こんにちわ♪またまた小説めぐりとかしてたりして。
サボってたら、折角のお休みなのに、小説がうちこめそーにない私です(かなりまて!)
・・何はともあれ。久方ぶりにオリジナルv由香子を行くのですv
#################################
蒼き水晶の歌姫 第4話
始めはほんの偶然という名前の産物。
それは、彼女がまだ。
十四になるかならないか。
そんなときに。
ふとしたことで、この大陸の中心にある、とある搭に学校の行事で。
社会見学に行ったときのこと。
たまたま。
ついつい、この地に住まう、精霊たちなどと話していた彼女は。
いつもかけていた眼鏡を外し。
しかも。
髪の毛を結びなおそうと。
髪を下ろしていたことから始まった。
制服などではなく、私服ということもあいまって。
そんな彼女を見つけた、そのマジックタワーにて、行われるイベントに。
無理やり彼女を引っ張って言ったのが、そもそもの始まり。
いきなり、舞台に立たされて。
しかも、舞台の進行役は、彼女が素人というか、一般人などとは夢にも思わず。
新しい子だと勝手に解釈し、マイクを持たせたのがそもそもの始まり。
その時から。
彼女は。
「はい、ええと、あなたの名前は?」
そういわれ。
ふと。
目についたのが、一番星。
「え・・と。百合香です。星空百合香。」
次に目に入ったのは、会場に飾られていた百合の花。
「はい、それでは、百合香ちゃんですね。では、よろしくお願いします!」
いや・・よろしくと言われても・・。
マイクを手渡されて。
どうすればいいものやら。
その容姿からしても。
まさか、彼女が普通の素人と思わずに。
新人のアイドルであろうと勝手に解釈してしまっている、その場で働いている人達の姿。
・・・・しかたない。
「― 遥か彼方の記憶の欠片蒼き水晶の果てに見出すは
その心の彼方のままに緑の風は海に流れ新たな命は・・。」
彼女の趣味の一つ。
自らが歌や詩を作り出すこと。
その中の一つを。
その場で披露した、その時から。
彼女・・岡村由香子は。
なし崩し的に、アイドル歌手。
星空百合香となったのである。
その放映が、全国放送だったということもあいまって。
その歌声がブラウン管から響いたとき。
この国中のそれを見ていた人々が、思わずその歌声に聞きほれ。
しかも。
その歌声で今まで生死の境をさまよっていた人などが目覚めたりと。
多少の不思議が、この大陸のいたるところで見受けられたのを。
その当時の人々は知るはずもないことなのであるが。
たった一回限りのことで。
彼女を捜して、躍起になったプロダクションやテレビ局。
そして、業界関係者。
二度目は。
たまたま、友達といった、コンサートでのこと。
そして、そこでまた見つかり。
しかも、そのプロダクションに所属する、とある歌手から。
自分の後輩だと勝手に説明され。
始めは断ろうとしたが。
よく考えると。
それは、自分にとっては、かなりメリットが大きいことに気付き。
そのまま、なし崩し的にそのプロダクションにと所属している彼女。
その連絡方法は、一台の携帯電話のみ。
しかも。
その携帯を発売、管理している場所が場所だけに。
彼女のうまれ故郷。
蓬莱町。
その電話番号などから。
彼女の身元を探るなどは出来るはずもなく。
ましてや、住所、本名。
全て秘密にしている由香子。
謎のアイドル歌手として。
すぐさまに世界的にも有名になっていったのは。
当然といえば当然なのかもしれなかった。
「はい、百合香ちゃん、今月のお給料。」
そういって、手渡しにされる給料の袋。
「ありがとうございます。」
そういって、にっこり笑い、その袋を受け取る百合香。
その長く艶やかな黒い髪と黒い瞳が印象的。
「ねえ?百合香ちゃあん、振込先とか、銀行とか教えてくれたら、そっちに振り込むけど?」
毎回繰り広げられる会話。
「私、こっちの方がいいですから♡」
そうにっこりと微笑むその言葉に。
・・・・・ちっ。
銀行でも分かったら・・。
本名とかでも、まず分かるのに・・。
自分の所に所属しているとはいえ。
その連絡先も。
ましてや、住所。
挙句は、本名も知らないという、目の前にいる、星空百合香。
かろうじて、会話の端々に上る事柄で。
彼女が、伝説とすらも言われている、霧の町、蓬莱町に関りがある。
というのが分かっているのみ。
