こんにちは♪
なんか戦闘シーンだけになっちゃったんですが・・・まあ、魔族が活躍してる・・・(のか?)からいいか。
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わかりやすい神託・第9話
『あ。』
ゼロスにリナにガウリイ。
3人の声が重なった。
いきなり呪文を唱えはじめる。ガウリイはすでにブラストソードを抜き放っていたりする。
それでやっと気づくまわり。
「何してらっしゃるんですか?」
ケレス大神官は気づかない。もう既に魔族の結界内にいることを。
「暴爆呪っ!」
リナが呪文を解き放つ。
「うわわわぁぁぁっ!!」
ケレス大神官の悲鳴。無理もない。自分の神殿壊されるんだから。
実際には壊れてないんだけど・・・。
「ほう・・・気づいたか。ゼロスには気づかれると思ってはいたが、貴様ら人間ごときに気づかれるとはな。」
でてきたのは・・・・えーっと・・・内臓・・・?
(人間型じゃないってことは・・・それほど強くはない・・・わね。)
リナは心のうちでつぶやく。
「な・・・なんですかこれっ!?」
「純魔族・・・ってやつよ。」
「気をつけろ。こいつらだけじゃない。まだいっぱいいる・・・」
ガウリイの一言に身構える一同。
「まあ・・・6ダース・・・ってとこですかね。」
さもとーぜんのような口調で言うゼロス。
「ゼル、アメリア!ケレスさんの護衛お願い。」
「はいっ!」
「わかった。」
刹那。あたりに瘴気が立ち込めてくる。
「ぐっ・・・」
「ちょっと・・・きついですわね・・・。」
「くぉらゼロスっ!どこが6ダースよっ!」
「・・・9ダースはいるな・・・人型・・。」
「・・・後から来たんです・・・。」
瘴気が人の形をとる。
「竜破斬っ!」
リナの呪文が口火を切った。うまくすれば今のでこまいのは減ったはず。
「はっ!」
ガウリイは敵をもぅスッパスッパと斬っている。
『崩霊裂っ!』
ゼルとアメリアが二人で放つ。
「効くか。そんなもの・・・。」
ふせがれる。
「崩霊裂っ!」
何とケレス大神官のふいうちっ!
「青魔烈弾波!」
「冥壊屍!」
そこにゼルとアメリアの十字砲火が決まる。叫ぶいとますらなくほろぶ・・・が・・
「ひーん!まだいっぱいいますよぉ!」
「ウラバザード・フレアっ!」
びーっ!びびぃーっ!
こっちもある意味十字砲火。約一名暴走してるけど。
「・・・きりがないな。」
いつもの通り、へーぜんというミルガズィアさん。
「ぅおらっ!」
どづっ!
「カオティク・ディスティングレイトっ!」
そこそこの魔力剣と魔力を持ったヴァルガーヴとフィリアのペアは、他に比べてペースが速い。
「大技一つ行くぞっ!」
それに答えるように防御結界を張るフィリア。
づどどどどどどっ!
きゅどごどどどどどどぉおんっ!
暴爆呪をも凌駕する大爆発。
「竜破斬っ!」
リナはさっきからこればかり放っている。
ヴァルの起こした爆発を皆が防御できたのもリナがこれをやっていたからである。
とはいえ、味方とは逆の方向に連打しているのだが。
その少し手前では、悲鳴が絶えないのだが・・・
「どうしたんですか?どんな攻撃もあたらなければ意味はありませんよ?」
にこにこ笑顔でほほえんで。ゼロスはあたりに黒い錐の嵐を起こしていた。
お陰でゼロス周辺は霧にでも包まれたようになっているのだが。
「ゼロスにはかまうなっ!リナ=インバースをやれっ!」
どこからか声が響く。
「は・・はいっ!」
「させませんっ!」
どづっ!
数匹が黒い錐に貫かれる。
ゼロスはその片手間に魔力弾などをぶっ放しているのだが。
「声の主をどうにかした方がいいですね・・・。」
ゼロスは虚空にとけ消える。
「ガウリイさん。リナさんを頼みますよ。僕はこの空間の作り主をどうにかしてこの大量発生を止めますから。」
その声は、ガウリイとリナにのみ聞こえた。
たしかに、人型のが減った割にはブラスデーモンなんかが大量に出てきている。
「たのむっ!」
いいつつ、ガウリイはそのあたりのレッサーデーモンをないだ。
それぞれの一匹を倒すペースは遅かった。
なにしろ、無差別攻撃が続くために防御をしなければならず、数人いっぺんにくる。
その上ブラスデーモン、レッサーデーモンの大量発生である。
リナのドラスレとメフィのビームで減りはするものの、あとからあとからわいてくるのである。
「防御で手いっぱいだな・・・くそっっ!」
アメリアとケレス大神官、そしてフィリアとゼルの防御で何とかたえている。
こちらが結界の中のため手出しはなかなかできない。
ミルガズィアさんとリナはそれぞれ背中合わせに呪文を発する。
「覇王雷撃陣っ!」
「ゼラス・ファランクス!」この二人は、もっぱら結界側の魔族をほおむっていた。
一方、遊撃組。
『おらあああっ!』
ガウリイとヴァルが時間差で攻撃していく。
そこを二人が離れたとたんに、呪文が解き放たれる!
