こんにちわ♪
STCさんからのリクエスト♪スペシャル、13巻♪もったりとしてこくがなく♪です♪
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エル様漫遊記 番外編 ~もったりとしてこくがなく偏~
「リナ=インバース!我が挑戦、受けてもらおうか!」
ちょうど、昼時。
あたし達、アメリア、ゼルガディス、ガウリイ、シルフィール、ゼロス、ついでに、ナーガ。
この六人での朝食時。
魔力消失事件も無事に解決したので、とりあえず、一路目指すはセイルーン。
「あ、リナさん、これ、もう煮えてますよ。」
「あら、本当♪」
ぐつぐつぐつ。
ほどよく煮えてる、にゃらにゃらの踊り食い。
それと、ミルサー料理。
「ああ!リナ!!ずるいぞ!!」
あたしが箸をつけると、ガウリイが、狙っていたために、抗議の声が上がる。
「リナさん・・あの???」
「いいのよ、ほっといて。」
「はぁ・・・・。」
ゼロスが、後ろをみつつ、何かいってくるけど。
とりあえず、今は却下。
「あら、これ、けっこういけるわね。」
「グレイシアさん、これももう煮えてますわ。」
「・・・・・無視するなぁぁぁ!!」
「ああ!!五月蝿い!!」
―ぽびゅ。
よっし♪静かになった♡
「・・・・リナ、今何やった??」
なぜか、冷や汗流しているゼルガディス。
「え??ああ、別に、五月蝿い虫がいたから、黙らせただけ♡」
あたしは、言い放ち、食事の続きに専念する。
うーんvv
やっぱり、こうやって、食べるのもおいしくていいわねvv
「ま、墨になってるだけですし♪関係ないですからいいですよねvv」
ゼロスもいって、食事へと戻ってくる。
食堂の隅には、何か黒い物体がくすぶりながら、煙を上げているが。
墨と化しているのは、一人の人間。
ライトメイルに身を固めたかなり弱い戦士・・しかも、自称戦士だったり……
やがて、あたし達は、昼に頼んでいた。
ゴージャスセットを食べつくす。
ふきふきふき。
「おいしかったですわ。さてと。」
シルフィールが、ナフキンで口を拭きつつ、未だに部屋の隅で炭と化している男性にと向かってゆく。
「このままでは、かわいそうですものね。でも、食事の途中に話をしてくる、そちらも悪いということで・・ね♡」
シルフィールも、だんだんとあたし達になじんできたわね♡
物の道理が分かってきたじゃない♡
「復活(リザレクション)」
ぽう・・・・・。
シルフィールの復活の呪文が、炭と化している男性に降り注ぐ。
「何なんですか?この人?」
アメリアが食後のケーキを食べながら、部屋の隅をみつつ、聞いてくる。
「どうやら、無謀にも、リナさんに、挑戦してくる人間らしいですねぇ。」
勝てるわけないというか、怒らせないでくださいよ・・・・(汗)
こら!ゼロス、どういう意味かしら?
ゼロスがそんなことを考えているのは、このあたしにはまる分かり。
「まあ、なぜか、このあたしに挑戦しようとする輩っているからねぇ。本当に♡」
「リナ・・・うれしそうにいうなよ・・・・」
疲れた口調のゼルガディス。
「あら♪だって、面白いじゃないvv絶対に、天地が消滅しても、無理なことに挑むなんてvv」
あたしの言葉に、なぜか無言になるゼルガディス。
だって、本当のことじゃない♡
「う・・・・うう・・・」
炭がどうにか人の形を取り戻してゆく。
「あ、気がつきましたよ。」
アメリアが声をかける。
「うう・・・・。いきなり、魔法を放ってくるとは・・・非常識・・・・。人の話も聞かないで・・・・」
なにやら、ぶつぶついいながら、起き上がる。
「・・・・・彼方、死にたいのですか?出来れば、僕たちにとばっちりがこないように死んでくださいね♡」
ニコニコと言い放つゼロス。
ま、魔族だからねぇ、ゼロスは♡
「おーほっほっほっ!人に話しをするには、それなりのものが必要なのよ!で?いくらくれるのかしら?」
ふあさっと髪を掻き揚げるナーガ。
「ねーさん!それは、正義じゃないです!」
「あら、アメリア、いい?物には順序ってものがあるのよ。人に依頼するには、まず依頼料・・そうでしょ?」
「それもそーですね。」
あっさりと納得するアメリア。
『おいおい・・・・』
あきれたように見ているゼルガディスとガウリイ。
「話って・・・確か、挑戦とかいってましたわよね。」
シルフィールが傍らで、話している。
面白いことに、この男性。
一瞬、ナーガに見とれていたりするけど。
そこはそれ。
やおら、たちあがり、そのまま、あたし達のテーブルの横に立つ。
「・・確かに、儂は、挑戦といったが。誰も魔法でなんていってない!」
「それはそーと、リナ?さっき、お前、カオスワーズも何も言わなかっただろ?言葉すらも・・・」
「それがどうかした?」
「・・・・いや・・・い・・」
なぜか冷や汗流しているゼルガディス。
なぜ、リナはそんなことが可能なんだ?