連絡方法は、一つの携帯電話のみ。
しかも。
普段は、いつも留守電になっており。
百合香の声をその携帯で聞くことなどはまずはない。
そういつもながらに、きっぱりとにっこりと微笑み、言い切るその言葉に。
彼女が所属するサーチェプロダクションの若き社長は。
いつものように内心溜息をついていた。
何処の学校に通っているのか。
また、何処に住んでいるのか、一切謎。
謎のアイドル、星空百合香。
今や、世界中の記者などが。
彼女の正体を見極めようと、探っているほどに。
百合香は、この星中で、かなり有名と成り果てているのである。
すぐに連絡が取れないのでは、何かあったときに困る。
そういう社長の言葉を。
いつも軽く交わしている百合香であった。
「ねねねねねね!由香子!今度の休み!一緒に旅行にいかない!」
目をきらきらとさせて言ってくるのは。
服装は青い色のジャケットに、白いブラウス。
今は、すでに春先なので。
半そでとなっているが。
ここ、聖凰学園の制服を着ている一人の女性徒。
「旅行?どこに?」
この連休は。
私、撮影があるんだけどな・・。
そんなことを内心思いつつ。
ここに通い始めて仲良くなっている、
姫野洋子にと、話しかけている由香子。
その長い髪は、きっちりと、頭の中心で、二つ分けにされ。
前にたらすようにきっちりとみつあみが編みこまれている。
そして、その顔に掛けられた眼鏡。
見た目、どうみても、優等生にとしか、由香子の姿は映らない。
「あのね!ここ!」
そういいつつ、バンフレットを取り出すもう一人の少女。
その淡い茶色い髪がふわりとなびく。
彼女の名前は、木野悦子。
一番、由香子と仲のいい友人たちである。
そこにかかれているのは。
それまでの道のりにかかる費用なども去ることながら。
「・・・ここって、確か、この近くで。彼女の撮影がある場所じゃない?」
思わずあきれたようにとつぶやく由香子の言葉に。
『あ・・・・あはははv』
そんな由香子の言葉にカラ笑いを挙げている洋子と悦子。
そして。
「・・・駄目?」
「由香が一緒だと・・うちの親もいいっていうんだけどな・・。」
瞳をうるうるさせて。
胸の前で手を組んで、懇願してくる二人の少女。
「・・・・・・・・・はう。いいわ。その代わり、私もちょっと、用事があるから。
いつものように一人で行動させてもらうことがあるけど?いい?」
そういって、パタン。
その資料を閉じる。
「あ、それは全然構わないから。」
彼女が趣味で。
絵などを描くことを趣味としていることを。
仲良くなっているこの二人はよく知っている。
詩らしきものを作っているのも見たことがあったりするが。
その内容までは見せてもらったことなどない。
由香子は、その真面目さから。
彼女達・・・洋子と悦子の両親・・特に母親に、絶大なる信用を得ているのである。
そのために。
たとえ、子供達だけで旅行にいくといっても。
由香子がいれば、親はあっさりと了解を出す。
まあ、由香子自身が、この学園の理事長の、関係者であり、絶大な信用を置かれている。
それを知り、ましてや、この由香子の人柄を知った故での、結果なのだが。
大概、由香子は、その創作のときは一人になることを好む。
そのこともまだ同じクラスになって、間がないが。
話しを打ち解けさせ。
仲良くなっている彼女達だからこそそれはよくわかっている。
始めは、とっつきにくそうであった由香子だが。
話してみればそれは杞憂。
しかも。
彼女達が、手に入らなくて困っていた、とあるコンサートのチケットを。
ある時。
「あああああもう!手にはいらないぃぃい!」
思わず絶叫を上げる洋子に。
「そっちはどう?」
横にいる悦子にと聞き返す。
「・・駄目・・。ああああ!今日しかないのにぃぃぃい!チャンスは!」
そういいつつ、片手に携帯電話をもち、絶叫を上げている二人。
しかし、そうはいえども。
授業中に。
その申し込みをすること事態が許されるはずもない。
しかも、申し込みの期限は。
短いながらに、本日。
今日この一日のみなのだからして。
そんな二人の会話を耳にして。
「何かいるものがあるの?」
ふと、問いかける由香子。
トントンと。
ノートなどをしまいつつ。
そんな会話をしている悦子たちにと話しかける。
「ああ、由香。実はね!
ああああ!折角、あの星空百合香のコンサート!!ここの近くの公民館であるのにぃ!
