おっしゃテスト終わったああああああ!
数学のαは撃沈したー!(もう帰ってきた。)
いいもん。また頑張るもん。
それに・・今は部活とこっちを頑張るんだもん。
という訳で。見てやって下さい。

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「わかりやすい 四王」2


「・・・つくづく思うけど・・・シルファ・・・よく滅びなかったわね・・・・」
「ですよね・・・。私達も負担が増えていたとはいえ・・・四つの王宮の仕事を全部こなしていたんですよね・・・」
混沌宮・・・・あたしの神殿である。
主に政務はリナに任せているのだが。
「あたしもやってたわよ。少しくらいは。・・・・・・・・特にシルファが一回死んだとき・・・・」
「エルお母様♡」
「しっかし・・・あんたもすごいわよ・・・いくら機械化がかなり進んでるとはいえ・・・
  部屋三つ分のデータを毎月処理してたって言うんだから・・・・」
部屋三つ・・・・・に入るデータは、ものすごい。データは、光となって圧縮されて部屋に転送される。
部屋の広さは、まあ、セイルーン王宮が丸まる二つは入るくらいの広さだ。
・・・・・・・・・・・人間じゃあできんわ・・・こんな量のデータ処理・・・
「・・・・・シルファは、部屋四つ分なのよ・・・・あたしたちがいないときは・・・合計・・・十二部屋・・・・・・・・」
・・・・・・・・・分身作ってたもんな・・・・シルファ・・・・
「混沌宮の三部屋・・・光王宮の四部屋・・・闇王宮は四部屋だけど、
  ゾイスが一つやってたみたいだから三部屋・・、精霊宮の二部屋・・・。
  ・・・・よく考えれば神王宮と魔王宮が二分の一部屋分ずつもあるし・・・・っ!計十三部屋っ!?」
「・・・・・・時々・・・一年間に一度くらいあたしが混沌宮の分はやってたわよ・・・・」
「お母様優しい・・・・でなきゃシルファ・・・やってらんないわよ!」
「一回過労死されたときはどーしよーかと思ったものねー・・・・
  取り合えずあの時は・・神王宮と魔王宮は自分たちで対処させて
  ・・・・混沌宮と精霊宮の分はあたしがやって・・・闇王宮はゾイスとヴァリル
  ・・・光王宮はアシュトとシェフルにまかせて・・・復活してた混沌の一族総出で政務とって戦って
  ・・・ってやってたものねー・・・・さすがに反省して、神王宮と魔王宮はそのままにして
  ・・・・混沌宮はあたしがやるってことにしたもの・・・・シルファが復活してからは・・・・」
「ごめんなさい・・・・・」
「・・・とにかく・・・・仕事はちゃんとやるようにしましょうか。」
ちなみに。普通の人間なら、一生かかっても整理は仕切れないこと請け合いである。
まず間違いなく、アレを一ヶ月で全部こなせといわれたら過労死くらいは覚悟する。
下級魔王(部下SとかDのあたり)より強い混沌の一族でも、過労死する。
気まぐれも、程々にしなければならない・・・という教訓ができたな・・・・うん・・・

一週間半後。
「終わったv」
リナはしごとが終わったようである。
たいてい一週間二部屋のペースでこなしてしまうのである。
・・・シルファは・・・二部屋半週間で終わらせちゃうけど・・・・。
これもすべてはつらい日々の賜物である。
かく言うあたしも、結構早い。
・・・リナ達は帰って来たからやんないけど。
「オレも終わったー♪」
と、混沌宮の執務室にガウリイが入ってくる。
ガウリイは二部屋一週間半。
ルークは、魔族のすべてを統べているので、魔王宮のデータ処理を、
ミリーナは神族のすべてを統べているので、神王宮のデータを処理しているのだが・・・
大体、二週間で二分の一部屋のペースである。
「しっかし・・・これじゃ遊べないわね・・・って・・・シルファ・・・どーしたの?」
いきなりシルファが転移して来た。
「ゼロスから逃げて来たのよ・・・かくまって・・・(泣)」
「いつも大変ですね・・・・シルファお姉様・・・」
リナの娘で、補佐官をやっているリーナがねぎらう。
「・・・・・・・そーだ!あたしらの子供たちに、少しずつ権利を譲って(無理矢理引き継がせるともいいう)あげれば、仕事が減る!」
「ををっ!ナイスアイディアっ!流石リナ♪」
「じゃ、もっと子ども作るか♪」
(しまったあああああああああっ!口実を与えてしまったああああああああああっ!)
リナは内心絶叫した。
「そーですよシルファ♪
  僕たちは、リナさんたちに比べて仕事が多いのに、子どもが少ないんですから・・・やっぱ、やることはやっときましょう♪」
(あああああああああああああああっ!しまったああああああああああああああっ!)
シルファも内心絶叫する。
「・・・・・・いーなー・・・・あたしも恋人がほしい・・・・」
「あら・・・言ってくれればリストアップするのに・・・・リーナってば♪」
「だって・・・エルお母様にそんな・・・・♡」
「ふふふ・・・今度リストアップするわね♡」
「やった☆」
『助けてぇぇぇぇっ!リーナっ!エルぅぅぅぅぅぅぅぅっ!』
2人の悲鳴が聞こえてきたりもするが・・・・ほっとこ・・・・いつものことだし。

