まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
とりあえず♪ダークな気分の気分転換♡
まて!!(せめて、今打ち込んでる小説にしろ!!)ではでは♪
ちなみに、これ・・・・・。
まだ、全然打ち込んでない、ストック話の・・外伝・・のよーなものです(汗)
ふっ。とある人の小説に似てる・・と思わないでください(汗)
自分でもそー想います・・(だからあの話をみつけたときには・・しくしく・・)
(ま、新作はうれしいから、自分のをやめよっと♪と思っている私です・・爆!)
(それに、他にも、打ち込み途中の小説が多々とあるすぎるからなぁ・・爆!)
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悪戯という名のプレゼント
神々と魔達の黄昏というものがあった。
今は昔。
すでに、神話の彼方にあった出来事。
存在するものはいう。
それを――ラグラナログ…と。
黄昏を向かえ、この世界を覆っていた、世界の隔たりが消失した。
それは、多々といた神と魔王とよべる光と闇の戦いが、
他にも多々とあったのだということを、全ての存在が知ることとなる。
数多にあった、全ての世界が一つになったのだ。
黄昏の結果。
その黄昏の始まりが…気まぐれから起こったにしたにしろ。
それを紡いだ、一つの世界があった。
それを…赤の世界。
と、伝説ではいう。
その中心の人物の名前は。
すでに、神々と魔王達の間では……有名すぎるほどになっていた。
数多の世界が一つになる。
それは、当然、監視する区域や、その他、もろもろの問題がでてくる。
それを全てにまとめた、一族がいた。
ふたつの一族……
黄昏の原因の序曲ともなったその二つの一族の手により、この宇宙は平穏が訪れた。
とある存在の子供達の手によって。
今、この宇宙は二つの一族で仕切られていた。
全てにおいて。
裏の世界においても、表の世界においても。
精神世界においても。
精霊世界においても。
全ての世界において。
表……物質世界では。
この銀河は……
二つの大財閥の手によって、全てが、動いているといっていいほど……過言ではなかった。
全てにおいて必ず、すくなからず、その財閥が関っているのだから……
「ねえ?今だに私達のことは?」
「そっ。毎度のことながら……」
テラスで、初老の女性二人が話しこんでいる。
優雅に紅茶のカップを傾けながら。
のんびりと、ミックスハーブティーをのみつつ。
「母様のことは・・物心ついた時点で・・思い出しているのにねぇ……まったく……」
「・・・・・まあ、毎回、父様の母様に対する執着心、半端じゃないから……」
うんうんうなづく二人。
「あ♡そうそう♡母様♡こっちに来たわよ♡ルナの妹に入ってきた♡」
元は、栗色の髪だったのであろう。
ところどころに白髪がまじり、朱金色に染まっている。
ゆるやかに、ウェーブのかかった、腰のあたりまである長い髪。
とても上品そうな女性である。
歳のころは、見た目は、二人とも、三十代といったくらい。
― だが、この二人、実際は、すでに90は軽く超えていた。
「本当!?じゃ、やっぱり……父様、別の銀河に転生しちゃったのねぇ……」
銀の髪の女性がいう。
元は、金色であったのだろうが。
白髪がまじり、うまく、銀髪へと変化している。
こちらは、肩より少し、髪を伸ばしている程度。
「とゆーか、血筋じゃない?ガブリエフ一族の?こっちは、インバース一族の血筋だし……」
いつだっただろう。
自分達が全てを思い出したのは。
一族を担うものとしての重圧。
一人ぼっちの寂しさ。
―そんなとき、ふと、父と母に連れられてその先で、であった、もう一つの財閥。
インバース財閥と、ガブリエフ財閥。
互いが互いに初対面となったとき。
互いにお互いに一人娘という立場。
身近にいなかった。
同じ年頃の子供は、互いに。
ライバル同士でもある自分達の実家。
そんなことは関係なく。
互いに連絡をとりあい……親友となった。
全てを思い出したのは……互いが、お互い子供がひとり立ちしたとき……
そして数年前。
人の輪廻の流れにそって、自分達の最も愛すべき二人が・・・また誕生の兆しをみせた。
「ふふ♪ねえ、リリー♡あたしいいこと思いついた♡」
「あ!!あたしも!!!リア!!」
ふふふふ♪
二人同時に顔を見合わせる。
そして、にやりとわらう。
― まるで悪戯を思いついた子供のごとくに。
『父様に気づかれないように、母様の気配…隠しちゃえ♡』
見事に台詞が一致する。
ちょっと意地悪したくなっても道理であろう。
姿は違うとはいえ、何しろ母のことは全て思い出しているというのに。
