今日で三月も終わりですv
只今、2003年の3月31日の朝の一時半(こらまて!早く寝ろ!私!)
うーん。
最近は、こっちをここ3日ばかり打ち込んで無かったですねぇ(だからまて!)
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遥かなる記憶の彼方に・・
見るもの全てが全て新鮮で。
それでいて、すばらしいまでに、整備整頓がなされている。
たくさんの存在達が多々と生活しつつ、働いている場所にありがちな空気などの淀みも一切なく。
ミリーに案内されつつ。
この、第784支部を見学しているミレアたち。
一日程度では、回りきれないほどの組織の大きさ。
それにも知識では知ってはいても、やはり実際に見るのとではかなり違う。
やはり、目で見聞きすることによって、得られるものというものもあるからして。
「ここがミリアム姉様の部屋?」
案内された、ミリーの部屋。
その殺風景ながらも。
それでいて、必用最低限のものしかないその部屋に思わずつぶやくミレア。
「そうよ。」
そういいつつ、ミレアたちを部屋にと招きいれるミリー。
「あれ?でもミリアムさんは、もともと本部に勤めているんじゃ?」
しごく最もな質問しているそのその子の言葉に。
「ああ、それはね。私達のように部屋を与えられている隊員はね。大概異次元にその部屋は繋がっているのよ。
だから、何処からでも、その異次元への道さえ確保してさえいれば。自分の部屋にたどり着けるの。」
素朴な質問をしてくるミレアの友人・・パラスに答えているミリー。
彼女達のように、ここ、銀河連邦に所属し。
そして、部屋が割り当てられている隊員には。
その部屋が大概、表裏一体にある、物質世界ではない、別の次元。
いや、別の次元といっても、この世界ではあるのだが。
この世界。
多々なる、次元によって構成されている。
俗に一般に知られている物質世界は【三次元】と呼ばれている世界。
そんな世界の中には、この世界の理でもある、全ての力のそのものの純粋なるもので構成されている次元や。
または、精神体が存在している・・つまりは。
世界を構成している、四大元素などを司る、いわゆる精霊と呼ばれる存在達などや。
それに属する存在達などが存在している次元。
はては。
時間の概念が存在しない次元などなど。
様々な次元が組み合わさり、一つの宇宙を形勢しているのだ。
未だに。
これほど技術などが発達していても、その全てが分かったわけではない。
昔。
人々が自分達が住んでいた惑星の海の全てを知らなかったのと同様に。
まだまだこの宇宙には、彼ら・・存在している者達の知らないことが多々とあるすぎる。
彼女達、連邦の隊員は。
どこにいつ配属されるか、または何処に出張となるか皆目不明。
それゆえに、知らない場所でも休むときはリラックスさせようという、配慮から、各自に割り当てられている部屋は。
その場所にたどり着く、特殊な次元回廊が設けられ。
各隊員ごとに、その道筋が設定され。
そこを使い、たとえ、何処にいようが。
まず自らの部屋にと辿りつけて休むことが可能なのである。
といっても。
それを媒介するには、ある特殊な条件が必要なのだが。
つまりは。
それ・・即ち。
たとえ隊員でも、その道を置く物質的な場所がなければ、その道は利用できないという不便さがあるものの。
まあ、ミリーにはまったく関係ないのではあるが。
あとは、この回廊。
慣れない存在が使うと、まず、その次元の回廊の中で迷い。
下手をすると、数年以上、その異次元の中で、迷うことも多々とある。
それゆえに、確信を持っている隊員などでないと、
使うことは滅多とない装備なのだが。
促されるままに、ミリーがいつも生活をしている、彼女の私室にと案内される。
今日より、しばらくは。
ここで、ミレアを含め、四人の女性徒と一緒に寝起きをしつつ。
ミレアたち、ユニバース学園、その行事。
社会見学という名前のここ、連邦支部の見学を。
しばらく、ミリーの案内のもとに体験学習することになるのだ。
ミリーの私室。
そのシンプルでいて機能的。
余計なものは一切ない。
少しばかり目を引くのは。
そのミリーの寝室の中心にある漆黒に輝く、無数の煌きが入っている、水晶の球が部屋の中ほどに浮かんでいるくらいか。
