こんにちわv
とうとう、前々回と、前回で。
由香子の正体・・・・ばれちゃいましたねぇ?
何はともあれv今度は学園生活偏♡
#####################################
蒼き水晶の歌姫 第13話
ざわざわざわ。
木々がざわめく。
新緑が眩しい季節でもあり。
そして・・。
カッ!
太陽の光が冴え渡り始めるその光景。
道をゆく人々の服装も。
春先の服装から、軽装にと代わり始めているこの季節。
「だから、それはまずいって!!!!」
教室中に。
とある一人の少女の叫びがこだまする。
そして。
はっと口をつぐむ。
回りをみても。
周りそのものが、ざわめいているので、あまりに気にとめてないようなので安心する。
その叫びに。
彼女達のグループに一瞬視線が向くものの。
全員、そのまままた。
グループごとにざわめき始める。
青い色のジャケットに、白いブラウス。
その首筋にある、紅いリボン。
彼女達が着ているのは、ここ、聖鳳学園の制服。
スカート丈は、膝より少し長く、膝下十センチと少し。
ちなみに、男子生徒のリボンは、リボンではなく、ネクタイで。
こちらの色は、青。
ジャケットと同じ色である。
夏なので、それぞれが半そでに変わっているものの。
あまり色合い的には変わっていない。
真っ白い様々な学舎に別れている学部別に。
その広い構内の中。
今。
ここ、高等部では。
とあるイベントに向けて、只今話し合いの真っ只中。
ひそひそと。
声を潜めて。
「そもそも、そんなことしたら!テレビ局とかが放っておかないわよ!?それに、私・・正体ばれるのや~よ?面倒だもん!」
ひそひそと。
会話をしている少女・・・由香子のその言葉に。
「でも、何かメインを考えてくれっていわれてるし・・・・一番手っ取り早いのは、やっばり由香子v」
「そうそうv何しろ、ここ、聖鳳学園にも。ファンは殆どといっても過言でないしv」
にっこりと小さい声でいっているそんな洋子のその言葉に。
「・・・・私、一応、謎のアイドルで通っているんだけど?洋子?」
じとめで。
そんな洋子を見つめている由香子のその言葉に。
「だから、いいんじゃないv突発的にvそれに、何もここの学生とはばれないってv
理事長と同じ町の出身だからその関りでってことにすればいいのよv
そして、前日まで誰が来るかは誰にも教えないとか♡」
にっこりといっている悦子のその言葉に。
「・・あのね・・・・。」
思わず頭を抱える由香子に。
「あ、それいい♡」
ぽんと。
同意の手を打っている洋子。
「ちょっと!人の意見は!?」
『由香の意見は却下v』
きっちりと。
声をはもらせて、言い切る二人。
「そうよねぇ。何しろ、入学してからしばらくだまってたんだし?」
「そうそう、これくらいサービスしましょ?」
「・・・・だぁかぁらぁ!それはもう、わるかったってぇぇ!!」
由香子の抗議の声もむなしく。
ざわざわざわ。
「はい、それぞれ決定しましたか?それでは、実行委員の三人から。メインの意見を出してもらって。
それから。クラス別の出し物を決めます。よろしいですか?」
茶色い髪を後ろでみつあみに束ねた、黒い瞳の女性。
彼女達の担任のクラスの女の先生のその言葉に従って。
全員が、意見を出し合ってゆく。
かきかきかき・・・。
出された意見を黒板にと書きとめ。
