さて。さいごに、問題の答えだしちゃいます。
それでは早速。
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                 わかりやすい神託・第5話



「ん−。おいし−ですねぇ♪」
「をい・・・。」(リナ)
「ふむ・・・確かに。」(ミルさん)
「これなら私も食べられますわ♪」(メフィです)
ゼロスがあげた感嘆の声におもわずこたえる一同。
「セイルーン名物のソフトクリームの中でも、この豆乳ソフトはおいし−んですよ♪」
子どものよーにはしゃいでいるゼロス。
・・・ここって聖王国、仮にも白魔術都市なんだけど・・・。
「食べ終わったら王宮にいくわよ。」
「はい。・・・それにしても・・・アメリアさんいるんでしょうか。」
フィリアのもらした疑問にいともあっさり答えたのはなんとっ!
「いるだろ。アメリアはこーゆー時はたいていリナにつかまるから。」
ガウリイっ!
「くされえん・・ってやつか・・・」
ため息はきつつゼルが言う。
「ほーっほっほっほっほっほっほっほっほ!」
真っ昼間から高笑いなんぞあげつつブランデーの25杯目のおかわりを飲み干すナーガ。
このいよーな集団を見つけたか、城の兵士の一団らしき部隊がやってきたっ!
「おまえたち何者だ?」
兵士の問いにいともあっさりいつもどうりに答えたのはゼロス。
「それはひみつです♪」
・・・をーい。
「あやしいやつだなっ!・・・ってそこにいる女魔道士には見覚えがあるような・・・?」
「アメリアいる?あたしらアメリアに会いに来たんだけど・・・。あ、そのゴキブリ神官は気にしないで。今のところは敵じゃないから。」
「ご・・・ゴキブリ・・・っ!?」
ゼロスの顔が少し引きつっているがそれを無視して話を進めるリナ。
「リ・・・リナ・インバース!思い出しましたよ。どうぞこちらへ。」