「ミリーさん?これ、何ですか?」
思わずその綺麗さに見とれつつ。
それを指差し問いかける。
見れば、その水晶の中では、その光の煌きが確かに動いているのが見てとれる。
「え?ああ、この世界の宇宙地図よ。」
地図というか、この世界そのものの縮小版なんたけど。
そう心で付け加えてクスリと笑う。
その水晶に手を当てて、何処を見たいと念じるだけでその全てが手にとるようにと分かる代物。
まあ、彼女にとっては、そんなことなどしなくても少しその気になるだけで、視ることは簡単というか当たり前。
何事も、形を大事にしているこのミリー。
本人曰く、その方が面白いから。
らしいのだが。
「それに手を当てて、視たい場所をイメージしてごらん?直接に精神にその場所の今が視れるからv」
くすくすと笑いつつ。
彼女達の寝室を用意してゆくミリー。
その言葉に。
「・・・?」
首をかしげつつ。
言われたとおりにすると。
信じられないことに。
本当に、たとえば、自分の家の今の様子などが。
彼女達の脳内というか、精神に直接その風景が流れ込んできて。
「すごぉぃ!」
「あ!私も!」
「どういう仕組みなんだろ!?」
きゃいきゃいと、はしゃぐ三人の女の子達。
一方で。
「あ、姉様、私も手伝う!」
「あら、ありがとv」
その水晶に夢中になっている三人は。
今、ミリーが何をしているかなど知るはずもない。
自分があまり使っていないとある部屋にと入り込み。
軽く手を掲げるミリー。
それだけで。
ポウ。
今までそこになかったはずの、三つの扉が出現する。
「姉様?いつも思うけど。よく一瞬で物を作れるわよね。」
姉であるミリーの隣で。
感心したような声を上げている、ミリーの妹のミレア。
昔から、姉にはこういうところはあったものの。
最近は。
ときどき姉が遠くにいってしまったような感覚すらに襲われる。
それをどう表現していいものかいい表現が思いつかないが。
しいて言えば、遠くにいるようでいつも近くにいる、そんな感覚。
「あら、誰でもその気になれば出来るわよ。」
誰でも・・というのは無理だと思う・・私は・・。
そんな姉の言葉に。
心で少しばかり突っ込みを入れているミレア。
くす。
そんなミレアをみて。
「世界の構成の仕組みの成り立ちとか、物質元素の仕組みの構成配列変換。
それを理解していたら誰でも出来るのよ?ミレア?」
そうにっこり微笑む姉の言葉に。
「・・・・私には難しいから・・・無理よ・・・ミリアム姉様・・・。」
そういって、少し軽く溜息をつくミレア。
昔から、物などを作るのは、天才的というか、信じられないくらいに。
高性能な代物を簡単に一瞬で作り出していた姉・・ミリー。
それが、ここ、銀河連邦に就職し。
宇宙平均時間上でいうと、約一年が経過したころから。
それまで以上にその能力が格段にアップしたとミレアが感じるのは、気のせいではないであろう。
何しろ。
ミレアが住んでいる場所。
つまりは、ミリーの実家と、かなり距離を隔ているはずの、ミリーが生活している部屋との直通通路などを。
媒介に半分に分かれたような水晶なような代物を使って儲けているミリー。
その使い方はよくミレアにはわかってないが。
かつて姉から貰っているプレスレットと指輪。
それでも、立体映像つきの直接的な会話が可能であったが。
今では、本人と話しているかのようなそんな感覚で、通信することが可能となっている。
それゆえに。
姉が側にいなくても、ミレアは最近はあまり寂しさを感じない。
という理由もある。
仕事中でも、きちんと、ミリーはミレアの問いかけにはどうやっているのか知らないが。
きちんと、どんな時間帯でも応じてくれるからして。
ベットの横に設けられている、半水晶が組み込まれた、人が一人くらい乗れる程度の大きさの何かの光のケース。
どこから光が発生しているのかわからないが。
高さ的に170前後くらいの高さを保ちつつ。
そこに、光が鈍く淡く縦に伸びて、その水晶を覆っている様子が目に入る。
ミレアの私室にミリーが置いたそれは。
こんな光の柱は見当たらないが。
ミリーが手をかざす。
それだけで。
今まで無かったはずの場所に扉が出現し。
その奥に。
