はい!なんだかちょっと壊れ気味なねじばなです。
・・・学校きついよ・・・
そんなこと言ってたらシルファに「仕事はもっときついのよ(にっこり)」っていわれそうですけど。
レス、ありがとうございます♡
今回のお話で卒倒なさらないようお気をつけください。
特にシルファファン。
ともかく、L様にどつかれないうちに次のお話を。
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「わかりやすい 反乱」序幕3
「部下Sのやつ、昔と雰囲気違わなかった?」
「ああ。下手な上級魔王よりよっぽど強いぜ。あいつ。」
「うそっ?!ほんとなの?ガウリイ!」
「ああ。――嘘じゃない。」
どこまでわかってるのか知らないが・・・さすがにルビレイのガードは固いようで、ガウリイにもあまりわからないようである。
ま、シルファの愛弟子だしなぁ・・・
「・・・兄・・・か・・・」
ポツリとつぶやくガウリイ。
――まさか気づいてるんじゃ・・・?ルビレイの秘密・・・
ガウリイだからなぁ・・・(汗)
「どしたの?」
「ん、いや。部下Sにばれたんなら、もう皆にばらしてもいいんじゃないか?」
「そーね。シルファたちと相談しましょ。」
一方ルビレイは。
「しばらく出入りしますね♡」
古代竜神殿で、ヴァリルとシェフルに丁寧にも断っている。
「ああ、反乱の一件ですか。」
「大変ですよねぇ。エル様のつかいっぱしりは。」
「いえいえ。そうでもないですよ。それに、今回は特別ですし・・・」
と、和んでお茶などする三人の元に、伝令係が、
「報告します。第18区での反乱は、予想以上に早く広まり、第17区も完全に巻き込まれています。」
「・・・まずいわね。第16区との境界に結界と予防線を。」
「はぁ。」
シェフルが指示を出し、その伝令兵は去る。
「ふむ・・・では、私も動きますか・・・」
ルビレイは、マントの止め具にある通信回線を開く。
「“ツィーナルグルド”に連絡。反乱は予想より早く進行中。
防衛は他に任せ、内部に潜入せよ。“薄紅”と“チェリー”は応答せよ。以上。」
ツィーナルグルドの班には色の名前がついている。
『・・・?』
ヴァリルとシェフルは聞きなれない単語にくびを傾げる。
程なく、回線から2つ、通信が入る。
「こちら“薄紅”の桜。どうぞ。」
「こちら“チェリー”の桜。どうぞ。」
班では、桜がリーダー、梅が副リーダー。後は年の順に、紅葉、桃、百合、木蓮、牡丹、躑躅(つつじ)、若葉。
「“薄紅”は18区、“チェリー”は17区に現在いるはずだな?現在の状況を報告せよ。」
「――現在、18区では神族・魔族らが仕事を放棄し、他の世界への呼びかけ・進入を試みています。」
「結果、17区へ余波が移り、魔族の一部を残して反乱側につきました。」
「魔族の一部とは?」
「・・・炎星の魔王の腹心のうち2人が、“チェリー”の桃と牡丹だったので。」
「・・・ふむ。他に、変な行動を取るものなどは?」
「18区のほうで、妙なうわさが。『銀髪の男が協力してくれてから調子がいい』ということです。」
「・・・銀髪の男・・・て・・・・(滝汗)・・・まさか、ナスィルとか言う名じゃないだろうな・・・?」
「ルビレイ様がご存知の方なのですか?」
・・?聞かないなだけど?
「うあああああああああ。」
ルビレイは頭を抱えてうずくまった。
「これは・・・予想以上に厄介な・・・(泣)」
「ルビレイ様?」
「ああ、すまん。その、『銀光のナスィル』とは絶対戦うなよ。もし遭遇したら、私の名を出せ。
そうでなくても、気に障ったら確実に滅ぼされるぞ。」
「強いんですね?」
「そういう次元じゃない。他の班にも伝えろ。これは最優先命令だ。」
「はい」
ヴァリルとシェフルは、あたし同様首を傾げるばかり。
「・・・ともかく・・・おまえたちは、他の世界から、他の班のやつらが潜入するのを手伝ってやってくれ。
それと、何か不審な動きがあれば報告を。」
『了解』
通信はすぐに切れた。
「・・・“ツィーナルグルド”って・・・なんなんだ?S。」
ヴァリルがたずねた。
「ああ、私の直属部隊です。あちこちに散らばってますよ。」
「・・・?小魔王なのに?」
「ああ、言ってませんでしたね。
私の正式名はルビレイ=フェノ=ツィーナ=シャブラニグドゥ。フェスル様直属の神官ですよ。」
びししっ!
その場―古代竜神殿―は-300度になった!
