まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
このたびは、長編として打ち込みするか未定なもの。
即ち、裏設定ともいえるお話の短編もどきですv
前ぶりみたいな感じなのは、こちらにてv
何はともあれ、いっきますv
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ただいま撮影中♪
【ナドゥ・ラーシャ】
かつて、まだこの宇宙が旧宇宙。と呼ばれていた場所。
そして、今は一部の存在しかしらないが、神獣の宇宙としてよみがえっている新宇宙。
そこにまだ星星が存在していたとき、新たな宇宙への移動が行われる数年前。
それにて発行された、個人出版もののファンタジー小説。
それは、人々の心をひきつけ…延々と時を得てもまだ。
再販に再販を重ね…あれからかなりの年月が一般的にはたっていようとも人気が衰えない。
それは…誰しもがどこか共感するところがあるからなのであろう。
……人の心がもつ、負の心と…そして、その心に打ち勝つ強気心…その必要性を……
光、闇、水、炎、風、緑、地、鋼、夢。
九つの力をもつ、特別な存在。
それらは守護聖と呼ばれ、この宇宙を司る女王陛下のもと、この宇宙の安定を司っている。
その存在達は、一般の人々にとっては神にも等しき存在……
だが、その姿をきちんと把握し、世の中に知らしめているものは…いない。
「よっし!完璧v」
かなり満足というか妥協は許したくない。
それがボリシーであり信念。
よもや再びまだ在籍中にデザイナーのような仕事をすることになろうとは。
世の中、何がおこるかわからない。
いや、今の女王陛下の下だからこそ…といえるのか。
それは口には出さないが、
かつてのデザイナーとしての自分の心がざわめくのは事実。
「すごいですね~。オリヴィエさん。ここまで完璧に綺麗に細部まで指示するデザイナー。
最近はあまりみませんよ?ほんっとおおにプロではないんですか?」
思わず感心した声をあげるのは。
このたびの映画の美術デザインの担当を受け持ったとある人物。
彼女もまた売れているデザイナーなのだが。
目の前のこの男とも女ともつかないかなりの美男子のデザインには圧倒されっぱなしである。
というか、近くにいるだけでその美貌と存在感に思わず見とれてしまう。
というのもあるにしろ。
それゆえに、信じられない。
ここまで丁寧に、しかも素敵なデザインをするひとが名もない素人だ。
というのは。
「まあ。いずれはその道で食べていこうとはおもってるけどね~」
それは真実。
サクリアが衰えて…聖地をさった後の自分の道。
それは…かつて途中で諦めるを得なかった道の続き。
「今からでも十分に通用しますよっ!」
力説するそんな女性の言葉に。
「んふふvありがとvさ。それより。次はこれらの作成を開始しないと☆」
それには答えずに次の作業を促すオリヴィエ。
そんな二人の傍らでは、
「ここが、こうなって。こうなっていたほうが……」
「さすがですね。でも何でヴィクトール様。王立派遣軍をやめられたのですか?」
かつて、彼にと助けられ、自分の道を歩んでいる。
それゆえに、この映画の出演がきまり、その中に。
命の恩人でもある彼の姿をみてとても嬉しかった。
自らの信じる道をつきすすむ勇気をくれたのも…また、彼であるがゆえに。
「信念はかわってないさ。…まあ、ある意味今の仕事も似たようなものだしな」
それ以上は言葉を濁し思わず笑みを浮かべる。
災害や、戦いといった場面。
それには彼の豊富な体験や知識がかなり役にたつ。
監督としても、助監督としても。
この作品は絶対に手を抜きたくはない。
「よっし!できた!」
「あ。あそこのセット、おかしいよ?海の波止場というのは……」
そんな会話をしている少し先においては、二人の少年がそれぞれ。
何やらその手に片方はドライバーを手にし。
片方はセットを組み立てている作業員にと指示をだしている。
「すごいですね。ゼフェルさん。あっという間に……」
あっという間に細かい作業など。
そしてまた、機械における作成作業等。
誰一人としてゼフェル、と呼んだまだ二十歳にも満たない少年に技術は及ばない。
大人たちからすれば自分達はそれなりにプロ意識をもってはいたが、
目の前の少年は……
「へん。ゼフェル様にかかればこんなもの。ちょろいぜ」
そもそも、起用さを司っている…鋼の力を持っているのである。
この宇宙におけるそういった力を司っているのは彼。
まあ、彼の負けん気と、向上心もあってのこの実力なのだが。
そして、もう一人はというと。
「たすかるよ。ユーイ君。確か君は港町で産まれたとかいってたね?」
「昔は祖父の後をついで漁師になる。というのが夢でしたからね。
あ、そこもちがってる。って、のいてのいてっ!」
