同盟や和平条約を結んでくれる国々が増えるのはいいことだけど。
それに比例して仕事の量もどんどんとたまってゆく。
「よっし！」
目をとじ、精神を集中させ翼を出現させる。
前回の女になる…という騒動の中。
オレが発見してアンリにも確認した、必殺、仕事の時間短縮法だ。
なぜか翼をだして作業をすると通常よりも早く執務をこなせる。
それどころか意味不明な文字もみただけで頭に直接内容が浮かび解読可能。
何て便利。
ちなみに家でも試してみたが海外の言葉に対してもそれらは有効だった。
…受験のときとかにこれしってたら楽だったんだけどな……
こういった公式文書の言い回しの書き方が意味不明な書き方になってるものも多い。
しかし文面上にもなぜか独自のオーラが見えてよしあしの判断も可能。
……天空人の翼ってあるいみ便利だ。
日本…特に授業中でも翼をだせたらかなり楽なのに。
今までよりも仕事の量が増えているのは眞魔国同盟派の国々からの親書などもあるためだったりする。
このひとつひとつの仕事が世界平和に結び付くきっかけになれば。
そんなことをおもいつつもとにかく仕事をこなしてゆくる
翼効力か、はたまた先の長期滞在による執務で少しは慣れた為か。
どうにか山と積まれていた書類に目を通し、サインなどを終わらせる。
気づけばいつのまにか太陽は真上より少し傾いている。
そういえばお昼をげる鳥の声がしてたっけ？



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