娘である自分たちのことは、父は・・思い出してもいない…というか気づいてもいないのだから。
「ふふ♪母様を探しまくる父様の姿楽しみ♡」
「……でも、母様と父様がくっつかないといやよ?リア?」
そうなれば、何をするか分からない。
あの父は。
下手すると……いや、本気でエル様に喧嘩、ふっかけるし。
確信もてるし……
何しろ執着心がすごいから……
初めて母様が死んだとき、
そのまま根性で、肉体もったままエル様の宮殿にどなりこんでいった父様……
さすがに大笑いしてたけど。
お二人が……
結局、そのまま、母様を追いかけて、父様も、母様と同じ輪廻にのってったし……
子供の自分達をほったらかして……
そんなことを二人同時に思いつつも。
「そこは考えてあるし♡」
銀の髪の女性がいう。
「あ、やっぱり?」
二人とも、思っていることは同じらしい。
『母様が生まれたときから、父様と婚約者同士にしちゃえ♡』
しかし、始めから教えていたらつまらない。
「父様の20歳のときに、正式発表しましょ♡」
「あ、賛成♡」
確か、今のままで計算すると、まだ生まれてない母は14歳のはず。
一番初めに父様と母様が出会った年齢と母は同じである。
父は違うが。
「じゃあ、ガウリイには気づかれないように、作戦開始♡」
「了解♡じゃ、こっちもリナに気づかれないように♡」
……かくして。
まだ、この世界に誕生してもいない、彼女達の大本の母である存在は……
生まれてもないのに、生涯の伴侶を決定づけられていた。
まあ、元々結婚してるし。
あの二人は。
「ルナにもばれないようにいっとこ♡当然一族にも♡」
すでに、この二人は、それぞれの一族の最高責任者。
この宇宙。
彼女達が始めて、誕生したとき、隔たりがなくなり、広い、無限に続く宇宙と化している。
かつて、正をそれぞれに任されていた神々や魔王達も。
そのまま、ここには存在していたりするのだが……
各銀河によって、管轄は異なるが、
それらを全て取り仕切っている裏の一族も、この二つの一族。
インバース一族。
ガブリエフ一族。
この宇宙は、この二つの一族を中心に動いている。
何せ、神々と魔王達の世界協定の結果、
創立された、銀河連邦機関の最高責任者達も、また、彼らの一族の一人であるがゆえに。
まあ、人と彼ら。
それぞれに、分家はしているが。
人のほうが、分家扱いには、表ではなっている。
そんな中でも、当然、規律を乱すものはいる。
それを解決する分野も設立してある。
レイヤー・スイーパー。
公務員と、民間でそれは経営されている。
歪みから生じた反逆者や、協定に違反したもの、
また、存在に危害をある一定以上、与えたものなどを駆除する組織。
一般の人々には、無縁の世界だが。
何しろこの資格を所得するのは、結構難しい。
その存在の本質が問われるから。
下手に資格は、簡単には与えられないのだ。
その分、この資格をとれば、お金には…困らない。
何しろ仕事が仕事だけに、それなりの報酬額は高い。
それゆえに、精神力を持っているものにとっては、憧れの職業……
『私達からの父様と母様へのプレゼント♪』
おそらく、母は、思い出したら、激怒するであろうが。
それ異常に、そういうことに、かなり母様が疎いと、彼女達は知っているから。
― 強制的に結婚させちゃえ♡ ―
この計画は・・正式に婚約発表してから、一年後、実行に移すことにして…と。
リバーハール銀河系にその本部を置く、ガブリエフ財閥。
その最高責任者:マリア=ドナ=ガブリエフ。
レッドランス銀河系にその本部を置く、インバース財閥。
その最高責任者:リリー=プルムーン=インバース。
この宇宙を司っているともいえるべき大財閥の総責任者達・・・・
「あ!!リナス姉様たちにも連絡しましょ♪」
「そうね♪ユーリ兄様たちにも♡エリー姉様にもね♡」
始めの母と父の長男と長女と次女たちは……
今、この宇宙を管轄する、総責任者となっていた……
『あ、面白そう!!!』
二人の意見は、子供達・・全員一致で賛成されていた……
かくして今、その計画は実行される。
「わがままは許しませんよ?ガウリイ?」
にっこりと笑って、曾孫であるガウリイ=ガブリエフに言っているマリア。
「だぁ!!俺には、すでに心に決めた人がいる!!絶対ごめんだ!!」
いきなり20歳の誕生日のときに、【婚約者がいるから、正式に婚約しろ。】ときたもんだ。
「ラナ・フェイス!!!」
そのまま、宇宙間移動して、その場からかき消える。
まったく…オレは…リナ以外とは……
「はぁ~……リナぁ~…どこにいるんだよぉ~……」
この二十年、ずいぶんと探しまくったが見つからない。
早くしないと……リナが…他のやつにでも渡ったら……
そう考えるだけでいやだ!