さらに一週間後。
「・・・・・・・そ・・・・・そろそろ戻らなきゃやばいのでは・・・・ゼロス養父上・・・・」
ゼラスが、またまた仕事に追われていたシルファを無理矢理連れて行こうとしている時に言った。
・・・・・・・あれから・・・・ゼロスは三日、ガウリイにいたってはまだやってるのよね・・・
「ありがとぉゼラスぅぅぅぅ(涙)」
シルファはもう半泣き状態である。
「養母上・・・・その状態がとっても男心をくすぐるんじゃ・・・・?」
確かに。
長くたなびく銀の髪。あたしと同じ、白い肌にナイスバディ。
釣り鐘草色の瞳に涙を溜めて潤んでいる。
しかも。シルファはこの身がいたってシンプルなため、服もなかなかのもの。
・・・・・・・・・・無理ないわ・・・・こりゃ・・・・
リナにしたって、髪と瞳の色が違うだけだし・・・・・・いや・・・・リナの方があたしに似て美人だから・・・
そー考えるとガウリイの気持ちも分からんでもないわね・・・・
「・・・・仕方ありませんねぇ・・・・そうそう。シルファ。あなた、休暇ついでに魔族をやってみたいっていってましたよね。」
「あ・・・うん・・・・なるべくシャブラニグドゥ配下で・・・・」
「冥王のポストがあいてますから、やってみませんか?これから一緒に行きましょうよ。」
「・・・・・・あのフィブリゾの代わりってわけ・・・・・。今あいつ青虫に転生してるけど・・・・・・・いいわ・・・じゃ、いきましょう。」

「ただいま戻りました。」
「・・・・・・・・・どこ行ってたんだお前らはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
戻ってすぐ。魔竜王に怒られた。
「どこ探してもいないし!せっかくルビーアイ様の封印が解けたってのに侵攻もできねーじゃねーか!」
「・・・これはこれは・・・おめでとうございます。ところで、ですね。冥王候補、連れて来たんですけど・・・・」
ゼロスがさらりと受け流す。
「シルファといいます♪よろしくおねがいします。・・・・あ、ちなみにリナ達とは知り合いなんで。」
「・・・・・・・・・・神族だろーこれ。」
確かに、シルファからはそれらしい気が出ているが、厳密には神族ではなく光の気配である。
「だからこそ奴等の目を誤魔化せると考えました。」
ゼラスがフォローする。
「・・・・・・・・・・・確かに。・・・・・・よかろう。まだまだ人材は不足している。これより、そなたを冥王に任ずる。」
「はい。及ばずながら勤めさせていただきます。」
「さて・・・・では・・・挨拶代わりに竜の峰にでもいって食事をしてくるか・・・」
五人の腹心とその直属の部下数名は・・・一瞬にして竜の峰に現れた。

