虹雫の涙  第9話     ~とかれた誤解?(真実・笑)~



「ほら、蘭姉ちゃん、早く、はやくっ!」
蘭の手を引っ張り。
海岸を走っているコナン。
「ちょ・・・ちょっと!?コナン君!?一体何だっていうのよ!?」
いきなり、朝食が終わり。
ちょっと、蘭姉ちゃんいい?
といって、つれてこられたのが。
王宮の神殿の裏にと位置している海岸沿いの砂浜。
ここは、王室のプライベートビーチらしく、辺りには人影は見えない。
「いいから!」
ぐいぐいとひっばられるままに。
進んでゆくことしばし。
そして。
「新一兄ちゃぁん、つれてきたよ!蘭姉ちゃん!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
手をひくコナンが発した言葉に。
しばし目を点とする蘭。
「よ!蘭!」
「・・・・・・・・う・・・・・・そ?」
そう言って、コナンが声をかけた、砂浜にと設置されている。
ちょっとした小さな休憩所。
そこに佇み手を上げているのは・・・。
「し・・・・新・・・一?」
「蘭姉ちゃん?どうかしたの?」
声をかすれさせつつ。
手をひいているコナンと、目の前にいる男性を見比べている蘭。
「こ・・・・・この、くそ馬鹿新一ぃぃい!一体今まで何してたのよぉぉ!」
はぁぁぁぁ!
どがばぎゃ!
「だ・・だぁぁ!おつけぃ!蘭んんん!!」
目の前にいる、黒い髪の少年に。
そのまま、拳を握り締め。
近くの木にと手を叩きつけている蘭。
パラパラパラ・・・。
バギャ・・・。
そのたったの一撃で。
見事なまでに、その手をたたきつけた木は、音を立てて、倒れてゆく。
『・・・・・・・・・・げ(汗)』
それをみて、声を同時に発しているコナンと。
そこにいる少年。
・・・や・・・やっぱ、早まったか?(汗)
と、両方が心で突っ込んでいるが。
とはいえ、元をただせば。
この二人。
 実は一人の人間であるからして。
何の問題もないのであるが・・。
「ひく・・・馬鹿!私がどんなに心配してたと!!」
そういって。
その場にとうずくまり。
いきなり泣き出す。
「え・・・・ええと・・・・。蘭、泣くなよ・・。その・・お前に泣かれると・・困るからよ・・・。」
照れつつも、ハンカチを蘭にと差し出す少年こと、新一。
ちぃぃぃぃぃん!
「・・・・お゛い゛お゛い゛・・。」
そのハンカチで鼻をかんでいる蘭。
「あ・・・僕、何かに飲み物もってくるね。」
そういって、たたたとかけてゆくコナン。

「うーん・・。何か俺だって分かってても・・。やっぱむかむかするな・・。」
自分が二人になったという違和感もさることながら。
やはり、もう一人の自分に蘭が泣いているというのをさすがにみると・・。
やはり、こう内心むかむかする。
とはいえ、性格も行動も、魂すらも。
全てが新一のそれを。
ただ分離しているだけなので。
まったくといっていいほどに、同一人物。
それが同時に二人にと存在しているというだけのこと。
飲み物を求め。
宮殿にと入ってゆくコナン。
昨夜、やり方をセレーネよりと教わって。
コナンと新一。
両方がその場に存在できる。
ということが理解できたがゆえに。
まず始めに。
思いっきり疑われかねている自分が別人であるというのを。
まず蘭に叩き込もう。
というのが新一の出した始めの結論。
というか、もしコナンと新一が同一人物であることが知られたら、本気で新一は蘭に殺されかねないからして・・。
何しろ、一緒に風呂に入ったりしたことなどもあるからして・・。
蘭は、都内空手大会優勝者という実力の持ち主である・・・。
「・・・とりあえず、しばらくは、このまま二人になったままで・・。
    蘭に俺と新一・・まあ、どっちも俺だけど・・。別人だって・・・納得させとかないとな・・・。」
などとつぶやきつつも、溜息一つ。

