まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
ようやくミトス合流!!
さて、生き残るパターンとそうでないパターン。
まあ、ラタトスク様がいるのだから生きていてもらいましょうv(まて
しかし…やばい(汗
これ打ち込みというか、そのために原作(というかゲーム)シナリオを、
ひとまずかたっぱしからストーリー&サブイベント別に、
ただいまメモ帳に書き写しているのですが(パソのほうでなく別冊へ)
その間にいろいろとラタ関係の物語がおもいついてしまっている…あはは(汗
四英雄次代にミトス達と一緒にエミル(ラタトスク)が行動していたパターンとか…
アンナが精霊(石の精霊)として蘇ってロイドを育てていたりとか…(おい
その場合の設定は、本来天使とは、精霊石の精霊であった、という設定です。
人がエクスフィアとよびしは、精霊石が目覚めし前の状態、という設定で…
そっちの場合は寝ていた、というよりあるいみ地上は好きにさせてた、というような…
別の界(精霊界など)を創っていたのでそっちに手をかけていたという設定さん。
あいかわらず、ラタ様は規格外設定となってますが(苦笑←すなわちエル様達と同じような存在。
そろそろ副題が難しくなってきた…ううむ…
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「まさか…デリス・カーラーンの雷いかずちを使用する、というのか!?」
感じるマナの奔流。
それは空から。
あわてて聖殿から外にでてみれば、そこには黒き雲。
伝承にありしそのまま。
世界が二つにわけれしときに、使用された、という天の雷。
「何…あれは…ものすごいマナが……」
放たれる雷はどうみても自然のものではない。
自然の雷にはあのようなマナは含まれていない。
聖殿からでたリフィルの目にもわかるほどの、マナの奔流。
それが空をおおう雲より感じられる。
「リフィル。いそいで仲間のもとにもどるがよい。…何か奴らがしでかしているのやもしれん」
「はい」
光と闇の協奏曲 ~生き残った少年~
(ラタトスク様)
リフィルのみが連れられ、この場をあとにし。
ロイド達はしばしここにてまつように。
そういわれたのはつい先刻。
ユミルの森からこのかたまともに休憩という休憩をとっていなかったこともあり、
家の外にでてひとまずくつろいでいるロイド達。
語り部の家にて用事があるといっていたアステルとリヒターもロイド達と何やら会話しているのがみてとれる。
エミルは少しはなれたこのあたりでは一番大きな樹によりかかるようにしてすわっており、
その膝にはウルフが、その上にピヨピヨがなぜかのっている。
いつのまにどこからかあつまってきたのかこの森にいるのであろう、動物や魔物。
そういったものたちが
そんなエミルのよりかかっている樹の周りに集まりだしているのがロイド達からしてみればきにかかるが。
そんな中、
ふと名を呼ばれ、意識をそちらにむけてみれば、何やらあちらのほうで何かしでかす模様。
ミトスが何をするかわからないがゆえに、念のために何かあれば連絡するように。
あの地にいる魔物達にそう命令してはいる。
どうやらかの地にいる配下の魔物よりセンチュリオン達に何か連絡があったらしい。
そのまま意識をかの地にむけてみれば、あるものが使用される気配がひしひしとする。
それは彗星、という立場上、起動上に障害となりえる隕石等があった場合、破壊するためにとつくりしもの。
威力のほどにもよるが、ある程度の威力をもちいれば、惑星一つくらいはかるく消滅できるほど。
四千年前以上、ある場所を浄化するためにそれを用いたことがあるにしろ、
そのとき人々がそれをみていったのが、神々の雷。
裁きの雷。そんな名称で人々はかの力のことをそう呼んでいた。
当時はあのままだと周囲に瘴気があふれてしまうのでてっとりばやく雷によって浄化しただけなのだが。
当然、人々はそんなことを知るよしもなく。
世界樹の怒り、などと好き勝手によんでいた、当時の記憶。
まあ訂正する必要もないので好き勝手にいわせていたラタトスクにもあるいみ問題があったのかもしれないが。
所詮は人がいうこと。
いちいち訂正していてはらちがあかない、というのもあったのもまた事実。
その雷…稲妻発生装置もどきをどうやらかの地にて起動させている模様。
「トリトニス」
すっと目をひらき、僕の名を呼ぶ。
「かの地へでむけ」
どうやらあの力をとある場所に向けるつもりらしい。
手にとるようにわかるその場の様子。
伊達に力をほぼ取り戻しているわけではない。
また、あの地そのものが彼の分身そのもの、といっても過言でないがゆえにそこで何をしているのか、
しろうとおもえばすぐさまに判断は可能。
目標地点、オゼット周辺。
そういっているヒトの姿が視てとれる。
どうでもいいがかの地の動植物まで巻き込みかねないあの力をどうして解き放とうとするのか理解不能。
ヒト同士の争いや、考えに無関係な動植物や魔物達を巻き込んでほしくないものである。
かつては、あのミトスもそれはよくない、そういっていた、というのに。
どうやら今のミトスにはそのような考えは一切ないらしい。
特にそれを指示しているのがミトスである以上、かつてのような志でないことは明確。
「人の心は難解だな」
それは、世界を生み出せし初期のころからおもうこと。
刹那。
上空に黒き雲のようなものがいっきに広がり、とある場所を中心に渦をまきはじめる。
その分厚い黒き雲は離れている場所からでも上空、すなわち空であるがゆえにどこからでもみてとれる。
「何だ、何だ!?」
ふといきなり空がどんよりと曇ったかとおもうと、突如として雷のような音が鳴り響きだす。
会話をしていたロイド達がおもわず空をふりあおぐと、さきほどまでなかったはずの黒き雲。
それとともに、
ビシャァァッン!