リナはオレの物だ!たとえ何回生まれ変わっても!!
オレ以外には渡さんし!!
リナがオレ以外を見るのも許さん!!
ふぃっ。
現れたのは別の銀河。
「……あれ?……っ!!!」
確かに。
いや…確かにこの気配は!!
だだだっ!!
駆けだす金色の髪に碧色の瞳の男性。
たどり着いたのはどこかの公園。
「い……いやぁぁぁぁ~!!!」
みれば、栗色の髪の少女が走りつつ泣き叫んでいる。
ふと、少女の視界に人影が目に入る。
「たたすけて!!あれ…ああああれどうにかしてぇぇ~!!!」
よっぽど怖いらしく、しがみついてくる。
ふとみれば、何も物質世界にはないように見える。
だが、精神世界において……彼女が最も・・唯一嫌いなものの姿をしているやつが。
「いやぁぁぁぁ~!!!!なめくじぃぃぃぃぃい~!!!!!」
すでに半狂乱。
くす。
「キルティ・ブレード」
金の髪の男性は、その手に、精神を集中させて、長剣を生み出す。
ざん。
ひとふり。
それだけで、あっさりと、そのなめくじもどきは消滅する。
……す…すご!!
何こいつ!?
自分の精神を刀にしてる!!
あたしなんか、自分の力を使ったやつのでは、ナイフ程度しか無理なのに!
思わず目を丸くする少女。
「あ…ありがとう。助かったわ……」
はっ!!
男性にしがみついているのに、今さら気づき、あわてて離れる少女。
真っ赤になっているのが、彼にはとても愛らしい。
― みつけた!!!
「んじゃ、そ~いうことで。」
まてまて!!
もしかして…オレを思い出してないのか!!?
せっかくみつけたのに・・・逃してなるか!
すたすたと歩いていく少女に。
「せっかくだから、食事でもどうだ?――おごるぞ?」
「――いくっ!」
おごるといわれて、ついていかない。
これを断って何とする!!
少女は、すぐさま返事をした。
「オレは、ガウリイ。ガウリイ=ガブリエフ。君は?」
もぐもぐとすごい勢いで、食べている少女を愛しく見るガウリイ。
「ん……?あ…あたし?もぐもぐ……あたしは……リナ。リナ=インバース…もぐもぐ……」
食べながら返事を返す。
「あんたは食べないの?」
「オレは、別にいいや。」
「よくないわよ!!」
がたん!!
テーブルに手をつく、リナ。
「一応、助けられたことになるんだから!借りは返さないと、あたしの気がすまないの!!
……あんたのくらい…半分くらいはだすわよ。」
そっぽを向いている顔が真っ赤になっている。
あいかわらず、照れ屋のようだ♡
全然変わってないリナをにこにこと見ているガウリイ。
― 何?こいつ?あたしの顔をじろじろみて?
まあ、あたしは、こんなに、美人で華奢で、そりゃ、男の保護欲をかきたてるけど。
「くす。じゃぁこうしようぜ。リナ。ここの食事で競争して。オレが勝ったら、全額リナのも払う。
リナが勝ったら、リナの気の済むようにすればいい。― どうだ?」
こいつ、あたしの胃袋・・なめてるわね。
「よっし!!のったぁぁぁぁ!!!!」
「追加注文お願いな!!」
がががっ!!
ばばば!!