一方。
「おいおい・・・蘭?だから、泣くなって・・。」
困った顔で、蘭をなだめている新一。
もう一人の俺・・・逃げたな・・。
逃げた自分を思いつつ、少しうらむ。
まあ・・分かるけどな・・。
「ひくっ・・・ひくっ!」
今だに泣きじゃくっている蘭。
やがて、落ち着きを取り戻してゆく蘭ではあるが。
「さあ!新一!ちゃぁぁんと、説明してもらうわよ!」
「ああ!落ち着け!その空手はやめろ!死んじまう!」
びゅっ!
手を新一の前にと突き出して説明を求めている蘭。
「まあ・・・説明っていっても・・昨夜、セレーネ姉ちゃんと。菫ちゃんがいったのにほぼ間違いはないんだけどよ・・。」

ぽりぽりと。
鼻の上をかく癖も。
全てなつかしく。
本当に新一だ・・。
じゃあ、・・・・何で、私、コナン君と新一が同一人物だって思ってたんだろ・・・何か馬鹿みたい・・。
そう自分に言い聞かせている蘭。
事実、同一人物であるのだが・・。
だが、まさか、一人の人間が。
二人に分かれることができるなど。
この今の世の中の常識で、考えられるわけがない。
まあ、常識から考えたら、子供にと幼児化する。というのも現実離れを起こしているが・・。
事実は小説より奇なりとは、まさにこのこと。


「まあ、これ以上お前に説明しないままっていうのも・・。何だしな・・。
  でも!いいか!?これは、絶対に秘密だからな!」
「う・・・うん・・。」
ずいっと目の前に顔を迫られて。
うなづく蘭。
「よっし。じゃあ・・まず・・。」


そういって、話のつじつまを合わせるべく。
仮に作った今までの経緯を。
蘭に説明を始める新一の姿。


「あれ?何やってんだ?工藤?」
「・・・・何だ服部か・・。」
飲み物を片手に。
歩いてゆくコナンを呼び止めたのは。
その黒い肌に汗の光を輝かせ。
「・・・おま、元気だな・・朝からジョギングかよ・・。」
格好をみれば一目瞭然。
首にタオルを巻いて。
服装も軽いトレーナー姿。
息も少し乱れている。
「どや?工藤も走らんか?すっきりするでぇ?」
誘っている服部平次。
新一と同じく高校生探偵。
「俺は今それどころでないからいーよ。」
そういうコナンに。
その手に三つほど、飲み物がもたれているのに目をとめて。
「お!?何や!?さっそく、あの姉ちゃん対策やっとんのかいな!?」
意地悪く笑いつつ、言っている平次。
「ああ、そーいうことで、俺は忙しいから。」
じゃあな。
軽くいって、そのまま。
すたすたと、もう一人の自分がいる場所にと戻って行くコナン。
「平次ぃぃ!」
タタタタタッ!
佇む平次の後ろから。
走ってくる一人の女の子。
平次の幼馴染である和葉その人。
にや。
歩いてゆくコナンをみつつ。
「和葉vおもしろいもんをみせたる・・こい!」
「え?何?何!?」
「いいから!」
こりゃ、面白そうだしな。
くふふふ。
含み笑いをしている平次。
「平次、一体?」
「あの毛利の姉ちゃんと、工藤のやつが。今、一緒にいるらしいんや、あのガキから聞いたもんでな。」
くくくっ。
と笑い言っている平次の言葉に。
「ええ!?蘭ちゃんの相手の工藤が!?それは、顔を拝まな!いくで!平次!」
はっきりいって。
和葉は。
一度しか、新一に会ったことがない。
平次が蘭を好きなのではないか。
とやきもきしていることもある。
まあ、蘭は、完全に新一、一筋だと。
わかってはいても。
恋する乙女は複雑なのである。



