こんにちわv
え?何か話しが飛びすぎだって?ま・・まあ・・あはははは(汗)
何しろ、日常的なことは・・・打ち込んでも面白くないかなぁ・・と(お゛い゛!)
ま、何はともあれv
ミレアの相手v(だからまて!)
(だから何で・・打ち込んでたら邪魔をする・・うちの猫は・・・・笑)
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遥かなる記憶の彼方に・・
告白したのは自分から。
何ごとにも負けずに、何ごとも、真剣に取り組む、彼女の姿に惹かれたから。
しかし、告白しても、しばらくは友達としてずっと付き合っていた。
ようやく、関係が進展したのは。
彼女が二十歳のとき。
出会ってから、すでに二年。
彼女より、数歳年上の、その彼。
太陽のごとくに明るい金髪に青い瞳。
彼女はといえば、何処に惹かれた・・。
そう、その深層心理をのぞけば。
やはり。
その瞳の色にも原因があるのだと見てとれるが。
そんなことが出来る人間など・・普通いるはずもない。
特殊な力をもっている人間ならば話しは別であるが。
とりあえず。
様々な出来事があったが。
今日。
彼―アルテミス=ムーン=ディライトは。
彼女の両親に挨拶をすべく。
彼女の実家。
ノクターン家にとやってきているのであった。
この惑星の中では、古よりの、伝統ある家柄でもある、ノクターン家。
精霊の言葉を伝え、そして、その星などの精霊の言葉を理解し、第三者にも伝える役目を負っているという。
その一族、ノクターン一族。
彼女がその一族の一人だと知ったときには驚いた。
そしてまた・・・彼女が、一族。
その最後の末裔といっても過言でないという事実は。
すでに、彼女の親類などでも、ノクターン家の血を根強く引いている家計はもう残っていない。
つまりは。
彼女と結婚するにあたっても。
もし、アルが、彼女を自分の籍にいれるとすれば間違いなく、そこでノクターン一族の未来はたたれる。
昔。
一族の能力などを恐れ。
古に、彼女達の一族を魔女や魔とみなして一族狩り。
そんなことが行われた事実も、この星の歴史上には語られている。
それほどまでに。
神聖といっても過言でない・・血筋である、愛する女性。
「ここが、ミレアの家?」
その、丁寧に整えられた庭もすばらしいながら。
しばらく、数キロさきにある、庭の中に佇む、白い屋敷。
まるで、物語の絵本に出てくるような、それでいて、伝説の物語にでてくるようなその風景。
花々は咲き乱れ。
それだけではなく。
庭のあちこちでは、まず、普通では滅多と見られない精霊と呼べるシルフたちが。
こぞって、目に見える空間で飛び回っている姿などは。
ここ、数年。
いや、十数年の間に。
この家のことは、別な意味でかなり有名にもなっているのもまた事実。
この家の娘が。
何しろ、あの、難航とされていた、銀河連邦機関への就職を果たしているのであるからして。
しかも・・・それ専門の場所で勉強などをしていたわけでもなく。
本当の実力で。
アルの言葉に。
「そうよ?アル。あと・・ふふ。いつもの通りなら。アルに信じられない人を紹介できるとおもうの♡」
にっこりと、笑い。
その少しふわふわのウェーブの入っている、長い金髪がふわりとなびく。
「?」
恋人である、ミレアの言葉に首を傾げつつ。
「じゃ、いこうか?ミレア?」
「でも・・・本当にいいの?アル?」
手を差し出す、愛する男性に。
少し戸惑ったような表情を向けるミレア。
昔の面影も色濃くのこすが。
その愛らしさはそのままに。
それでいて、かなり美しい女性にと、成長を遂げているこのミレア。
ミレアと、彼女の姉である、ミリアムが並べば。
それこそ、まるで絵から抜け出たようなすばらしさを誇っているほどに。
「いいんだよ。それに、俺の家族も。・・・あっさりと承諾したからなぁ。」
くすくすくす。
自分が、家族にミレアを紹介したときの両親の反応。
それがまた楽しかった。
しかも。
彼の母親曰く。
「まあまあ、こんな息子でよければ、のしをつけて差し上げますわ♡」