<間>
「うそ!!このあたしに勝った!?」
「よっし♪じゃあ、オレの勝ちだな♪リナ♪」
競争の結果。
ガウリイが五皿のリードで、リナに勝っていた。
「だぁ!!なっとくいかない!じゃ、他で勝負よ!」
「いいけど。じゃあ、負けたものが、何か相手の言うことを一つ、聞くことな。
リナが勝ったら、さっきのあれはなかったことにしてやるよ。」
リナの性格は、自分が一番よくわかっている。
リナは思い出してないようだけど。
「ふふふ!!いいわよ!!人に借りを作ったままというのは、いやなのよ!!」
のせられているリナ。
「じゃ♡決まりだな♡」
チェス…ゲーム…トランブ…エトセトラ……
「だぁぁ!!なんでぇぇ!!」
みごとなまでに、連敗のリナ。
……リナの性格……全然変わってないから、リナの手は…すぐわかるんだよな♡
「じゃあ、次はこれで勝負よ!」
二人が現れたのは、かなり有名な幽霊屋敷。
「ここの幽霊を一番多く駆除したやつが勝ち。オッケー?」
リナの言葉に。
「資格もってないと、まずいんじゃないか?」
資格とは、こーいうことをするレイヤー資格である。
まあ、ガウリイは、一応、正式にもっているが。
「いいのよ。あたし…仮免許だけどもってるから。……あんたは?」
「オレは、持ってるから。……でも、そういや……なんでまだ仮免なんだ?」
「う゛……姉ちゃんが…正式に許可……くれないのよ……」
リナの不幸はそこにある。
基本は全てマスターし、いつ、本免許をとっても過言でないリナ。
しかし……
本免許を所得するにあたり、資格を持っている存在に、師事することが、一応きまり。
その許可があって、初めて一人前となれるのだ。
だがしかし、リナの師事した相手は……
連邦本部所属レイヤー資格所得総責任者でもある、姉であるルナであった。
そけゆえ、つまりリナは……姉から未だに正式免許をもらえてないのだ。
そのため面倒な仕事等を姉から押し付けられてても断ることができない、この現状。
リナはまだ、14歳で、学校にも通っているのにもかかわらず…である。
<間>
結局、またリナは負けてしまった。
「あ…ああっ!時間がぁ!い~い!ガウリイ!この借りは必ず返すからね!!ラナ・フェイス!!」
時計をみて、あわてて、宇宙間移動して、ガウリイの前からかき消えるリナ。
遅くなったら、姉ちゃんに殺されルゥゥゥゥ!!
リナの叫びが、ガウリイの耳に届くが。
「ふふふふふふ♡みぃつけた♡リナ♪」
この二十年かん、あれだけ探していたリナをようやくみつけた。
「さて…どうやって、リナに近づくか…だな♪……ラナ・フェイス……」
ほくほくして、戻ってゆくガウリイ。
実家に戻ると。
「ガウリイ!!いい加減に名前だけでもきいてみろよ?
何しろ、相手が生まれたときから、曽祖母様が決めてたんだぜ?」
兄であるラウリィがいってくる。
「いやだ」
せっかく、リナをみつけたんだ。
これから、リナがどこにいるか、本格的に探さないと♡
仮の資格を持ってるっていってたから……そこから探そう♡
すたすたすた……
無視して歩いてゆく、ガウリイ。
「いい話だと思うんだがなぁ。お前が昔からいってた……女の子にそっくりだし……」
無視。
「栗色の髪に……紅の瞳で……」
すたすたすた。
「名前をリナ。リナ=インバース。」
ぴたり。
「インバース財閥の次女で……」
ばっ!!!
目にもとまらぬ速さで、兄がもっている写真をもぎ取るガウリイ。
そこには……
先ほどとは服装は、違えてども。
制服姿のリナの写真が、まがりなりにもはっきりと映っていた。
だだだだだだだだ゛た!!!!!
ばったぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!!!
「マリアお婆様!!!」
光のごとくの速さで、曾祖母の部屋の扉を開け放つガウリイ。
「ここここここれ!!本当ですか!?」
「あら、受ける気になった?ガウリイ?その話♡」
「当然です!!!」
「ならよかったわ。
すでに一年まえから、彼方とリナちゃんの新居ともいえる家は、リリーと作ってるし♡」
リリー。
祖母の親友でもあるインバース財閥の総責任者。
「リナちゃんが生まれたときから、二つの財閥の血縁を結んだのよ♡」
……なら、どうして、いってくれなかったんだ……
むすっ。
すこし、むっとなるガウリイ。
今まで、さんざんリナを探しまくっていたというのに・・・
「レッドランス銀河系に繰り出す、総合会社の社長も兼ねて♡
ガウリイ、引き受けてくれるわよね♡」
すでに、ガウリイは、18のときに無理やり社長を任されている。
各銀河ごとに、財閥関連の機関は・・存在する。
まあひとつくらい増えても♡
リナと一緒にいられるんなら♪
すでに、頭のことはリナで一杯のガウリイ。
「もちろんです♡マリアお婆様♡」
まさか、リナが自分の婚約者だったとは……
うんうん。
やっぱり日ごろのオレの行いがいいからだよなぁ♡
満足そうに思っているガウリイ。
「リナちゃんはね。今、14歳。セイルーン王立学院の中等部。」
― 何!?
たしか、そこは、共学じゃなかったか!?ゆるせん!リナに変な虫でもついたらどうする!
「インバース財閥と結んでいる、この契約。正式な婚約から、約一年後。
不服がない限り一年後に婚姻、挙式とする。……いい?ガウリイ?」
一年!?
そうといわずすぐがいい!
