。
でないと、L様が出てくるの以外のは、書きにくくなっちゃいますからね。
という訳で、相変わらず遅々としたペースの「四王」を。

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「わかりやすい 四王」8



「ともかく・・いくぞ。」

ルークのいえは、でかかった。
インバース家やガブリエフ家ほどではないが。
「・・・で?いったい何やってたんだ?」
ルークの父、ローフ。黒髪にセピアの目なのはルークに似ているが、
いかんせん、変な風にはやしたあごひげが、ハンサムをだいなしにしている。
「数年前、ミリーナと出会ってから、暗殺やめて、お宝探し人やってたんだよな。みりーな(はぁと)」
「そうね。」
「・・・・・・ほほぅ。(ぴくぴく)」
眉が引きつっているローフ。
「でも・・・半年ほど前から波瀾万丈な人生を・・・」
「ほほぅ?」
「何しろ・・・普通のかわいい村娘だと思ってたシェーラちゃんは覇王将軍で、
  シェーラの武器・・っつーか配下の魔族か・・・ドゥールゴーファによってデーモン化されたやつと戦って・・」
「マテ。」
「その時は、リナさんの機転でなんとか倒して、シェーラも一応ひいてくれて
  ・・・そのあと、ソラリアで、その時に魔法剣を取り合ってた謎の一団と衝突したのよね。
  ・・ルヴィナガルドのもと国王と近衛兵団だったかしら。」
「いや、だからマテ。」
「そーよ。そのあとどーしてたの?」
「ああ・・・てきとーにそこいらのお宝あさって、ジェイドと出会った。」
「まったく大変だったわよね。ディルス国王に取り入った、腕の立つ傭兵があのシェーラだって言うんだから・・。
  途中、リナさんたちとであって合流して・・・
  ディルスに行ったらジェイドさんは騎士のくらいを剥奪されてご丁寧に家まで取り壊されて、お父上は謎の病死。
  城に潜入したら初っ端から魔族が出てくるし・・・」
「だから激しくマテ。」
「なんとかであったアルス将軍という心強い味方を得て、シェーラ倒して一段落付いたと思ってディルスを去ったら・・
  ・・・ミルガズィアさんとメフィが出てきた。」
リナの言葉に、2人は頷き、
「・・・さすがに驚いたわ。あのミルガズィアさんが水竜王につかえる黄金竜の長老だなんて。
  メンフィスさんも、結構主要なエルフの村の長老の娘って話しだったし・・・」
「・・・・・確か・・・そのおやじギャグドラゴンが、『わたしは今とそっくりな状況を目にしたことがある。』て、
  デーモン大量発生の件のことをいってたな。」
「そうそう。『即ちー降魔戦争の再現』とかいわれたときにはもぉどーしよーかと思ったわね。」
「だからきけぇぇぇぇぇ!」
「とりあえず、竜の峰に戻ろうとしてたら、ディルスの門番その一ことマイアス君が、
  『まだ事件は終わってないみたいなんです。』だもんねー・・・しっかもその大ボスが覇王グラウシェラーときた。」
「シェーラのヤロー・・・滅ぼしてたからなー・・・俺ら・・・」
「・・・・もーいーです。続けて下さい・・・・(泣)」
さっきからローフがなにやら言っていたが、あきらめたらしい。
「とりあえず、覇王は撃退して・・・そのあと、セレンティアでまたまた偶然であって、
  ミリーナは毒でやばくなって、ルークは暴走して、大惨事だったわねー・・・」
『うぐっ!』
リナの台詞に2人が固まる。
「そのあと、あたしらに対して、魔族がサイラーグにエスコートしてくれるから何かと思ったら、ルークが待ってたんだもんねー。
  ・・・その身に7分の1とはいえ魔王を宿すものとして。」
「オレらに、たたかってほしい、だもんな。・・・・つきあってやったけど。」
「すまねぇ・・・・」
「いーのよ。何もかも全部Sが悪いんだから。」
「そーだな。」
「・・・・・・・・Sって言うな。Sって。」
いーじゃない・・・どーせあんた、この五人の中で一番下っ端。
「で・・・・・・まあ・・・いろいろあって、こーしてここにいる・・・と。」

