・・・・・・朝に続いて連続打ち込み!
・・・・・・・・・オリジナルのほうが気分転換にはなるなぁ・・(まてまてまて!)
んだば(←どこの人?笑)

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         遥かなる記憶の彼方に・・


人というものは、ある意味不思議。
自分が創り出した生き物であるというのに。
いや、人に限らずに。
こういった行為をする生き物は。
長い時を過ごしていても。
始めはどうしてそんなことをするのか、疑問ではあった。
中身のない器にどうしてそこまで思いいれをいれるのか・・と。
それは、元々は自分が創り出した各種の命ではあるにしろ。
各、個々に進化を遂げて。
いろいろな個性に溢れた生命にと変化している。
そのように始めに創り出したのであるからして。
どのように変化を遂げてゆくのか。
それに感しては干渉しないことを決めている。
すべて、各存在まかせ。
まあ、たまぁに干渉していたりもするが。
それはミリー・・いや、姫曰く、ごく一部のこと。


 白い墓標に花を供える。
周りにいる参列者達が。
自分に視線を向けているのに気付くが。
別にその存在感を示しているわけでもなく。
ましてや、本来もっている纏う雰囲気を表にだしている。
そんなことはまったくしていない。
どちらかといえば、普通の・・そう、ただの子供の姿でいるのであるから。
少しぱかり、ミリーの幼少時代のときと姿を変えたのは、幼少時代を知っている人がいるがため。
よく好んで姿を取る形状の一つ。
その姿でそこに参列している少女・・ユニット。
通称、宇宙の姫。
彼女の真の名前ははっきりいって知られていない。
名前自体に力をもち。
下手に名前を言おうものなら、その名前のもつ力にまけて。
その力に飲み込まれ、下手をすると完全消滅するほどに、その名前には力がある。

各世界というか、彼女と同じような存在達。
彼等の名前もまた同様に。

だがしかし。
真名と本名は。
はっきりいって、その真名を知っているのは・・・。
間違いなく、彼女と同じ存在達のみ。
大概は・・真名の持つ力には。
同じ存在以外は耐えられない。
それをいうならば、彼女と同じ存在である『彼等』もまた。
同じことがいえるのであるが。
真名と本名は、似ているようで違う。
まあ、本名そのものにも力があるので。
下手に力のないものがその名前を言おうものならば。
間違いなくダメージを受けることは確実。
彼女・・・ミリアム=フィラ=ノクターンとして。
この地で生活していた、『宇宙の姫』その本名。
ユニット=ユニバース=エターナル=コスモス=ストーン=マリーナ。
だが、真名を知るものは・・。
この空間には・・一人とていない。
というか、その名前を知ってしまったものは。
完全消滅しているからに他ならないのであるが・・。
まあ、この本名を知った存在も。
かなりのダメージというか、消滅したりするという事実もあるが・・。

彼等が『異なる空間』に道を開いたのは。
各自の真名の力を用いて道を創り出した。
それを行ったのは、ついこの間。


金色の髪に青い瞳の少女。
その黒い服が金色の髪に映えて、余計にユニットの姿を引き立てている。
思わずその場にいた全員がその光景に見とれている中。
そっと、ユニットは、その墓に花を供える。
マリアとリュクが好きであった、その花を。
まあ、当の二人、その魂そのものには。
先ほどというか、先刻正体がばれてしまったが。
ま、とりあえず、それはそれ。
そんなことを思いつつ。
ユニットはそっと、参列者に混じって墓に花を添えて。
そのまま、少し離れた場所で葬儀が滞りなく行われてゆくのを。
ただじっと。
その光景を眺めているのであった。


神父の朗読が終わり。
最後のお別れをすまし。
各自、帰路にと着いてゆく中。

その場に残るは。
意気投合した、ミメットとルビー。
そして、ミレアとアルテミスの夫妻と。
その子供達。
参列していた連坊の上層部の存在(もの)達は。
参列していたほかの星の関係者などと。
少し離れた場所でこんな所だというのに、お仕事関連の話しをしていたりする。


「・・・・・あ!まって!」
その場から立ち去ろうとするユニットを呼び止め。
そちらにあわててかけてゆくミレア。
「あああ!ミレア!何やってるのよ!妊婦が走ったらだめでしょうがぁ!」
思わず走ってくるミレアをみて。
叫んでいるユニット。
伊達に長い間姉妹をやっていただけのことはあり。
・・・・ついつい、『ミリアム』としての声で叫んでしまい。
あわてて、はっと口を押さえるユニットに。
「やっぱり!ミリアム姉様!?何!?
  その姿は!?とゆーか姿を変えられるのは知ってたけど!?何で子供!?」
思いっきりそんなユニットに話しかけているミレアに。
「ああああ!ミレア!それは・・しぃぃぃぃ!」
あわてて、ミレアに口止めするが。

『―――え?』
その台詞は近くにいたとある二人の耳にいやでもはいってくる。

あああああああああああああああああ!
ルビーとミメットに聞かれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
思わず頭を抱えてしまう。
まさかいきなり、ミレアが暴露するとは思ってもいなかったのである。
ミレアや家族、友人に関しては。
その奥底を覗かないようにしていたミリー。
・・・ここでそのことが、いきなり不都合なことをいう。ということに繋がるとは。
だからこそ、人というものは面白い。
いきなり予測不能な行動を取ったりするのだから。
そんなことをおもいつつ。
 あわてて、口止めするものの。
ずてに遅く。
そんなミレアの言葉に自分のほうを振り向いている二人の親友の姿が視界に入る。
そんな振り向くルビーとミメットをみつつ。
「・・・・・・・・あーもう。・・・・・・・・・・仕方ないっか。」
ゆら・・・・。
その言葉とともに。
その姿が一瞬揺らめき。