どうして漁師の夢を諦めたのか。
その問いかけには、漁師にはいつでもなれる。
様々な視線で、視野で広い世界をみるため。
そう答えた少年の言葉に周囲の大人たちは感心せざるを得ない。
「皆さん。お疲れさまです。おいしいハーブティーが入りましたよ?」
「わたくしからは、クッキーの差し入れです」
そしてまた、精神面てきに安らぎを与えてくれるような二人の青年。
いや、青年…というかこちらもまたかなり目を張る美青年二人。
水色の髪に水色の瞳という珍しい色合いと、黒い髪に黒い瞳という対照的な二人であるが。
水色の髪の青年が奏でるそのハープの音は誰をも魅了する。
ここまでの腕があり音楽家になっていない。というのが誰もが信じられないほど。
そしてまた、もう一人のほうは人々の心理面においてセラビニスト的な役割をこなしている。
それは映画を作るにあたり、とても大切な面を担っている。
といっても他ならない。
「ありがとうございます。リュミエールさん。フランシスさん」
そんな二人にとお礼をいっている出演者や裏方の人々の姿が見受けられていたりする。
「いや~。こちらもかなりもうけさせてもらってますわ」
「というか。お前はもう総帥じゃないだろ~が」
「そうはいいますけど。レオナード?やっぱ何ごとも全力投球でっしゃわっ!」
そんな会話をしているのは、なぜか少しまえ、突如としてウォン財閥総帥。
という座から退いた、知る人は知っているウォン財閥の御曹司。
そして、もう一人は目の覚めるような金髪の持ち主ではあるが、
どこか野生的な感じをうけざるをえない。
そして…
「よっ!」
「君、身が軽いね~」
「も~。ランディったら、あまり無茶しないでよね。はらはらするんだからっ!」
「あはは。悪い悪い。マルセル」
スタントを請け負う人たちに、その動きを伝授している元気な少年と。
そんな少年にといっている金髪の少年。
それぞれ、そんな十人。
オリヴィエ、ヴィクトール、ゼフェル、ユーイ、フランシス、リュミエール、
チャールズ、レオナード、ランディ、マルセル。
それぞれ、年齢も容姿も全て違うのにどこか共通した雰囲気をもっている。
それは誰も口にはしないが誰もが感じていること。
「しかし…彼等の関係…職場の同僚とかいってたけど…何なんですか?監督?」
「さあ?しかし、あの本の今、権利をもっている血縁者が指定したのは。
彼等十人を必ず何らかしらの役割で作品に関わらせ、また。
作品をとるときには必ず常に彼等を同行すること。でしたからね」
よくわからないが。
あの話は大昔あった実話の出来事を参考にして書かれている。とか何とか。
それゆえに、その力は未だに完全におとろえておらず。
自分達は知らないが幾度か表にでてきたこともあったらしい。
その力を彼等は二度ほど撃退したことがある。
というあの少女…【アンジェリーク=リモージュ】と名乗った少女はそういっていた。
どこか近寄りがたい雰囲気をもつ…あの少女は。
気になるのは…以前、まだ財閥の総帥をつとめていたチャールズ・ウォンに。
再度作品の映画化についてお願いにいったとき、一部のものが彼女を呼んでいた台詞。
――陛下……と。
それが何を意味するのかは…まだ彼には…わからない…
そしてまた。
彼はしらない。
彼が今、映画化しようとしている作品を書いたのが…他ならない。
そのアンジェリーク=リモージュ、当人である。
ということを……
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あとがきもどき:
薫:さてさて。これは突発的にぼやきにアップした映画撮影の一片です(笑
とりあえず、あのまま削除。というのも何なのであっぶですv
ちなみに。これ。
リモージュちゃんがかつて執筆していた小説を、とある映画監督さんが、
どうしても!と熱意をこめてチャーリー(即ちウォン財閥)にしつこく交渉し、
内容が内容なので守護聖たちを常に撮影現場にかかわらせるのならば。
という許可のもとにその小説が映画化されている。というお話ですv
基本となっているのは、ナド・ラーガのお話ですvはいv
ちなみに、撮影仲間たち、よもや協力している十人が、
守護聖だ。などとは夢にもおもっておりません(笑
役、一人ほど。リュミエールの実は家系の子孫がいるのですけど、
その子が似てる・・・とかんぐっている程度で(こらまてや
ちなみに、そのこは隔世遺伝というか、先祖がえりというか。
リュミエールの妹にそっくりさん。という設定にしておりますv
反応があれば、この映画のお話も考えますねv
何はともあれ、んではまたvどこかであいましょうv
んではでは♪
2007年3月19日(日)(ぼやきアップ分)
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