神という名の魔という名の・・・
闇:こんにちは、闇竜です。なぜか知らないうちにつり―が落ちていて、30分ほど落ち込みました。
ファ:なぜだ?あれだけ更新遅ければ普通は落ちるぞ
闇:そう言われましても・・・・これでも結構頑張っているほうなんですよ
ファ:ほう、そう言いきれるのか?
闇:ええ、って言うかココから一気に話が大きくなります。たぶん・・・・
ファ:たぶんって・・・・お前な〜
闇:何せ普通でも80%考えてから打ち込み始めるのに今回は50%ぐらいしか考えてない
ファ:おい!
闇:だからココからどうなろうと俺の知ったことじゃない。
ちなみに、第二部っていうものを作ろうかな〜と思っている今日この頃です
ファ:おい!ってことはこれは第一部?
闇:そうなりますね〜。これからも頑張ってください
ファ:他人事のように・・・・
闇:だって他人事ですし・・・・
ファ:・・・・
闇:・・・・
ファ:・・・・
闇:・・・・すみません。僕が悪かった・・・・
ファ:分かればよろしい、それよりそろそろ始めないか?
闇:そうですね、ではあとがきで会いましょう
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ファントムサイド
流石に、いきなり店の前に移動するわけにはいかないので、近くの路地に出現する俺とルナ。
「たのしかったわ。ホントにまた連れて行ってね」
そう言って笑いかけるルナ。俺も笑い返す。
「ああ、いいぜ。ただ今度行くときには、もう少し時間とってからにしような」
そう言いながら路地から出る俺とルナ。
大通りにはまだ日が暮れて時間が経っていないのか大勢の人があふれていた。
しかし、その中を俺達は通る事はない。
なぜかと言うともう横がインバース商店なのである。
「ただいま〜!母さん、父さん」
そう言って店の中に入っていくルナ。俺も軽く頭を下げてはいる。
「ああ、お帰りルナ」
そう顔をこっちに向けながらも、手を動かしているセシルトさん。
「おお、今帰ったか」
そう言って新しいタバコを吸い始めるマリュートさん。しかし、
「店の中では禁煙」
そう言ってセシルトさんにとられてしまう。渋々ながら店から出て行くマリュームさん。
店にいた客のほとんどがくすくすと忍び笑いをこぼしている。
セシルトさんは、俺たちのほうを向くと、
「うん、よかったねルナ。さあ、奥に行っていなさい。あと、夕食の準備をしていてくれると助かるわね」
そう言いながらも手は動かしたままだ。恐るべき・・・・
「わかったわ。私が作っとくから」
そう言って奥に行くルナ。俺も後に続こうとするが、
「ファントムさん、ありがとう」
そう言う意味深なセシルトさんの言葉を聞いてしまう。
しかし、故意に聞かなかった振りをして俺もルナの後に続く。
「ふふふ、気づいてないのは本人たちのみか・・・・」
セシルトさんが笑いながらこんな事を言っていることは知らなかった。
「もうやめてよ〜」
奥のリビングに入ると、途端に上から喘ぎ声が聞こえてくる。
ルナはその声を聞いて泣いている。
どうやらお店の空間には声が漏れないように結界がしてあるようだ。
「ううううう」
本気に泣いている。声は二つ聞こえたりもする。
つまり、リナ達一行は、丁度ベットにみんないるという事だ。
しかし・・・・
「これは、なんと言うか・・・・負と生が混ざり合った感情だな・・・・」
ぼそっと呟くと精神世界を覗き見してみる。
そこには、ぴくぴくしながら横たわっているゼロスらしき黒い錐と、それを見ながら少しづつ痛みつけているフィブの姿があった。
『おい、フィブそこらでやめにしとけよ』
そう言いうと、フィブがやっと気づいたようにいってくる。