「リ・・・リナさん!?ガウリイさんにゼルガディスさんもっ!お久しぶりじゃないですか!どうしたんですか?」
「お久しぶりです。アメリアさん」
「フィリアさん!そちらはヴァルガーヴさんですよね・・・。あとミルガズィアさんまで・・・そちらの方は知りませんけど・・・」
「メンフィス・ラインソードよ。よろしく。」
中庭で自己紹介をぱぱっと済ませてすぐ。
「すいません。ちょっと遅れました。」
何をやっていたのやらいきなりゼロスが現れた。何でか知らんがナーガと一緒に。
「ゼっゼロスさんっ!なんでこんなところにっ!さてはまたリナさんを使った悪巧みを考えてますねっ!?仲間までひきつれてっ!」
・・・仲間・・・?
「ちがいますっ!手を洗いに行ったらこの人がかってについてきただけですっ!一緒にしないでくださいよっ!」
「アメリア・・・見た目は怪しいけどいちおー人間よ。白蛇のナーガって言うの。悪人じゃないから。」
「そうなんですか・・・?」
「そう。それに今回はゼロスはあたし達と協力したいって申し出てきたのよ。」
「え?そんなこといってませんよ?」
フィリアのつっこみに答えたのはゼロス。
「いい読みです。リナさん。さすがですね。」  
「どういうことだ?」
ミルガズィアさんが問う。
「つまり・・・覇王があたしをねらっている。もしもあたしが死んだら魔王の封印が弱まる。
 なんでかはしんないけど・・・今のままなら封印は強化されたまま。
 けど!北の魔王としてはそれ以上にやっかいな問題を抱えているもんだから少しでも強力な人材がほしい。
 だから問題が解決するまではあたしは協力者ってわけ。でしょ?」
「そのとおりです。でも・・・なんで分かったんですか?厄介な問題抱えてるってこと・・・?」
「そんなのかんたんじゃねーか。」
ガウリイが発言する。(おおっ!なんか頭よくなってるぞっ!?)
「この前襲ってきた魔族の気配がびみょーに違ったからだ。なんつーか・・・性格とか攻撃の仕方がさ・・・。」
「野生の勘か・・。」
ゼルがつぶやく。
「ふむ?わたしはきづかなかったが・・・?」
「へぇ。ミルガズィアさんでさえきづかなかったんですか・・?」
「リナさんはなんで分かったんですか?」
フィリアが聞く。
「簡単なことよ。ゼロス。あんたが出てこなかったからよ。」
・・・・・・・・・
『へ?』
全員がまのぬけた声を出す。ゼロスは無言。
「あいつらはあたしたちで倒せたわ。あんたがいたら必ず全滅したはず。なのにあんたは見つかりたくないといって出てこなかった。
  すなわち、あいつらは普通の魔族じゃあない。あんたが警戒するほどに。」
・・・・・・・・・
「わかっちゃいましたか・・・。ま、いいですけど・・・。お察しの通り、普通の魔族じゃありません。
  あの人達は・・・その・・・なんていうか・・・この世界そのものに対する反逆者なんですよ・・・」
・・・それってつまり・・・?
「どういうことだ?」
やっぱり話しについていってないガウリイが聞く。
「ちょっと・・・それって・・・一回あたしが飲み込まれかけたあれに刃向かってる馬鹿がいるってことなんじゃ・・・!」
「まあ・・・そういうことです・・・。」
もちろんミルガズィアさんもメフィもフィリアもヴァルガーヴもゼルもアメリアも凍ってる。
「どういうこと?」
ナーガが聞く。
「あんたはわかんなくていーのよ。」
「ともかく、そいつら、実はとうの昔に滅びたはずの冥王とその一派だったりしちゃうんですよ・・・。
 僕なんて足元にも及ばないくらいの力を持ってらっしゃるんですから・・・もしどこかから見られてたら困るじゃないですか・・・。」
『冥王っ!?』
なんとなく反逆した理由は分かる気がするな・・・
「ダークスターが復活させてたのが戻ってきちゃったんです・・・。」
「うあああああぁぁぁっ!?複雑に話が絡み合ってるっ!」  
「ですから・・・僕はあの時ゲートを閉じようとしてたのに・・・誰かさんが邪魔しちゃったんじゃないですか・・・。」
「それとこれとは別。」
・・・・しくしくしく・・・・
「とにかく、そういう理由ならわたしもついていきます。」
アメリアがとうとつに言った。
「では、私達は別行動を取らせてもらおう。」 
これまた唐突にミルガズィアさんが言った。
「そうですわね。独自の情報網というのも有りますし、別方向から補助します。」
「うむ。至急に各地に散っているもの達を集めなければならんしな。」
「そう・・・。わかったわ。じゃあ、気をつけて。」
「あなたがたも。」
こうして、とうとつにおやじギャグドラゴンと無分別エルフは去っていった。




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あとがき

L:わかりやすい神託で悪かったわね!Sいびってて時間なかったのよ!
ねじばな(以下N):いやー。こんにちはL様♪あ、お茶菓子どうぞ♪
L:あら。それじゃお言葉に甘えて。
このたびはあたしを一人称に起用していただきまして。
N:いえいえ。こちらこそ、勝手に使ってしまって。
L:けど、うれしいもんよねー。・・・そういえば、この話の主人公って誰?
N:初期はゼロスなんだけど、だんだん私もわからなくなって来たんです。
L;それでいいの・・・?作者よりおおざっぱねー。
N:いやあ。・・・という訳で、問題の答えはL様でした♪
L:・・・ところで、このあとってどうなる訳?
N:とりあえず、冥王の擁する高位魔族倒して、
   リナとガウリイがゼロスと一緒に○○になって・・・よけいなことしたSがLさまに・・・。
L:私ごのみの展開かも・・・。じゃ、頑張ってね♪

あとがきおっわり

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あああああああああああああああああああああああああああああああ。
ごめんなさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。
やっちゃいましたあああああああああああああああああ。

誰か批判でもなんでもいいから。ガツンと一発言ってくれい。

ねじばなでしたv