・・・・まあ、普通でないというのは・・・分かるが・・・。
一体??
正体・・・追求するの・・・・怖いしな・・・。
などと思っているのだが。
ま、面白くなくなるから、言わないけどvv
ってゆうか、あたしのこと、本当に理解しているのって、本当に一部だからねぇ。
何しろ、ディルス王国なんて、このあたしが、【天空より落とされて混沌の海にたゆたっている存在】なんて・・・・・
笑えるにもほどがあるしね♡
「あのねぇ。私達は、忙しいの。旅の先を急ぐのよ。それなりのものは覚悟してるんでしょうね?」
ナーガがずいっと男性に迫る。
「いや・・その・・・」
なぜか、ナーガの胸に視線を釘付けにして顔を染めている男性。
楽しいvv
「リナ=インバース!!私は、貴様に料理勝負を申し込む!」
ぴゅぅぅぅぅ・・・・・。
むなしい風が吹き抜ける。
「じゃ、いこうか。」
かたん。
あたしは席を立ち上がる。
「そうですね。」
アメリアもそれに続く。
「早くセイルーンに戻らなければいけませんしね。」
続くシルフィール。
「こらぁぁぁ!!人の話をきけぃぃぃぃ!!」
わめいている男性ガルバート。
「ぐ・・・・食事をおごるから聞いてくれ・・・。」
『了解vv』
その言葉に。
あたし達は、そのまま、再び席についてゆく、というか真っ先にナーガが席につき。
それからあたしが座り、しかたなく、あたしが座ったので全員が座っていたりするんだけども。
「おーほっほっほっ!話がわかるじゃない!!」
出てきた料理を目の前にして、ナーガが無意味にも高笑い。
そして、そのまま子羊の肉の塩釜香草焼きの料理を口にする。
「ほーほっほっほっっ・・・・・」
ずりずりずり・・・。
そしてそのまま、それを口にした直後、いすからずり落ちているナーガ。
ま、ナーガだし♡
「どうやら、この料理、マダラムラサキガエルの毒がはいってますねぇ。」
ゼロスが食べつつノンビリという。
「みたいね。」
もぐもぐもぐ。
ガウリイも必死で食べているのだが。
ガウリイは、傭兵という俗がら、毒に対しての体制ができている。
それゆえに、毒をものともせずに平気で食べているのだが。
「あら、そうなんですか?麗和浄(ディアクリアティ)。」
食事に解毒の呪文をかけてそのまま食べているアメリア。
ナーガはほったらかしにしているまま。
「あ・・あの?アメリアさん?グレイシアさん、ほっといていいんですか?」
シルフィールもまた、呪文を唱えて、食事に専念していたりするけども。
「ああ、姉さんなら、大丈夫です!猛毒にも耐えられますから!」
「・・・・そ~いう問題か?」
ゼルガディスがつっこんでいたりする。
何ともほのぼのとしている光景が繰り広げられていたり。
「友の危機を見逃すとは、それでも貴様ら人間か!」
なぜかわめいている男。
「ふん。毒をもった本人が説教たれているんじゃないわよ!!」
すくっ。
いきなり立ち上がっているナーガ。
そして、高々と。
「ふん、この白蛇のナーガ様に毒をもったからには、それなりの覚悟はできているんでしょうね!」
などとそんなことをいっているナーガの姿がそこにあったりするし。
「おいおい。」
そんなまっくた毒にも動じていないナーガに対して、じと目でナーガをみているゼルガディス。
「ね?ゼルガディスさん、姉さんには、毒なんて通用しませんから。あ、それくださいね♡」
アメリアはいいつつ、ゼルガディスのお皿からお肉を一切れ。
「ああ!アメリア!!それ、楽しみにとってたのに!」
「・・・・ゼルガディスさん、だんだんなじんでますね・・・」
「はっ!俺は・・・俺は・・・クールでニヒルだったはず・・・」
ゼロスのつっこみに我に戻り、自問自答を繰り返しているゼルガディス。
その隙に、アメリアはゼルガディスのお皿から食べ物を貰っていたりするし。
そんな中、ナーガに対して。
「あー、あとで、うまいものでも驕るから、黙っててくれ。」
ナーガの台詞に対してそんなことを言っている先ほどの男性がそこにいたりするけども。
その台詞に。
「ふっ!!ならいーわ!!」
と、あっさりと許しているナーガの姿が。
それでいいんでしょぅか?