「蘭に先に戻ってくれっていったあの日な・・。俺・・・。」
まるで悪戯を見つかった子供のようにしなだれつつ。
弁解を始めている新一。
その一つ、一つの動作が。
間違いなく新一なのだ。
と、蘭を安心させているが。


蘭と離れて、近くの売店でインスタントカメラを購入し。
気になっていた黒ずくめの男達をつけて。
橋げたの下にまで移動した。
そこでみたのは。
黒い姿をしていた男達が。
どこかの企業の男らしいやつから、大金をゆすり取っているという光景。
しかも、そのネタは、拳銃密輸というとんでもない内容。
それに夢中で、写真を取りまくっていたために。
後ろから、いきなり殴られたのに、というか。
気配に気付かずに気絶しかけた自分。
そして。
取引の現場を見られた。
という理由で、拳銃を取り出されたのだが。
先ほどの事件の一件で。
今だにこの辺りには警察がたむろしている。
という理由で。
そいつらが取り出したのは。
「この薬は、組織が開発したやつだ。まだ未完成だがな。この薬は、痕跡を残すこともなく、相手を死に至らしめる。」
そういって、背の高い男性が。
懐からカプセルの入ったケースを取り出し。
朦朧とした意識になっている自分に。
そのカプセルを飲ませたこと。
そして。
体が焼け付くように熱くなり―。
気付いたときには、薬の副作用なのか。
少しふらふらとしていたということ。
それでも、死んではなかったことに安心しつつ。
家に戻ろうとしたところで意識を再び失い。
次に気がついたときには、見知らぬ家。


かなり、事実をはしょっているというか。
つじつまをあせている。
事実は、その副作用で、幼児化してしまい。
コナンとして今まで蘭と共に生活しているのだが・・・・。


「そして、それが、あの菫ちゃんだったんだ・・。」
偽りの記憶もまた。
つじつまを合わせるのに必要でしょう♡
といって。
偽りと分かっていながら、植え込まれたというか、一瞬のうちにと見せられた映像。
どうしてそんなことができるのか。
はたまた疑問ではあるが。
もはや、ここまできたら、もう何も疑問どころではない。
何しろ、何でもありのこの王国。
もはや、何が起ころうが―。
この時点で、思考力はかなり麻痺しているのかもしれないが。

「あいつらは、俺が死んだかどうか。
   確認のために、派遣員を三度、俺の家にと差し向けている。それほどに徹底した闇の組織らしいんだ・・・。」
だから。
周りの人間に害が及ばないように。
確実に証拠を固め。
世間から身を隠した。
そう蘭に説明してゆく新一。
「・・で・・でも!せめて、私にくらい!」
蘭が抗議するが。
「いえると思うか?全部自分でしょいこんで。人のことまで心配して落ち込むお前に?
    ― 俺のせいでお前が塞ぎ気気味になるの・・見てられないからな・・。」
「・・・・・・新一・・・。」
そっぽを向いて、照れつつそういっている新一の言葉に。
自分を心配してくれているのだと、心からうれしく思える。
「あ!蘭姉ちゃん!新一兄ちゃん!飲み物、もって来たよ!」
「お!コナン!ちょうどいいところに!ほら、蘭。」
コナンから飲み物を受け取り。
蘭にと手渡す新一。
「・・・・・・ということは、コナン君は知ってたわけ?新一のこと?」
そんなコナンに。
視線を落とす蘭。
「ああ!新一兄ちゃんから口止めされてたんだよぉ!」
まあ、嘘ではない事実でもないが。
口止めというか自分がいわなかったのだからして。
「ほ・・・・ほら、僕よく博士の家で新一兄ちゃんに会ってたし・・・。」
話をごまかしているコナン。
というか、コナンが新一そのものなのだが。
まさか、同一人物が、二人に分身できるなど。
まさか、映画や小説ではあるまいし。
現実に起こっているなどと。
理解できる人間がこの世界の何処を捜してもいるものか。
「だからってねぇ!私がどんなに心配してたか!」
蘭が言いかけると。
―ガサリ。
新一たちがいる近くの木々が少し揺れる。

「こ・・こら!和葉!おすなや!」
「だって・・よくみえ・・・!」
どた!
ガササササ!

