神という名の魔という名の・・・。
闇:やっと試合終了。はあ、長かったな先輩達も・・・・
ファ:結果は?
闇:第3位だった
ファ:まあまあじゃないか
闇:けど、なんとなく悔しい
ファ:まあいいが・・・・
闇:つい最近気づいたこと・・・・
ファ:気づいた事?
闇:やっぱこの物語は20章超えると思う
ファ:は?
闇:いやね〜、夢の話とか書いてたらかなり多くなっちゃって・・・・
ファ:おひ
闇:この頃では、ホント〜に終わるのか心配になってきた。
ファ:はあ、ホント気まぐれだな・・・・
闇:仕方ないよ。僕だし・・・・
ファ:ものすごい説得力だな・・・・
闇:はあ、一応今回からサイラーグに入ります
ファ:そうか・・・・ついに第一部の終わりが見えてきたな
闇:だから終わるか分からないってば
ファ:終わらせろ!
闇:・・・・たぶん
ファ:それじゃあ、前書きはここまでにしようか
闇:そうですね。それじゃあ皆様あとがきで会いましょう
#####################################
ファントムサイド
俺達は、ついにサイラーグについた。すると、
「あれは・・・・ルナさんじゃないですか!」
なぜかルナに駆け寄る女の人。
黒い髪をロングにしている。
俺が?マークをつけてルナのほうに振り向くと、笑顔で答えてくれる。
「こちらの人はシルフィール。このサイラーグの巫女頭よ」
そうルナが言うと、シルフィールと言われた人は俺に挨拶してくる。
「どうも、始めましてシルフィールと言います。もしかして・・・・数日前の神託の方ですか?」
本人は、少し不安そうな顔をして聞いてくる。
「ああ、俺が神託の主だが?それがどうした?」
そう言うと、彼女は器用に一瞬だけ気絶した。
しかし、すぐに意識を回復させるといってくる。
「それで?この町に何の用ですか?」
「ああ、この町には何人人がいる?」
そう聞くと、即答えが返ってくる。大体20人程度ですけど・・・・それがどうしました?」
「じゃあ、その二十人を連れてここにきてくれ」
そう言うと、少し首をかしげた後、すぐに走っていく彼女。
「ねえ、どうするの?」
ルナが聞いてくるので俺は答える。
「ここが戦場になるのは必死だし、ルナと共にゼフィーリアに送る」
「いやよ」
そう言って彼女はそっぽを向いてしまう。
「だから、話は最後まで聞け、お前達をゼフィーリアに送るからすぐさまリナに預けるんだ。
そして後はフィブに連れてきてもらえばいい」
そう言うと、不信そうな顔つきで言ってくる。
「フィブはここにちゃんと送ってくれるかしら?」
「その点は保証する」
そう言って呪文を唱え始める。
「ファントム?」
ルナは何かを聞こうとするが俺は呪文詠唱を止めない。
夜の中にたゆたいし 秩序を統べる者よ
聖域を守りし 青き月よ
今そなたとの血の契約により
来たれ遠きガヤンの地より 輝く光もて
裁きを今ここに
光明檻(ガヤンフォース)
そう言った時に近くの壁に丸い光の檻が出来る。
「隠れてないでさっさと出て来い」
そう言うと、さっきまで何も無かった光の檻の中に一つの人影が表れる。
「やっぱりあの時に滅ぼすべきでしたよ。お久しぶりですね幻の君」
「ああ、三億年ぶりだな幻無の君」
そう言っているときにシルフィール率いる20人が到着した。俺は問答無用で呪文を唱える。
闇よりなお暗きもの 夜よりなお深きもの
混沌の海よたゆたいし存在 金色なりし悪夢の王
われここに汝に願う
そなたが持ちし慈悲により 我の意志が届く所に
今この者達を 導きたまえ・・・・
魔力転送(サイテレポート)
そう唱えると、金色の光に包まれ、20人とルナとフィブが光に飲み込まれる。
俺はそれを見届けると幻無の君のほうに向く。
「さあ、芝居はいい。かかってこいよ」
そう言うと同時に、光の檻をぶち破って出てくる幻無の君。
「じゃあ始めましょうか。邪魔者はいなくなった事ですしね」
そう言って俺達は呪文を唱えながら一気に間合いを詰めた。
ルナサイド
私達は、ファントムの転送呪文によって一瞬のうちにゼフィーリアに運ばれた。
大半は気絶していがたぶん生活に支障は無いだろう。
ついでにファントムが降ろしてくれたのはリアランサーの食堂、丁度リナ達が何か作ろうとしている所に出っくわしたのだ。
「姉ちゃん!どうしたのってシルフィール!?」
「お〜シルフィール久々だな〜」
ガウリイがやっぱり分かってないのか普通に言ってくる。
ゼルとアメリアは私達が出てきた時点で現実逃避に走り、お茶を飲んでいる。
私は、用件だけリナに言う。
「しばらくしたらこの人たちを元に戻すと思うからそれまで面倒見ていてね。じゃあ」
そう言って精神世界のフィブにコンタクトを取る。
『じゃあフィブ、ファントムの所に送って!』
『はい』
そうフィブが言った時私の身体は精神世界でフィブに連れられたファントムのいるサイラーグに急いで戻る。
「どうしろっていうのよ姉ちゃん〜〜〜〜!!!」
泣きまくっているリナを置いて・・・・
ファルトサイド
今ひとつのテーブルに4聖天が集まった。そして、議論されている。
「ほんとに奴等が動いたんだろうなセーフィー」
疑うようにしてセーフィーを見ているのは時の王こと通称フェンオルラー。
「いくらセーフィーでも今回はほんとだと思うわ」
そういったのは宇宙の姫こと通称ユニット。
「ユニット・・・・その言い方だったらいつも私が嘘ついてるみたいに聞こえるんだけど・・・・」
「あら違うの?」
ユニットはセーフィーを見て言う。この2人かなり仲良しなのだが、時々喧嘩もする。
一番被害こうむるのは俺だったりする。まあ置いといて、
「多分今回のは本当だろう」
そう俺が言うと、ユニットは疑問符を頭につけながら聞いてくる。
「どうして?」
「ファントムと、幻夢の君が何かやらかしている」
その言葉によって一気に静まり返る一同。
「それって・・・・かなりやばくねえか?」
すぐに硬直から脱出したのはフェンオルラー。
俺に確認を求めてくる。
「ああ、かなりやばい・・・・」
そう言うしかない。またしんとして、
「・・・・最悪ね」
セーフィーが呟く。
ユニットが今更のように慌てて自分の精霊フェアリーを呼び出してファントムの元に向わせている。
「ついに目覚めるのか、10億年の時を経て・・・・再び沈黙が・・・・」
その俺の言葉に一同はまた静まり返った。
続く・・・・
#####################################
闇:終わってみればみじかっ!
ファ:いつもの事だろう
闇:まあそう言ってしまったら何とも無いんだが・・・・
ファ:まあいい。最後の沈黙って言うのが私達の今回の敵か?
闇:いいえ、こいつが親玉です。第1部には出てくるか、出てこないかです
ファ:ほう
闇:詳しい設定は本格的に出てきてから説明します
ファ:まあいいか・・・・
闇:にしても疲れた・・・・
ファ:おつかれさん
闇:第一部だけで20話超えそうな話って・・・・
ファ:一体何部まで作る気なんだ?
闇:予定としては3部まで・・・・
ファ:おいおいおい
闇:まあ、やれるところまでやってみます。それでは、今回はこの辺で
ファ:じゃあ、また会いましょう皆様。
闇&ファ:さようなら〜