こんなハイペースで投稿していいのかあたし・・・?
そのうち今書いてるところに追いついちゃうぞ・・・。
ま、いいか。明日はテストの中休みだし。
っという訳で、10をどうぞっ!
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             わかりやすい神託・第11話

翌日。
「うわわわわわわわあっ!?」
街道のど真ん中で、リナの悲鳴が響いた。
「どうしたのよ?リナったら・・・げ。」
リナの視線を追ったナーガも凍る。
「・・・・・・やばそうな感じだな・・・・(汗)」
ガウリイも言う。
前方には。盗賊に向かって戦って・・・いや。
からかわれている一人の騎士(自称)がっ!?
「てえええええええいっ!えやっ!それっとおっ!」
掛け声だけが響く。
「・・・なんだ・・・?あのへ・・(ばしっ!)・・んむぐっ!?」
ゼルのつぶやきを3人してさえぎる。
「例の・・・ジョセフィーヌさんの愛息子よ・・・下手な発言は死を招くわ・・・」
青ざめつつ言うリナ。
「・・・見て見ぬふりしてとおりすぎましょ。」

リナ達はそれを実行した。
しかし。
「ちょっと待ておまえら。」
やっぱり盗賊に呼び止められた。
ミルガズィアさんとメフィはまたも別行動だが、それでも7人もいるのである。
みつからんほうがおかしい。
内心冷や汗だくだくの7人・・・
あ。
8人だった。ナーガいるんだっけ。(非情)
一瞬ぴたりと止まって、顔を見合わせる。
「この手で行くしかないか・・」
あきらめきった表情で、リナが言った。
「そうそう。こいつの名前はリナだぞ。盗賊殺しのリナ=インバース。」
「関わらない方がいいと思うなー。オレは。」
後ろでうなづいてるアメリア、フィリア、ヴァル、ゼロス。
『リ・・・・リリリリナ=インバースッ!?』
ハモって叫んで逃げていく。
すかさずそれを追いかけてその場を後にする。
名づけて、お宝奪って危機脱出の一石二鳥作戦。
思ったとおり、それは成功したといえる。けど・・・

「うーん・・・なんでこーなるかなぁ・・・」
ため息など吐きつつ、リナが言った。
盗賊のアジトである。
周りの人も皆しらけきった表情をしている。ただ、ガウリイのみがボーっとしている。
累々たるデーモンあんど盗賊さんたちの死体ーそれがころがっている。
リナ達がついたときにはすでに襲われていて、それをあっさり片づけられたたんだが・・・それの理由が・・・
「何がだッ!」
唯一生き残ったやつが言う。
「だって。そうじゃない。久しぶり(?)に見せ場かなーとか思ったら・・・」
ジェフリーがきてしまったのである。
そして、無論のことあっさりやられ、デーモンたちは一瞬のうちにジョセフィーヌさんにやられた。
「立場ってものがねぇ・・・」
しかし、リナは開き直って、
「ひとまず、お宝没収ね♪」
あっさりとそれを倒して没収する。
「世の中って・・・奥が深いんですのね・・・」
紅茶などすすりつつ、フィリアがぽつりとつぶやいた。

-あああああ。何考えてるんだあいつはっ!
はっ!ごめんなさいね。ちょっとね・・・。
「ゼラス=メタリオム。ゼロスがリナ=インバースとともにいるという情報があった。どういうことだ。」
「ゼロスが・・・ですか?」
「リナ=インバースには関わるなといったはずだが?何を考えている・・・?」
「確かに、何か隠している節があります。」
-そんな事追求するなっ!いつもは無関心のくせにっ!この計画は極秘なのよっ!
「おまえにも話さんとなると・・・ますます疑わしいな。
  不景気のどん底にいる今、有能な部下を失うのはよくないな。災いの芽は取り除くに限る。」
-この無能中間管理職っ!不景気なのはみーんなあんたのせいよっ!
「では、何としてでも吐かせましょうか。」
「うむ。」
こんな感じで、魔族サイドも動き出した。
-あとで琵琶湖に沈めてやる・・・(逆恨み?)