いくつもの雷が上空からとある箇所にむかって降り注ぐ。
「あれは…まさか…村のほう?」
空から降り注ぐいくつもの落雷。
落雷がおちているのはオゼット方面。
「あれは、オゼットの方面ではないのか?」
リーガルが眉をひそめながらそらをみあげそんなことをいっているが。
「おい。アステル。あれは、まさか……」
「うん。古の文献にあった。あれかもしれない」
「あれって?」
ロイドがそんなアステルとリヒターの会話をきいて、首をかしげといかける。
「天の雷いかずちっていわれているものがあるんだ。たしか文献では天界による裁きの光とか」
「天界…まさか、クルシスの仕業か!?」
天界、ときいておもいつくのはクルシス。
「アルタステのやつが心配だよ」
もしも、コレットを手助けしたことによりハライセにクルシスが何かしたのかもしれない。
それゆえのしいなの言葉。
「何?あれ!?あの雷やあの雲からはものすごいマナが流れているよ!?離れててもわかるほどに!」
「ああ。たしかに」
ジーニアスがさけび、そんなジーニアスにリヒターもおもわず賛同する。
「嫌な予感がするわね」
ふと背後よりきこえる声。
「あ、先生!」
「姉さん!あれって……」
みればその後ろには語り部たるエルフの姿もみてとれる。
この音をききつけ、かの地よりどうやら戻ってきたらしい。
「クルシスが何かしかけてきた可能性があるわ。いってみる必要があるとおもうのだけど、いかが?」
いいつつも、ちらり、と離れた場所にいるエミルを垣間見る。
エミルはじっと目をとじ、木によりかかっているようにみえなくもないが。
先ほど聞かされた、世界樹がうみだせし、ディセンダーの伝承。
この世界におりたってからは現れなかった、という伝説の存在。
惑星、デリス・カーラーンにいたという伝説上のもの。
そして、彗星デリス・カーラーンにおいてもいたとよばれし伝説の世界樹の守り人。
そのディセンダー…自由の灯、ともよばれし存在の名は常にエミル、といったらしい。
この偶然の一致は偶然、では片づけられない。
それはリフィルの直感。
「くっ!いそごう!先生!」
「ここからレアバードは取り出せない…よね?」
「あ。近くに乗り場として確保した場所があるよ。ボク案内するよ」
ロイドがいい、ジーニアスが少しかんがえつつもつぶやき、
そしてそんな彼らにあすてるが提案する。
そんな会話をききつつも、
「急ぎたいの?」
そんな彼らにと今まで離れていた場所にいたエミルが今まで黙っていたというのに問いかけてくる。
「あたりまえだろ!またクルシスが何かしてるのかもしれないし!」
ロイドがそんなエミルにいら立つようにいってくるが。
「ふ~ん。『ルーメン。スターゲートを開け』」
横にいるルーメンに命令を下す。
『ピ。ピピッピピルル?』
『問題ない』
ルーメンが得意とする光の屈折を利用した、移動空間。
光の屈折率を利用し、空間転移接続を行う技。
ちなみにテネブラエは闇を利用した転移が可能。
ルーメンにしろテネブラエにしろそこに光や闇があるかぎり、その場のどこにでも移動は可能。
それはセンチュリオン達全員にいえること。
属性に応じ、ラタトスクが創っている世界のどこにでも移動は可能。
もっとも、さすがに惑星外にまでの移動はかなりの力を消費するがゆえに、
ラタトスクの補佐が必要、となりえるのだが。
主たるラタトスクが問題ない、というのならば彼らセンチュリオンの立場としては従うのみ。
それゆえに、ぴょこぴょこと前に一歩でて、そのままパサパサとかるく飛び上がる。
そしてある程度の高さにまで飛び上がるとそのまま空中で停止しホバリングをし、羽を大きく広げる。
その直後、辺りに眩しいまでの光りが一瞬満ち溢れる。
あまりの眩しさに一瞬目をとじる。
感覚からすれば、太陽の光が何かに反射したかのようなそんな光。
ロイド達全員が目をつむり、その場にでてきていた語り部たるエルフの女性もまた然り。
眩しいまでの光りはやがて収まりみせるが、ぼんやりとした光は一部分にいまだあるのがかんじとられる。
それは目をつむっていてもわかる程度。
「それは……」
まず始めに目をひらいた語りベたる女性が目の前に浮かぶ、光の扉らしきものをみて絶句する。
そこに先ほどまでなかった光の扉のようなものがふわふわとういている。
強いていえば、光を放つ鏡のようなものが、不自然にそこに浮いているのがみてとれる。
問題なのはその光を放つ鏡の向こうにうつっている光景。
「まさか…あれは…私の家!?」
プレセアがみおぼえのある光景を目にし、おもわず叫ぶ。