「ほぉぅ、あの、一族の娘さんが、息子の相手ねぇ。おい、アル!お前、家をでて、この女性の婿養子になれ!」
にこにこと口に手を当てて微笑む母親に。
ばんばんと豪快に息子であるアルの肩を叩いて。
ははは。
と笑っていた、彼の父親。
しかも。
息子である、彼よりミレアの方を気に入って。
息子より、ミレアばかりを構っていたという事実があったりするが・・。
何しろ、彼の家計は。
ほとんどというか全員、子供は男の子のみ。
彼は、それでも次男であるのであるが。
ちなみに。
彼・・・アルの兄弟は全員で十人いたりする。
この間。
また一人生まれたばかり。
まあ、そんな余談は、今は関係ないが。
そんなことを思い出しつつ。
アルは、小さくクスリと笑っているのであった。
まず、とおされたのは応接間。
そこで、いく度か、電話などで会ったことのあるミレアの両親。
この星の、通信手段。
今というか、以前から。
その姿をそのまま、相手に映し出し、まるで当人と向かい合って話すようなシステムと。
昔というか、遥かな過去では考えられなかったはずのそんな遠距離通信システムが。
もう完全に当たり前になっているこの時代
薄い、いかにも春らしい、薄いピンクのワンピースに身を包んでいる、淡い金の髪に水色かかった青い瞳の女性。
すでに、年齢は、かるく、四十を超えているはずだというのに。
一族の特徴でもある、【成長したら、ほとんど老化速度が止る。】その事実を指し示すかのように。
見た目は、ほとんどミレアと同じ年齢にしか見えない。
この女性こそが、ミレアの母親。
マリア=ファリーナ=ノクターン。
そしてまた。
応接間の椅子に座っているのは一人の男性。
その、淡い金色の髪をショートにしている深い水色の瞳をしているその男性こそが。
ミレアの父親でもある、
リュク=ルビティスト=ノクターン。
彼もまた、一族の残り少なかった、薄い血を引いていたものの。
それでも、マリアと結婚したことによって。
その血と能力が、さらに呼び覚まされて。
今では、マリア同様に。
一族の主としての能力と力を確実に使いこなしていたりする。
いつも、体の弱い、妻を気遣いながらも。
まるで新婚当時そのままのこの二人。
マリアとリュク、そのノクターン夫妻。
「あ、ゴメン、ちょっと、用事ができて、遅くなったわ。ミレア。おめでとう♡」
そしてまた。
そこにいるはずのない・・・。
先ほど、一度、ミレアの部屋に通されたときにちらりとみた女性の姿。
歳のころは、見た目、二十代より少し前か、またはその前後といった所。
その、長いストレートの金髪を軽く後ろで横髪をまとめて。
その結んだ箇所を赤いリボンで止めている。
そういいつつ。
席に座っているミレアをぎゅっと抱きしめる。
「・・ありがとう。ミリアム姉様。ごめんね?何か・・姉様より私がさきに・・・。」
それで、決断ができなかった。
彼のプロポーズを正式に受けた時も。
何しろ。
姉である、彼女・・ミリアムが。
まだ、恋人は愚か結婚すらもしていないのであるからして。
だが。
そんなミレアを促したのは。
他ならない、彼女の姉、ミリアム・・ミリー当人その当人。
本来ならば、この場にいるはずのない。
すでに、伝説とまで言われかけている。
その実力で、連邦に就職した、この家の長女。
何でも、噂では、養女であるがゆえに、血のつながりなどはないらしいが。
そんな些細なことですら関係なく、強い絆で結ばれている、この家族。
ミレアの姉。
ミリアム=フィラ=ノクターン。
今、彼女は。
この宇宙に名高い【銀河連邦総合機関。】その本部。
しかも、一番実力の在る存在でしかそこで働けない。と、噂では言われている、『オペレーター部』
そこに勤めているはずのその当人。
どうして、いくら、週末だといえども。
ここから、本部までは、軽く、数億銀河ヘクト以上は、離れている。
ちなみに。
ヘクトというのは、この地でいう距離を示す単位。
一ヘクトが。
大概、完結に表現するならば、一つの太陽系。
その大きさを表す距離に他ならない。