かなり暴走が始まっている。
「いいですよ♡」
どうやら、リナは、まだオレを思い出してないようだし。
いきなり襲うというのは…ちょっとなぁ…嫌われたら…いやだし。
「じゃ、さっそく、リリーに連絡とるわね♪あ、正式発表も……何日後にしましょうかね♡」
うきうきして席をたつ、マリア。
「すぐでいいですよ♡何なら明日でも♡」
「あっそ♡じゃあ、インバース財閥にいってね♡ガウリイ♡」
「わっかりました!!!」
「いやっほぉぉぉ~!!!!」
完全に飛び上がり喜ぶガウリイ。
リナがこの家の中に……
ふ…ふふふふ……
その日のうちに、いてもたってもいられなくなり、さっさとリナの実家に来ているガウリイ。
リナは、疲れて今、完全に眠っている。
「じゃあ、婚約発表は明日……ということで♡」
にこにこというセシル。
リナの母親。
「婚約した、その日から……リナと一緒に新居で住むわけだけど……
……ガウリイ…あんた……リナに手を出さないのよ?」
じろりとガウリイをにらむルナ。
リナと同じく栗色の髪に、そして異なる深紅の瞳。
一応、この辺りの神族を束ねている
「まだ、手はだしませんよ♡嫌われたらいやですし♡…まだ…ね♡」
リナが思い出せば、話は早いのだが。
自分を知らない状態で、襲ったりしたら・・リナに嫌われるのは、いやだし。
「とかいうけど。あんた……今まで、ちゃんと結婚してからリナに手を出してないでしょうが?
いっつも先に手を出してるからねぇ……あんたは……」
「いやぁぁぁぁ……あははははは(笑)ついつい……こう…我慢ができなくて♡」
ルナはしっかりと記憶がある。
「いっとくけど、まだリナは14なんだからね。
せめて、一年後には結婚なんだから、それまでは我慢しなさい」
……我慢…できるかなぁ?
何せ、リナと一緒の屋根の下!
リナの許可があれば、そのまま行動にでてやる!!
「まあ、リナが婚約承諾……すんなりするわけがないけど……」
「えええ!!それは困ります!!リナはオレ以外のやつにはやりませんよ!」
「……相変わらずだな……お前は……」
リナの父であるマルスもまた思い出している。
この家族の中では、覚えてないのは……リナくらいのものである。
「まあ、それは考えてあるわよ。この婚約認めたら、リナに正式に免許をおろす。
そして、一年半を超えないと、不服をいえないように」
また暴れて、世界を消滅さられてても困るから……
何しろ、ガウリイ、リナが絡むと、そのうちにある、エル様の力を無意識に使いこなすから……
そんなことをルナ達は思いつつ。
リナとガウリイ。
気まぐれによって、その魂の内なる部分に、金色の王の力が含まれている。
以前など、リナが思い出してないときに。
とある惑星で襲われそうになって、それに怒ったガウリイがその銀河ごと消滅させてしまった……
という、なんともほほえましい(?)事件もあったりしたのだから。
「じゃあ、一年我慢したら、リナとやってもいいんですね♡」
『ガウリイぃぃ(さぁん)あんた(彼方)はぁ~……』
完全にあきれ返るリナの両親と、姉であるルナであった……
「まっ。いっか♡一年の間に、リナをオレに振り向かせてやる♡」
リナが自分以外を見ないように。
はっ!!
学校!
そだ♡
にやり。
ガウリイは、リナが絡むと……とてつもなく思考が回転する……
リナの知らないところで、とっととガウリイとリナの婚約発表が、その次の日に正式に発表されていた。
大騒動。
何しろ、この宇宙の大財閥同士が、婚姻関係を結ぶのだから。
各財閥の主だった人物は、はっきりいって一般には知られてない。
存在が存在だけに、同姓、同名というだけで、
人違いで、犯罪に巻き込まれる可能性があるから、それを極力さけるためにも。
ガウリイの名前は、
一応すでに、数個の銀河の機関の社長をやっているから知っているものはしっているが。
インバース財閥の次女。
これは、はっきりいって……知られてなかった。
ゆえに、各報道機関が…やっきになって、その姿を追いかけ始める……
「ええ。正式に発表された本日より、一年後。
当人同士からの不服の申し立てがないかぎり、婚姻、挙式とします。
インバース財閥とガブリエフ財閥が、正式に親類関係となります」
ぱしゃぱしゃぱしゃ。
記者会見の場。
「せめて、相手の特徴を!!」
「そうはいいましても……、何しろ、ガブリエフ財閥の次男は、さきほど20になったばかり。
そして、インバース財閥の次女は14ですから……人権に反しますので、申し上げられません」
「つまり、六歳離れのカップルですね!」
「ええ、まあ、これは、インバース財閥の次女が誕生したときに、
すでに、二つの財閥の間で取り決められていたことです。― 何かご質問は?」
報告担当の、一族の代表が、正式に銀河に向けて発表する。
「それでは…」
「ああ!まってください!!」
会見の場を立ち去る代表者。
「すぐにインバース財閥の次女をしらべろぉぉ!!!」
各機関が・・やっきになって、この世紀の婚約のカップルを……映像に取りいれようと動き出す。
「リナさぁぁぁぁん!!!ひどいですよぉ!!」
……は?
