『あんだ〜ば〜EX』  3回目

 



「では、最初のコーナに言ってみましょう。
 ”出来るかな?出来なくてもいいよ。そんなんでも面白いから”のコーナ〜〜〜〜〜」

達也
「何だそれは?」


「はい。なんかその辺に転がってる銅像が喚いてるので説明しておきましょう」

達也
「銅像ってーのはオレのことか?」


「このコーナでは、あたしが出題する課題を、ある人物に行ってもらおうという。
 スケールはアリの触覚ぐらいの細さと長さの紐でチョウチョ結びをしてもらうことから、
 星の破壊行動まで、多種多様。そこで今回の課題はある人物によって行ってもらいましょう」

達也
「星の破壊行動って…」


「あははははは…言葉のあやってやつでさあ旦那あ〜」

達也
「…誰が旦那だ!」


「はいはい…というわけで今回の実行部隊に中継がつながってるので、その人を呼んで見ましょう…」

達也
「…おい…」


「…ある山の麓にいる猫斗犬さあ〜ん(はーと)」

達也
「なぬ?!山の麓?」


  ※注意 『』内は小声です。


ちゅどおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーん!!!!



猫斗犬
『…はい…猫斗犬です…』


「今の状況はどうでしょう?」

猫斗犬
『…今の状況ですね…はい…
 今、こちらでは【スレイヤーズ】キャラクターの皆さん…特に…リナ=インバースさんですね…
 彼女の魔法攻撃があっちよこっちよと炸裂し、人相の悪いおっちゃんたちが吹き飛びまくっております…
 お…どうやらほとんどの人たちはノックダウンしてしまったようですね』


「おおーーーっ!グットタイピングってやつですね!!」

達也
「グットタイピングって…もしかしてグットタイミングのことか?」

猫斗犬
『…はい…そうです…グットタイピングってやつです…』


「やはり…グットタイピングですか…」

達也
「…おまいら…少しは、人の話聞けよ…」

猫斗犬
『…あ!皆さんが出てくる模様です…』


「むむむ…グットタイピング…」

達也
「…しつこい…いや…もしかしたら意地だな…」

リナ
「さあ〜て…ちょっとあんた…おきなさいよ」

仮A
「…うう〜ん………って…おわあああああぁぁぁぁ…お…お助けをおぉぉぉ〜」

リナ
「んなら…お宝の隠し場所を教えなさい…全部あたしが有効活用してあげるから」

仮A
「んな、ごむたいなあああぁぁぁ!!!!」





猫斗犬
『…さて…始まりましたね…』


「よっしゃ…では…計画開始!猫斗犬がんばってね!!」

猫斗犬
『はい…では行ってまいります』


「いってらっしゃーい(はあと)」


  ぷつっ…



「…ふう…………さてと…」


  懐から携帯電話を取り出し、どこかへかける舞。



「……………あ…もしもし…リナさんですか?
 舞です…実はちょっとお話が…って…何?忙しい?いや…実はですね…」

達也
「………………何をたくらんでるんだ…こいつは………」


「…さて…これでよしっと…」

達也
「…なあ…舞…」


「ん?何?達之介くん?」

達也
「誰が達之介なんだ?」


  びしぃぃ!!!

  彼を指差す舞。


達也
「人を指を刺すな!人を!!」


「…まあ…まあ…その場の勢いってやつだから気にしないで(はあと)で…何?」

達也
「…たくっ…確か…最初のコーナって…別のやつだったよな?確か…何とかは見たとか…」


「あ〜そのことね……実は…最初の放送で…………
 スレイヤーズ作品を愛すべく方々が身を焦がしてまで書きに書きまくった、作品の中から、
 この人のこのセリフ及びこのシーンが特に気に入ったと言うコメントを紹介していく…コーナ…
 …用に、みんなから募集を行ったんだけど……」

達也
「ふむふむ…」


「めっきりぱったり、お手紙がこないんでぽしゃっちゃった(はあと)」

達也
「……………………」


「まあ…裏番組だから…仕方ないのかなあ…なんて思ってるんだけど…
 1枚もこないなんてねえ…」

達也
「裏番組だからな…
 ってことは、このままさらに手紙が来ないと放送も中止になるってことか?」


「…そうなるかも…
 とにかくそうならないためにもあたしたちだけ出来るようなコーナを作って、
 少しでも時間稼ぎをしようとしている舞ちゃんの努力!
 そのためには…時には心を鬼にして…」

達也
「…時には?…いつもの!間違いじゃねえのか?」


「……………ちっ…やっぱり…猫斗犬の役、たっくんにやらせるんだったわ…」

達也
「あん?それって、どういう意味だ…」


「さて…そろそろかしら…」

達也
「そろそろって?」


  ぷちっ
  舞が横手にあるスイッチをいじると、山の麓繋がった音声が再び入る。
  直後!!!


きゅごおぉぉーん!!!


達也
「…な…な…な…な…なん…なんだああああぁぁぁぁ!!!!」


「あ?始まった(はあと)始まった(はあと)」



猫斗犬
「どにゃあああああああぁぁぁぁーーー!!」

リナ
「くおらあ〜待たんかい!!」

アメリア
おとなしく正義の拳を受けなさい!!」

猫斗犬
「ひょええええぇぇぇぇーーー!!」

ガウリィ
「いや〜あいつ、足速いなあ〜」

ゼル
「あの2人に追っかけられるんなら…亀だって音速走るさ…」

リナ
「逃げるなつーてるでしょうが!火炎球!!!」


ぐごおおおぉぉぉーん!!!!


達也
「…いったい…なにが…」


「いや〜派手にやってるわねぇ〜」

達也
「…お前…何をやったんだ…」


「リナさんがお宝を見つける前に、さきに猫斗犬に盗ませたの(はあと)」

達也
「お宝って…まさか…」


「うん(はあと)さっきまでリナさんが吹き飛ばしてた盗賊たちが溜め込んだお宝よ(はあと)」

達也
「…おひ…それって…リナに知れたらことだぞ…」


「うん!だから…事前に犯罪を阻止しようと思ってリナさんに連絡したの(はあと)」

達也
「鬼かお前は…」


「あははははははは…というわけで、お別れの時間となりました。
 皆さんお楽しみいただけたでしょうか?
 なお、この番組では──
    いろいろなホームページに存在する、
    スレイヤーズ作品を愛すべく方々が身を焦がしてまで書きに書きまくった、作品の中から、
    この人のこのセリフ及びこのシーンが特に気に入ったと言うコメントを募集しています。
 もちろん、苦情、感想、相談、何でもござれ。お手紙まってまあ〜す。
 では、これにて!
 お相手は香純舞ちゃんと以下略さん…でした!!!」

達也
「…以下略さんって…」