鏡の向こうにうつっている景色。
その家がほんのりと紅く照らされているような気がするのはきのせいか。
「エミル…それは、何なのかしら?」
リフィルの問いかけに、
「え?光の扉ですけど?」
あいかわらず答えになっていない答え。
「…質問をかえるわ。今、プレセアがそこにうつっている景色はこの子の家だ。
そういったわね?何でそんなものがうつっているの?」
リフィルがため息をつきつつも、質問の仕方をかえる。
「え?だってリフィルさんたち、急ぎたいっていったじゃないですか。
だから、今、この子に頼んで、光りの屈折率を利用した空間転移接続の扉を出現してもらっただけですよ?」
そんなリフィルにたいし、ちょこん、と首をかしげつつも、さらり、といいはなつエミル。
「くうか…?」
「空間転移接続!…もう、ロイドったら。いい?空間接続っていうのは…って、ええ!?」
ロイドが意味がわからずに首をかしげるがゆえにジーニアスがあきれ、説明をしようとするが。
そこにいたり、ジーニアスもその事実にきづき、おもわず叫び声をあげる。
「…うわ~!すごいよ!リヒター!これ、ほんとにオゼットの村はずれに通じてる!」
「まて!アステル!お前はあいかわらず安全性を確認するまえに自分で調べるな!」
ふとみれば、その鏡にいきなり首をつっこんで、向こう側を確認しているアステルの姿が目にとまる。
鏡はたしかにそこにある、というのに、横からみればかなりシュールといえる。
何しろ首をつっこんだアステルの体半分は鏡に吸い込まれたように、
鏡の向こう側には現れておらず、横からみれば体半分が消失してしまったかのような形になっている。
一方で、鏡が出現している向こう側から第三者がみていたとすれば、
いきなりあらわれた光の鏡のようなものから上半身をそれからつきだした人の姿をみたであろう。
まちがいなく悲鳴をあげてもおかしくない光景があちら側にては見受けられていたりするのだが。
そんなアステルにたいし、リヒターがあわててアステルを鏡からひきはがそうとするが、
「まあまあ。リヒターもみてよ」
そのまま、ぐいっとリヒターの手をひっぱり、そのままくびねっこをつかんで、
力任せに鏡の中へとひきずりこむ。
「おまっ!」
リヒターが文句をいうが、すでにおそし。
体制の反動からリヒターもそのまま鏡の中にと巻き込まれてしまう。
光の鏡らしきものをとおったときに感じるマナの奔流。
暖かなる光のマナ。
しかし、その先にあるのはたしかにみおぼえのある光景で。
まちがいなくオゼットの村はずれであることは疑い用がない。
その先の空が紅くそまり、何やら村のほうから悲鳴らしきものが聴こえてきているのもきにかかる。
そして黒き煙も村のほうにうっすらとみてとれる。
扉が繋がっているプレセアの家のある村はずれは、かなり村からは離れており、
木々に阻まれ村がどのような状況になっているのかはわからない。
「これは…光のマナの…塊…か?」
震える声で語り部のエルフの女性が鏡にそっと手をふれて、そこから感じるそれを感じ取りおもわずつぶやく。
感じる光のマナの奔流。
いくら魔物だとしてもここまでマナを扱える魔物がいるか、といえば、彼女達の知識にはない。
「!」
プレセアが鏡の向こうに黒き煙が立ち上るのを目にし、
そのままアステルとリヒターが鏡から離れた直後、そのまま鏡のほうへとかけだしてゆく。
いきおいのまま、そのまま鏡の向こうへとすいこまれてゆくプレセア。
鏡に吸い込まれたかのようにプレセアの姿はこの場からかききえる。
「あ!プレセア!まってよ!」
そんなプレセアをあわてておいかけているジーニアスに、
「まちなさい!あなたたち、まだ安全性が確認された、というわけでは…!」
リフィルがあわててとめるが。
鏡からみえるのは映像のみ。
が、鏡のむこうに顔をすこしでものぞかせれば、嫌でもわかる悲鳴と叫び。
特に聴力が発達しているコレットにとっては手にとるようにとわかってしまう、人々の叫び声。
それとともに、
「クルシスに逆らいしものたちよ。だが我らクルシスにも慈悲はある。
お前たちは我らの力となるべく選ばれた。光栄におもうがいい。逆らうものは殺せ!」
そんな声がきこえてくる。
そして、翼らしきものがばさばさと飛び交うおと。
攻撃呪文らしき音も。
最もそれは鋭い聴覚をもちしものでなければききとれないであろう。
離れているがゆえにロイド達には聞こえない。
「ロイド!誰かが襲われてる!」
ロイドにつられ、鏡に首をつっこみ、そしてきこえてきた声。