それでいいのか?
ナーガの言葉に心で突っ込んでいるゼロスとシルフィール。
ゼルガディスは、未だにちょっぴり落ち込んでいたりするが。
「さてと、では、リナ=インバース、改めて、料理の勝負を。」
「それはともかく、どうしてリナさま・・じゃなかった。リナさんに勝負なんて、無謀な真似を?」
ゼロスの問いに。
「ふん、ゼフィーリアのルナに挑戦したら、自分より、 妹の方が強い。といっていたのでな。
だったら、妹に勝てば、この私が一番強いことになる!」
「・・・・・・・・・・無謀すぎですって・・・・。魔王様とか、赤の竜神ですら、そんなに無謀なことはしませんが・・・」
「??何、伝説の中の名前を出していたりする。」
男がゼロスの言葉に少し顔をしかめらせる。
「・・・いや、ゼロス、魔族だし。」
あっさりと言い放つガウリイ。
「ふん。そんな馬鹿な嘘で、我を屈服できるとでもおもってか!まあ、仲間意識が強いのは、認めてやろう!」
とことん勘違いしまくっていたりする。
「・・・・本当ですのにね。」
「まあ、信じられんだろ。普通。」
「そーですね。」
そのままいって、食事に専念している全員。
「あら、楽しそうじゃないかい。じゃあ、ちょうど、明日、この店、定休日だから、ここをつかっとくれよ。」
あたし達の会話を耳にはさんだ。
店の主人と奥さんが、場所提供を申し出てきたのは、あたし達が、十メニューをたいらげたちょうどそんな時。
結局、その好意に答え、あたし達はこの店を利用することに。
「よく臆さずにきたな!!リナ=インバース!」
まあ、面白いから、関って見ましょう。
ということで、一応、面白半分につき合うことにしたあたし。
ふふ。
本当は、こいつ、このあたしに剣の勝負を仕掛ける予定だったのにね♡
まあ、この屁理屈が面白いから、楽しいけどvv
料理器具と、食材とでごったがえしている食堂の厨房。
「あたしの方からは、審査員、彼らねvv」
ぱちん♪
あたしが指を鳴らすと同時に。
いきなり、
『うわきゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!??』
どすん。
いきなり、四つの影が天井から落ちてくる。
「はぁぁぁぁぃ♡K♪W♪B♪F♪」
しばし、きょろきょろと辺りを見回し、あたしのところで視線をとめて。
『・・・・誰(ですか)??』
同時に言葉を発していたりする。
びしっ。
その姿をみて、なぜか凍り付いているのはゼロス。
そして、膝まづきつつも、恐る恐る。
「お・・・・お久しぶりです、蒼空の王様方、白霧の王様方・・・・・」
などといいつつ、あわてて頭を下げてたり。
「?リナさん、誰ですか?この人達?」
そんな彼らの姿をみて、首をかしげつつ、アメリアが疑問がり問いかけてきていたりするけど。
「ああ。ここの四界の世界の二人の魔王と竜神。」
さらり。
とりあえず聞かれたので説明しておくあたし。
何て親切なのかしら♡
『え゛!?』
嘘・・ですよね?
