あとがき:(残された村田健のぼやきです)


ユーリがいきなり。
イベントのしかも大衆の目前で…あちらの世界に召還されてしまった……
まさか…こんな大衆の目の前で召還するとは…
エドぉ〜……
というかっ!!
何を考えてるんだよ!?エドは!?
この状況をどうしろ…と……
以前忠告したのに……
どこかが抜けてるんだよな……
ほんと。
彼は……
昔からそう。
というか、地、といえばそれまでだけど…さぁ。
だからって!!
ここで騒ぎになったりして!もし!
『ユーリ』の真実の姿でもばれたら大変じゃないかぁぁ!
この世界にも『ユーリ』の真実の姿は、形を変えて伝わってる神話などもあるし…
神話、というか伝説も……
いい例が、アテナの伝説…とかさぁ……
はぁ……
とにかく。
どうにか、弾みでまだ、プールの中に落ちた。
としか調教師のお姉さんたちや、客席の人々も思ってるようだし。
どうにかしないと……
最低でもエドからの呼び出しだと…五分以上…かぁ…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
だめだ。
絶対に騒ぎになるぅぅ!!
しかたない。
ここは、自分が探しにいく!
というフリをして向かえにいったほうが早いとみた……
一度こちらに連れ戻して、あちらの時間のその直後の時間率に空間をつなげる。
というのは可能だし。
そもそも、あの場所は、現代、過去、未来。
この大銀河の全ての時間率がそろう場所にと存在している。
聖なる地…とはいはわないまでも。
似たような場所だし。
あの星の次元の反面に、本当の意味での聖なる地が存在することは。
あの地の存在たちには、一部のもの……
つまりは、天空人、と呼ばれている存在にしか知られていない事実。
まあ、今回は『ユーリ』の実の産みの母がその存在だけど…さ。
ざわざわと、どうやら回りが騒がしくなってきた。
何か他のダイバーをも呼びそうな気配……
「僕が探してきますっ!!」
とりあえず、叫ぶ僕の言葉に。
「しかし…お客様!?」
「ユーリは、イルカ苦手だから気絶してるのかも。
  でもって水流にのまれて、流されている可能性もありますしっ!
  あ、これお願いしますっ!!」
いって、水に濡れたらアウトであろう、携帯やお財布は手渡しておく。
ユーリみたいにビニール製のウェストポーチにしとけばよかったよ。
いや…というか。
そもそも…まさかこんなところで呼ぶ…とは思わないよなぁ……
エド…覚悟しとけよ?
あとでみっちりっ!!と!お仕置きはするからね!!!
僕は…伊達にゴルティッシュ…つまりは、相殺者。
と呼ばれているわけじゃないんだから…ね。
ふふふふふ……



戻る  →BACK・・・  →NEXT・・・