そのコンサートのチケットが、今日しかゲットできないのよ!いきたいのにぃぃ!」
「折角、あの日は学校も休みなのにぃぃ!」
同時に叫んでいる二人。
そんな二人に。
「何しろかなり争奪が激しいからねぇ。私は電波ジャックして、当日聞くつもりだけど。」
「あ、それ、俺にも録音してくれ!」
「いーけど?」
それは、公共電波盗聴罪に当たるのではないか。
そんな会話をしていたりするほかのクラスメートもいたりするが。
そ~いえば。
当日の電話での受付は・・。
確か、数十枚が抽選的に選ばれるんだったわよね・・。
ふと、その事実が頭をよぎる。
ちなみに、その近くの公民館といっても、かなりの広さがあり。
軽く、数百名以上は入場させられる広さをもっている会場。
一応、それは。
その数日の間ある、最終日のメインとして。
百合香のコンサートが企画されたのであるが。
それを知った、彼女のファンたちが。
星空百合香ファンホームページ。
サチェプロダクションが作っている、ネットページに。
世界中からアクセスなどがあり。
すでに、定員オーバーに近い状況。
まず、ファンの葉書きの中から抽選で選び。
さらに、一般で前売り券を売り出したところ。
数時間もたたないうちに完売する。
というすざましい争奪戦。
最後の砦が。
この、電話注文。
最後のチャンスなのである。
そかん絶叫を上げている彼女達に。
ごそごそごそ。
ふと、あることを思い出し。
鞄の中をごそごそと探し出す。
「あ、あった。」
そういって、一つの紙袋を取り出す由香子。
「えーと。知り合いから貰ったんだけど・・いる?」
ぴらり。
その手にしているのは、紛れもなく。
今回のイベントが決定された当時に出たはずの、サインつき、限定前売り券の袋が、五枚。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ええええええええええええ!?
何で由香子(由香)(岡村さん)が!!そんなのを持ってるのよぉぉお!?』
まずそれは。
かなり、ファンの間では、喉から手が出るほど欲しい品物。
しかも。
一枚でなく、それが五枚も・・・。
「えーと。ちょっと、その芸能関係者に知り合いがいて。何かもらったんだけど・・。
私、必要ないから、誰かに上げようと思って。今まで忘れてた。てへ♡」
まあ、確かに。
知り合いというかその本人なのだが。
忘れていたという内容は、真実。
「いるんだったら。挙げるけど?これ全部?」
『いる!!!!!』
その言葉に。
殆どその場にいたクラスメート全員といっていいほどの、人数の声が重なり。
「あああ!ずるいわよ!由香が思い出したのは!私達が話ししていたからよ!」
洋子がそういい。
「こういうことは、公平よ!公平!」
誰かがそういい始め。
しかし、欲しがっているのは、数十名。
対する券はたったの五枚。
「よーし!じゃんけんよ!」
『乗ったぁぁぁ!』
かくして。
一人の提案によって。
クラスでじゃんけん大会が開幕されたのであった。
結局。
その時、運よく、洋子と悦子が勝ち進み。
その券を見事ゲットしたのであるが。
その時より、由香子は、かなりクラスになじみ。
たまにお願いすると、そういった、芸能関係の券などを。
代わりにゲットしてきてくれたりする。
そうはいっても、いつもではないが。
ふと、入学して、間もない、とある日のことを思い出し。
苦笑しつつ。
「じゃ、由香!いいのね!ありがとー!」
「だから由香って好き!うちの親由香が一緒だと問答無用で信用してくれるのよね!」
びょんびょんと。
飛び跳ねて喜ぶ、悦子と洋子の二人の姿がそこにはあった。
「・・・ま、丁度いいか。彼らの目くらましにはなるでしょ。」
そうつぶやいていた由香子の言葉は。
当然二人の耳などには届いてすらもいなかったのであった。
-続くー
TOP BACK NEXT
################################
あとがきもどき:
薫:・・・好きなんですv
クリーミ○マミvv
あれを視ていて、当時見た夢が。これです(まて!)
それ以後、私の持ちキャラの一人となってますv
この、由香子は(はあと)
しかも、夢の中には当然ながら菫ちゃんも出てきたしv
もう・・・うふふふふ(はあと)
ちなみに。
由香の正体は・・・。
まだまだモー少しかかります。
小説としての暴露は。
ま、設定にばらしてますけどね(笑)
んではではv
またvvv
TOP BACK NEXT