さて、あの先生の表現・・・・どう表すべきか・・・
確かどこかの設定集に名前が載ってたはず・・・・。
わざわざVDの中にあるガオガイガー情報局。
あれを全部調べる・・・とゆーのもなぁ・・・。
ちなみに、私いまだに、ガオガイガーのPSげーむ。
ゼンバージョン、クリアできてません!
というか・・・シュミレーションが・・・・しくしくしく・・・・・・

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            星の輝石     〜第2話:転校生〜



見上げる空に見えるのは。
いく筋にも走っている光の道。
それは、彼らがこの前まで、『ギャレオリア彗星』そう呼んでいたもの。
さすがにそれが無数に出現し。
地上のあらゆる場所で異常気象が見受けられ始め。
ここにいたり、人々は。
その彗星に何かがある、とようやく気づき。
だが、気づいたときにはすでにもう時は満ちた状態。





キラリ。
それまで荒れ狂っていた嵐が止まり。
雲の切れ目から太陽の光が差し込みゆく。
それは。
すべてが丸く収まったことを意味しており−…
「護君…ふっ。ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
それまでずっと我慢していた涙があふれている一人の少女。

地球全体を覆った災害の傷跡は。
それの規模ははっきりいって今までにないほど。
少しばかり小高い位置や、そしてつくりのしっかりした建物などにいた人々は。
その災害から逃れることはできてはいても。
だからといって自然界における被害は並大抵なものではない。
−最も。
自然界の動物などは、その本能からどのようにしたら生き延びられるか。
彼らは本能にてある程度の生物などは避難を果たしていたがゆえに。
そんなそれらは【死】から免れてはいるものの。
だが決して…生やさしい被害状況では…ない。



突如として襲った地球規模の変化というか異変。
それは、宇宙に満ちる暗黒物質たる真空物質が失われたことにより。
宇宙そのものの安定、つまりは地球は宇宙、という空間、
つまりは宇宙空間、という風船の中に浮かんでいるひとつの惑星のようなもの。
その中の空気ともいえる物質が彼ら地球人が命名した【ギャレオリア彗星】それによって吸い取られ。
結果。
彼らの地球はいまだかつてないほどに未曾有の危機に、かつての機械生命体の進行どころではなく。
本当の意味での危機にと陥り。
それは、はるかなる過去の遺産。
その過去の遺産は現代に引き継がれ、彼らに新たなテクノロジーをもたらした。
そして。
その技術は、人類をこれからどこに導いてゆく、というのであろうか…




人々が災害から復興にむけて歩き始めたそんな中。
はるかなる過去、いやそんなことを知らない人々は遥かかなたの宇宙より無事に帰還した。
二人の少年の口から銀河に起こった事実をそのときはじめて知らされてゆくこととなる…