「冥王崩魔陣っ!」
ナーガの呪文である。
ナーガの動きを予測できるようになった二人は、それにあわせて動いているのだ。
なかなかのコンビネーションである。
ところかわって。
「みつけましたよ。」
「ぜ・・・ぜろ・・す・・・っ!?ばかなっ!?なぜここがわかったっ!?」
「もちろん、結界とのつながりを利用して、ですよ。あちこちに中継しながら操作して下さったお陰で手間取りましたが。」
「マリリンを倒したとき・・・お前は耳栓をしていたそうだが・・・
お陰でそれを覗いてたあたしにもだめーじきたのよっ!?この恨み・・・はらさずにはおかないわっ!」
−逆恨みかい。
「しかたないじゃないですか。さて・・・あまりゆっくりもしていられませんし・・・始めましょうか。冥王将軍マリアさん。」
「ふっ!」
マリアが剣を一閃する。それに伴う魔力衝撃波を追うように走る!
ばしっ!がきっ!
魔力衝撃波を気迫で無に帰し、錫杖で剣とやりあうゼロス。
「へぇ・・・。少し腕を上げられたようです・・・ねっ!」
がきぃっ!
二人は間合いを取る。
刹那、黒い錐が虚空よりいづる!
しかし、それは間一髪で避けられ、浅くかすったのみ。
錐を消すと同時に魔力弾をぶち込むゼロス。
「きかん!」
魔力剣で叩き落とすマリア。戦いは膠着状態となってきた。
「・・・デーモンの数が減ってきたな。おいっ!俺も攻撃にまわるっ!」
「あ!ゼルガディスさんっ!」
アメリアの制止も聞かず、結界を出る。
「崩霊裂っ!」
「なにっ!ーぐわああああああぁぁぁっ!」
ゼルは、自分が戦えないことにもどかしさを感じていたのだ。
アストラル・ヴァインを掛けた剣で切り結びつつ、呪文を解き放つ。
そこにリナの一撃ー
「覇王雷撃陣っ!」
ばちばちばちばちばちぃっ!
「ぐあああああああああああああああっ!」
叫んで滅び行く。しかし、そんな最後など見もせずに次の攻撃を始める。
「ゼロスと戦ってて余裕がなくなったってところね!」
リナの口調にははっきりと嬉しさが混じっていた。
「少し本気でいきますよ。」
そう宣言したゼロスは錫杖を水平に構える。人間には聞き取れぬ言葉か滑る。
「・・・!させないっ!」
マリアは切りかかってくる。が、防御壁に阻まれ、もう一歩のところで届かない。
慌てて対抗呪文を唱えようとした瞬間、ゼロスの呪文が完成した!
錫杖の石が黒く染まる。
ばぢばぢばぢっ!
ずどおぉっぉぉぉん!
黒い錐が逆五紡星の位置に出現し、雷撃を振りまいたかと思うと、その空間ごと分解する。
叫ぶいとまもなく、マリアは分解され、風にとけ消えた。
「暴爆呪っ!」
はあっ、はあっ、はあっ!
リナ達が8ダース目を倒したとき、魔力が尽きてきたことに気づく。
「崩霊裂・・・」
呪文も弱々しいアメリア。
ゼルもリナも肩で荒い息をついている。
ミルガズィアさんやフィリア、メフィもペースが落ちてきている。
ガウリイとヴァルも、息がかなり荒い。
そこに、黒い錐が現れ、残りを全部滅ぼした。
「いやー。危なかったですねぇ。少し手間取っちゃいましたけど、皆さんご無事のようですね。」
同時に、空間が元に戻り、破壊され尽くした神殿が復元されたように元に戻る。
「まあ・・・ね。」
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・・・もしかして、投稿失敗してるかもしれません。
その時はごめんなさい。こっちが本当です。
ああ・・・・ゼロス君ってば目立ちすぎ♪・・・・
次の回もすぐに投稿するつもりだったり。
ゼロスとガウリイとあの方しか出てこないとゆー。
まあ・・・重要ではあるので。見てやって下さい。