いきなり、登校したら、親友でもある、セイルーン星王家の次女。
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーンが走りよってくる。
「何が?昨日の件?でもあれは、たいした相手じゃなかったわよ?」
まあ、そのうちの最後の一つの姿が…あれだったからまずったけど……
「違います!!って!!昨日も、レイヤーの仕事があったんですか!!
どうして、誘ってくれなかったんですか!!」
「いや…だから……」
このアメリア。
何かと、正義に五月蝿い。
それゆえに、あたしがレイヤーの仕事を姉ちゃんに命じられて、やるときは必ず誘ってください!
と、ことあるごとにいってくる。
「はっ!!そうでないです!!どうして、婚約のこと今まで黙ってたんですか?」
「…………はい?」
誰が?
「誰が?アメリア、あんた婚約したの?」
「違います!リナさんです!リナさん、ガブリエフ財閥の次男と婚約したそうじゃないですか!!」
「……はぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!??」
あたしは、はっきりいって知らない。
「何いってんの!?あたし知んないわよ!?」
「またまた!!とぼけないでください!!すでに、大騒ぎですよ!!
世紀の婚約だからって!!正式に、昨夜発表がありました!!」
まてまてまてままてぃ!!!
「何それ!!?あたし全然知らないわよ!!!」
「ほんとですかぁ?」
「知らないも何も!!何で顔も知らない、名前も知らないやつと婚約なんて話がでるのよ!!」
はっきりいって、あたしはガブリエフ財閥の次男なんて知らないし。
あっとこともないし。
「ひどいなァ。リナ。名前も知らない、顔も知らないなんて。」
後ろから声がする。
あれ?
この声って……
あたしが振り向くと。
そこには、昨夜の金髪兄ちゃんがいた。
確か……名前は……
「あ!!確か、あんた!!ガウリイ!!とかいったわね!!」
ぱっ!!
ガウリイの顔が輝く。
「リナ!!覚えててくれたんだ!!」
がし!
いきなり抱きつくガウリイ。
「○□△!!!!!?」
「は……放せぃい!!
どがっ!!
はっ……しまった!!!
ついつい、精霊呪文…唱えてしまった!!
人前では、しかも一般人の前では、あまり使わないようにって姉ちゃんから言われてたのに!!
「お♪リナ、顔が真っ赤だぞ♡」
ぜいぜい。
「五月蝿い!!なんで、あんたがここにいるのよ!!」
「何でって……オレ、今日からここでボランティアで経済学の教師することになったから♪
よろしくな♡リナ♡それと、リナを迎えにきたんだけど♡」
こ…こいつが教師ぃ!?
それに何!?
「ボランティアだぁぁ!?」
あたしがいうと。
「あら、リナ。あんた、ガウリイのこと知ってたの?
なら、話しは早いわね。ガウリイ、リナのことお願いね。」
げっ!!
「ああ…あああああああ姉ちゃん……(汗)」
なんで姉ちゃんがここにいるのよぉ!!
って……セイルーン王立学院の学院長であるフィルさんまで!!
ちなみに、このフィルさん、アメリアの父親。
はっきりいって、似てないが……
がし。
「ええ♪そりゃもう♡」
「は……はなせぃぃ!!」
何なんだ!?
こいつは!?
いきなり、あたしを後ろから抱きしめてるし!!!///
「あ。そうそう。リナ。一応、紹介しとくわ。
あんたが生まれたときからの婚約者のガウリイ=ガブリエフ。ガブリエフ財閥の次男よ」
・・・・・・・・・・・・・・は??
「は……はぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!?????」
何それ!?
あたし、全然知らないわよ!!!
「あ、やっばり、リナさん、知ってたんじゃないですか!!
ひどいです!!内緒にしてるなんて!!正義じゃないです!」
「ち…ぢかぁぁぅ!!!何それ!?
あたし、今始めて聞いたわよ!こんなの無効だぁぁぁぁ!!!!」
「ちなみに、これ、リリーお曾祖母様が決定してたことだから。
マリアお曾祖母様と一緒に。だからリナ、あんたには拒否権はないわよ?」
何ぃぃ!!
ちょいまって!!
リリー婆ちゃん!!
マリア婆ちゃん!!
