神という名の魔という名の・・・
闇:今回はかなり短いです。
ファ:なぜ?
闇:まあ、見れば分かります。
ファ:あっそ、
闇:L様起きる前に終せますか
ファ:どうでもいいが・・・・
闇:本文いきます
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「そう言えば姉ちゃん」
歩き始めて5分後、いまさらながらリナが何かを気づいたように聞いてくる。
「何リナ?」
ルナがリナのほうを振り返って聞く。
「何で冥王の術使えたんだろう?」
いまさらながら、ルナが固まった。
「そう言えば冥王降魔陣が使えましたね」
ゼロスが思い出したように聞いてくる。
「いつもの癖で唱えたけど・・・・滅んだはずよね冥王って」
リナが震えながら言う。
ガウリイは何の事だか分からずボケ―としているし、ゼルはあんぐりしている。
アメリアは、そう言えばっていうような感じだ。
「ええ、あの冥王はあの御方にちょっかい出して滅ぼされたはずだけど・・・・」
硬直から脱出したルナがやっと絞り出すような声で言う。
俺は、何の事だか分からずルナに助けを求める。
「なあ、一体何の事だ?」
するとルナは、やっと思い出したかのように教えてくれる。
「ええとね、この世界の冥王は、あの御方によって滅ぼされているの。
なのにさっきリナは冥王の呪文を使って発動させた。それが不思議という事よ」
「つまり、滅んでいるはずなのになぜか発動したってことか・・・・」
「そうなるわね」
ゼロスはなぜか影が薄くなっているし、リナ達は現実逃避に走っている。
「なあルナ」
「なに?ファントム」
俺は、一応聞いてみる事にした。
「その冥王って奴はどんな奴なんだ?」
はっきり言って、こっちに来るまでは自分の仕事に追われていたので、最近の出来事を知らないのだ。
せいぜい降魔大戦とやらの人間の知識しか知らなかったのだ。
「いい、奴はリナによって滅ぼされてるわ」
そう言いながらリナを睨みつけるルナ。リナは冷や汗たらたらである。ルナは言葉を続ける。
「それで、その時にあの御方の呪文を使ったの・・・・」
・・・・は?
「っちょっとまって、さっきからあの御方って言ってるけど、もしかして、悪夢の王様のこと?」
「ええ、そうよ・・・・」
大分疲れた様子で言うルナ。
俺は、ある意味リナに感心した。
「よく生きていたな〜」
「知らなかったのよ!」
リナが怒鳴り返してくるが、完璧無視、ルナが先を続ける。
「そして、重破斬の完全版使って・・・・見事にあの御方に身体のっとられたのよね」
俺は、一瞬気が遠くなった。
「ホント〜によく生きているな」
「ホントに知らなかったんだってば・・・・」
そう言って、マジになき始めるリナ。
ガウリイが慰めている。
「それで?」
俺はルナに先を促す。
「それで、冥王のバカがあの御方と知らずに攻撃しっちゃったらしくて・・・・」
「・・・・ホントか?」
はっきり言って現実逃避したくなってきた。
そんな俺にルナは無情な一言、
「ホントよ、はっきり言ってこの世界が滅ぼされなかったのが不思議なくらいだわ」
今の俺の心境。
もうどうにでもしてくれ・・・・そんな俺の心境を知ってかしらずか言葉を続ける。
「そして、冥王を本気で滅ぼしたときにあの御方も力使い切っちゃったようで・・・・そのまま混沌にお帰りになったのよ」
「はっきり言う。よくこの世界無事だったな」
そう言うと、肩をすくめルナも言う。
「ホントに不思議なくらいだわ。まあ、無事だったから良いけど・・・・」
そう言ってため息をつくルナ。俺は、具体的な事を聞く事にした。
「なあ、その冥王って奴は、子供のようで黒い髪で黒い目をしていて、結構な美少年だったりしないか?」
かなりおびえながら聞く俺。しかし・・・・
「あらよくしってるわね。その通りよ」
ルナが、肯定してくれた。
「あああああ、悪夢の王様おいたが過ぎますよ〜!」
俺は、頭を抱えてその場にうずくまった。
「どうしたの?」
ルナがびくびくしながら聞いてくる。そんなルナに俺は無情な一言・・・・
「そいつ、今回俺と悪夢の王様の伝令になっている」
『はい?』
その場にいた全員が聞いてきた。
「ううう、だからそいつは俺と悪夢の王様をつなぐ伝令でフィブって呼ばれているんだよ」
そう言った途端ピシッという音を立ててゼロスまで凍りついた。しばらくしてルナが気がつく。
「な、なるほど、だから使えたのね・・・・」
一人で納得して、歩き出す。リナ達も気がつきルナの後を追う。
『深く考えないで置こう』
俺はそう言う決断をしてルナの後を追った。そして、前方に見えてきた・・・・インバース商店が・・・・
続く・・・・
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闇:どう考えてもシリアスじゃないし・・・・
ファ:まあな
L:で?フィブリゾが伝令なのね
闇:はい。だから冥王の呪文が使えたりするのです
ファ:はあ・・・・めちゃめちゃな事を考えやがって・・・・
闇:まあ許して
ファ:で?今度はいつになる?
闇:さあ、あすで学園祭終了だし・・・・
L:で?
闇:あす考える・・・・
ファ:まあもう遅いしな・・・・
闇:まあな、それでは皆さん今回はこの辺で・・・・
闇&ファ&L:さようなら〜