いや・・・でも・・・・リナだし・・・・・(汗)
そんなあたしの説明に、なぜか顔を見合わせて、汗を流し始めるシルフィールとゼルガディス。
「リナさん、顔が広いですねぇ。」
そんなあたしの説明に尊敬のまなざしを向けてきているアメリア。
「慣れるな!!アメリア!頼むから!」
がし。
そんなアメリアの肩をつかんで説得しているゼルガディス。
「でも、リナさんですし・・・・。それに、敵意も感じないですから。」
それですませているアメリア。
というか、異世界の魔王と聞いても、実感がよくわかっていないみたいだけど。
「ってことで、あんた達、アメリア達にまじって、味の審査ね♡」
あたしの言葉に、一瞬ひるむ三人。
まだ、あたしが分かってないようだしvv
「・・・・ゼロス、・・・・誰ですか?あの人?」
小声で聞いているディスフォック。
「・・・・何か、逆らえない感じなんだが・・・・。」
これまた小声の白霧の竜神。
「・・・・・・・・・・・・エル様です・・。」
ぴしっ!!!!!!!!!
『どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!?』
「そこvvウルサイvvvv」
小声で話していたゼロス達。
そんなゼロスの説明に、いきなり大声を上げて、狼狽している彼ら部下達四人の姿があったりするけど。
『な゛な゛な゛な゛な゛な゛ぜ、貴女様がこのようなところにいるのですかぁぁ!?』
「あの・・・やっぱりリナさんって・・・・・」
「知らないほうがいいような気がしますが。」
シルフィールの疑問に、ゼロスが汗を流して答えていたりする。
「そ・・・それもそうですわね。」
聞くのが怖いですし。
等と思いつつも、それでそのまま聞かなかったことにしているシルフィール。
「何って、暇つぶし。あ、今あたし、リナっていう名前だから♪様付けはなしねvvオッケー?」
しくしくしく・・・・。
『・・・・分かりました・・・・』
なぜか、四人とも、涙をだくだくと流していたりするけども。
何をそんなに泣く必要があるっていうのよ♡
「・・・・この世界、大変ですのね。」
「うう・・・・ディスフォックさまぁぁぁ・・・」
「それで、またゼロス、お前が人身御供か。」
かなり同情している蒼空の王(カオティックブルー)こと、部下K。
こら、そこ、どういう意味よ!
はっ。
一瞬、いきなり現れた四人に驚いていた店の主人達。
「と・・ともかく、味の審査は、うちの皆と、リナさん達の連れと・・・。それと・・その四人でやらせてもらうな。」
現実逃避して、見なかったことにして。
普通に振舞っていたりする。
「何ぃ!?ま・・いい。一旦言い出したことなのだから。途中での棄権は許さんぞ!
勝負は簡単!互いに一品づつ、品を作り。相手と審査員が、およそスプーンに五杯づつ食べる。」
「・・・やけに、細かい数字だな・・・」
部下Fがつっこんでいるけども。
白の竜神。白霧の王と対をなす竜神の部下F。
「この手順を繰り返し、先に料理のまずさで、相手を倒したほうが勝ちだ!」
『は?????』
くくくくくくくくくっ。
だから、面白そうだったのよねvv
「ちなみに、睡眠薬や、麻痺薬を含む毒物の使用は禁止!あくまで味で相手を倒すことを目的とする!!いいな!」
続けて言葉をはっするガルバート。
『よくありません!』
『いいことあるかぁぁ!!!』
女性人と、男性人の叫びが同時に起こる。
「ちょっとまってください!普通、料理勝負っていえば、どっちがおいしいものを作れるかっていう話でしょう!?
それが・・・まずいもの勝負!?」
あ、なんか、顔色が悪いし、部下W達は♪
この前、とある人物に作らせて、差し入れした食べ物のことを思い出してるわねvv
「『普通は』だと!?ふっ。何を甘いことを!私は、料理勝負といったのだ!!
