神という名の魔という名の・・・
闇:・・・・
ファ:どうした?
闇:・・・・
ファ:?
闇:・・・・疲れた・・・・
ファ:なんじゃそりゃ
闇:いやなんとなく・・・・小説レスする気力もうねえ・・・・
ファ:そんなんで書くなよ!
闇:でもツリー残っている間に書いちゃう
ファ:はあ、絶対身体壊すぞ
闇:ふっ、睡眠時間4時間、健康管理不十分、
体力普通よりかまだあるかな〜という奴が、なんでかぜをひかないか、それは・・・・
ファ:それは・・・・
闇:バカだから
ファ:は?
闇:バカは風邪ひかないって言うだろ
ファ:・・・・(ジャキ)
闇:だああああ、無言で剣抜くのやめろー!
ファ:ふふふふふ
闇:あああああ、もう止まらないよ、それでは皆様、あとがきで・・・・(ダッシュ)
ファ:まて〜!
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ルナサイド
私は、まどろんでた。しかし、次の瞬間飛び起きた。
「ファントム!」
しかし、そこには彼の姿も形も無かった。
窓からは朝日が差し込み、小鳥のさえずりが絶え間なく聞こえてくる。
いつも通りの私の部屋だ。
「夢?」
そう思ったが、一つだけ違う場所を見つけた。
それは、私の枕元に置いてあった。
四角く、小さい箱だった。私は・・・・この箱を開けてはならないと思った。
開けては、私のどこかで囁いている声が当たってしまうと思ったからである。
しかし、体は思うように動いてくれない。
そして・・・・
かぱっ
こんな時ながらマヌケだと思いながら中を見た。
そして、次々に涙が流れてきた。
そこには、昨日ファントムから貰ったネックレスと同じ石を使った指輪が入っていたのだ。
私は、止まらない涙と共にその箱を抱きしめた。
そして唇を触る。
昨日ファントムとキスした所だ。
しかし、そこには愛しい人の感触はもう無かった。
「どうしてよ。どうしてなのよ・・・・」
私は、次々に流れ落ちる涙を拭こうともせず、ただひたすら泣いた。
「どうして私の答えを聞かずに行っちゃったのよ。どうして・・・・」
後悔ばかりが溢れてくる。
大切なものは失った時に気がつく。
それは、真実という名の残酷・・・・
どこかで誰かが言っていた。
私は、その通りになってしまったのである。
大切なもの、そうファントムが私の中で大きく占めるようになっていた。
はじめてあった時から・・・・・・・・
今なら分かる。
昨日父さんたちが言っていた意味も、私が神族をも裏切ってファントムを隠した事も・・・・
私はあの人のことが好きだった・・・・ただこの世で一番大切なものだった・・・・
しかし、今彼はここにはいない。
彼は行ってしまっただろう。
私が知らない所に・・・・
そう思いながら私はずっと泣いていた。
その時、ノックの音がしてリナの声が聞こえてくる。
「姉ちゃん?朝食できてるけど?」
「うんん、いらない」
扉の向こうでもリナが驚いたのが分かった。
「なっ、姉ちゃんいらないって!どうしたの!ここを開けて!」
「開いてるわよ」
静かに言うと、リナがそーとドアを開けて私の顔を見たときに絶句する。
「姉ちゃん・・・・泣いてたの?」
私は答えない。
「どうしたの姉ちゃん?」
私が泣いた所を見せた事が無かった為かリナはおろおろしている。
そんなリナを見て私は言う。
「大丈夫だから、すぐに元に戻るから・・・・」
そう言って笑う。
多分から笑いだろうと予想がついたが私は笑う。
「姉ちゃん・・・・」
そう言って私の横に座るリナ。
「どうしたの?私にできることがあるんだったら何か言って」
そうリナに言われた時私の中の何かが切れた。
そして、私はリナに寄りかかり泣き始めたのだった。
一通り泣き、昨日の晩の事を話し終えた時にやっと落ち着きが戻ってきた。
リナが口を開く。
「ファントムの気持ちも分からなくも無い。
私が今ファントムの立場だったら同じ行動に出ると思うし・・・・決して姉ちゃんが悪いって訳じゃないよ」
最後のほうで慌てて私に言ってくるリナ。
けど、私はリナが言うような強い者では無い。
結構意地でリナの前では強く見えるようにしているけど、心はものすごくもろい。
「姉ちゃんはそんな顔似合わないよ」
しばらくしてリナがぽつりと言った。
「じゃあどんな顔が似合うの?」
言い返す私。
すると、
「姉ちゃんは笑っているほうがいいよ。それが姉ちゃんだから。
それにね、からなずしもファントムが死ぬって言う事はないんでしょ。
例えここに帰ってくることが1%未満だとしても0%と言ってないってことはその何%にかけても良いんじゃないかな?