『はっ、いつのまにここにって言うか・・・・いつ戻られたんですか?」
やっと気づいたって言う感じだ。
『ついさっき戻った。それで?襲撃はなかったか?ゼロス』
大分痛みつけられているが、すぐさま俺に報告してくれるゼロス。
『ええ、襲撃はなかったです』
『そうか、じゃあフィブ、痛みつけてもいいぞ』
そう言うと共に精神世界から目をそらす俺とたんにゼロスの叫び声みたいなものが響いたが、この際無視しておこう。
「どうしたのファントム?」
ルナが聞いてくるが、言える訳ない。
「まあ、なんでもないよ。夕飯の用意でもしようか・・・・」
そう言って台所に向かう。ルナも首を傾げつつ料理を始めた・・・・
リナとガウリイ、そしてゼルとアメリアが出てきたのは丁度夕飯が準備できるかできないかという時だった。
リナとアメリアはまたまた顔を真っ赤にし、ガウリイとゼルは傍から見てもニコニコしている。
「夕飯できたわよ〜」
ルナの声によってみんな夕飯の用意をし始める。
「ルナありがとねv」
セシルトさんとマリュートさんもお店を終われせてか戻ってきた。
『いただきま〜す』
全員の声がこだまして食事が始まる・・・・
「はあ、もうお腹いっぱい」
そう言っていすにもたれ掛るリナ。
「私もです」
アメリアも同じくだ。
「にしてもリナの姉ちゃんってリナと似て料理上手だな〜」
なぜか感心しながらお茶を飲んでいるガウリイ。
「まったくだ」
そう言いながらコーヒーをすすっているゼル。
「で?結婚式はいつにするのリナ?」
セシルトさんの一言によっていすからずり落ちるリナ。
「そうだな〜、俺はリナと一緒ならどこでもいい」
ガウリイが言っている。
「どうせなら私たちと一緒にしたらどうですか?」
アメリアが提案し、
なぜか関係はないが俺がボーとしているうちにセイルーンのアメリアたちと共に結婚式を挙げてしまおうという事になったらしい。
俺は話が一段落ついた隙に口実をつけ二階の自分に与えられた部屋に帰る(避難する)
ルナサイド
ああ、ファントムがいなくなってなぜかこっちに矛先が向いてきた・・・・
「それで?姉ちゃんはファントムとどこら辺まで行ってるの?」
「ふふふ、そんな事言うのはどこの誰かな?」
「姉ちゃん、いふぁい、いふぁい」
ほっぺをつねられたリナが何か言っているが気にしない。しかし・・・・
「そうね〜でルナどこまで行ってるの?」
「か、母さんまで」
「そうだぞルナ、そろそろ身を固めてもいい頃だろう。ファントム君とはどこまで行ったんだ?」
「父さん・・・・」
ガウリイとゼルは口を閉じているままだが、その顔はリナ達と同じ事を考えている証拠だ。
「・・・・じゃあ何、私とファントムが恋人同士だって言うの?」
思いっきりどすを効かせた声で言ったが、
『そうじゃないの?』
全員に同じセリフを言われて流石に面食らう。
「だって姉ちゃん今日絶対変だし・・・・」
リナが言う。
「確かに、普通なら男なんかについて行かないのに、今日は自分の意志でOK出したし・・・・」
母さんまで敵に回る。
「丁度ファントムさんもルナの事好きだと思うし・・・・」
「なぜ?」
父さんの意見に即反論する私。
「・・・・気づいてなかったのか?」
父さんが驚きの目で見てくる。
「だから何がよ」
そう言うと、皆がため息をつく。
「流石リナの姉ちゃんだ」
なぜかしみじみ納得しているガウリイ。
「確かに・・・・」
さらにゼルまで言う。
「だから何よ?」
私が聞くが、リナ達はため息をつくだけ。
「姉ちゃんて・・・・戦闘の時には恐ろしく鋭いけど、こういうものになるとかなり鈍いんだね」
「何が鈍いって言うのリナ?」
そう笑顔で言うと怖がって後ずさりするリナ。