「しっかし・・・どうすればいいんだろ・・・?神託じゃあ、こうしなさいみたいな事って全然言ってないじゃない?」
「ええ。リナさんの言う通りです。私も、神託を受けたときにおもいました。」
「どういう結末かも言ってないしな・・・もしかするとこのままの状態が続くのかも知れん。」
「ゼルガディスさんっ!不吉なこと言わないでくださいっ!
 それって・・・死ぬまでゴキブリ以下の魔族と一緒にいなきゃいけないってことじゃないですかっ!?」
「アメリアさん・・・そんな事言われても・・・僕も困るんですよ・・・この件が早めに片付かないと・・・」
ゼロスが少し眉をぴくつかせながらいう。
刹那、声が返って来た。
「片付かないと、何?ゼロス。」
ゼロスはすぐに向き直り、ひざまづく。
『獣王ゼラス=メタリオム!』
リナとガウリイの声が重なる。
-あ。ガウリイが覚えてた。すっごーい。
・・・・ちがった。がうりいは、『ゼロスのかーちゃん』っていったんだ・・・・。
『なあっ!?』
一度驚いた後、アメリアは説教しようとしてゼルにとめられ、
フィリアはヴァルを道連れにティータイム。
ナーガは・・・いないや。どっか行っちゃったみたい。
「で?この件が終わった後、あなたは何をするつもり?ゼロス。」
ゼロスの表情は変わらずいつものにこにこがお。
「何・・・と言われましても。ことによってはこの件が終わったあとは何もしないかもしれませんし。」
「ともかく・・・何かするってことね?ゼロス。」
リナが近づいてくる。
「こんのくそ神官っ!あたしには手ぇ出さないって言ったくせにっ!」
「殺さないっていっただけですっ!くびしめないでくださいっ!って神滅斬も止めてくださいっ!」
リナはひとまず落ち着いていった。
「あんた・・・今回の仕事・・・魔王以外の誰かに頼まれてやってるでしょ・・?」
「ええ。正確に言えば、この世界の魔王以外の、です。」
-あたしも一応魔王だしね。金色の。
「ダイナストか?」
ゼラスのつめたいこえ。
「・・・ちがいます・・・。」
「誰に言われた?いいなさい。これは私の命令でもあり、赤眼の魔王の命令でもあるわ。いいなさい。」
ゼロスは真剣な表情に戻る。
「ご命令とあらば・・・といいたいところですが・・・いう訳には・・・申し訳ございません。」
ゼラス=メタリオムは呆気に取られた表情でゼロスを見つめる。
「ああ・・・。あなた、何を言ってるかわかってるの?離反することになるのよ?!」
「えらいですゼロスさんっ!やっと正義の道へ・・・」
『違うって。』
ほぼ全員のつっこみがアメリアの台詞をさえぎる。
「・・・離反・・・」
ゼロスは心底苦しそうな表情だ。
当然だろう。
ゼロスにとってそれは死に等しい精神攻撃なのだから。
-しかたない。
「ゼロス。計画さえ漏らさなければいいわ。滅ぶよりはマシでしょう。」
ゼロスの耳に声が届く。
「御言葉のままに・・・」
「なに?」
「いえ。たった今、計画さえ漏らさないならばという条件でお許しが出まして。」
「で?」
「今回の計画は・・・すべて、われらが母上のお考えによるもの。
  ・・・邪魔をすれば・・・一瞬のうちに消えてなくなりますよ。この世界の魔族は。」

びしびしびしっ!

ゼラス=メタリオムとリナは凍り付いた。
ゼロスも突っ立ったまんま冷や汗を掻いている。
フィリアとヴァルは紅茶を吹き出しむせ込んで、アメリアとゼルは絶望の表情を浮かべる。
ナーガはいない。(笑)
その状態が3時間続いた。

「・・・何があったかは知らないけど・・・強く生きなさい。帰って来たらお給料上げてあげるから・・・。」
慰めモードのゼラス。
「・・・まあ・・・そういうことなら・・・いいや。あたしに危害がないってことはほんとだろーし・・・ねーちゃんも手は出せないだろうし・・・」
リナはひとまず承諾した。

-ところで・・・部下S!
S:はっ!ここに。
-よっくも余計なことしてくれたわねぇ・・・
S:・・・?
-しんでこおぉぉぉぉぉいぃっ!
(LのとげつきハンマーがSの頭を直撃した!)

