さて・・・・第2話です・・・・・・。 しくしくしく・・・・。
誰か・・題・・・・しくしくしく・・・・。『遥かなる絆・・・・』
これが実は、一番初めにこの話を思いついた。数○年前の題名なんだけど・・・・。
おかしいしなぁ・・・・しくしくしく・・・・。
(これで、原稿用紙に書いてた人・・←実話)
(ま、あれとは、かなり変えて打ち込んでいるけど・・ね・・汗)←とゆーか、昔の原稿用紙・・・捨ててるし・・・・。(汗)

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         遥かなる記憶の彼方に・・


・・・・リ・・・・ミリー!!!
「う・・・・ううん・・・・。」
目を覚ますと。
心配そうに覗きこんでいるルビーと。
そして、両親の顔。
マリアとリュクが心配そうにミリーを覗きこんでいた。

ざわざわざわ・・・・。
辺りがやけに騒がしい。
「・・・・あれ?・・・あ!!どうなったの!?」
確か、天井が崩れそうになったまでは記憶していた。
その後のことは・・覚えていない。
がばっ!
ミリアムは跳ね起きる。
「とりあえず、今、混乱を極めてるから。」
「大丈夫?怪我ない?」
ルビーの言葉と。
心配そうにミリーの体を確かめているマリア。
「うん。どこも痛くないし・・・・。って・・・・あれ?」
ふと。
確かに、天井が崩れるのをみたのに。
そのまま、天井はあったりする。
しかも、ガラスなども壊れていたりはしない。
まあ、ここは、自己修正構造の建物だからにしても。
ここまで何もなかったようには、不可能のような気もする。
誰かが、物質再興をしたのでない限り。
「御偉いさん達が直したの?」
きょとんとするミリアム。
辺りと外が、騒がしい。
「それが、よくわからないのよ。」
首をかしげるルビー。
「ふぅぅぅぅん。」
その言葉に、ミリアムは起き上がる。
「・・で。どうして、あたし気絶してたの?」
本気で理解していないミリアムの言葉。
『覚えてないの?』
「大変!お医者にいかないと!頭、うったんじゃない!?」
顔面蒼白になっているマリア。
気がついたら。
全員が伏せている中で。
娘が気絶していた。
気が気でなく。
怪我がないのを確かめたものの、なかなか気がつかない娘。
天井が崩れ落ちたあの一瞬。
その場にいた全員は。
ひとまず、しゃがむより他はなく。
その直後。
何が起こったのか、何ごともなかったかのように建物は元通りになっていた。
すぐさま、娘を心配して、捜してみると。
気絶しているミリーを呼んでいるルビーの姿。
あわてて、ずっと、介抱していたのである。
中には、そういった、風景がちらほらと部屋の中でも見受けられているが。
「大丈夫よ。」
いって、そのまま、立ち上がる。
「でも・・・何だったの?」
ミリーがつぶやくと。
やがて。
会場に声が響き渡る。

「皆様、ただ今の襲撃は、反対派による、テロリスト、スピネルの組織であることが判明いたしました。
  外の様子が、少しばかり、ごたついておりますので。皆様には、このまま、しばらく、この場にて。
  パーティーをつつがなく進行させていただくと。警察としても、警備隊としても軍としても、助かります。
  すでに、テロリストは撤退しました。しかし、この様子では、パーティどころではないのも必死。
  ただ今、皆様に、護衛をつけて、送り出す準備をしております。どうかそのままお待ちください。」

一人の代表者。
「あ、父様だ。」
ルビーがいう。
この星を代表しているルビーの父。
ルピス。
彼が、代表して、集まっている賓客に向かって、説明を施していたりする。

ざわざわざわ・・・・。

しばらく。
会場は、ざわめきに包まれていた。


てててててててて。
ととととととと。
順応している子供達。
この場にいた子供達は。
すでに、ざわめく大人とは裏腹に、この状況を楽しんで。
おにごっこや、果てはおいかけごっこをしたり。
広い会場を走り回っている子供が数名。
「せっかくだから、探険しよ!!」
今、この場には。
各種の様々な星の人々が来客としてまねかねている。
「そういえば、ルビーって、連邦平和組織に行きたいって。話してたものね。」
ミリーが苦笑する。
「でも、私は、父様の跡を継ぐじゃない?私の肩には、この星の全てがかかってるんだし。」
そこまでいって。
ぴっと口に人差し指を当てるルビー。
「だから、こういうときに、いろいろと話を聞いてみるの♡ミリーがいたら、楽だもん♪」
「・・・人を勝手に通訳にしないでよ。」
苦笑するミリー。
「あら、だって、ミリー、なんでか、全ての言葉、理解できるしvv」
「だから、あげたでしょ?通訳システムのバッチ?」
面白そうなので、作ってみたら・・・できてしまっている通訳システムバッチ。
今は、必死にその仕組みを追及して。
商品化しようとしていたりするルビーの父。
しかし、ミリアムが何となく作ったそれは。
精巧なまでのその仕組みと。
それに加えられている何らかの情報が理解できずに、そのまま、この一年。
しばらく暗礁に乗り上げていたりする。
必要なときには、ミリアムにいって作ってもらう。
それしか、手のほどこしようがないので。
ミリーもちょっとした小遣い稼ぎになる。
というので、簡単にその旨を受けていたりするこの一年。
「だって、今、もってきてないもの♡」
「はいはい。」
いいつつ何とも平和に会話しているミリーとルビー。