「はい。それでは、今回の文化祭について、いろいろと。意見がでましたね?まず・・・・。」
ここ、聖鳳学園の文化祭。
普通は秋にあるものであるのだが。
ここは、大学部や中学部なども存在しているがために。
それぞれ、時期を変えてこの出し物は行われている。
ちなみに、由香子達が在籍している、ここ。
高等部では。
夏に差し掛かるその直前に。
文化祭が執り行われるので。
今は。
高等部のクラスの全てにおいて、この出し物に追われている状態。
「・・・・あら?」
文化祭、実行委員。
岡村由香子、木野悦子、姫野洋子。
この三人が出した、このクラスにおいての、メインの出し物は・・。
ふと。
小声で。
「いいのですか?」
そっと、由香子にと耳打ちする。
「・・・・・まあ・・・借り・・あるし・・・・。」
というか。
黙っていたことが借りなのであるが。
質問してくる担任に。
そっと溜息を一つ落とす。
その言葉を聞き。
「では、私がいいように説明したいますね?」
「お願いね・・・。」
かなり小声で。
二人にしか分からないような会話をしているこの二人。
そして。
「ええと。あら。どうやら、何か心当たりというか。
協力を理事長に仰いで、誰かを呼んでコンサート・・ですか?この意見に反対の人とはいますか?」
そういって、クラスにと問いかけるそんな担任のその言葉に。
「質問!誰ですか?その謎の人というのは?」
「それは秘密ですv」
「というか、許可誰のがもらえるかによりますね。」
「・・・ま、理事長はあれでも顔が広いですから(はあと)」
手を挙げて質問してくる生徒のその言葉に。
かるくかわしてゆく、彼ら四人。
結局のところ。
彼らの出し物は。
マジックハウスにときまり。
そしてまた・・・・・・。
「○○○○○様、控え室・・・っとv」
にこにこしつつ。
紙を貼り付けているその様子に。
「ずいぶんと本格的ね?」
あきれたようにクスリとわらっている由香子。
「あらvこれがあったほうがそれらしいし?それに、絶対にここが本当に控え室と思われるわよ?ふふv」
くすくすと笑っている洋子。
「・・・・ねえ?チケットどうする?」
「・・・・・うーん、誰を呼ぶのか・・ばれたら。それこそ入りきらないでしようしねぇ・・・。」
などといいつつ。
一つの教室のドアに。
四角い何やら書かれた紙を張り。
移動してゆく、洋子と悦子。
ちなみに。
由香子は今。
歌の収録があるとかで。
表向きは、保健室で休んでいることとなっている。
・・・ちなみに。
保健室の担当医も彼女と同じく、蓬莱町の出身者である。
そんな会話をしつつ。
歩いてゆく彼女達を横目にみつつ。
「うーん?一体、あのクラスは誰を呼ぶ気なのかしら?」
ぺり。
好奇心に駆られた。
一人の生徒が。
その名前の伏せられた場所の紙を軽くはがす。
それは、前日までのお楽しみ。
というので。
そこの部分の名前は隠されているのである。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え゛!?」
しばらくその場に硬直。
そこにかかれている一つの名前は。
「・・・・・・・・本物・・・・偽・・・・もの?」
だがしかし。
確か。
理事長のつてを使って頼んだとも噂で聞いた。
ばさり。
ダダダダダ!!!!