だからこそおもわず叫ぶコレット。
「何だって!いこう!」
コレットの聴覚がいまだに鋭いままだ、と聞かされているがゆえにロイドもすぐさま反応する。
誰かが襲われているのならばどうにかしなければ。
その想いから迷うことなく鏡をくぐる。
そんなロイドにつづいて、コレットもまよいなく鏡をくぐってゆく。
プレセア、ジーニアスにつづき、ロイドやコレットまでもが安全性を確認しないままに、
そのまま鏡の中につっこんでいくのをみてとり、
「あ、もう、あなたたち!…エミル。確認するわ。これ、安全なのかしら?」
叫びつつも、横にいるエミルに確認をこめてといかけるリフィルの姿。
魔物がつかいし空間の扉。
空間転移接続、それはヒトがいまだに望み、たどりつけていない究極の術。
もっとも、位軸のみの転移を可能、としている乗り物がレアバード、なのだが。
かの乗りものとてテセアラとシルヴァランド、その両方においての移動しかできはしない。
力の補給をうけし場所か、もしくはもっともちかしい相違軸への転移か。
かなり離れている場所に転移する、ということはまずできない。
それをするには大量のマナを消費してしまい、
レアバード自体がマナ不足におちいり、墜落してしまう。
「問題はないですよ?ただ、空間同士を光の力で繋げてるだけですし」
「問題なのはそこではない、とおもうのだが…空間接続、それはたしかに論理的には可能とされてはいるが。
いまだに実用化はたしかレネゲードのもっているレアバードとかいうものしか実用化されていないはずだが?」
リフィルの問いかけにさらり、とエミルがこたえ、リーガルがおもわずうなる。
リーガルとてそれをしり、それらが解明されればかなり人々が助かる。
それゆえにかなり研究をさせているがゆえのその台詞。
「え?でも僕の家族はみなできますけど?空間接続?」
『・・・・・・・・・・・・・』
さらっというエミルの台詞にその場にいる大人たちはおもわず無言。
もっとも、エミルのいう家族とはセンチュリオン達のことなので当たり前といえば当たり前でしかない。
アステルなどは興味心身、とばかりにいつのまにかとりだしたらしい、マナの測定値などをもっている。
鏡に近づけては周囲のマナの変異をたしかめ何やらメモ帳らしきものにひたすらかきこんでいっている。
「いかないのならこれ、けしますけど?」
「まあ、しゃあねぇなあ。いくぞ。しいな」
「って、なんであたしにだけいうのさ!だけどジーニアス達をほうってはたしかにおけないね」
ゼロスがいい、そのまま鏡をくぐり、それにつづいてしいなもまた鏡をくぐる。
後に残されしは大人組みと研究者組。
リフィルとリーガル、そしてアステルとリヒター。
そして当事者たるエミルと、そしてこの地にすまいし語り手のみ。
「で?リフィルさんやアステルさん達はどうするんですか?自力でいきます?オゼットにまで?」
その両手にピヨピヨらしき魔物の鳥をだきかかえ、ゆっくりと頭をなでつつもといかける。
エミルになでられ魔物はとても気持ちよさそうにしているのが印象深い。
「仕方なかろう。リフィル。あの子達のみをいかしていくわけには」
「…そうね」
リフィルもこのようなものをきいたことがない。
エルフの里につたわりし、旅の扉にちかしいもの。
しかし、たった一匹の魔物がそのような道をつくれる、など聞いたことすらもない。
否、あっても人が知らないだけなのかもしれない。
魔物に関してはいまだに人々はしらないことが多い。
そもそも、魔物がマナの調整を担っている、という事実すら人々は忘れ去っているこの現状。
しかし、逆の意味で納得もできる。
魔物はどこからあらわれるのか。
もしも魔物のほとんどがこのような能力をもっているのならば、
いつのまにか魔物があらわれている、ということも納得ができる。
できてしまう。
猛火がいたるところに渦巻いている。
火の粉をまきあげ、家という家はもはや形をなしていない。
ところどころ人為的にこわされたような家屋もみうられるが。
それらすらも炎にまかれ、原型をとどめていない。
このような光景にロイド達は覚えがある。
そう、あのルインの街。
あのときと同じ。
直後だからだろうか。
もうもうと勢いよくもえている家々。
もうもうとたちのぼる炎と煙。
おそらくは炎がおさった後は、、かの街と同じような状態になるのはあきらかであろう。
「どうして、こんなことに…みんな、まさかしんじまったってことなのかい?」
しいながその情景をみて、かつてのルインの街と連想しおもわずつぶやく。