「そんなのはどうでもいいのよ。でも、アル?いっとくけど・・。ミレアを泣かせたら・・未来永劫、ユルサナイからねv」
しっかりと、大切な妹をだきしめつつ。
横にいる、妹の相手であるアルをみつめて言い切るミリー。
本来ならば。
ミレアは、ここに存在するはずのない生命であった。
そのことは。
彼女・・ミリーはよくわかっている。
・・・自分が彼女を誕生させた。
といっても過言でないのであるからして。
― 無意識だった。
本当に。
ただ・・・自分が姉妹が欲しかった。
それも、妹が。
なぜか、漠然と。
母親である、マリアのその体内が子供を創れないのだ・・と。
何となく理解ができていたあの当時。
いや、理解はしていなかったかもしれない。
ただ、どこか、心の奥底では、分かっていたのであろう。
無意識のように、毎日、母親のおなかに手を当てていた。
― それが。
マリアの体内を完全に正常に戻すきっかけというか。
また、ミリーも無意識のうちに、『力』を使い。
病弱で、子供を産むにも耐えられないはずの、その体を治してしまったという事実にと結びつくとは。
当時のミリーとしては、考えもしなかったであろう。
いや、完全に『ミリアム』の意識が閉じたときに。
ときどき、覚醒する、『姫』としての意識が多々とあったにしろ。
自らが力を振るうことは、少なからず歪を発生する。
力が強大なる、ミリーだからこそ、いえること。
まあ、その歪みを訂正するのも、彼女にとっては。
簡単というか、何でもないことであるには違いがないのであるが。
それでも。
やはり。
初めての家族ともいえる、大切な両親であり。
妹であることには違いがない。
ミリーの願いは、しごく簡単。
この生命・・つまりは、人達が幸せに暮らすこと。
そのために。
ここでそのままだと起こるはずだった、星間戦争などは。
それが起こるまえに、その星そのものに隕石などを衝突させて。
その出来事をないことになどしたのは。
彼女・・ミリアム・・いや、曰く。
宇宙の姫』として呼び鳴らされている、彼女が覚醒してからしばらくのこと。
一つの世界にも、繋がる、並行世界。
パラレルワールド。
その一つを。
あっさりと無にと戻して始めから何もなかったことにしているこのミリー。
大切なのは。
ここの世界。
ミレアが存在し、自分を娘として愛してくれている、両親がいるこの世界。
別に、それで感傷に浸る・・・そういうわけではないにしろ。
彼女としては、純粋なる、穢れなき思いは最も好む事柄でもあるがゆえに。
すくなくとも。
彼らの元にいるときは・・・。
一瞬でも、自分が・・『何』であるのかを忘れられたという事実があるがゆえに。
― それももう、過去のこと・・。
・・・・今はもう。
引き返すつもりは・・ない。
いや、今からでも、その能力と力を閉じて。
普通の女の子として生活することなど、ミリーにとっては、簡単なことである。
あるのだが・・・。
別に今回は、休息を取るために、人の振りをしていたわけではない。
少しばかり。
この世界が・・・いや、一部の存在達が暴走を始めていたので。
有無を言わさずに、無に還すか、否か。
それを見極めるそのためと。
そして・・そんなことを思いつつ。
この世界を視ていたときに・・・・。
『彼女』は。
純粋なる、互いに互いを思いやる。
マリアとリュク。
この二人の想いを受け止めたのである。
それは、ほんの、いつもの気まぐれ。
だがしかし。
その気まぐれは。
『彼女』にとって、安らげる空間を。
彼女が意識しないまでも。
無条件に愛してくれる両親とそして、妹。
いるはずなどあるはずもない、家族の温もり。
それが、いつも、ただ、傍観し、眺めていただけのその事実とは。
自分が受けるそれとは異なるのは経験して分かること。
知らなくてもいいことまで判ってしまう『彼女』。
どこかで彼女自身、求めていたのかもしれない。
最近・・同じ存在である『彼ら』を知ってから・・特に。
滅多と会うことなどないにしろ。
それでも。
一度、完全に人として生活しているその間に何となくだが、連絡を取り合い。
― 今では、互いの世界を行き来して、休息を取ってみては?