ばしゃべぼおおおおん!

-えー・・・琵琶湖は風景がすばらしいですねー。
でも、赤潮(らしきもの)はどうにかしたほうがいいわよねー♪
D:(冷や汗かきつつ小声で)S・・・成仏しろ・・・。
-んっんっんっん・・・・なにか言った?部下D?
D:いやあの・・・っ!すばらしい笑顔でおもりくくりつけないでくださいっ!(滝汗)

ばしゃあああああん!

-さて・・・脱線してしまいましたが・・・本編へ。

「ねえ・・・この方向からするとさぁ・・・沿岸諸国の方に行っちゃわない・・・?」
リナがいう。カルマートの当たりは特に行きたくないのだ。
「カルマートにいきましょう!不自然な入り江があるらしいですし・・・見てみたいですから!」
こどものよーにはしゃぐフィリア。
ぶほっ!?
いきなりパスタを吹き出すリナ。
「どうかしたのか?」
ガウリイが聞いてくる。
「・・・知らないんですか?その入り江作ったのってリナさんっていうもっぱらの噂ですよ。」
「ああ。その入り江には魚も寄り付かず、水草一本はえんらしい。」
アメリアとゼルが交互に教える。
「おまえ・・・何やらかしたんだ・・・?」
ガウリイの不信げなまなざし。
「僕的には聞かない方がいいと思いますよ。僕は見たことありますが・・・気配だけでもぉ気絶しそうでした。」
-あらあらあら。
「以後あんなことはしないでくださいね。」
「できればね・・・。あの時は実験兼いらだちまぎれに一発ぶっ放したんだけど・・今はそんな風に扱おうなんて間違っても思わないわ。」
「なにやったんだおまえ・・・?」
不審のまなざしのガウリイ。
・・・人の話し聞いちゃいねぇ・・・
「いや・・・だから・・・その・・・依頼人が依頼料払えないってんで・・・」
一同注目。
「うさばらしにあの当たりに呪文ぶっ放していいですかって聞いたら、いいですって言ったんで・・・」
『おい。』
嫌な予感がした一同。
「重破斬やっちゃった♪てへっ♡」
『あほかあああああああっ!』
エキサイトする一同。
「どんだけ威力あるか知らなかったんだもんっ!」
「それ以前に常識をわきまえろっ!」
「ガウリイに言われたくないわぁーっ!」
「しかもいつのまに携帯食のパスタ食ってんだっ?!」
「まあまあゼル、落ち着いて。」
『おまえがゆーなーっ!』
一同の声が街道に響き渡ったのだった。





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あれ・・・?カルマートだったっけ・・・?・・・・もしかしたら違うかも。
違ってたら・・・・・
ごめんなさい♪てへっ♪

さってと。L様大活躍ですね♪
L:それはいいけど・・・もうちょっとこうミステリアスに・・・
S+D:・・・ぜったい無理。(小声で)
あ。生きてた。さすがは魔王。
L:・・・魔王の溺死って・・・なんかヤよね。(聞こえてなかったらしい)
S:カッコ悪すぎです。(胸をなで下ろす)
D:そうか?溺死より、ゼラチンによる窒息死の方が・・・
L:そうねえ・・・ほかにも・・・
(このあとひたすらカッコ悪いこと関係の話が続く)
えええっと。
皆さん熱中しちゃってるんで・・・今日はこの辺で。
次回からは・・・蚊なり事態がとんでもないです。
「これって無理なんじゃ・・・?」とかいう突っ込み。あったら言って下さい。
かかさずへ理屈作って差し上げます。たぶん。
それではっ!