あのときも炎にまかれていた街。
生き残った人々はディザイアン達に全員つれていかれた。
あのときとこの村の様子がおもいっきり重なる。
「…ひどい……」
それだけいうのがやっと、とばかりに茫然とたちつくしているプレセア。
産まれ育った村の面影が今やもうどこにもない。
失われた時間を唯一感じさせてくれた村の姿はもはやない。
炎をけそうにも、どこから手をつけていいのかすらわからない。
熱気と火の粉が離れていてもとんでくる。
村全体が今や、業火の炎にとまかれている。
「あ、みて!あそこ!」
コレットがとある一点を指差しおもわず叫ぶ。
今にも焼け落ちそうにぶらさがっている家の軒下に人が倒れているのがみてとれる。
人の気配が一つもない中で、たったの一人。
「危ない!あれがおちたらおしまいだぞ!」
今にも倒れている誰かの真上の家は焼け落ちそうで、そのままでは確実に焼け落ちた家屋の下敷きになる位置。
いいつつも、そちらにむけてかけだしてゆくロイドの姿。
そんなロイド達の後ろから同じようにかけだしてゆく一行の姿がそこにあるが。
「…お前たち、かならず気配は隠しておくように」
彼らが走り去ったのち、傍にいるセンチュリオン達にとひとまず一応命令をだしておく。
「しかし、エミル様…この気配は…」
「まちがいない。ミトスだな。…何をかんがえているのか……」
先から感じるヒトの気配は間違えようのないもの。
それにきづいたらしく、テネブラエが心配そうにといってくる。
何か行動をおこそうとしていることは把握はしていたが。
伊達にすでに彗星と意識を同調できているわけではない。
「大丈夫でございますか?」
ルーメンからしてみてもきになるのであろう。
そもそも、かの地にミトスたちを導いたのはほかならぬルーメン。
まさかルーメンもあの子供が主を裏切る、などとはおもわなかった。
それほどまでにめずらしく、純粋に光にあふれていた子供。
しかし、光が強いほど堕ちたときの闇はまた深くなる。
それは光を司りしルーメンはよくわかっている。
テネブラエにしても然り。
光と闇は対極にあり、また互いになくてはならない関係性。
光がなければ闇もなく、闇がなければまた光もない。
基本的な世界のありよう。
世界構成の理のひとつ。
主があの人の子の訪問をここちよくおもっていたのはわかっていた。
それを口にしたことはないが。
まっすぐで純粋であった人のコ。
センチュリオン達も好ましくおもっていた。
だというのに……
「…問題ない」
いまだラタトスクは当事者たるミトスとはあれから直接あっていない。
しかし、ともおもう。
わざわざ自ら…ミトス自身がこの地上におりてきている、ということは必ず何かをしようとしている。
それを見極める必要性がある、とも。
記憶があいまいであったときには怒りしかなかったが。
かつてのことを全て思い出している今は怒りよりも自分の本来あるべき役目というものが先にくる。
だからといって感情がおいつく、ともかぎらないのだが。
裏切られているその怒りが収まる、というわけではない。
もしも自分がこのように目覚めなければどうなっていたのか。
想像するのもしごく簡単すぎて怒りよりもまずさきに呆れてしまうが。
その気にればすでに特定のものを消滅させるくらいの力はすでに自由になっている。
世界にみちている悲しみや怒りといった負の力。
地上にでむき、無意識のうちに取り込んでは自らの力へと変換していた。
どちらの世界、テセアラにしろシルヴァランドにしろそういった力が満ち溢れている。
よくもまあこのようないびつな世界を継続させていた、とおもうほどに。
眠りにつきし前にそれらを自分のもとに流すように理をひいていなければ、
まちがいなく、世界中に負があふれ完全に人は自分達が生みだした力により滅んでいたであろう。
「…完全に堕ちてしまっているのか確かめるいい機会…なのかもしれぬな」
本質を完全に捕らえちがえてしまっているのか、それとも。
まだ多少の救いがあるのか。
それを見極めてからでも遅くはない。
もっとも、異物が入り込みそれゆえに歪んでしまっている種子はかなり問題だが。
すくなくとも、自らの分身を内部にいれたことにより、把握はすでにできている。
数多の異物…人の魂の混入。
その人の念が本来あるべき力…種子にあたえていた力を歪めているこの現状。
今の状態で発芽したとしても、種子が生み出せしマナはとてつもなく薄いものであり、
世界の存続は到底不可能に近い。
「…子供?」
うつ伏せに倒れているので性別まではわからない。