「まあ、ルナが分かってないみたいだし・・・・今日はここら辺にしときましょうか」
母さんの意見でみんな寝室に戻っていく。
「一体なんなのよ〜」
私の叫びは誰にも聞かれなかった。
ファントムサイド
「幻の君様、やっと情報が手に入りました」
「本当かフィブ!?」
今まで、下で叫び声などがしていたが完全に無視し、
部屋に篭ってから2、3時間瞑想にふけっていた俺は突如部屋に現れたフィブの報告を受けて立ち上がる。
ちなみに今は11時ごろだ。
「それで?どこだ?奴はどこにいる?」
「はい、ターゲットはサイラーグに潜伏しているらしいです。いかがいたしますか?」
「もちろん決まっている。すぐさま出発する」
そう言って立ち上がった俺にフィブが声をかけてくる。
「ですが、ルナはどうするのですか」
その一言で俺は固まった。
「どうするって・・・・」
何とかこの場を切り抜けようとするが、あまりうまい言葉が見つからない。
「ええと、どういう意味かなフィブ?」
「どういう意味って・・・・恋人でしょ」
「・・・・」
押し黙ってしまった俺にさらに言葉をたたみかけるフィブ。
「この戦いであなたが帰ってこられる確率っていうのは・・・・申し上げにくい事ですが1%未満でしょう。
幻無の君が動いているという事は、その背後にあの人がいる事は明確です」
「しかし・・・・」
俺はまだ粘る。
「あなたは、何もしていません。ただ、逃げているだけです」
そこまで言ったときに言い過ぎたと思ったのか謝るフィブ。
「すみません、言葉が過ぎました・・・・」
「いや・・・・わかった。少し待っていてくれ、それとこれからは徒歩で行こう。空間移動はできるだけ使いたくない・・・・」
意味をちゃんと取ってくれたのかフィブは頷き、
「外で待ってます。12時までには来て下さいよ。それでは・・・・」
そう言って消えるフィブ。今は11時ちょっと前だ。
俺はそれを確認すると廊下にでる。
隣の部屋からは何か聞こえるが無視し、その隣、つまりルナの部屋の扉をノックする。
「どうぞ」
そういった声が聞こえ、俺は部屋の中に入る。
「どうかしたのファントム?何か用?」
いきなり尋ねてきた俺に対して驚きもせず聞き返してくるルナ。
「なあ、ルナ。大事な話がある」
「なに?」
俺のいつもとは違う真剣さに押されてかちょっと身体を硬くするルナ。
「俺は、今からここを出る」
いきなりの言葉でルナは唖然としている。
「っちょっと待って、どうしてよ」
唖然とした後はいきなり慌て始める。
しかし、俺の平然とした態度にやっと落ち着きを取り戻す。
ルナが落ち着きを取り戻したのをみて俺は切り出す。
「今回の背後にいる敵を倒しに行く。それだけだ・・・・」
「ちょっと待って、それだけなんだったら何で私に言いに来るのよ」
慌てて言うルナ。俺はいったん目を閉じると、
「今回、俺がここに帰って来れる確率は1%未満だ」
突然の事実にルナは声を出せないでいる。俺はさらに言葉を続ける。
「それで、最後だからルナに言っておきたい事があったんだ」
ルナはさっきの事実からやっと脱出して俺に言ってくる。
「嘘よね、嘘よねファントム。約束したじゃない。
また一緒にあの空を見るんでしょ、また一緒に出かけるんでしょ。
約束したじゃない、嘘だよね、嘘といってよファントム・・・・」
最後のほうは、もう涙声になっている。涙声になりながら俺の胸に寄りかかってくる。
「嘘といってファントム。嘘といってよ・・・・」
「ルナ落ち着いて、そんなに泣かれたら言いたいことが言えなくなっちゃうじゃないか」
「言いたい事って?」
「一度しか言わない。・・・・君が好きだ」
ルナは一瞬何を言われたかわからなかったようだが、すぐさま正気を取り戻すといってくる。
