神という名の魔という名の・・・


闇:ふっ、たくさんの人々の物がでている・・・・
L:それで?
闇:全部読めない・・・・
ファ:・・・・なぜだ?
闇:なんか気分悪くなってきた。
ファ:おいおい、寝ろよそれは・・・・
闇:寝ている間にツリーが落ちるのは嫌だ
ファ:・・・・つまり、これを書いてから寝ると言うのか?
闇:かもしれない
L:気まぐれはX?
闇:まだ当分先になるとおもう。
L:なぜ!
闇:こっちを仕上げるのを先にやりたい
L:・・・・
闇:さて、そろそろ本文いきますか・・・・
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からんからん

やっぱり昔ながらだな〜とおもいながら何がなくドアのほうを見てしまう。
そこには・・・・・・・・一瞬セシルトさんと間違いそうになるほどのよく似た人が立っていた。
しかし、よく見るとセシルトさんより若いし、別人のようだ。
後ろには何人かの人もいるようだ。
まあ、一人だけ魔の気配を持っている者がいるが・・・・
俺が、似たような人もいるな〜とおもってルナに目を向けようとすると、そのそっくりさんがボソッといったのが聞こえた。
「ね、姉ちゃん・・・・その人誰?」
多少震えているようだ。
が、驚きの声が入っているようにも感じた。
「あら、リナ。やっと帰ったの?」
なぜか上機嫌のルナ。
それよりリナって誰だろう?
俺が首をかしげているのを見てか、説明してくれるルナ。
「ああ、ファントム。こちらがリナ、私の妹よ。リナ、こちらがファントム。神託が下ったでしょ?その話題の人よ」
びしっという音がしそうな勢いで固まるリナさんとやら、まあどう呼ぼうか・・・・
「こんにちわ。僕がファントムです。始めましてリナさん」
そう言って手を出すと、ルナが後ろから言う。
「ファントム、リナは呼び捨てで良いわよ」
リナと言われた人は、ルナがいった後にこくこく頷き、
「始めまして、リナです。どうも・・・・」
そう言うと、ルナのほうに顔を向ける。
多少びくびくして負の気配を漂わせているが・・・・
「リナ、こっちに来なさい」
なぜか上機嫌にルナにしたがってリナは奥に消えていく。
残されたのは、リナの連れらしき人々4人だけになった。
「まあ、最初ですから自己紹介でもしませんか?」
そう言ったのは黒い神官服を着た魔の気配を持った人だった。
『賛成』
その場にいた全員の意見が一致した。


「始めまして、今回の神託の張本人のファントムといいます。よろしく・・・・」
「俺は、ガウリイ=ガブリエル。リナの相棒だ。よろしくなファントムさん」
そう言ったのは金髪をロングにしている男の人だった。
「ガウリイさんですか・・・・よろしく」
俺が返事を返すと今度は銀髪の髪の毛をしている男の人が言ってくる。
「俺はゼル。ゼルガディス=グレイワーズだ。よろしくな・・・・」
ひどく無愛想な奴である。次は、黒い髪の女の人だった。
「あなたがファントムさんですか。
  私はアメリア=テスラ=ウル=セイレーンといいます。さあ、歌いましょう、生の賛美を・・・・」
そう言って、机に足を乗っけて突然生の賛美を歌い出す。
いまだ自己紹介をしていない黒服の神官は、調子を悪くしたのかうめいている。
「あいつは、通称アメリア。セイレーンというところの第2継承者だ」
そう、さっきの無愛想男ことゼルがいってくる。俺は素直に感想を述べる。
「そのセイレーンとか言う国・・・・未来は絶望的だな・・・・」
「確かに・・・・」
そう言って、いまだ机に足を乗っけているアメリアをどこから持ってきたのかハリセンで叩き黙らせる。
「どうも、謎の神官ゼロスです」
最後の一人、黒服の神官ゼロスが自己紹介する。
あまりにも簡単な自己紹介だった。
「あいつはふざけているように見えるが、あれでも高位魔族だ。
  獣神官ゼロスといって降魔戦争と言う戦いで竜殺しといわれるほどの実力者だ。気をつけろ」
親切にも教えてくれるゼル。
「ふ〜ん、で?ゼロス君?僕を魔族にしに来たのかな?」
俺が、一発目から聞く。ゼロスは一瞬驚いたような顔をしたが、
「ええ、そうですよ。返事はどうなのですか?」
開き直ったのか聞き返してくる。
「だめです!ゼロスさんの意見を聞いて魔族なんかになっちゃ。さあ、ゼロスさんも一緒に真人間になりましょう」
そうアメリアさんが言う。
「大丈夫ですって、魔族になんかなりません」
そう言ってアメリアさんを抑える。
ゼロスはしょんぼりしている。そんな所にやっとルナとリナが帰ってくる。
リナは顔が真っ赤である。
ルナは・・・・超がつくほどご機嫌だし・・・・何かあったのかな?
そう俺が思っているとは露知らず席に着くルナとリナ。
ちなみに、客はとっくに追い出されている。
「さて、さっきの話し、ファントムしてあげて」
「おう」
そう言って、さっき起こった事を話す。
リナ達は驚きのため絶句している。
ゼロスは別段驚いてない。
そんな時にルナが話を始める。
「いい、神族はホントにファントムを殺す気だわ。
  あいつ等はあなた達にも襲いかかって来ると思うわ。
  だから、この話をするわ。わたしがスイ―フィードナイトと言う事は知ってるわよね」
そう言うと、その場にいた全員が首を縦に振った。
「そして、わたしには記憶があるの。スイ―フィードの時の記憶が・・・・」
その言葉を聞いた時のゼロスの驚きの表情は言い表せない。
「もしかして、神魔大戦の時の記憶も・・・・」
そう言うと、こくりとルナは頷く。
「今から話すことはすべて真実よ。たとえ信じられなくても・・・・」
そう言ってルナは話し始めた。神魔大戦の本当の原因を・・・・