「・・・・・ねぇ・・・ゼロス。」
「はい。何でしょう?シルファ。」
「ローフさん・・・今・・・真実が知りたいとかいってなかった?」
「言ってますねぇ・・・・リナさんたちかたくなに拒否してますけど。」
「・・・・少し・・・面白くしましょ♪」
「賛成です♪」
この2人・・・何か企んでるし・・・
「そうそう・・・ローフさん。」
早速ゼロスが話しかける。
「自己紹介がまだでしたねぇ・・・」
「そーいえば。」
「・・・俺は・・・言うまでもねーな。ルークだ。・・・で、こっちが俺のおやじのローフ。
  ・・こっちは、お宝探し人で、俺のパートナー兼恋人のミリーナだ(はぁと)」
「恋人じゃあないわよ。」
正確にはすでに夫婦である。
でも・・・みーんな、結婚式あげてないから・・一部の人しか知らないのよねー・・・
「で、こっちがかの有名なリナ=インバース。こちがリナの自称保護者のガウリイ=ガブリエフ。」
「よろしく♪」
「おう。よろしくな。」
『リ・・・リリリリリナ=インバースぅぅぅぅぅぅっ!?』
一同かなり驚く。
・・・・・あ・・・・結構負のオーラが出てる・・・
「あの・・・友達になりたくないリストナンバーワンの!」
「暗殺の標的にしたくない相手ナンバーツーの!ちなみにワンはフィリオネル=エル=ディ=セイルーン!」
『フィルさんかいっ!』
リナとガウリイが突っ込む。
「・・・・で・・・こっちが、言うまでもなくシルファ。」
「シルファ・・・おまえはいったい何やってたんだ?」
シルファの義父が、眉を吊り上げていう。
「仕事。・・いやぁ・・・疲れるの何の。一ヶ月で部屋十三個分のデータ処理なんて・・・」
『まだ根に持ってる・・・・』
リナ、ガウリイ、ゼロスが同時につぶやく。
「あ・・・ちなみに、あたし、新冥王・・・つまりは高位魔族になった〜♪
  上からの命令だったら、この町でも平気で滅ぼしちゃうからね♪」
『んなわけあるかあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』
「いや。事実だ。・・・わたしの名は、レイ=シャブラニグドゥ。いわゆる北の魔王だ。
  水竜王に・・いや・・違うか・・ともかく、力のみ封印されているがな。」
『かたりは止めろ。』
「かたりなどではありませんよ?
  あ、ちなみに僕は、五人の腹心の一人、獣王様につかえる、直属の獣神官で、ゼロスといーます。よろしく。」
「言っとくけど事実だぞー。・・まあ・・今はレイのやつは力が封印されてるから、暇だってんで付いて来てるんだが・・」
「ゼロスはそのお供。シルファも同じく。」
「あ、ちなみに俺の名前は達也だ。」
「あたし、舞ね〜♪よろしく!」
「わたしの名はアインよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『名前は分かった。』
「素性は信じられんな。」
ローフのその言葉に、ゼロスとシルファがにやついた。
「じゃあ・・証明してあげましょうか?」
「・・・・・今ここで・・・この町・・・消し去って差し上げましょう・・・。」
・・・・・・・つまり・・・暴れたかったわけね・・この2人・・・・
「ちょ・・・ちょっと待て!その前に、言っとくが、この町には金目のもんがいっぱいあって・・・
  その中に、俺達の宝玉が紛れ込んでるから・・だからここに来たのに消したりしないでくれよ!?」
ルークが、慌てていう。
『宝玉がっ!?』
四王、同時に叫ぶ。
宝玉・・・ある程度力のあるものは、力を集めて、宝玉にできる。
作れるやつなら、力の回復なんてすぐできるから、宝玉はあってもなくてもいいのだが・・・
分身を作るときに結構役に立つのである。
例えば、シルファは例のデータ室十三部屋の処理の際、これを作って、意志を一部分離し、宝玉を身体として、分身を作った。
宝玉は、力の塊だから、精神体として分身となったまま維持できるのだ。
言い換えれば、宝玉を作れないものは、精神分離が行えない。
「・・・・・確かに波動がありますね・・・」
「・・ねえ、ローフさん。この村に・・『この宝玉を使うと、魔力がかなり増幅される』ってな宝玉、ない?」
「・・・・・・・・あるが・・・・・」
「どこ!?」
「・・・・・・・渡すわけにはいかん。あれは、この町の結界の維持に使っている。
  この町がデーモンの被害に遭わないのもそのおかげだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
「結界?んなもんあった?」
「・・・・・そーいえば、ありましたねー・・・薄っぺらーい・・・それこそデーモンみたいな半間族にしか通用しないよーなのが。」
「まあ・・・一定範囲内にあるんなら・・宝玉の召喚くらいわけないから・・いっか。」
リナとゼロス、シルファが口々にそう言う。
そして・・・リナ、ガウリイ、ゼロス、シルファ、ルーク、ミリーナが、宝玉を召喚する。
『・・・・宝玉よ・・・汝が主のもとにとくきたれ・・・』
カオスワーズがながれ・・・それぞれの手に、ぞれぞれの宝玉がいくつか現れる。
「な・・・んだと!?」
ローフが驚愕の声を出している。
「・・・・お?結界消えたみたいだぞ?」
ガウリイがそう言い・・・同時に、町のはしっこで爆発が起こる。
デーモンがいきなり出てきたらしい。
「・・・・・・・・それをすぐ戻せ!」
「やだね。これは元々俺達のものだ。」
「そーよ。何なら・・・みる?」
ルークとミリーナが、宝玉に意識の一部を転移する。
と・・・宝玉が輝き・・・・ルークとミリーナの分身の出来上がり♪
「・・・・・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・・・・・」
Sも驚いて言葉も出なくなっているが・・・・お前もできるだろーが・・・・・精神分離。
「よし。ついでだ。仕事してきてくれ。」
「お願いするわ。」
『かしこまりました。』
言って、その分身は消える。
ま・・・わかりやすくいえば、シェーラとドゥールゴーファの様なものだ。
部下として扱う。