燃えている家のせいで火の粉がまってくる。
炎の熱気で汗がふきでる。
炎の熱さにて目をあけているのすらもきついほど。
「ロイド!はやく!」
ジーニアスが背後から叫ぶ。
今にもたしかに頭上の家屋は燃え崩れそうであり、このままではまちがいなく巻き込まれる。
とにかく今は考えている暇はない。
そのままそこにたおれている子供をだきかかえ、その場を退くロイド。
それとともに、音をたてて崩れ落ちる家屋。
まさにあるいみで間一髪。
「安全な所へはこぼう」
火の手がまわっていないのは、プレセアの実家があるあたり。
それ以外に安全に休ませられるような場所はみあたらない。
プレセアにいわれ、家の中にはいると、掃除はゆきとどいているのがみてとれる。
「…アルタステさんが掃除をしてくれていたんでしょうか?」
それ以外に誰が掃除するともない。
村のものは誰一人としてこの家にはちかよらなかった。
近寄るとしても依頼をするとき。
そのときですら家の中にまでは絶対にはいってこなかった。
大概、依頼主は村人ではなく、村外のものたち。
家の中にあるベットにと横たえる。
大きさ的に自分達が使っていた二段ベット。
その下の段にと横にする。
「いったい、何が…」
「この子……」
感じるマナのありようが、ハーフエルフに近い。
だけども判る、同胞だ、ということは。
それゆえにおもわずリフィルがちいさくつぶやく。
「まずは、ゆっくりと休ませないと……」
ぴっちりとした服。
すこしでも呼吸を楽にさせようと、手をかけようとするが、その手が一瞬とまる。
服の下、胸のあたりに何か固いものがかんじとられる。
まさか、この子……
位置からしてみればプレセアのそれより少し下のあたり。
リフィルがおもわず手をとめてしばし寝かしている子供を観察する。
金色の髪。
しかしおかしいこともある。
あの炎の中…おそらく襲撃の最中にいたのであろうに、子供の服はまったくもって汚れてすらいない。
それはあきらかにおかしい。
自分達とてあの中にあり、埃とすすで多少、服は汚れてしまっている。
それほどまでに炎の勢いがはげしく、火の粉や燃えカスなどがとびかっていた。
じっとりとした熱さであったというのに汗の一つもみえないのもまたおかしい。
燃え盛る家の真下にいたはず、だ、というのに、である。
その違和感にきづき、リフィルがよりよく観察しようと、手をとめじっくりと少年をみつめはじめたその直後。
「あ」
ゆっくりと少年がその閉じていた瞳を開く。
肩より長くのばした長い髪。
肩からすこし下のあたりにまでのばされた髪は、少女か少年か、判断に迷うところ。
金髪に蒼き瞳。
まるで空の青さを現したかのような、そんな瞳の色。
「大丈夫か?いったい、何があったんだ?」
そんな少年にロイドがといかける。
どうやら声の高さからして少年だ、とあたりをつける。
「えっと…ここは?」
「…ここは、私の家、です。あなたは村で倒れていた。…村に何が……」
しばしきょろきょろと周囲をみてそういってくる少年にたいし、プレセアが淡々と説明する。
ゆっくりとベットから起き上がる。
「ひゃぁ。綺麗な子だねぇ」
そんな子供をみておもわずしいなが声をだす。
豊かな金髪に、真っ白い服の縁取りは緑にて、その肌の白さがひきたっている。
すんなり伸びた細い手足。
華奢、という言葉がぴったりあるいみでにあっている。
もっとも、華奢、という点ではエミルも負けず劣らず、なのだが。
いかんせん、しいなはアステルを見知っているのでどうしてもアステルと比べてしまう。
実際問題、エミルのほうがアステルよりもどうみても華奢なのだが。
顔がそっくり、というのがかなり強い。
人はどうみても見た目に惑わされてしまう生き物。
アステルを知らなければ、エミルをみたとき、まちがいなく女の子?とおもったであろう。
「…いったい、何があったんだ?」
ロイドの質問に少年は力なく首を横にふり、その手を布団からもちあげ、
胸の前にともってきて、
「……よく、わかりません。突然雷かみなりが落ちてきて。天使様が村を襲ってきたんです」
首をふりつつも、目をつむり、そんな彼らの問いかけにこたえるその少年。
「天使ですって!?」
「羽がはえていました。羽が生えているのは天使さまなんですよね?」
リフィルの言葉に少年はとまどったようにすこしばかり首をかしげ逆にとといかけてくる。
「…くそ!やっぱりクルシスか?!」
そんな少年の言葉をきき、ロイドが歯がみする。
「クルシス…村を滅ぼしたのは天使なんですね……」