「大変よぉぉぉぉぉぉ!!!!みんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
思わず。
手にもっていた書類などを全て落として。
そのまま。
学園中を走り回る一人の女性徒。
・・・・・さすがに、噂が広まるのは・・・・あまりに早く。
『えええええええええええええええええええええええええええ!!!!!?』
学園全体を揺るがす歓声・・・に近い、歓喜の声が巻起こる。
ぱらり。
女性徒が走り去ったその後に。
教室の扉に張られていた紙の一部がばらりと剥げ落ち。
そこにかかれているのは。
『星空百合香、控え室。』
という、紛れもない文字であった・・・。
「ああああああああああああああ!!!!!!!!!!!もうばれてるぅぅぅぅ!?」
ふと。
教室に戻れば。
いつのまにか。
学園全てといっても過言でないであろうかといった人だかりが。
そして。
「ねえねえねえ!あれ、本物!?ねえねえ!?」
「まじまじ!?ただでみれるの!?らっきー!?」
「あああ!ハンドビデオ買わないと!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
「・・・・・・・・・誰が話したのよ・・・・・。」
教室を埋め尽くさんばかりのその人だかりに。
思わずつっこみを入れている由香子であった。
それは。
文化祭が始まる、一週間前のこと・・・・。
学園で、そのような騒ぎに発展しているその最中。
学園のある場所とは、まるっきり星とは逆方向。
「・・・・もうだめだ!?」
「早く!人命を避難ボートに!?」
「・・ちっ!軍隊の要請を早く!」
ふと。
空をみていた由香子の瞳が険しくなる。
・・・・星が・・・いや、わが身が悲鳴を上げている。
そのまま。
その騒ぎをよけるように。
そっと、その場を立ち去り。
誰もいない教室にとはいり。
そしてそのまま。
ふと。
手を掲げる。
刹那。
そこは、確かに。
教室の黒板であったはずであるのに。
なぜか映し出される海の風景。
そして。
……はぁ……
「・・・・・・・・・・・またタンカー事故?」
思わず表情が曇る。
どうして。
こうも頻繁に起こるのか。
人々は気付かないのであろうか。
・・・・油は、確かに。
人々の生活には欠かせないものであるかもしれないが。
・・・それは逆に自然界にとっては諸刃の剣。
・・・・・壊れた自然が治るのには、かなり時間がかかるということに。
「・・・・まだ市販されてる・・・あれでは・・・あまり効果がないのよ・・・ね・・。」
その効果が不明というのと。
その製法も不明というので。
とある企業がつくっている、浄化カプセルは。
まだ認定されていない今の現状。
海の悲鳴が聞こえてくる。
生態系が・・あきらかに油の影響で狂っていることと。
息ができないことにより。
「・・・・・とりあえず。こっちよりあっちが先決・・よ・・・・ね?」
そういうが否や。
由香子の姿は。
まるで、そこに・・・黒板になぜか映し出されている、海の中に。
掻き消えるようにと消えてゆくのであった・・・・。
ゆっくりと目を開く。
そこには、すでに。
その黒いまでの瞳ではなく。
その瞳の色は、蒼さを湛えて、そして。
しずかに回りを見渡す。
ここに、誰か人がいれば。
まちがいなく驚くであろう。
・・・・何しろ、一人の少女が。
・・海の上。
しかも。
回りに大陸も何もないような場所に・・・・立っているのだから。
ゆっくりと視線をめぐらせる彼女の回りに。
海鳥や、そして・・海に住んでいる生き物たちが、一斉にと集まってくる。
『― おいき。』
どこか、済んだ音色を湛えたその声に。
海鳥や、集まっていたイルカ、そして、魚などといった生物は。
まるでその声にこたえるかのように。
各自。
とある作業をするために、目的の場所にと向かってゆく。
『・・・・わが身、我が力、わが身とし 今ここに浄化の欠片をささけたもう・・・・。』
しずかに。
海の上に佇んで。
しゃらりと。
まるで、一昔前の、巫女のような服装をしている格好をしている・・・
・・・・どこか見たことあるなうな感じではある女性のその言葉に。
その纏う雰囲気はまったくことなり。
そして。
手に纏わせている羽衣を。
まるでその意思のままに。
空に向かってすっと伸ばすと。
それは意思をもっているかのごとくに。
するすると、その伸びた手から、空にと舞い上がってゆく。
『蒼きはかなき水に湛えれらし我が一部我が心に応じて・・・・』
まるで歌うかのようなその声にしたがって。
・・・・・・そこは。
昼間だというのに。
不思議なことに。
空にいっせいに、不可思議な色合いのオーロラが。
辺りにと広がってゆく・・・・・。
-続くー
TOP BACK NEXT
#####################################
あとがきもどき:
薫:・・・・・・・・・ふふ。
でも、ここはこれまでv
んでもって、次回は文化祭v
さてv
・・・・まあ、前ぶりというか注記でかいているから・・・・。
ばればれですけどね・・・。
この女性の正体・・・あはは(汗)
ま、いっさv(こらまて!)
んではではv
次回は波乱万丈、文化祭?(まてぃ!)
TOP BACK NEXT