大人達の間では。
様々な星の言葉で。
いろいろな情報が飛び交っている。




「ともかく、至急、あの一瞬の力の解析を頼む。」
「― 了解しました。」
会話している二名。
この会話の言葉は、通常の存在には分かるはずもない。
そう、分かるはずもないというか。
この言葉は、それほどまでに、神聖化の言葉。
誰にも、傍聴されることもなく。
かといって、盗聴すらも難しい。
この言葉を盗聴すると、必ず、その使っている機械などによって、会話が変化して聞こえたりするがために。
彼らの上層部では、ここぞ、というときに、この言葉で連絡を取り合っていたりする。



「??ねえ?ミリー?何ていってるのかな?」
いつのまにか、横の方で疲れてジュースを飲んでいる二人。
その二人の横で。
銀河連邦平和総合機関第784部。支部長、クウォーツと、長官が話しをしていたりする。
人目をさけて。
ここにいるのは、この四名のみ。
「何か、力の解析とかいってるけど?何のことだろ?」
ずずぅ・・・・。
ジュースをのみつつ、ミリーがいう。
『!!!!!!!!!!?????』
そのなにげない会話に、ひどく驚く大人二人。
「お嬢さん?今の会話・・分かったのですか?」
「??はい?それが何か?」
きょとんとするミリー。
普通ならば、会話をしているのもの分からないであろうに。
雰囲気的に、何かいっているんだろうなぁ。
といか、ルビーはわかってなかったのであるが。
クウォーツがミリアムに聞いてくる。
そのきょとんとして、はっきりいうミリーの言葉に。
一瞬。
クウォーツたちは顔を見合わせる。
「名前は?」
「ミリー。ミリアム=フィラ=ノクターンですけど?」
そのまま、何でもないように、ジュースを飲み干しているミリー。
「すると・・・・この星のノクターン家の長女か・・。」
何やらつぶやいているクウォーツ。
「ちょっと、会話しないかい?何か飲みながらでも?」
「ええ!!ちょっと!!こんな機会、滅多にないじゃない!喜んで!ね!ミリー!!」
「君は・・確か。」
「はい!ルビーです!」
「そうか、ルビスの長女で継承者だね。」
「はい!」
まさか、こんなに雲の上の人と話ができるとは!!
などと、ルビーは舞い上がっていたりする。
「いいですけど・・・・。」
といいかけて。
すこし、口ごもるミリー。
「ミリー?どうしたの?」
ルビーの言葉に。
「・・・・・・・おごりですか?」
顔を上げて、少しすまなそうに、そして心配そうにいうミリー。
一瞬。
顔を見合わせて。
しばし。
『あははははははは!!!!!!むろん、おごりだよ。当然。』
高らかに笑うクウォーツ達。
ほっ。
「よかったぁ。今日、あまりお金、もってきてないもん♪」
その心底ほっとしたミリーの言葉に。
「・・・・いい根性してるわね・・・・、ミリー・・・。」
苦笑するしかないルビー。
その様子をみて、ただ笑っているクウォーツ達。
「お嬢さん、楽しいね。」
「あら?当然でしょう?たとえ、少しでも、節約は、必要でしよ?」
「七歳の子供がいう台詞ではないかと・・くくっ・・・・。」
さすがに、
この辺りの情報は、クウォーツは、役目がら知っている。
「ま、いいよ。ついでに、おやつも驕るから。」
『本当ですか!!!!!!!!!』
その言葉に。
ミリーとルビーの台詞が完全に重なり、きらきらと目をきらめかしていた。
しばし、目が点。
 『ぶあっははははは!!!!!もちろん!!くくくくく!!!!』
自分達を前にして。
こんな反応をした存在も、子供も初めてであるがゆえに。
心から笑っているクウォーツ達である。

「それじゃ♪遠慮なく♪」
そのまま、いそいそと。
その、儲けられた休憩所の中の。
様々なメニューを注文しているルビーとミリーの姿が見受けられていた。
それを暖かくみている大人二人。
そして、その様子をみつつ。
互いに目配せをしあっていたのは。
ルビーは首をかしげていたが。
ミリーは、クッキーを食べていたのでそれには、気づいてなかった。
というのも。
・・・さっき、感じた・・・あの声・・・・。
何か聞き覚えがあるのよね・・・・。
などと、少し物思いにふけっていたがゆえに・・・・・・。


休憩所にて。
ミリーたちとクウォーツ達の何でもない世間話が繰り広げられてゆく。
ここから、ミリーの運命が、決定されるとは。
当の本人たちですら、気づいてはいなかった。


                                      -続くー

    

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   あとがき:
      薫:・・・・・・・・すみれちゃん・・・・(汗)
        それでいーの?(汗)
      姫:いーの♪
      薫:・・・・・・・・ま、いいんだったらいいですけど・・・・・(汗)
      姫:何か、文句ある?
      薫:・・・いや・・・・ないです・・・・(涙)
      姫:ま、まさか、私が、宇宙の姫とは気づいてないけどvv
        関りがあるんでは?
        と、彼ら、思っているのよねvv
      薫:・・・・ま、言葉が理解できた時点で・・・・。
        ただものじゃないって・・わかりますよ・・普通・・・・(汗)
      姫:あら♪そんなの誰でも簡単にわからなきゃ♪
      薫:・・・それは、スミレちゃんたちからの視点ではそーでしょうが・・(汗)
        下手に、その言葉。
        使ったら、魂が消滅するほどの力を持っているのに?
      姫:それで、消滅するのが悪いのよ♪
      薫:・・・・・・・・・・・・・・・・・。
         さて、ここから、すみれちゃん。学校バージョンにはいってゆきます。
         そして、高等部卒業してから、就職です・・・・。
         あ、その前に。
         中等部で、妹の誕生。
         さらに、フェアリーとの再会。などなど・・・・。
      姫:それでは、まったね♪
      薫:・・・・それでは♡

   姫&薫:また、次回で♡