チチチチチ。
「はい、皆さん。足元に気をつけてくださいね!」
窓がすべてわれ、それでもまだその建物の原型をとどめているのは。
それがこの地が海の上に建設されている場所だからに他ならない。
最新の技術をつかった、埋立地。
だがしかし。
完全に海を埋め立てたのではなく。
海の上に土地を浮かばせたそんな状態。
それゆえか。
ある程度の耐久性、というか柔軟性をもっていたのか。
このたびの災害にもあまり他の地上と比べて被害は目立ってはひどくない。
Gアイランド・シティ。
そこは、海の中にとできた、居住地。
それができたのは、今から十数年前にとさかのぼるが。
そんな中に位置する【カモメ第一小学校】その教室の一角で。
生徒たちにそう注意を呼びかけている一人の女教師。
彼らが小学一年のときからずっと受け持っているその女性は。
今現在、受け持っていた二人の少年がこの場にいないその理由を。
一人だけならばその理由を知っている。
―彼はGGGと共に宇宙に向かったのだ。―と。
彼が地球人でない、としった東京タワーでの出来事はかなり驚愕する事実ではあったが。
だがしかし、彼もまた自分の受け持ついとしい教え子の一人には代わりない。
無事に戻ってきてくれることをただただ祈るのみ。
「しっかし本当にこれでもかってくらいに壊れてるよねぇ。」
すべて窓ガラスが割れたそれをみて。
そんなことをいっている一人の少年。
「ほらほら、そんなことをいってないで、とっとと片付けるぞ?」
散らばったガラスの破片。
まずはそこから。
それらを片付けて、そして教室をきれいにしてゆく。
勉強どころではない。
何しろ先に教室を片付けるのが優先させられているのだから。
だけども。
「そうそう、まずは後片付けが先でしょう?しばらくは学校も午前中だけなんだし。」
そんな彼らの耳にと届いてくるまったく聞き覚えのない、まるで−そう。
鈴を転がしたような声。そう表現するのがしっくりくるような澄んだ女の子の声が届いてくる。
バッ。
思わず彼らが振り向いたその先にいるのは。
見たこともない女の子。
なぜかその手に箒をもって。
といっても、彼らも人のことはいえないが。
あるものは箒をもち、あるものは雑巾をその手にしているのだからして。
『・・・・・・・・・誰?』
思わず教室にいた全員の声がそこにいる長い髪を赤いリポンでポニーテールにしている女の子にと問いかける。
そんな彼らの言葉にただただにっこりと微笑むそこにいる少女。
年のころは彼らと同じくらい、であるらしいが。
ふと、そんな少女にと気づき。
「あらあら、宇空さん、確か明日から、という話ではなかったかしら?」
そんなことをいいつつそんな少女にと近づいていっている彼らのクラス担任。
そんなクラス担任でもある女教師の言葉に。
「あ、すいません。先生、でも、家にいても…」
そこまでいって言葉を区切り少しばかりうつむくそんな少女をみつつ。
思わずはっとなる。
―そうだったわ。この子は…
確かに家にいても、それはこの子にとってはつらい、以外の何者でもないかもしれないわね…
そんなことを心に思いつつ思わず言葉を飲み込む。
目の前にいるこの少女には【家族】がいない。
それは、先のというかこの前の災害で家族を失ったらしい、ということ。
家は残っているものの、だがしかし。
この子には…もう…
一人残されたこの子にはそしてまた、親戚、と呼べる身内の者も存在せず。
ある意味一人ぼっち。
この子の両親はどうやら二人とも天涯孤独の身の上だったらしく。
血縁、という遠縁のものすらも存在しない。
残ったのは家と…そして、この子のみ。
それも、ここ、Gアイランド・シティに引っ越してきてから、このたびの災害にて。
直後被害にあい・・・彼女の両親は他界。
そう、校長からこの子が転校してくる、と聞かされたときに聞いている。
本当はもっと早くに手続きが行われるはずであったらしいのだが。
何かいろいろと事情があったらしく。
手続きが遅れ。
そして…あの災害。
一人残された目の前のこの女の子は気丈にも、自分で自ら転入手続きなどを済ませ。
そして、明日よりこのカモメ小学校にと転入してくる、…はずであった。
「まあ、一日早くても、いいわ。あ、みなさぁん、手をとめて、ちょっといいかしら?―宇空さん。」
いいつつ、バンバンと手をたたき。
生徒たちの手を止める。
そして。
手招きして、自分の横に今まで話していたポニーテールの少女を招きよせ。
「今教室というか状況がこんなだから正式に名前とかを黒板にもかけませんけど。
  −今度、今日から皆さんの新しいお友達。『宇空菫』さんです。
  本当は明日から、という話だったのですけど。皆さん、よろしくおねがいしますね。」
いいつつ、自分の横にいる菫、と紹介したポニーテールの少女の肩を軽くぽんとたたく。
担任の先生にそういわれ。
掃除をしていた手をとめている生徒たち。
そんな生徒たちに向かい合いつつ、にっこりと。
「はじめまして。今先生から紹介ありました。宇空菫、といいます。
   ―苗字より名前、菫、という呼び方をしてくださるとうれしいです。よろしくおねがいします。」
にっこり微笑み、手をとめた生徒たちにと軽く頭を下げている菫、となのったその少女。
頭を下げると同時にその長い見事なまでの漆黒の黒い髪のポニーテールが
少しばかり肩の横からたれ流れるが。
思わずその菫、という少女の微笑みに一瞬飲み込まれてしまいそうなまでに見ほれてしまう生徒たち。
どこか目が離せない。
―そんな感じを受ける何とも不思議な感じのする少女。
しばしそんな菫の微笑みに見とれて惚けている生徒たちの姿が・
しばしここ、カゴメ第一小学校のとある教室の一室にてしばし見受けられてゆく。



情報を操作すなるど、彼女にとってはたやすいこと。
過去と現在。
未来と過去。
すべてはひとつの連鎖でつながっている。
過去、現在、未来。
自分がここにいるのは。
その強い願いによって。
だからこそ。
彼をあの地に誕生させるとにしたのだから。
そして…あの地の人々は…自分たちの作り出したそれを。
ある意味、未来の人々に託し、それを消滅させたに過ぎない。
ただ、見てみたい、という思いと。
そしてまた。
死してもなお、子供のことを思う親心と。
仲間のことを思うその願い、それが彼女に切実なまでに強く、強く伝わってきたがゆえに。
―だから今、【彼女】はここにこうして【いる】−



ビッピッピッ。
彼らが乗せられた装置についている自動帰還装置。
それをもってして、今木星の目の前にとたどり着いた少年二人。
彼らが地球に戻るのは…それから、五日後のこと。



                              −続くー

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あとがきもどき:
薫:はっきりいって、これ、テレビとOAVみてなかったら意味わかんなですね。
  あはははは。さてさて、この宇空ちゃん、だぁれだvって丸わかり?(笑
  次回ですでに帰還した護君たちのお話までいっけるかなv
  輝石の意味は・・・・実は二つの意味があったりして(だからまて!
  何はともあれ、絶対に見ている人はいないでしょうけど。
  それでは、また、次回にてv

  2004年2月23日某日

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