今回は、レンタルしていたキャラ、達也と舞とアインが登場します。
何か吐血の仕方が変ですが、気にしないで下さい。
やってみたかったんです。
それでは!

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あらすじ:あの、シルファが部下S配下の新冥王になった!ガーヴも復活し、なぜか部下Sの氷の封印も解けて。水竜王とちょこっと和解した後、セイルーン王宮を攻めに行った魔族達の前に・・・正義の書記官(混沌の)アメリアが立ちはだかった!・・・で・・・いきなりアメリアが混沌宮に転移したもんだから・・・・


「わかりやすい 四王」4


『んなにいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!?』
やっぱり魔族一同の叫びが響いたのだった。

「説明しろ・・・ゼラスゼロスシルファぁぁぁぁぁぁっ!」
「何で・・人間のはずのあの娘がアストラルサイドからの移動を行えるんだっ!?」
「シルファ・・・あなた・・・結構えらい人なの?」
「しかもゼロスにゼラス。お前らなんでシルファと一緒に行動してるんだ。」
部下S、覇王、海王、魔竜王がそれぞれに問う。
(言えない・・・・まさか、あの方直属の部下で、実はこの2人できてるんです・・なんて・・・言えない!)
シェーラは、何かと不幸だったせいか、事情を知らされている。
・・・ま、言う気なんてないだろーし。
「・・・あの・・・深くは追求しない方が魔族のためかと・・・・」
それでも一応忠告しておく。
・・・上司想いねぇ・・・
「あ・・・そう言えば、シェーラさんって・・・・」
「私が直接書類操作して、ちょっとからだを改造しました♡」
ゼロスが、報告書の中にシェーラの報告があったのを思い出す。
そして・・・シルファがなにやら聞き捨てならないことを言う。
「シェーラ・・・あなたの体はね・・・」
シルファは、こっそりシェーラに耳打ちする。
「・・・・混沌の一族にしちゃった♡仕事手伝ってね♪どーせ一回滅んだし?」
ぴぎっ!
シェーラは瞬間凍結する。
-そーいや、シルに頼まれたっけ。
「頑張って勤めさせていただきます(汗)」
「・・シェーラ・・何か知っているのか?」
覇王が、厳かに言う。ちょっと恐いかも。
「・・・・・・・・・しってます。ほとんど。教えていただいたんです・・・復活するときに・・・あの・・御方に・・・」
『わかったきかない。』
・・・・あたしはごまかしのための存在かっ!?
そもそもそれで納得するSもSよっ!今度御仕置きしちゃる!
「覚醒・・とかいっていたが・・・?」
「あ、それでしたら、簡単なことです。エンシェントドラゴン一族もそうなんですけど・・
  アメリアさんやゼルガディスさんら、リナさんに深く関わってる人はほとんどが混沌の一族なだけです。
  それ以上は聞かないでいただけるとありがたいかと。」
『混沌の一族・・・・て・・・・・・(滝汗)』

「リナさーーーーーん!」
「アメリア!覚醒したの!?」
「はい!今日からまたお仕事復帰します!・・向こうでも楽しみますけど。」
「おっけー。あとはゼルだけね。・・・あ、これ、最新の魔力機器。
  どこにいてもデータバンクとつなげれるから。これで仕事して。」
「はいっ!正義にかけて頑張ります!」
「相変わらずね・・・アメリアも・・・・」
「・・・・L様!」
あたしが声をかける。
「早めに戻らないと・・・セイルーンでおお騒動になるわよ。」
「はっ!?そういえばっ!」
「ついでにリナも行きなさい。ガウリイ連れて。部下S復活したらしいから。」
「部下Sがっ!?それは・・・動き封じとかなきゃ!
  多分ねーちゃんが動くことになるだろーけど・・・そんなのつまんないしっ!もっかいこおりづけにしてやるっ!」
「そーです!あんな悪の化身は氷につけておくのが一番です!」
2人してなにやらひどいことを言う。
・・・そんなのするより、消えかけるまで大鎌でどついてしばいたほうが親切だと思うけど・・・(←かなり待て。)
「おーい。リナー。アメリアー。行くんなら早くいこーぜー・・・」
「あ、じゃあ、お母様♡行って来ます♪」
「たまには外の世界にも行ってみなさい!面白いから!」
『はぁーい♪』
さてさて・・・どうなるかな?