『・・・・・・・・・・・・・・・。』
思わず、その茂みから出てきた男女をみて。
目を点にしている新一、コナン、蘭の三人。
そして。
『何やってんだぁ!?服部ぃぃ!?』
「何やってるの!?服部君!?和葉ちゃん!?」
さすがに同一人物だけあり。
まったく同じ口調、同じ台詞で叫んでいるコナンと新一に。
その茂みから倒れてきた男女をみつつ。
叫んでいる蘭の姿。
・・・ほんまに二人になってるんでやんの・・。
そんなコナンと新一を目の端でみつつ。
「あ・・・あはは(汗)ちょっと・・・・かくれんぼを・・。」
「うそこけ!てめえ!隠れて覗こうとしてたな!?」
「・・・・・・・・お゛い゛、服部・・てめぇ・・・・。」
目を完全に据わらせている新一とコナン。
その一方で。
「あはは。ごめん、ゴメン、蘭ちゃん。でも、蘭ちゃんの相手の工藤君って・・。
   うち、あまりあったことないから、つい好奇心で・・な。」
「あ・・あいてって・・・・別に私と新一はそーいう関係じゃ///」
真っ赤になって否定している蘭。
「またまたぁ、照れちゃって♡」
「か・・・・和葉ちゃん!!!///」
だだだだだだ!
コナンと新一が、平次を追いかけ。
蘭が和葉を追いかけ。
結局。
新一と蘭の話し合いは。
うやむやのうちにと終わりを見ていた。


「ま・・まあ、とりあえず、和葉、紹介しとくわ。こいつが工藤新一。この毛利の姉ちゃんの彼氏や。」
『違うっていってるだろうが(でしょぅが)!』
同時に突っ込んでいる新一とコナンと蘭。
「?何でコナン君まで否定してんのや?」
「あ・・あはは。その場ののりで・・。」
しまった!
ついつい・・。
内心焦っているコナン。
「まあ、新一兄ちゃんも、素直じゃないから・・。」
ほぉぉぉ。お前がそーいうかぁ。
本人がなぁ。
そんなコナンをにやにやと笑ってみている平次。
「だ・・・誰がこんな、人に心配かけまくる馬鹿を!」
真っ赤になって怒鳴っている蘭。
「誰が馬鹿だ!それをいうなら!
  人の心配ばかりして、泣いているお前が心配だから!電話はしてやっていただろうが!
  お前のことなんて全てお見通しなんだよ!」
「あんたになんか心配されたくないわよ!」
「よくいうぜ!電話がこなかっただけで、泣いてたのは何処の誰だよ!?」
「何よ!姿をみせないで電話だけの卑怯ものが!」
「仕方ないだろうが!出来ない理由があるんだから!」
まあ、確かに。
コナンの姿では常に側にはいたが・・。
「じゃあ、何で今更なのよ!?」
「お前の周りに組織の奴等がうろついているからだろうが!もし、お前の身に何か起こったら、心配だろうが!」
「何よ!勝手に心配して恩着せがましくいわないでよ!」
「気になっているやつを心配してどこがわるい!」
「私はあんた何かに心配されなくても!空手があるわよ!」
ぎゃいぎゃい。
言い合っている新一と蘭。


「・・・・・・・・な、蘭のやつ・・・これなんだよ・・。」
思わず、そんなもう一人と蘭のやり取りをみて。
頭を軽く抑えているコナン。
「・・・・・こりゃまた、偉く鈍い姉ちゃんなんだな・・・。」
「きゃぁvラブラブじゃないvって・・・蘭ちゃん、本気で気づいてないの?あの彼氏の言葉・・・。」
「・・・・・らしいな・・・。」
普通、気になっているやつを心配してどこがわるい!
という台詞で。
ぴんとくると思うのであるが・・・。
さすが蘭といおうか。
ついつい、本音を言っている新一の言葉の意味を。
まったくといっていいほとに理解してないのであった・・・・。