ぎゅっと手をにぎりしめ、自分に言い聞かせるようにつぶやいているプレセア。
「プレセア……」
「……大丈夫か?」
そんなプレセアにジーニアスも何と声をかけていいのかわからない。
そしてまた、プレセアをいたわるような声をだしているリーガル。
そんな彼らに対し、
「……大丈夫です。でも、この釈然としないいらだち、これが怒り……?」
理解できない釈然としたいらだち。
覚えがあるようで覚えがない。
止まっていた時が奪っていたのはプレセアの感情という感覚の変動の感じもうばいさっている。
かつては当たり前のように感じていたことが、今のプレセアにはわからない。
それは、半ば中途半端な天使化…無機生命体化をしているからに他ならないのだが。
エミルから説明をうけてはいるがプレセアにはその意味がわからない。
天使化の一歩手前、といわれてもそれが意味することをプレセアは理解できない。
…まあ、普通は理解できるはずはないであろう。
すでにこの世界ではもともとの天使、という伝説上の存在は、かつての大戦の最中に人々が誤解してしまっているのだから。
天使という言葉がさししめすは、人が…当時のテセアラの上層部が開発した人体兵器、なのだから。
「しかし、よく無事だったな。生き残りはお前だけなのか?名前は?」
ロイドからしてみれば一人だけでも無事であったことにほっとする。
村の様子は、イセリアにてディザイアン達が攻め込んできたときと、
そしてまた、ルインの街でみた現状とどうしても光景が重なってしまう。
そしてきになることは、他に人の気配がなかったこともきにかかる。
コレット曰く、その直前くらいまではたしかに他の声もしていた、といっていたはずなのに。
しかしここにくるまで、誰一人として村人の姿はみていない。
それがかなりきにかかる。
最悪な可能性もありえるがゆえに……
「僕はミトス、といいます。村の外れに一人で暮らしていたから」
体半分をベットからおこしつつ、うなだれたように小さくつぶやき自らの名を名乗る。
「…勇者ミトスの名前だな」
ミトスが世界を裏切っている、クルシスのユグラシドルと同一人物。
そう聞かされていなければ素直に感心しただろう。
が、その事実はおそらく誰もがしらないもの。
ゆえにロイドの口調はすこしおもい。
「あれ?もしかしたら、君、ハーフエルフじゃないの?」
何ともおもわなかったが、ふとそのマナのありようにきづき、おもわずジーニアスが声をあげる。
普通の同胞のマナとは何かが違うが、あきらかに感じるのはハーフエルフに近しいもの。
それゆえの言葉。
「ボ…ボクは…ち、ちが……」
ジーニアスにいわれ、あわててベットからおり、そのままゆっくりとあとずさる、ミトスと名乗りし少年。
「安心なさい。わかるでしょう?あなたも私たちと同じ血が流れているのだから……」
たしかにハーフエルフ、だとはおもう。
けど、何かが違う。
根本的な、何かが。
その何かがリフィルにはわからない。
どこかで同じようなマナをみたことがある。
そのどこか、さえわかれば違和感はすぐに取り除かれるであろうが。
リフィルは気づいていないが、ミトスのマナはユアンと同じ。
ゆえにみおぼえがあるのも道理といえる。
「!あなたたちもハーフエルフ…なんですか?でも人間と一緒にいるじゃないですか」
その声に震えがはいっているように感じるのは、おそらくロイドだけではないであろう。
その表情はあきらかに戸惑い、そして警戒し、一歩づつではあるがゆっくりと入口のほうへとその足をすすめている。
それはいつでも逃げられるように、というゆっくりとした行動にみえなくもない。
「だいじょうぶだよ。私たち皆、二人の友達だから」
そんなミトス、となのりし少年にコレットがにこやかに笑みをうかべて話しかける。
「人間が、ハーフエルフと友達?嘘でしょう?」
少年の顔はあきらかに、信じられない、という表情がありありとうかんでいる。
「嘘じゃないよ。僕と姉さんはこの人達の仲間なんだ」
「安心なさい」
ハーフエルフとおもわしき姉弟からいわれても、少年はいまだに戸惑い気味。
「う…うん…で…でも…」
それでも入口のほうへ足をすすめていたその歩みをとめたことは、すこしは信用したのかしていないのか。
「むりもなかろう。このオゼットはハーフエルフ悪視の厳しい村ときく。
この村に隠れ住んでいたのならばつらい想いをしたろうに」
リーガルがそんな少年の姿をみて深くため息をつきながらそんなことをいってくる。
と。
「村はずれ?っていったっけ?あれ?