勝負とはつまり、倒すか、倒されるか!味や好みで左右されるようなものは勝負とはいえん!」
ごたくを並べて正当化しようとしているガルバート。
だから、面白そうだったのよねvv
「別にいいわよvvそれでもvv」
『リナさぁぁぁぁぁんんんんん!!!!(様ぁぁぁぁぁぁ)!!!』
「そこ!!様付けで呼ぶなって・・いったでしょうがぁぁぁあ!!」
ドォォォォォォン・・・・。
些細な爆発音が響き渡る。
まあ、建物には被害がでないように、彼らの精神に直接に叩き込んだあたし。
何て親切なのvv
ぴくぴく・・・。
あ、何か、姿が五人とも、透けてるし・・・・。
「何、その程度で、実体化、できなくなってるのよ・・・。根性ないわねぇ。」
「・・・・・リナさん・・今、何やったのでしょうか??」
その様子をみて冷や汗流しているシルフィール、
「・・・・聞かないほうがいいような気がする・・・・。」
ゼルガディスは、なぜか顔面蒼白になっていたりする。
「何か、精神世界に攻撃がいってたぞ?」
ガウリイは、精神世界なのに見えてて、ずばりといいのけている。
「・・・・・ガウリイさん、とゆーか、精神世界って・・・。
よくわかりますね・・・・・。」
そんなガウリイにあきれているアメリアに。
「ま、リナだからねぇ。」
以前、ちょっと、暴れていたあたしのことも知っているナーガは。
あっさりと納得していたりする。
「よし!!決まりだな!ちなみに、勝負が長引き、
互いがいつまでたっても倒れない場合は、
どちらがより多く、審査員を倒した方が勝ち!!いいな!」
「はいはいvv」
「・・・・すいません、私、洗濯物が・・・。」
「明日の仕入れがあるので・・・・。」
「僕もちょっと裏庭の溝の観察・・・・。」
「セイルーンに連絡いれなきゃ・・・・。」
「材料の調達にいってきますわ。」
「・・・・ちょっと、野暮用を思い出した・・・・。」
口々にいって、その場から逃げようとする皆。
「あ・・・・仕事の続きが・・・・っていっても・・・無駄なのよね(涙)」
「逃げても、その分、さらにお仕置きがまってるぞ?」
よろしい。
よくわかってるじゃない♪
なぜか、涙ながらに会話している部下達四人。
「あ、ちなみに、逃げられないように、この店、結界張ってるから♪」
さらり。
あたしの何でもない一言に。
『どひぃぃぃぃぃぃ!!!!!!』
なぜか、全員の悲鳴がこだました。
ぱくり。
うーん。
まだまだね。
とりあえず、あたしには、どんなものでも、食べられる。
という特技に近いものがある。
というか、どんなものでも、このあたしにかかったらねぇ。
まずさの追求。
といっても、このガルバードの料理は。
まだ極めていない。
まあ、味なんて気にしなくすればいいだけだしvv
そんな簡単なことvv
ついでに、みただけで、味がわかるので。
あたしごのみに、味を一瞬のうちに変更させていたりする。
「ぐわ・・・・・・・・!?」
あら。
あたしの料理に泡を吹きかけていたりするガルバード。
ちょっと、面白いので、魂に負担がかかる程度のまずさに設定したんだけど。
ちなみに。
アメリア達には、それほどにはしていない。
かくして。
痙攣起こしたりする全員を無視して。
なぜかあたしだけが無事。
という形で。
すでに、顔色がなくなっているガルバートはまだ諦めていなかったり。
「おーほっほっほっ!!この私の勝負に乱入させてもらうわよ!