そういう意見までもが出始めている今の現状。
どうあがいても、彼女達の本質が、消えるわけでもないが。
それでも・・・・。
自らの一部でもある『世界』というべき空間から。
出ることによって、開放されるという事実もまた・・あるのもまた事実。
まだ、正式に。
決まってはいないが。
遠くない先に。
ふんだんにその取り決めが実行されるであろう。
というのは、彼女だけでなく。
他の彼女と同じ存在でもある『彼ら』も完全に理解している。
今まで、人の振りをして、世界や星に降りたことは多々とある。
それでも。
やはり。
何処か自分は、『宇宙の姫』で。
どうあがいても。
その目的が、いかに、暇つぶしだけ・・とはいえ。
心のどこかで安らぎを求めていたのは・・紛れもない事実。
ほんの彼女にとっては、一瞬にも過ぎないたったの数年。
それでも。
彼女にとっては、その数年の、安らげる時間は。
とても心に残り。
自分に安らぎを与えた、彼らに。
ならば、自分は、『母』として。
その安らげる空間と未来を提供するのはごく当たり前のこと。
彼女達・・・マリアやリョク、そして、ミレアは知らない。
自分達の娘であり、そして姉であるミリアムが。
この世界を作り出しているその空間そのもののその全てを抱擁し、創り出した、その当人。
伝説とされている『宇宙の姫(ユニバースオブザプリンセス)』その、『姫』である・・という事実を。
いや、この世界に生きる全ての存在が。
その事実に・・・気付いているわけも・・ないのである・・・。
自分を見つめて、にっこりと微笑むその目が笑っていないのに気付き。
「分かってます。絶対に幸せにしますよ。ミリアム義姉さん。」
そういって。
きっぱりと言い切る、アルの姿が。
そして。
この日。
正式に、ミレアの両親に挨拶をし。
彼・・・・アルが。
ここ、ノクターン家の婿養子として入る。
という話しが・・正式にまとまっていたのであった。
週末には、殆ど必ずといっていいほどに、この家に戻ってくる、ミレアの姉のミリー。
どうやったら、そんなかなり気の遠くなる距離を移動できるのかは未だにミレア達には理解できないが。
それでも、気にしていたりしないという、この家族。
一人。
その事実に気付き、首を横に振るアルであった。
この日より。
ミレアとアルテミス。
二人の結婚式の準備に。
しばらく、彼らは追われることとなったのである。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:・・・・うーむ。・・支離滅裂?
ちなみに。これを考えた当時・・。
(ま、以前よりかなり修正&追加されてますけど・・)
当然、エル様なんて・・知りませんでしたよ・・・はい(笑)
文の中で言っているのは・・。美智絵のことです♡
他にもいるんですけどね・・
とりあえず、完全に名前を設定しているのは・・。
この、菫ちゃんや、美智絵さん・・後は・・。
あはははは・・・・・・・・あとニ、三名・・
あと・・・・・。
・・・・実は・・・彼女達を創った・・・その当人(?)がいたりして・・・はい(汗)
(何暴露している!?)
ちなみに。『彼女』はあくまで。傍観主義です・・・(多分・・)
え?出てきませんよ?名前すら♡
菫ちゃんたちにとっては。母とも違い、何というか。
ともかく、表現のしようがない、そんな崇高すぎるほどの存在です。
・・・・・・・・あはははは(滝汗)
ではでは、次回はミレアの結婚式v
え?のりは、確か・・・スタ○ウォーズじゃなかったかって?
一応舞台は宇宙です♡
・・・多分(きっと不確実だけど)短編では・・・
その雰囲気・・出せればいいかなぁ・・・と・・・
この題名。
記憶の彼方・・とあるのは。
菫ちゃんの回想みたいなものですので・・・。
基本的に、家族のことが中心なのです(だからまてってば!)
んではではではv
また次回で♡
それではvv