言い合うこと、数時間。
よくもまあ、次から次にと言葉が続くものである。
「それで?工藤君?蘭ちゃんのこと、どうおもってるんや?」
ぜいぜいと息を切らしている、蘭と新一の横から、突っ込みを入れている和葉。
・・・・げ!?
その言葉に、コナンと新一は身構える。
そして。
「・・・・あ、コナン、確か、セレーネ姉ちゃんが呼んでいたっていったよな!」
「・・う・・うん!」
そういうなり。
ダダダダダ!
二人して、一気に駆け出してゆく。
「あ!ずるいで!逃げるなんて!」
「・・・・・・本気であいつも卑怯なやっちゃなぁ・・・・。」
逃げてゆく二人をみつつ。
つぶやいている平次。

だっ。
くるり。
物陰にと入り込んだのを確認して。
和葉が追い詰めてゆくが。
「・・・・あれ?」
そこにいたのは、コナンのみ。
「・・・・工藤のやつはどこいったん?」
きょろきょろと周りを見渡す。
「新一兄ちゃんなら、もう宮殿の中に入ったよ?」
そういって、一つの入り口を指し示す。
「だぁ!こうなったら、絶対にあいつの口から!蘭ちゃんをどう思っているのかききだしちゃるぅ!」
だだだ!
コナンに指し示された入り口に向かってダッシュをかけている和葉。

その姿をみつつ。
「・・・・・ふう、危機一髪・・・。」
物陰に入ったその直後。
新一にと融合するのではなく、コナンの方にと軸を決めて。
二人になっていたものを一人にもどったのである。
新一・・いや、コナンは。
「ほんまに、卑怯なやっちゃなぁ♪」
「・・・・うるせい!////」
追いかけてきていた平次の言葉に。
真っ赤になってそっぽを向いているコナン。


かつん。
「・・・・・何?これ?」
新一とコナンが立ち去ったあとに。
小さな袋を見つける蘭。
「さっきまではなかったわよね?」
そういって、それを開けると。
そこには。
手書きのカードと。
かわいいネックレスの入った小箱。
― 模擬試験の順位向上よくやったな!
と描かれた文字と共に。
先日行われた模擬試験で、蘭は順位が以前より少し上がったのであるが。
「・・・・・新一・・・ありがと!」
その小箱を胸にと抱きしめて。
それで機嫌を好くしている蘭。
そして。
ふと。
「・・・・・・・あれ?でもそ~いえば何で新一がそんなこと知ってるのかしら?・・・・さては・・・コナン君ねぇ・・・・・・。」
順位が上がり。
るんるんと、家で報告したのが。
ここにくる少し前のこと。
それで全てがつじつまがあう。
「・・・・今度、コナン君に、新一が居るところ・・とっちめて聞きだしてやる・・。」
かなり、とんでもない決意を胸にと秘めつつ。
新一からのプレゼントを。
うきうきとして、すぐに身に着けている蘭の姿がそこにはあった。




「・・・・・・だからって、絶対に方法があるはずだよな・・。」
取れないといえども。
だがしかし。
自分は・・・どうしても、諦めるわけには行かないのである。
「・・・とりあえず、予告状を出して。様子を見てみるかv」
一人。
一番奥の部屋に行く道を探索しつつ。
決意している新一そっくりの男性―快斗の姿が。
広い宮殿の中の廊下の一角で見受けられていた。




                                    -続くー

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  あとがき:
     薫:よっし!ほのぼの終了!(そーか!?)
        よーやく、快斗!活動開始!でも・・・ねぇ?(爆!)

        蘭・・・・・鈍いと思うのは・・・私だけでないはず・・・・・。
        新一の初恋の相手というか、あの例の台詞を聞いても・・。
        気付かない蘭って・・・・・・・。
        ようやく映画でいえば、クライマックス(になるのか!)
        さあ、快斗は一体何を狙っている!?(だからまてってば!)
        それでは!また!

 
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