「じゃあ、何で私一人にするのよ!好きなんだったら幸せにしなさいよね!もしそれができないんだったら・・・・」
そこまで言った時に黙ってしまう。
「もしできないんだったら連れて行きなさいか?」
彼女の身体がびくっと震えたのが解かった。しかし、俺は言葉を続ける。
「それはできない」
「なぜ!?」
「おまえを危険にはさらしたくない」
「私だって死にに行くようなあんたをほって置けない!」
「俺は、自分の戦いで大切な者をなくすのはもう嫌だ。わかってくれ」
「大切な者って・・・・なんなのよ」
もう泣きそうな彼女の肩を掴み、彼女を抱き寄せながら俺は言った。
「それは・・・・心を無くした俺の友人だ・・・・」
「なっ」
「俺は、もう失いたくない。あなたには輝きつづけてほしいそれが、俺の願いだ・・・・」
ルナは、
「嫌よ。例え今輝いていようとあなたがいなくなっちゃうんでしょ。そんなのひどいよ。ひどすぎるよ・・・・」
俺の胸の中で泣き出すルナ。
そんなルナのあごを取ると俺はルナの顔が俺に向かい合うようにする。
「ファントム?」
ルナが聞いてくるが、俺は無言だ。やがて、申し合わせたように俺達は顔を近づけ・・・・
最初のキスは、少し塩辛かった。
「頼む、俺がもし滅んでも、君は生きてくれ」
そこまで言うと、俺はルナに当て身を食らわせ気絶させる。
「うっ」
そう言って気絶したルナをベットに寝かし、俺はポケットから箱を取り出し、枕元におくと、ドアのほうに歩き・・・・
「さようなら、ルナ。赤き紅(くれない)の竜神よ・・・・」
聞こえないであろうがそう言い、ドアを閉める。
そして、玄関から外に出る。用意はフィブが持っている。
外に出ると、荷物に寄りかかりながら待っているフィブがいた。
「またせたな」
そう言うと、
「5分遅刻です」
そう言われてしまった。俺が苦笑を浮かべると、フィブは荷物を持っておれの荷物を渡してくれる。
「言ってきましたか?」
「ああ」
「思い残す事はありませんね」
「だから無いって」
そこで俺は言葉を切り、虚空から一つの白い仮面を取り出す。フィブが不思議がって聞いてくる。
「その仮面は?」
「これは、友人の形見だ」
そう言い、俺はそれを小袋の中に入れる。そして、フィブのほうに向かって言う。
「行くぞ。サイラーグへ」
「ええ」
こうして、俺たち2人は夜のゼフィーリアの城門を飛び越え、歩き出した。
目指すは、サイラーグ。
昔、悪夢の王様が降臨なさった土地・・・・
続く・・・・
#####################################
闇:打ち込みに約4時間・・・・
ファ:アホ
闇:ううううう、なんかシリアスっぽいと思いませんか?
ファ:思わん思わん
闇:ううううう
ファ:どうでもいいが、この話しいつ終わるんだ?
闇:分からん
ファ:は?
闇:いや〜、書いているうちにジンマシンや頭痛などしてきたので、
ファントムとルナのシーンをかなり変えたから最後のシーンもかなり予定より変わる
ファ:おい
闇:ここでもかなり吐き気したから・・・・所詮闇竜ではキスがいい所であるというのを実感しました
ファ:実感するなそんな事
闇:そんな事って・・・・
ファ:で?もうそろそろ先が見えてきたな
闇:まあな、これで第1部が終了するかどうか・・・・
ファ:ってホントに第2部作る気か?
闇:うん、ストーリーの40%ぐらいは決まったから・・・・
ファ:なんつー事を・・・・
闇:もうそろそろ時間だし、今回はここら辺にしませんか?
ファ:そうだな。という事でここまで読んでくれた皆様、ホント〜に感謝します。
闇:それでは、また今度
闇&ファ:さようなら〜