今まで、そんなこと、あたしに一言もいわなかっじゃないのよぉぉ!!!!
「絶対にいやぁぁぁぁあ!!!!」
あたの絶叫が学園中にこだまする。
「リナ、あんたがこの婚約、いやだっていうんなら、レイヤー正式免許、一生許可しない。
当然、婚約して、一年半以上のうちに、破棄するとかいいだしたら、永久に取り消し♡
ちなみに、この婚約。了解したら、許可・・あげるわよ♡レイヤー資格の正式免許♡」
そんなの!!
無謀だぁぁぁ!!!!
「ちょいまってよ!!姉ちゃん!それは…あまりに!!」
……まてよ?
一年半、我慢したら、そのまま、こいつとは、とっとと婚約破棄して……
あ゛あ゛!!
でも、財閥同士の婚約だしぃぃ!!
しかし……このままだと、姉ちゃん…正式に免許…くれるのいつになるか……
「う…わ……わかったわよ……」
一年半の辛抱よ!!
「そっか♡リナ、了解してくれるんだな♡」
ちゅ。
か……かぁぁぁぁ///
「いきなりなにするのよぉぉぉぉぉ!!!!!!////」
いきなり、あたしの手にその・・きききききききキスしてくるなんて!?//
「じゃあ、オレ、リナを連れて行きますので♡」
「結婚するまでは、手は出さないのよ?くれぐれも?」
……は?
「まてぃ!!何処に!?」
「何いってるんだよ?リナ♡オレ達の新居♡」
「まてぃぃぃ!!!何それぃ!!!!!!!!!?」
「決まりよ。リナ、今日から、このガウリイと一緒に住みなさい。
すでにお曾祖母様たちが新居は作っているから。」
まてぃぃぃぃい!!!!!
人の意見をきけえぃええぃぃい!!!!
「何それ!!!!?」
「五月蝿いわよ?リナ?」
とすっ。
……きゅう……
あたしは、そのまま、気が遠くなった。
「じゃあ、オレ、リナつれて新居にいきますから♡」
リナを大切に横抱きに抱きかかえるガウリイ。
「今日はいろいろとあるだろうから。リナ殿は休校扱いするが。
明日からは、きちんと、登校させるようにな。」
フィルがいう。
「はい♡」
そのまま、車にのって新しい家へと向かってゆく。
車といっても、星間を移動する車である。
昔は、宇宙船とか、いろいろといわれていたが。
今、この世界では、これが一般の乗り物となっている。
まあ、銀河間を移動するのが、一般に宇宙船とか呼ばれているのだが。
つまり、星星程度の移動能力をもっている宇宙船は、宇宙船と呼ぶに値しないのである。
「一体何だっていうのよぉぉ!!」
はっきりいって、身が危険すぎる!!
か弱い乙女にこいつと二人暮ししろってかぁぁ!!?
「始めまして。リナさん。わたくしシルフィールともうします。」
いって挨拶してくる長い黒髪のおしとやかな女性。
どうやら、この家……家政婦もいるようだけど……
でも…でも……!
ずっといるわけじゃないそうだし!!
こいつと二人っきりになるだぁぁ!!!?
あたしが目を覚ますと、そこは知らない家だった。
……リリー婆ちゃん……(汗)
完全に婆ちゃんのたくらみであるのを証明するがごとくに。
この家のあたしの部屋(まちがいなくそう)は、
あたしの実家のあたしの部屋と瓜二つに、家具から、何から何まで統一されていた。
「何だよ?リナ、嫌なのか?」
「当たり前でしょう!!何!あんたは!!
知り合ったばかりの女性と婚約して、一緒に住むなんて正気!?」
あたしがいうと。
「いや……オレ、リナが生まれる前からリナを知ってたし♡ずっとお前だけを探してたし……」
こきん。
まて!
まっすぐにあたしを見るな!!
「……リナ……」
ガウリイの顔が近づいてくる。
だ……だぁ!!
うごけ!!
あたしの身体!!
ちゅ。
か……かぁぁぁぁ///
「とりあえず、今はこれだけな♡」
「こ……・この変態がぁぁぁぁぁ!!!!////」
いきなり、あたしの額にキス//してくるし!?//
き…危険すぎるぅぅぅ!!!!
誰か助けて……プリーズ(涙)
「お、リナ、全身が真っ赤だぞ♡」
「五月蝿い!!」
何なのよ!?こいつは!?
うう……
そんな目であたしを見るなァ~!!!
不覚にもときめくじゃないのよ!!
じっと、あたしを愛しそうにみるガウリイの瞳……
……なんか…すいこまれそうで……
はっ!!
いけない!!
雰囲気にのまれちゃ!!