そして、ファントムが帰ってきたときにそんな顔じゃあファントムも悲しがるよ」
そこまで言われて私も踏ん切りがついた。
「そうね・・・・私には笑顔が似合うんでしょ。じゃあ笑っていようか」
そう言ってにっこり笑うとリナも笑って言ってくれた。
「うん、姉ちゃんはやっぱりその顔のほうがいい。あと、ご飯も食べないとね」
「ええ。そうね」
そう言って立ち上がる。リナも立ち上がり、
「じゃあ、みんな待たせてるし食べに行こうよ姉ちゃん」
「ええ」
そう言って階段を下りていった。
下ではなかなか降りてこない私を心配してかみんな食べずに待ってくれていた。
ガウリイは机に突っ伏してホントのくらげ状態になっている。
「ごめんね、遅くなっちゃって。さあ、食べましょう」
そう私が言うと共に朝食がスタートした。
「ねえ母さん、私、旅に出てもいい?」
昨夜の事を話、母さんに聞く私。
ちなみに朝食が終わり食後のお茶を飲んでいる所だ。
「いいわよ別に」
母さんは二つ返事で答えてくれた。
「行って来い」
なぜか父さんまで言ってくれる。
「ねえ姉ちゃん、私たちも行ってもいい?」
リナが聞いてくるが、私はNOを出した。
「なんでよ!」
リナが聞いてくるが、私は静かに答える。
「ファントムでさえ死ぬかもしれないって言ってるのにせっかく夫婦になったあなた達を連れて行くことはできないわ。
分かってリナ。これは私一人の自分勝手、好きなようにやらせて」
そう言うと、諦めたように無言になるリナ達。
それを完璧に無視して私は荷物をまとめるために二階に上がる。
そして、あっという間に荷物をまとめ、もう一度下に下りようとしたところで声がかかる。
「お待ちくださいお客様」
振る向くと、昨日ファントムがネックレスを買ってくれた店の店主らしき者だった。
彼は私を無視して話を続ける。
「これは、ファントム様から頼まれた依頼の品です。お受け取りしてください」
そう言って虚空から箱を取り出す。
「何よそれは」
そう聞くと、
「これはあなたの指輪と同じ石を使ったイアリング。
ちなみにこの石は魔力増幅の役目も果たします。
呪文は、『暁と黄昏の中に眠りし者 そなたの力の欠片によりて 我に更なる魔力を与えよ』です。それでは・・・・健闘を祈ります」
そう言って消えようとする。私は寸前で止める。
「まって、あの人はどこに行ってるの!?教えて!」
そう言うと、彼はふふふと笑って答えてくれた。
「ファントム様ならサイラーグに向かってらっしゃいます。それでは・・・・ご健闘を祈ります」
そういった瞬間彼の身体は消える。私は、彼が消えた途端にイアリングをつけ、私は急いで1階に降りる。
「ごめんね母さん、父さん。もう行くから・・・・」
そう言って飛び出す。
「いってらしゃ〜い。おみあげ楽しみにしてるわよ」
「気をつけてな〜」
父さんと母さんが送り出してくれる。目指すはサイラーグ。ファントムが向かった地・・・・
続く・・・・
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闇:いや〜終りましたね
ファ:終わったな
闇:ははははは、さてこれからどうなる事やら・・・・
ファ:おい!
闇:いろいろなラストがあって迷ってるんだよ
ファ:例えばどんな?
闇:ファントムとルナは死に別れるとか・・・・
ファ:・・・・
闇:逆にハッピーエンドで終わるとか・・・・
ファ:・・・・
闇:まあいろいろな意見があるので・・・・レスください。一応皆様的にはどのような終わり方がいいですと言うような事を書いて・・・・
ファ:でも終わりは一つだろ?
闇:そうなんですよ。あああああ、悩む〜
ファ:まあがんばってくれ。じゃあこの悩み苦しんでいる闇竜の要望に答えてやってください。ただ、最後は闇竜がどうするかによって変わります。
闇:それでは、皆様。今回はこの辺で・・・・
闇&ファ:さようなら〜