「お久しぶり・・というほどでもありませんか。ミルガズィアさん。」
「まさかシャブラニグドゥが復活するとはな・・・・」
ミルガズィアさんの額にはびっしり汗が浮いている。
実を言えば、部下Sやゼロスも内心冷や汗ものなのだ。
(どうかギャグだけはいいませんように・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・まあ・・・ねぇ・・・・
「・・・・・・・・・そちらの御方は・・・高位の神族とお見受けするが・・・」
シルファを見て一発でそういうミルガズィア。
「・・・シルファ=フェル。新しい冥王よ。よろしく。」
「冥王っ!?」
「んっふっふ・・・ちょーど本職が休暇中なのよねー・・・(仕事はあるけど・・)アクアは元気してる? 」
「だああああああああああっ!シルファさまああああああああああああっ!?
  よりによって冥王だなんて・・・何考えてらっしゃるんですかあああああああっ!!」
ラグラディアがとーとつに出現する。
「あら。お久しぶり。また新年会とかする?するなら行くわよ(はぁと)」
「あ、するする。今回は覇王も参加するのよ♪
  降魔戦争以来、あなたとゼロスとは常連さんだったものねぇ・・・十二月の三十から一月三日までよ。」
「たのしみですねぇ。」
その会話に、一瞬みな硬直し・・・・・・
『ほんとにやってたんですかあああああああああああああっ!?』
一同の声が響き渡った。
「・・・・・・あ、シャブラニグドゥ。私は、魔族とは戦わないことにしたわ。
  エンシェントドラゴン一族同様、中立ってことで。一回死んじゃったせいか、ほかの三人とうまく行かないし・・・
  元々意見が合わないやつらだったし・・・。人生楽しまなきゃ。」
「そぉか。・・・・・・・・ま、いいが・・・・・どーせL様の前ではみな同じ・・・・」
そりゃそーでしょ。
「そーだ・・・知ってる?フィブリゾ、青虫に転生したって言う神託が下りたのよ!」
ぶふっ!
「あ・・・あおむし・・・・」
「多分その次は・・・ムカデかなんかなんじゃないかって噂で持ちきりよ。私がよく行く酒場じゃ。」
「お前ほんとーに神族かよ?」
ガーヴが思わず問う。
「さぁ?勝手にそーなってただけだし。元々神族も魔族も仲良くしてた時期もあったって文献読んだことあるし・・・」
「そんなばかな・・・・」
ルビーアイがすっかり打ち解けて笑い飛ばす。
「いえいえ・・・事実ですよ?エンシェントドラゴン一族をはじめとするあの方直属の一族が中間にいて
  ・・・均衡を保ってたんですけど・・・このところその余裕がなくって・・あちこちで戦争が起こってしまったとのことです。」
「まあ・・・元々、神族とか魔族とかって、言ってみれば白人と黒人みたいなもんだったわけよね。
  ただ単に民族が違うだけ、みたいな・・・・。元々根底となるところは違わないんだし・・・」
ゼロスとシルファが口を滑らせまくる。
・・・・・・ばらしまくってどーする・・・・
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんでそんな事知ってるんだお前らは。』
『あ。』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・あの御方に聞いたんですよこの間。」
「そぉそぉ。実はあたし、あの人に気に入られてて今でもこーして生きてるわけだし・・・」
この間って・・・・・・・何兆光年前の話よ・・・それ・・?
「・・・・・・・そぉか・・・・ならいいんだが・・・」




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L:・・・・・・・・・つかれた・・・・
ね:えっ!?
L:あんたね・・・なんであたしが仕事しなきゃなんないのよ。
ね:なりゆきです。
L:そ・・・なりゆき?じゃあ・・・・・・あんたも、成り行きで仕事してみなさい。

・・・・・一週間後。
ゼロス:あーあ・・・・過労死しちゃいましたよ?
シルファ:そりゃそーでしょ。あたしんトコに来たルナなんて・・・二週間でいっちゃったわよ。昔。
リナ:・・・え?なんで下級親族のねーちゃんが?
L:あ、ルナって結構有能なのよ。仕事だけなら。
リナ:なるほど。
L:・・・・・・・・とりあえず・・・さっさと続き書かせるために・・・あとで復活させなきゃ・・
シルファ:・・・そう言えば・・部下Sが・・目立ってるのよね・・・
ゼロス:いーじゃないですか。どうせ第一章くらいですし。
リナ:え?第一章って・・・・・
シルファ:作者の気分次第でいつまでも続くらしいわ。
ガウリイ:ちなみに第一章は、「ルークのさと帰り」とかいうほのぼのしたオレごのみのサブタイトルが付いてるんだぞ。
リナ:・・・・・・確かに・・・ほのぼのしてる・・・・
L:・・・・・・・・。なんかの子どもアニメのタイトルみたい・・・
ゼロス:・・・・ま・・・いいんじゃないでしょうか・・・
シルファ:・・・第二章のサブタイトルは・・もぉ少しましなのにしてほしいな・・・・
L:そーね。後で言っとく(脅しとく)。

一同:それでは、3でお会いしましょう♪

(ねじばな:・・・・仕事・・・こんなにつらいとはっ・・・)