次の瞬間には。
そこに、金色の髪に青い瞳。
深い深遠の色をした瞳孔。
その特徴のあるふわふわした髪質は、紛れもなく・・・・。

『・・・・・・・・・ミリー!!!!!?』

いきなり、注目していた少女が。
ミリアムの姿に変化したのをみて。
ミメットとルビーは同時に叫ぶ。

「・・・・何か周りの景色が・・とまってないか?」
きょろきょろと。
周りの景色というか空気そのものが、完全に停止しているのに気付いているアルテミス。
一応、他に知られたくないので。
ユニットは、この自分達の周りだけを特殊な結界で覆ったのである。


まちがいなく。
そこに出現した・・というか、葬儀にやってきていた少女が変化したその姿は。
かつて行方不明となり、生死不明とされていた。

ミリアム=フィラ=ノクターン。
その当人の姿。

少し違うのは。
当時より・・・・というか。
学園を卒業してすぐくらいの年齢の容姿になっていることくらいで。


「ちょっと!ミリー!どういうことなのか説明しなさいよね!」
「ミリー!あんたねぇ!人に心配かけといて!生きてるんだったら、連絡の一つくらいよこしなさいよぉ!」
そんなミリーに。
詰め寄ってゆくミメットとルビーの姿が。

真新しい墓石の前で見受けられてゆく。


「あはは、ごめん、ごめん。というか。だって、上が怪しみだしたからv」
その言葉に首をかしげ。
『怪しむ?』
その言葉に首をかしげる。
聞きたいことは山とある。
はっきりいって、あれから軽く数十年が経過している。
ミメットに関しては、その一族の特徴もあり。
あまり成長してないのは、彼女達・・トゥラ一族の特徴。
「まあ、細かいことは気にしないの♡」
以前と変わらぬ笑みを浮かべてにっこり微笑むミリーに。
『全然細かくなぃぃぃぃ!』
そんな叫びが。
ミリーが張った結界の空間の中。
響き渡ってゆくのであった・・・・。


数十年ぶりの再会を祝して。
とりとめもない会話をしたのち。

ふと。
彼女達が気がつくと。


すでにそこには。
ミリーの姿は。
どこにも見えなくなっているのであった・・・。


周りの空気が動き出したのを感じ取ったその刹那に。







ぱくぱくぱく。
なぜか、ミリーに出会ったことが他の人にいえない。
そのことに気付くのは。
ルビーもミメットも。
数日後のことである。












「お婆ちゃぁん!」
たたたっ!
かけてくる金色の髪に青い瞳の女の子。
「こら、ミリー、走ったら危ないわよ?」
数人目の孫娘。
その容姿が、姉によく似ていたことから。
姉の名前を取り、この子にはミリーと名づけた。
小高い丘の上。
空を眺めていたミレアの元にかけてくるのは、孫たちの姿。
両親が他界して、あれからかなりの年月が経過している。
その間。
多少惑星の外などでは、戦争らしきものが勃発したりもしたが。
なぜか、不思議と。
宇宙現象・・・・続にいう、自然現象と同じもの。
それらが起こり、全てことなきを得ている。
あれから。
いろいろと調べたりもした。
その結果。
一つの可能性にたどり着いたのは、しばらく後。
子供達が大人になって。
そんな彼等が連邦に一部就職を果たして後のこと。

― 表にはでない、連邦の規約を知ってから。
その思いは確信にとすでにもうなっている。

「お婆ちゃん?星空をみて何してたの?」
きょとんと。
夜空を見上げていってくる歳のころはようやく、
先日六歳になったばかりの孫娘・・・ミリーの言葉に。
「ふふ、お婆ちゃんの大切な人と話しをしてたの。」
そういって、くしゃりと髪をなでる。

―・・・一番、『ミリアム』に近い・・・・空。

自分の体のことは自分がよくわかっている。

そして。
尋ねてきたとある存在か・・・・聞き出した事実が。
あることと今やもう完全にと一致している。

「お爺ちゃんが呼んでたよ?体が冷えるから呼んでこいって。」
「はいはい。今もどるわよ。」
小さな手にひかれて。
家の帰路にと着いてゆくミレア。
ノクターン一族の特徴として。
祖母と呼ばれていても、
その容姿は未だに二十代を少し過ぎた当たりで止まっているのであるが一族の特徴。
それゆえに昔・・・一時期魔女などと呼ばれ、迫害され、殺された一族。

ミレア=パール=ノクターン。
只今、85歳のある日の出来事。

                              -続くー

    

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   あとがきもどき:
       薫:ふふふv
          出てきましたねv真名の設定v
          実は、ユニット=ユニバースというのは本名であって。真名ではないんですよね(笑)
          え?真名は何かって?それは・・・・・内緒♡
          まあ、本名と通り名だけでことたりるしv(かなりまて!)
          そういう設定があったほうが盛り上がるし、というかそういう設定だし♡
          ちなみに。
          ルビーとミメット。・・・・・ミリーに問い詰めましたが。真実は闇の中(笑)
          というか、にっこり微笑まれては、突っ込めないのです(笑)
          あまりに笑顔が素適すぎて(爆!)
          次回・・・・ミレア、死亡&その後?をお送りしますのですv
          ・・・・・・・ミレア・・・・・いいのか?それで??(まてまてまて!)
          ・・・・・本当にお姉ちゃんっ子だなぁ(笑)
          ミリーも妹に甘いし(だからまて!)
          んではv