「・・・ゼロス・・・・ゼラス・・・シルファ・・・シェーラ・・・おおまかでいーから事情を説明しろ。」
部下Sが、セイルーン攻撃をあきらめて、近くの宿を取って、食事(見せかけ)中。
「簡単に言えば・・・・ですね。濁族がまたここに来る可能性があるから、混沌の一族を配置しておきたい、ということです。」
(暇つぶしがほんとの目的だけど。)
シルファが、ブラックコーヒーを飲みつつ言う。
「そぉか・・・」
・・と、そのとき。
『しるふぁー?いるかー?』
機械音が入る。
『あーっ!たっちゃんずるーい!舞も話すーっ!』
「達也に舞・・・どうしたのよ?」
シルファが、どこからともなく通信機器を取り出して、立体画像が浮かび上がる。
深夜なため、宿のおじさん以外はいない。
「げ。」
部下Sが、ミルガズィア特集ビデオを思い出したか、青ざめる。(「みち」参照)
『会長が、しばらくそっちに遊びに行けってゆーもんだから・・・これからアインや舞連れて行くわ。』
「・・・あの人が・・・?なんでまた・・・?」
ゼロスも会話に参加する。
『お。ゼロスもいるのか。・・・シャブラニグドゥもいるか?』
「いる。」
Sがそっけなく答える。
『・・・やっぱ復活してたか・・・それがどーやら、時空の歪みがカタートに出現した影響らしいんだ・・・
  STSの仕事として、その歪みの処理と、部下Sを元に戻しとくよーに言われたんだ。』
ぐはっ!
げほげほげほっ!
Sがビールを吹き出す。
『それから・・・その仕事終わったら取り合えず休暇とっていいらしいから・・・遊びに行くぞ♪』
『舞のお手製クッキーもってくー♪』
「いやそれは遠慮します。」
舞の一言にシルファが即答する。
『えー・・・・。つまんないのー・・・・』
『・・で、住所を教えてほしいんだが・・・』
「冥王宮。今、私、冥王やってるのよ♪」
ぐげふ。
舞と達也がむせ込む音がした。
『物好きだなー・・・・ま、つごうがいい。じゃ、またあとでなー。』
ぷつん。
映像が途切れ、あたりが静寂に包まれることしばし。
「・・・おまえ・・・・スパイじゃないだろーな・・・?」
魔竜王がそう言う。
「とんでもない。彼らは私が副会長を勤める会社、『STS』のもので・・・
  主にあちこちの世界に行って、時空のひずみ何かの、世界という枠を超えた仕事をしてるんです。」
「世界を超えた!?あの人間たちが!?」
覇王が驚く。
「アインという船・・・生きてるんですけど・・それに空間転移装置が付いてるから・・・それを使うんです。」
「・・・・・・・・・・・そおーいやー・・・L様がいつだったかそんなのを作ったっていってたなー・・・」
ずずずずずず・・・・
『なにやってんですか魔王様。』
なぜかビールを湯のみに入れてすすっている。
「それはまあ納得したが・・・なんでシルファの背後にゼロスがいる?」
「・・・・・げげげげげっ!・・・・ちょっとゼロス!?あなたまさか・・・・!」
「さっきはできませんでしたからねぇ♡」
ゼラスは、現実逃避に、ワインを飲んでいる。
「はぁ・・・・これで極上の負のオーラがあればねぇ・・・」
「ぜらすぅぅぅぅぅっ!現実逃避してないで何とかしてぇぇっ!」
「逃げても無駄です☆」
ふわり・・・・・
「あう~・・・・・・」
『・・・・!?』
一瞬にして、ゼロスとシルファの服が変わる。
ゼロスのは、漆黒のズボンにラフなブラウス。シルファのは・・・真白の、ちょっと着くずしたネグリジェっぽい服。
「何のつもりだ?おまえ・・・?」
Sが半眼で問う。
「もちろん・・・・・・襲っちゃうんですよ♡。僕が見つけたんですから・・・・ね・・・」
ふぅい・・・と、シルファを抱いて割り当てられたゼロスの部屋に行く。
「養母上・・・・ご愁傷様・・・・」
ゼラスがぽつりと言った。
「・・・・・・ってーか・・・立場が逆じゃねーか・・・?あれは・・・。ゼロスよりシルファのほーが位的には上だろ?」
ガーヴが愚痴る。
「そぉよねぇ・・・おかしいわよ・・・・ゼラスは何か知ってる?」
ダルフィンまでもがいいはじめる。
「そぉねぇ・・・・・知ってるっていえば知ってるし、知らないっていえば知らないわね
  ・・・・とりあえず、あの2人は、いつもあんな調子だってことくらいかしら・・・・」
「いつも?」
グラウシェラーも参加してくる。
「そぉ・・・。たいていゼロスが強引に連れてくのよね・・・」