これまた無かったはずの、小部屋が一瞬のうちに出来上がる。
ミリーにとっては、とても簡単なことに他ならないが。
普通は驚愕する事実に匹敵することを、このミリーは簡単にやってのけているのである。
「さってと。ミレア、友達呼んで来て?折角だから。彼女達の趣味通りの部屋にしましょう♡」
そういって、隣で唖然としているミレアをみてにっこり笑うミリー。
「・・・・はぁぃ。」
と、その声に我に戻り。
今だに、黒い水晶の前ではしゃいでいる、クラスメートたち、三人の元に、ぱたぱたと走ってゆくミレア。
「・・・一応、それぞれの趣味に合わせて、部屋は作ったけどねv」
くすり。
そういって、ミレアが走ってゆく様子をみつつ。
軽く笑っているミリーに。
「・・・姫様ぁ。あまり力というか・・・派手にやると・・・気付かれませんよ?」
どこか不安そうな声が、ミリーの左肩から聞こえてくる。
「あらv大丈夫よvここは、殆ど私の空間と同じ扱いにしているんだし♡」
そういって微笑むその言葉に。
「・・・・だからですよ・・。」
そういって軽く溜息をついているのは。
淡い光に包まれた小さな女の子。
「大丈夫よvこの私がそんなに正体すぐにばれるようなヘマするわけないでしょv
ま、怪しいとは上は思っているようだけどね♡ふふv少しはそんなのもないと面白くないじゃないv」
「くれぐれも、気をつけてくださいね?姫様・・・。」
心配そうなその言葉に。
「はいはい。まったく。あいかわらず、フェアリーは。心配症よねぇ。この私に気をつけることなんて、あると思うの?」
そういってにっこり微笑むその台詞に。
「わかってはいますけど・・。・・・・でも姫様・・・正体ばれたとき・・いつも・・・。」
そこまでいって言葉を区切る。
・・・いつも。
表情というか表には出さないが。
いつも『孤独』にさいなまれているミリー・・いや、『彼女』のことをずっと視ているから。
なおさらに。
「・・・大丈夫よ。慣れてるし。・・それに、いつもフェアリーが側にいてくれるからねv」
「・・・姫様・・・。」
その言葉でどれだけ自分がうれしいのか。
この自分を創った本人である『彼女』は気付いているのだろうか?
気付いていなくてもいい。
私の願いは・・・姫様にいつも笑っていてほしい。
ただそれだけ・・・・。
心でそっとつぶやき。
隣にいるミリーを見つめる。
今、彼女が仕えているというか、自分自身できめた。
その『彼女』は。
人として、少しの休息を取るために。
今は、ミリアム=フィラ=ノクターンという、一人の人間の女性となって。
今ここにいる。
「あ!ミリアム姉様ぁ!皆すごくあれで満足だって!」
そんな会話をしている最中。
部屋を各自見た、ミレアの友人たちは。
全員揃って、満足の声を上げているのであった。
ミレア達が、ここに滞在するのは、約一ヶ月という期間・・・・・。
-続くー
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あとがきもどき:
薫:ふふふふふv
フェアリーの思いが少しばかり出てきました(まて!)
彼女は何を置いても優先的に。
ミリー・・いや、『彼女』菫ちゃんの心の安らぎを優先しますv
そのためにはどんなことでもするというフェアリー・・。
菫ちゃんは、あまり言葉には出しませんけど。
彼女の存在でかなり心が安らいでます(実話)
ま・・・・まあ。
この時点では、自分と同じ存在の『彼ら』と知り合って、まだ間がないんですけど・・・・。
それまでは・・・。
菫ちゃん・・・一人でしたからねぇ。
その孤独(?)を抱えていたのは・・・。
絶対に表にはそんなのは微塵も菫ちゃんは見せませんけどね(-_-;)
そんな感情より生まれたのが、人という種族というか。
心ある生命といった設定となってます(かなりまて!)
って・・・何後書きで裏設定を少しづつ暴露しているんでしょうかねぇ?
私は・・・(笑)
いや。
さすがに長年温めていて持ち続けているキャラだけに。
この菫ちゃんにはかなりも思いいれがある薫ななのです♡
そういっている今日の朝方も。
久方ぶりに、今回は、絶対無敵ライジ○オーに乱入している菫ちゃんの夢をば(爆!)
・・・・なぜ?(笑)
んではではv
また次回でvv