でも、そんな場所に家があるのは、たしかここ、プレセアさんの家だけのはずですけど?」
このあたりは散々に調査している。
それはもう国の命令で。
そんな場所があればとっくに把握しており、また確実に捕らえられているはず。
目の前の子供がハーフエルフならばなおさらに。
「うむ。この奥のあたりはことごとく研究院にて調査されつくしているからな。御神樹の調査で」
アステルにつづき、リヒターもまた同意するかのようにしっかりとうなづく。
あきらかに何かがおかしい。
このあたりに村はずれにある、といえば離れた位置にとあるアルタステの岩肌につくられし家くらいのはずである。
また、あったとしても狩猟小屋がいくつかあるだけで、それらにはすべて、
監視システムがほどこされている。
つまりは、常に人の出入りが確認できるような装置が実は備え付けられていたりする。
その実情を身をもってしってるがゆえの素朴なるアステルとリヒターの疑問。
「君、ミトスっていったよね?なんで村の中にいたの?」
村はずれに人がすめられるような場所はない。
ハーフエルフがいればまちがいなくわかるはず。
それゆえの質問。
だとすれば、この近くにこの子供がきたのはここ最近か。
ここ最近はマナの変化を調べるのにあたり、このあたりの調査がおざなりになっていた、ともきく。
もっとも、逆の意味での調査員はかなり派遣されてはいたが。
この森のマナの数値も今までとは異なっていたがゆえに。
それをおもえばハーフエルフ達もこれまでとはちがい動員されていたのだからして、
同胞たる仲間がいれば彼らが気づかないはずもない。
もしも隠れ住んでいたというのが本当だとしても、その隠れていた当事者がそれに気づかないはずもない。
「え?それは…」
金髪の少年…歳のころは十六かそこら、なのだろうが。
そんな少年にいわれ、おもわずミトス、となのりし少年は言葉につまる。
「もう。アステルさん。今はミトスをゆっくりさせてあげないと」
まるで問いつめるようなその台詞。
ゆえにジーニアスがそんなアステルにと注意を促すが、
「村の外れ、といっていたな。どのあたりなのだ?」
アステルにつづき、リヒターもまた間髪いれずにといかける。
「え、それは……」
マナのありようから、この紅い髪の男性もまたハーフエルフだ、というのが理解できる。
「もう。それが何か関係あるの?リヒターさん!」
アステルにしろリヒターにしろ、配慮がなさすぎる。
そんなことをおもい、おもわず声をあらげるジーニアスだが、
「もしも、この子以外にも誰かがいたとすれば、確認しておく必要があるだろう?」
リヒターのいい分はあるいみ至極もっとも。
ゆえにジーニアスもおもわず黙りこむ。
「そうだね。あんた、家はどのあたりだい?」
確かに、リヒターのいうとおり。
村があのようになっていたのである。
確認しておく必要はあるだろう。
ゆえにしいなもうなづき、ミトスにと語りかける。
「え…あ、あの。家には僕一人ですんでいたから……」
そんな彼らにとまどいぎみにそうこたえる。
まさかそのような切り返しがかえってくる、などとはおもっていなかった。
どこに、といわれて答えられるものではない。
そもそも、ここには彼は住んではいなかった、のだから。
「ここで?か?このオゼットは激しくハーフエルフ嫌悪がひたすらにつよく、
見かけただけで研究院に売り払い、資金をかせぐような村人ばかりのような村にか?」
リヒターの鋭い指摘。
「おかしいなぁ。僕が九歳のころからここにハーフエルフが迷い込んだという話しは幾度かあったけど
全員ほぼ兵士につかまってたはずだけど…
その都度、周囲を兵士達が散策してたよね?リヒター」
「ああ。むなくそわるいがな。隠れ住む、というのすら難しいとおもうのだが……」
感じるマナはたしかにハーフエルフのもの。
だけど、何かが違う。
その何か、の違和感がリヒターにはわからない。
口ぐちにそんな会話をしているアステルとリヒター。
そんな二人の会話におもわずミトスは黙り込む。
そこまでこのあたりの現状は把握していなかった。
総計だったか、ともおもう。
だが、もう実行してしまった。
だからこそミトスからしてみれば黙りこむしかない。
第三者がみればその心情を…正確な事実をしらないがゆえにこのたびの襲撃でショックをうけている、
としかみえないであろう。
「…この現状でいろいろとといつめるのも気のどくといえるだろう」
そんなミトスの様子をみて、ため息とともにリーガルがそんな二人にやんわりと訂正をいれる。
「ですけど、この子の家が無事かどうか、確認は必要とおもいます。
私の家は…無事のようですけど……」
誰もいないはずの家。
にもかかわらず朽ち果てていないのは、アルタステが定期的にタバサに命じて掃除をさせていたがゆえ。
確認しておく必要性はあるだろう。
すでに村にはまともな家は一件ものこっていなかった。
この家がのこっていたのがあるいみ奇跡ともいえる。
アルタステの住んでいる場所もどうなっているのか、今はまだわからない。
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あとがきもどき:
薫:き…きりのいい区切りか所がない…なのでめずらしく?になるのか?続き~
次回でアルタステさん登場ですv
2013年7月11日(木)某日
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