「・・・・・・じゃ・・いこっか。次。・・・・・・達也たち、どこ行きたい?」
シルファが、そう言う。
「・・・・・・その前に・・・宝玉は取り戻したわけだから・・・この町つぶしていきましょ。暗殺者なんて物騒だし。」
魔族のほうが物騒だろ。アイン。
「そーねぇ・・いーですか?シャブラニグドゥ様♪」
「許可する。存分に暴れてこい。」
「・・・・・・・まあ・・・あのおやじも実は養父だし・・・いっか。」
「そーね・・・ま・・・目をつけられたのが不運だったと思って。」
ルークとミリーナは、止めるつもりはないらしい。
「あ、俺もやる!新しい呪文の試し討ちしてみたかったんだ♪」
達也も混ざるらしい。
あー・・・あれ、試すのね・・・
「あたしらは見物してるわ。」
「頑張れよー・・・・どっちとも。」
「じゃあ、舞は何か作ってるー♪」
『それはやめてくれ。』
「えー・・・・」
・・・・・・・・・・と・・・・・・そこで・・・町の人達がきれた。
「死ねっ!」
それぞれに、暗殺武器を所持して向かってくる。
しかし・・・・・・・
ひゅん! どがあああああああああああああああああああっ!
シルファの槍の一振りで、近くの建物が、地面ごとえぐれる。
直撃した人間については・・・ご愁傷様ってことで。
「シ・・シルファ・・・いくらなんでも・・・宵闇使わなくっても・・・」
ミリーナが冷や汗かいていっている。
「・・・・く・・・このっ!」
町の半分が吹っ飛んだというのに、まだ生きている。いや・・・生かされている。
「・・・霊斬怖!」
達也が、なるべく、シルファが壊した範囲を狙って呪文を放つ。
・・・精神体を、恐怖で斬るという高度なわざ。
魔族などの精神生命体が受けた場合、自らの恐怖が助長して、かなりのダメージを受ける。
人間が受けた場合は・・・ま・・・脳死状態に陥る。
人間も、精神体なきゃ生きてらんないから・・・脳死して二三日であたしのところに来るかなーってとこか。
「達也・・・それ・・・いつ使うつもりなんですか?」
アインが突っ込んでたりもするが。
デーモンあたりなら一発でかなりの数が滅ぶから・・・いいんじゃないかしら?まわりの地形だとかへの影響ほとんどないし・・・
「・・・・こうなったら・・・我々一族に伝わる秘術を!」
そういって、まだ生きてたしぶとい奴等が何か呪文を唱えはじめる。
それにしても・・・・・・・・・・・・・・・・何・・・・?この呪文。
「・・・・へぇ?竜破斬並みの威力があるみたいですねぇ・・・・」
ゼロスがのほほんとそんな事を言っているが・・・シルファは・・・・かなり青ざめている。
「みんなっ!急いで耳栓!あれ、竜族が教えたっていうやつだからもしかすると・・っ!」
ルークも青ざめて皆にいって・・・
『わかったすぐしよう!』
一同耳栓をする。
『 !』
何といったかは聞こえなかった。
聞こえなかったが・・・魔力が放出されると同時に、音の振動があたりを震わせ・・・
空を優雅に飛んでいた鳥たちはショックで墜落し・・・川をすらりと泳いでいた魚たちはぷかぷかと浮かびはじめ・・・近くの街道にまで影響があったらしく・・・そこをたまたまとおりすがった旅人がけーれんしてたおれ・・
竜族であるニーギャが腹かかえて震えていたりする。
「・・・・・自滅って・・こういうことを言うんだよな。」
達也が、耳栓をはずして黙とうをささげる一同の中・・・一人つぶやいた。