勝ったら、審査員、おろさせてもらうわ!」
「私もです!」
「私も!」
「俺もだ・・・・。」
すでに、座りまくっているナーガ、アメリア、シルフィール、ゼルガディスの声。
ガウリイは・・寝ていたりするが。
おいしい料理は人の心を和ませる。
逆に、まずい料理は殺意もわく。
「ふん、リナ=インバースもろとも、激はしてくれるわ!」
かくして。
「ああ!!何か、楽しそうなことやってるぅぅぅ!」
どこからか、乱入者も来たりして(はあと)
「あら♪いいわよvv」
「じゃあ、私も参加vv」
『でぇぇぇぇえ!?ユニット様までぇぇ!?』
いきなり出現したのは、ユニットだったり。
泣いているゼロス達。
「面白いから・・・他にも乱入させますか(はあと)」
「あvvそれいいわねvv」
ふわり。
その言葉と同時に。
「あ、料理勝負だぁぁぁ!!」
一人の女の子が出現する。
―ぴしっ。
その言葉に、完全無欠に、部下達とゼロスは石化した。
やがて。
一通り、用意してあった、材料がつき始める。
といっても、あたしとユニットが、材料を作り出しているから必要ない。
といえばそうなんだけども。
なぜか、あたし達が材料をぽんポン作るのをみて。
気絶していたりする店の人達や、そのまま、店の中で、うめいていたりするシルフィールたち。
中には、人以外の容貌に料理の副作用で変化した従業員たちもいたりして。
なぜか気づけば、無事なのはあたしとユニットだけになっていたり♡
「じゃ、私、そろそろいくねvv」
そのまま、けりがついた。
というので、またどこかにいくユニットの姿があったりするけど。
そういや、どこかの星で彼女・・遊んでいる最中だったのよね・・・・
どうでもいいことだけど。
ちなみに。
乱入していた舞は、アインに引きづられるようにして戻っていったし。
まあ、些細なことだからいいとして♡
「トワイライト・・・・」
部下達の復活の言葉が、人間達を治してゆく。
面白いことに精神生命身体でなく、肉体もった人間になっていたりするけども。
「ふっ。材料が無くなったというのであれば仕方がない!」
いや、材料は、まだまだあるんだけど♡
だが、しかし、すでに、ガルバートの視界には、材料すらも見えてないらしく。
あんな程度で視力をいちぢるしく低下させていたりする。
「まだ材料・・ありますが?」
黒い三角錐の姿になっているゼロスのつっこみに。
というか、すでに、それにすら、驚かないくらい。
なぜか、この場にいる人間達は、疲労していたりする。
「こうなれば、最初の予定どおり剣と剣との勝負を挑み決着をつけるのみ!!むろん逃げはすまいな!リナ=インバース!」
ひたり。
あさっての方を向きつついうガルバード。
「・・・・・・ちょっとまて。おっさん。最初の予定通りって・・・。まさか、始めから、剣の勝負のつもりだったんじゃ・・・」
ゼルガディスの声が座っている。
どうにか、部下達の復活の言葉で、ゼルガディスたちは、意識を取り戻していたりする。
多少、後遺症は残ってはいるものの。
「もちろんだ!始めに、このリナ=インバースの姉に勝負を挑んだのも。剣の勝負だったんだ!
だが、そんなことは知るはずも無いし。
それに、であった直後に攻撃されて、まともな勝負は不利と悟って。屁理屈をのべて料理勝負にしたまでのこと!
しかし、私は料理などは苦手でかるからして!まずいものの勝負をいどんだというわけだ!」
浪々というガルバートの声に。
『ほぉぉぉぉぉぉぅ・・・・・。』
全員の殺気だった声が含まれる。
「つまり、我らは、貴様のせいで、こんな目にあったわけだ・・・。」
部下K♪声が座っているわよvv
「こんなどうしようもないことで、呼び出されたわけね・・・・。あんたのせいで・・・」
部下Wまでもが殺気だっていたりする。
それにまったく気づいてないガルバード。
「つまりは、貴様の茶番に付き合わされた・・ということか?」
ガウリイの目まで殺気だっていたりするが。
ま、あたしは知ってたし、面白いから受けたんだけどねvv
かなり、この勝負で、極上の感情を楽しめたしvv
『んっんっんっ。』
無言でガルバートに詰めいる全員。
ちなみに、普通の人間であるこの店の人達は、すでに気絶して、全員が意識不明になっていたりするけども。
ま、部下達による回復の力添えがあったから、そのうちに目覚めるでしょうけどねvv
「そういうことになるな!リナ=インバース!わが挑戦、受けるか!?」
未だに全員の殺気に気づいて無いガルバート。
「別にいいけど、でも、それまで無事だったらねvv」
『何もかも、貴様のせいかぁぁぁぁ!!!』
どがばぎゃ!!
どごがぁぁぁぁぁん!!!!
がらがらびっしゃぁぁぁぁぁんんんん!!!!