「リナ様が生まれる直前に、封印して転生しましてね。」
「・・私・・・たちより・・・強い・・・?」
「多分そうでしょう。さて・・・どうしたものか・・・」
「・・・そりゃこっちのセリフですよ。“銀光のナスィル”とは誰なんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
突然押し黙るルビレイ。
「世の中・・知らないほうがいいこともあるんですよ。」
「・・・だが、今回の反乱のカギでしょう・・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・
「もし・・・彼が本気で動くなら、あっという間に混沌の海の半分の世界が反乱しますよ。
それほどの実力がある。だが、していない。」
そんなやつ・・・シルファにも聞いたことないけど・・・?
「理由は単純。反逆する気がない。これは保証できます。」
「・・・では何故・・・」
「この反乱を利用するつもりなんでしょう。何か大切なことに。」
(それも―・・・多分・・・○○がらみ・・・)
心の声は、よく聞こえなかった。
「とにかく、彼は避けることです。・・・ゼロス様並に強いですよ。」
『げっ?!』
一同から血の気が引いた。
「リナ・・・ありがと・・・(泣)」
「ゼロス・・・またやってたの・・・(汗)」
「いやぁ。元気なさそうでしたから。♡」
一方、リナたちは・・・とりあえずカタートの水竜王神殿跡で打ち合わせ。
あたしももちろんいる。
「それに・・・シルファ、このごろ行方不明になるんですもん。」
「ああ。2~3日気配すらつかめず、慌てて探していると、気づいたらすでにそこにいたり、な。」
ゼロスとフェスルがため息とともに言う。
「シルファ・・・あたしたちに隠し事しないで・・・。」
「L姉・・・ごめん・・・。」
シルファは、謝りはするものの、どこで何をしていたかは言わない。
「悲しいな。信頼されていないのか?」
フェスルも言う。
「ちがうっ!」
シルファが、即、叫ぶが・・・
「では、何故隠し事を?」
ゼロスが問う。
静かに・・・しかしはっきりと。
「――ごめんなさいっ!」
言って、シルファはいきなり虚空に消える。
「―――――――――!」
あたしたちは驚き、戦慄した。
ただでさえ全力が出せないのに・・・シルファは・・・
獲物の“宵闇”をおいていったのだ!
「シ・・・ルファ・・・」
ゼロスの震えた声が響いた。
「―リナッ!反乱のほうは任せるわっ!」
「僕たちはシルファを探します!」
あたしとゼロスはまず混沌急に行く。
「・・・あれ?フェスルは行かないの?」
リナが、残っていたフェスルにたずねた。
「シルファが・・・去る際の顔が・・・目に付いてはなれない・・・」
「・・・すごく・・・思いつめた顔してたな。」
ガウリイが言う。
「何をしたがっているのか・・・私はその方向から考え直したい。」
「・・・なるほどね。残念だけど、あたしはそっちには協力できないわ。
なんとなく、シルファの思いがわかるから・・・だからこそ・・・ね。」
シルファの思い・・・?
「それに・・・シルファのことだから、与えられた仕事はやんないと、後が怖いじゃない?」
リナの笑顔は・・・何か、確信をもっているような・・・そんな笑みだった。
結局、あたしたちはシルファを完全に見失ったのだった。
“器”も―そして何より、“心”を・・・・・・・
「反乱」序章:END
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L:うわあああああああああああああああああああああああああああん!
ね:・・・とうとうこのシーンが出たか・・・・
L:しるふぁああああああああああああああああああああああああああああ!
ね:ちなみにリナも、不安なことは不安だけど、強がってるだけです。
L:どこいったのおおおおおおおおおおお?!
ね:・・・・・・・・・うるさいッ!(ぼぐっ!)
L:きゅう。
ね:・・・・よくきくなぁ・・・シルファ特製「一発睡眠君(ハンマー)」
とりあえず、L様はほっとくとして。
とうとうシルファが・・・行方不明の生死不明(!)状態になりました!
とりあえず状況を理解しているのはシルファとルビレイだけですね。
ルビレイ(以下R):・・・まあ、一応シルファ様に習ってましたから。情報のつかみ方。
ね:・・・まあ、シルファのマジで切れたとこ、見たことあるのはあんたとリナだけだしね・・・
R:・・・・・・思い出させないでください(真っ青)
ね:それより、どうする?シルファが消えちゃったけど。
R:どうする・・・って・・・どうもしません。あなたが書いてるんですから。
ね:・・・そりゃそーだ。L様とかゼロスとか、フェスルとかはどうする?
R:ほっときます。うっとおしいだけなんで(爆)。
ね:・・・あんたほんとにフェスルの部下?
R:実はシルファ様の一番弟子ですから。シルファ様の言うこと最優先です。
ね:いーのか・・・・燐光神官・・・
R:とにかく、次、早く打ち込みましょうね。
ね:・・・ううう・・・・さすがシルファの弟子・・・(泣)がんばります・・・・。
二人:それでは、本日はこの辺で♡
(まだ倒れているL様をルビレイが引っ張って連れて行き・・・幕。)