「・・・・・立場が違うということを教えてやらねばな・・・・こういうことは・・・上司優先だ。」
Sが何やらにやりと笑う。
-シルファに手ぇ出すつもりね・・・・こいつ・・・・・身の程知らずな・・・・・
あたしは、達也に、至急仕事をするように言う。
・・・間に合えばいいんだけど・・・って・・・ゼロスがいるからどーってことないだろうけど・・・
「シャブラニグドゥ様・・・まさかシルファを・・・・?」
覇王がちょっと驚いて問う。
静かにうなずくS。
『それは止めといた方が世のため身のため魔族のためです。』
ゼラスとシェーラが口をそろえる。
「・・・・・・・ほう?口答えか?」
「だって・・・ゼラス様もそうお思いでしょう・・・?」
「そうよ。・・一回、似たよーなことを思いついたやつ(下級魔王)いたんだけど・・・・リンチにされてたわよ
  ・・・リナ様とガウリイ様とゼルガディスとアメリアとルークとミリーナとゼロス養父上とあの方に・・・・」
ゼラスがシェーラにこっそり教える。
「うあ・・・・それは・・・・」
「何を話している・・・?」
「・・・・・・・・いえ・・・今後のことについて・・・・。」
「現実逃避に走って、聞かなかったことにするか・・・それとも全力をもって阻止するか・・」
シェーラとゼラスが交互に言う。
「現実逃避を薦めるわよぉ?私としては・・・」
「同感だな。」
「同じく。」
海王、覇王、魔竜王がそう言う。
「・・・・・・でも・・・そーすると・・・私達・・・ただじゃ済まされないわよね・・・やっぱり・・・・」
「ゼラス様は・・・まあ、身分のある方ですからいーですけど・・・私なんて新入り扱いですから・・・それこそ殺されますぅ・・・・・」
「・・・・・・だれに?」
シャブラニグドゥが問う。
「・・・・・・いろんな・・・シルファ様を慕い・・・愛していらっしゃる方々から・・・・」
間違いではない。
まあ・・・もちろん只じゃあ済まさないわよ。
「・・・・・この世界でおまえたちより強いものはこの場にしかいないであろう?シェーラはゼロスがいるかもしれんが・・」
『そのゼロス(様)が一番厄介なんですってば。』
2人の声に、達也とアインの声が重なる。
「達也!アイン!よかったぁ・・・・・・・・」
ゼラスが涙声で言う。
「おう。会長の指示で、大至急ってことだったんで・・来てみた。ついでに、Sに差し入れだ。」
「はぁい♪舞お手製のケーキ♪」
舞がひょっこりとケーキをもって現れる。
『あ゛あ゛っ!?』
ゼラスとアインがうめく。
「・・・・・ほう?・・・・・ま、もらえるものはもらっておくが・・・」
はくり。
そういって部下Sは、そのケーキを口にした。
カップケーキサイズだったため、一口で終了する。
『ご愁傷様・・・・』
達也と人間形態をとってるアインとゼラスがSに向かって手を合わせる。
「・・・・・・・≦(±★㈲㏍㎝!?」
見る見るうちに、Sの体が小さくなり・・・・子どもになる。
きゅう。
完全に目を回し、倒れるS。
・・・・・あ・・・部下Sのくせにかわいー・・・
からかいがいありそうで・・・(笑)
「舞の料理は・・・必ず何かしらの変化が起きる・・・・一定時間でもとに戻るけど
  ・・・・おれはたしか・・・十一歳くらい年が戻ったり、性転換して美人になったり・・・」
「あ、それ、L様と合同で作ったのー♪」
ぐげふぅぅぅぅぅっ!
覇王が、海王が、魔竜王が、達也が、アインが、ゼラスが、シェーラその他の高位魔族が。
それぞれ、水色、藍、赤、オレンジ、黄色、白、紫などのカラフルな血を吐く。
・・・・・・・・どーなってんだろ・・・・・あのこたちのからだ・・・・・・・・(汗)
後で調べてみよ・・・・・






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カラフルな血・・・って・・・どんなんだろ?
とにかく・・・まだまだ使わせていただきます。達也君達。
シルファ・・・まあ・・・頑張ってくれ。
部下Sに関しては・・・・待遇がいいような気がするのは気のせいだろーか。
ま、そのうち不幸になってもらうことにして・・・
だれか・・・・
面白い吐血の仕方ありません?
今回みたいな、カラフルなのでもいいし、血がゴーレムになって踊りだす(この先出てきます)ってのでもいいから。
常識無視してオッケー。

それでは、ねじばなでした!