ごりごりごり。
ごすぐちゃどしゅ。
何ともいえない音が響き渡る。
「ま・・・待った・・・ヘルプみぃぃぃぃ!!!!」
情け無い声を上げて、全員のやり場のない怒りのはけ口に成り果てるガルバート。
部下達四人とプラスゼロス。
アメリア、シルフィール、ガウリイ、ナーガ、ゼルガディス。
このメンバーにて、蛸殴り大会が実地されてゆく。
「・・・・・・・・・・・むなしい・・・・・。」
ずたぼろになって、原型を止めなくなっている、それでいて。死んでいないガルバートをみつつ。
ゼルガディスが深いため息をついていたりするけども。
面白いから、死なないようにしているんだけどね♡
「・・・・・つ・・・疲れた・・・・・」
「・・・・休息が必要ですわね・・・・」
情けないにも、これしきでねをあげている部下達。
そんな会話などをしつつもしばし・・・
「ご苦労様vvまた、何かあったら呼ぶからねvv」
あたしの言葉に、ぺこりとお辞儀をして戻ってゆく部下達四人。
「・・・・なあ、リナ、始めから思ってたが。お前、あいつが、剣の勝負にきたって・・・しってただろ?」
ガウリイがあたしに疲れたように言ってくる。
「当然vvこのあたしに分からないことがあると思って♡」
即答するあたしの言葉に。
「な゛!?リナさん、どうして、知っていたのに、言わなかったんですか!?」
アメリアが抗議してくる。
「だって、その方が面白そうだったからvv」
「・・・・・・・・・・・限度ってものがあるわよ。」
疲れたようにいうナーガ。
「ナーガ♡あんたには言われたくないわね♡」
「ま・・・・まあ、とりあえず、なかったことにして。 早くセイルーンに行きましょう。」
シルフィールが今までのことをなかったことにしようと、無理やり記憶から除去しようとしていたり♡
「それもそーね。」
「父さん達、そろそろ使節団の準備、整ったでしょうかね。」
「外の世界か・・・・。何があるのかな。」
結局。
そのまま、無理やりに忘れようとしていたりするアメリア達。
・・・・楽しいvv
「今回は、結構、面白い感情を楽しめたわねvv」
あたしがいうと。
「・・・・・・・・・・・・確かに、魔王様方の負の感情はよかったですが・・・・。そのぶんダメージも大きすぎます・・・・。」
すたすたとあるいてゆくアメリア達の後ろから。
のんびりと歩くあたしの言葉に、ゼロスが涙ながらに訴えてくる。
結局。
ガルバートは、そのまま心神喪失状態になって国に送り返されていたり。
めでたし。めでたし♡
「さって♪次は、ふふ、外の世界ね♪」
さあ、部下Dたちのやつ・・・
何、遊んでいるのかしらねvv
ふふ。
また、楽しめそうね♡
向かうは、セイルーン。
結界が弱まったことにより、国が一致団結して、平和使節団を送り出すことになっているからして。
さて、まだまだあたしは、遊ぶとしますか♪
だから、人間ライフはやめられないのよねvv
-終わり♪ー
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あとがき:
かお:・・・・面白いから、舞ちゃんが乱入した。という形にしてみました(まてこら!)
ちなみに、猫斗犬さんの許可・・・もらってなく打ち込んでいるので。
舞の名前は出しませんでしたが・・・(こらこら!!)
本来は、すみれちゃんだけの乱入だったんですけどねvv
やっぱり、料理といえば、舞ちゃんでしょう!!!!(だからまて!)
ちなみに、舞ちゃんか、猫斗犬さんの、STSに出てくる。田中舞ちゃんです♪あしからず♪
ちなみに、この後。テレビのTRYに入っていきます。
つまりは、これ、ゲームの、ワンダホーの後です。設定上は
エル:あたしがあんまり活躍してないわねぇ・・・・・・・。
かお:・・・・・・ぎくっ!!
姫:それに、これ、昨日、打ち込む予定じゃなかったの?
かお:あ゛あ゛あ゛あ!!!すいませぇぇぇぇぇぇんんんん!(涙)
姫:しかも、また昼過ぎてるし・・・・。
この私の小説と、リレーの続き・・・・。
どうなるのかしらねぇ(はあと)
エル:後、予定では、今日リク小説打ち込んで。
エデンの続きを打ち込む予定だったみたいだけど?
かお:ぎくぎくぎぅ!!!(滝汗)
ま・・まあ、時間もないので・・・・。
次にとりかかるのです!!!!
それでは!!!!
姫:次は、リレー小説か・・・・・。
エル:まったく・・・・。
最近、あんた、怠慢すぎよ!!!1
かお:しくしく・・・・・。
そ・・・・それでは!!!!
いぁぁぁ!!!その固まりはぁぁ・・・・・
シィィィィィン・・・・・・・・・・・・・。
ただただ静かな風が吹き抜ける・・・・・・・。
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