まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
編集しつつも、誤字などを訂正・・・というわけで(?)エピローグですv
これからそのままSP2の内容にはいりますv
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リモージュの秘密の大作戦♪ ~エピローグ~
下界。
数年後。
「子供がうろうろと……」
むかっ!!
子供、子供と馬鹿にして。
見返してやろうと、両親と同じく、研究に明け暮れ資格もとった。
そうしたら、今度はねたみの嵐。
ひがんでるだけじゃない!その知識と才能に。
まだ自分が子供だからと、ひがむ大人たち。
それでも。
親と同じく、研究院にて、生活をしていくその中で。
「おや、レイチェルすごいですね。こんなことまでもうできるんですか?」
時々。
両親を訪ねてくる男性が一人。
話に聞くと。
聖地の王立研究員の長をしているらしい彼。
初めて、子供である自分に、対等に接してくれたその彼は。
やがて。
聖地と、下界とでは、時間の経過率が違う。
ということも相成って。
やがて、少女は、その男性を意識し始めてゆく……
「ああ!まってよ!」
憧れの、スモルニィ学院に入ることが出来た。
その入学式。
ここの制服、かわいかったから、どうしても入りたかったのよね。
かつて、時をおかずとして同じ時期に生まれでた少女はその魂の輝きを持ち続けたまま。
今日。
スモルニィ学院、中等部にと入学を果たしていた。
「あかんあかん、そんなんじゃ!」
若き総帥。
祖父から、父親からその地位を受け継ぎ。
その歳で、ウォン財閥を一気に任されるようになっているその彼は。
今。
もはや、宇宙に右に出るものがいないというほどに、その商売人としての才能を発揮していた。
「……では、お父様、お母様、いって参ります。いい子にしているんだよ?」
歳の離れた弟の頭をなでている男の子。
「王となるには、いろいろと知識が必要だ。頑張って来い。」
「はい。」
父親の言葉に、力強くうなづく。
今日は、彼の留学の日。
「早くのれっ!」
「……先にいってください!」
「……何をいう!」
がばっ!
……ゆ……夢か……
また……あの夢…
助けられなかった仲間たちの……
顔に一筋傷のある男性は、ベットの上で、
死んでしまった彼らに、申し訳ない気持ちで一杯になっていた。
「ふぅん、悪くないねぇ。」
ふらり。
旅から旅への、決まりのない目的すらもない旅。
「うん。ここに決めた。」
インスピレーションが浮かんだその場所が、彼にとっては、そこがアトリエ。。
それから湖の側に小さな小屋をたて。
結構手先が器用であるともいえよう、自力で小屋を立てるなど。
そこで、生活を始めるその男性。
「えと、サラお姉ちゃん、その……」
もじもじ。
「だぁめ、メル、ちゃんとバナナも食べなさい!」
「ええ……。バナナ嫌いぃぃぃぃ……。」
「そういうな、メル。好き嫌いをしていると、大きくなれないぞ?」
大好きな従姉妹のサラお姉ちゃんと結婚したその男性は。
かなり長いこと、確執が続いていた、敵対する部族。
それでも。
二人の結婚により、和解が成立し。
今彼らの惑星は、新たなる道を歩みだしていた。
・・・・・・。
静かに、目を閉じる。
すべての声が聞こえてくる。
ロザリアには内緒で。
聖なる御座とは別の、すべてなる中心たる聖なる場所で。
「……エリオス……」
たった一人の肉親の名前を呼ぶ。
いや……
今は、肉親。というにはふさわしくないが……
それでも……
その強大なる力を自ら無意識に抑えるがために。
その証たる瞳の色が左右たがえてしまったその時から……
彼は……一族の中で、孤立していっていった……
そして……
彼が唯一、心を許していた女性は……
あのままだと……
手を差し伸べたい。
けど、それをしてしまうと、あちらの世界というか銀河が歪むから。
このままで行くと……悲しみにくれたあの子は……
「……願うのは、すべての幸せだったはずなのにね……」
ぽつりと。
狂い始めたその空間をみつつ、リモージュは一人、静かに涙を流していた。
そして……
意見に耳を貸さない……
かつての同士である……
ナドゥ……
完全にあの地と同化して、一つの意識となっている……
闇に染まってしまったその魂には……リモージュの言葉はもう、届かない……
「ロザリア、そろそろ、準備が整います。そのための教官たちの件なんだけど……」
「そうですわね。感性、精神、品位。宇宙の存続に必要不可欠なもの……」
今。
ここに。
リモージュとロザリアの間で。
誰がふさわしいか時が満ちるその前に、話し合いが行われてゆく。
「……これは!?」
女王から命じられて、常に監視していた、その虚無なる空間に。
正体不明の力を感じる球体が発見されたのは。
そのすぐ後のこと……
「……なぁに?」
「……これ……何?」
ふわふわふわ。
上空から舞い降りてくるその物体。
その中には・・・・・。
『きゃぁぁぁぁ!!かわいい!!』
二人のまったく異なる場所で。
同じ台詞が、きっちしとハモってゆく。
新たなる世界の始まりの鐘は。
今、始まりのチャイムを鳴らして幕をあけてゆく……
「よっし!完成!!」
間をおかずして。
ゼフィルが作っていた、遊園地。
それもまた、完成していたのは。
それはまた、彼女達にとっても、関係のあることでもあった。
そして。
新たなる、女王を決める試験が開始されるのは……
下界時間で、数ヶ月先のこと……
ー終わり♪ー
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