何時からだったか・・・・神族が腐り始めたのは・・・・
人の命を大切に思わず、ただ自分達のよいようにするようになった。全ての悪は魔族と決めて・・・・
赤き竜神も異例ではなかった。
ただ、優しき本来の光の属性を持つスイ―フィードと、闇の属性を持ってしまったスイーフィードが生まれただけ・・・・
スイ―フィードは自分の中の闇と戦った。
しかし、長き時をへた闇を消し去る事はできず、
ついに自らの精神を切り離し闇の属性との終止符を打つために弟の赤眼の魔王に会いに行った。
赤眼の魔王と、赤き竜神は仲のいい兄弟だった。
何時からだったか・・・・スイーフィードの中に生まれし闇が出来るまでは・・・・
スイ―フィードの光の面は必死になって魔王と対面した。
そして魔王が見たのは・・・・ぼろぼろになった優しき姉の姿だった・・・・
彼は姉の頼みを受け姉の闇の面と戦い・・・・自らを7分する事で姉の闇の面をほうり去った。
そう思った。
しかし、現実は甘くなかった。
闇の面は完全には滅びず一つの欠片となりどこかに落ちていったのだ。
人間界のどこかに・・・・それを見た光の面と赤眼の魔王は、闇の面を倒すため人間界に欠片を宿し可能性を待った。
それが神魔大戦である。

それから1千年後・・・・闇の面を見つけ出した赤眼の魔王は光の面の安全を確認すると一つの欠片を呼び覚ました。
レイ=マグナス・・・・このときの大賢者である。
彼は、なぜ欠片が目覚めたかを理解し、自らの腹心たちと共に戦った。
闇の面の竜神と・・・・しかし、水竜王がその闇の面にのっとられてしまい、結果的には水竜神が愛した魔竜王の死、水竜王の分裂。
そして、生き残った闇の面の結界に固められてしまったレイ=マグナムが残っただけになった。
しかし、神族の被害もひどいものになった。戦力となる竜たちが獣神官ゼロスによって大半殺されてしまったのである。
これによって、降魔戦争は終った。
闇の面も赤眼の魔王を固めた氷の結界によって魔力の大半を使ってしまい、自らも眠りについたのだ。
これが、降魔戦争である。

そして、何千年もの平和な月日がたち、このことは神と魔の上層部しか知らないトップシークレットになった。
そして・・・・

ここでルナは言葉を切った。続く言葉は皆分かっている。
「そして、また闇の面は復活し、対抗するために悪夢の王の頼みで異界から俺が来たって事か・・・・」
そう言うと、ルナは頷き、言葉を続ける。
「闇の面が誰についているかは今は分かりません。ただ言える事は・・・・」
「言えることは?」
ゼロスが聞く。
ルナは決心したように言った。
「神族が金色の魔王様つまり悪夢を統べし者様の力を使える者の抹殺に乗り出していると言う事です」
ここまで言われた時に、俺はある可能性を思いついたが言わなかった。
今は言う時では無いと判断したためである。
「どっちにしろ、戦い抜かなくちゃいけないということか」
そう言って剣を抜き放つガウリイ。
「そうだな」
俺も妖魔の剣を虚空から呼び寄せる。
「どうしたのガウリイ」
リナが言う。
「おかしいと思わないか?誰もいなくなっているぞ!」
その言葉にいまさら気づく他の3人。
図書館と同じ違和感。神族の結界だ。
ゼロスは闘う準備万全。
ルナもどこからか赤竜の剣とやらを取り出している。
「隠れてないで出て来な」
そう言ってやると、ゆらっと出てくる神族。その数大体20匹。そして・・・・
「闇の矢!」
俺の力ある言葉が戦いの火蓋を切った。


続く・・・・




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闇:今回は、リナ達とルナ&ファントムの出会いです。
L:過去編ね
闇:一応そうなります
ファ:それで?ある可能性って言うのは何だ?
闇:ヒントはなぜL様がファクト君に頼んだかと言う事です。
ファ:分かるんじゃないの勘のいい人は・・・・
闇:ちなみに気まぐれともぜんぜん内容が違うのでここではカップリングが違います。ご了承ください・・・・
ファ:ところで・・・・
闇:ところで?何?
ファ:人が死ぬんじゃなかったの?
闇:だから、まだそこまで行ってないから・・・・
L:わたしは、ホント〜に出ないの?
闇:ああ、その事で皆様に言おうと思ってたんです。今回は、L様ことロードオブザナイトメアがでます。
L:ホント!?
闇:ホントです。話しの流れからしてでる事になる。
ファ:で?俺はもうおわりか?
闇:もう一、二度あるかないかだな
ファ:ふうん
闇:では、今回はここまでにしましょう。それでは皆さん
ファ:長くかかると思いますが、
L:もし読んでくださる皆様次回六章でお会いしましょう
闇&L&ファ:さようなら〜