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L:・・・・・・・・・・・
ね:・・・・・・・・・・・
ゼロス:・・・えーと・・・・・
ミルガズィア:どーゆー意味かな?
L:やっぱ・・・・感性の構成、間違ったかも・・・・・
ね:そーですね。
ゼロ:激しく間違ってると思います。
ミル:・・・だから・・・どういう意味でしょうか?(←今さらLに気づいた)
ね:・・・・まあ・・・・楽しいからいいですけど・・・・・聞かなければ。
L:そうね。
ゼロ:ところで・・・・・あなた、「わかりやすい」シリーズ、「四王」で最後みたいなこと言ってましたよね?
ね:・・・・う・・・・・・・・うん・・・・・・・(汗)
L:いまあんた・・・・・・「わかりやすい L様♪」とかいう、番外編組もうかと企画してるらしいじゃない?
リナ:しかも・・・・・ほとんど、かおさんの「L様漫遊気」のぱくり・・・
ね:ぎくぎくぎくぅぅっ!
ゼロ:でも、設定は、「四王」・・・・・・・・・・・・・
L:しかも、覚醒してるし・・・・四人・・・・・
ね:だって・・・・・・やりたくなったんだもん・・・・・・・・
ミル:・・・・・・覚醒・・・・・?
四人:・・・・ぎぎくっ!
リナ:あ・・・・気にしないで。
ゼロ:ええ・・・。あなたには直接関係ないことです。・・・・・たぶん。
ミル:たぶんッ!?たぶんとはッ!?
L:はッ!しまった!またギャグを思いついたわねっ!
ね:緊急警告!緊急警告!視聴者(?)・読者の皆さんは、直ちに耳栓を用意して下さい!
四人:(耳栓をする。)
ミル:たぶんといえば・・・・・・以下、放送規定(または、コード)により、割愛。

L:・・・・・・・・・・・・ま・・・・・・まあ・・・・・・・・・
ね:なるべく早めに、次、投稿しようと思います。
リナ:早くしなさいね♪でないと・・・・・あたし愛用の大鎌、『カオス』で、どつくわよ♪
L:あ、あたしも、『虚』使ってどつきたいわ♪
ゼロ:・・・・僕とシルファも、『暁』と『宵闇』使って暴れたいですね・・・・
ね:・・・・・・・暴れてるのに・・・・・・小説で・・
ミル:・・・・・・・反応がない・・・・
ね:まだいるッ!?・・・・それでは!ねじばなでした!殺気を感じるので、退散させていただきます!(ダッシュで逃げる)
三人:まてえええええええええええええええっ!
ミル:・・・かなりいけたと思ったのだが・・・・・
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