こいつ、絶対、あたしをからかってる!!
そう!!
そうでないと、何なのよぉぉ!!!!!////
……うらむからねぇ……
リリー婆ちゃん……マリア婆ちゃん……
……しくしくしく……
「とりあえず、リナ、借りは返してもらうからな♡」
はっ!
じりっ。
思わず身構えるあたし。
「……何しろっていうのよ?」
何かいやな予感・・。
「身体で返してほしいな♡」
……ぼん!!///
「い…いやぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!
「無駄♡」
あ゛あ゛!!無効化さした!?
はっ!!
そういや、こいつ、正式免許もってるっていってたっけ!?
ああ……誰か…まじで助けてぇぇぇ!!!
「って、いうのは、まだにして♡」
……まだって……
……こいつ……
あたし…今晩から寝られるんだろうか?
はっ!!
そうだ!!!
朱雀に番をさせよう!!ついでに青龍にも!!
あたしの眷属でもある、四霊獣。
精神世界にその身を置いているが。
「とりあえず、この前のナメクジの借りは、リナ、毎日オレにお前の手料理を作ってくれないか♡
シルフィールがいないときだけでいいから♪つまり、朝ごはんと、夕ご飯な♡」
う……
ま…まあ…その程度なら……
あたし、一応…料理の腕には自信はあるし……
「……それでいいの?」
こいつのことだ。
油断はできない。
「当然♡リナがその気になるまでオレは待つから♡できれば、リナには思い出してほいしけどな♡」
何?
こいつ?
思い出すとか…それとかさっき、そういや、生まれる前から何とかとか?
????
……まあ、こいつって…なんかときどき夢にでてくる……
あいつと……姿は見えないけど。
あいつに似てるのよねぇ……
はっ!!
おだてられちゃ駄目!!
「う……わ…わかったわよ!!」
辛抱よ!!リナ!!!
一年半、我慢したら、
とっととトンズらこいて、資格もあるから、事務所開いて、正式に開業するんだから!!
リナは知らない。
一年後、不服の申し立てがなければ、そのまま、婚姻、挙式となることに。
つまりは・・リナは、逃れられない束縛にはまっているということに……
「ふふふふふふ♪じゃあ、今回の問題開始♪」
宇宙銀河系列間通信。
「父様は、母様を一年間、我慢できるか!?」
『できない!! 』
「できる!!」
「あら?エリー姉様だけ、『できる』?」
一人だけ、できるを押している、長女でもあるエリアンヌ。
「だって一年でしょ?
確かそれって、リナ母様とガウリイ父様が、一番初めに出会ったときと同じじゃない♡
リナ母様の肉体からすると♡父様・・それ狙うと想うのよねぇ♡」
通信から聞こえてくる言葉。
通信といっても、辺りには、立体映像のごとくに顔のみが浮かんでいる。
「じゃあ、今回は…私は、休暇を三年かけるわ♪」
「あいかわらず、エリー姉様は、休暇の期間が短いわよねぇ。せめて百年とかいかない?」
「じゃ、百年♪」
「じゃあ……俺は……」
完全に、父と母を出しにして、遊んでいる子供達。
今までに、ガウリイとリナから生まれでた子供達である。
『ふふふふ♪父様、母様、楽しませてよね♪』
完全に、父と母で暇つぶしをするきの子供達。
ある意味……金色の王に気に入られているのも…納得である……
一年後。
「いやぁぁぁ~!!」
「リナ…愛してる……」
「あ……ああ//」
「あ……あんた…冗談だっんじゃ//」
「冗談で…好きな女でもないやつと、婚約したり…結婚したり……
……こんなことしないさ♡……一年、我慢してたんだ…リナ♡」
「い…いやぁぁぁ~!!やめて!!あたし…まだ15!!」
「もう…15だろ?いつもお前が言ってるじゃないか……リナ…愛してる……」
「い……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!//////」
問答無用で、いきなりガウリイと結婚するハメに陥るリナであった。
『じゃあ、今回の問題♪父様は、母様と新婚旅行、この一ヶ月の間を利用して、いくか!?』
リナとガウリイが結婚し。
特別扱いで、一ヶ月の休校期間を与えられたリナ。
リナ、ただ今、中等部、三年……15歳。
ガウリイ、ただ今、21の歳であった……
『いかない!!!!』
「あら・・問題にならないじゃないのよ……」
みごとに全員が一致する。
「だって……絶対に…父様……母様を放さないって……」
「前回は、エリー姉様の完全に一人がちだったしねぇ」
結局、あの父が、母に一年、手出ししなかったのは。
子供達にとっては、驚愕の事実だったのだが。
「ま…いっか♡」
その映像の前では、にこにこと笑っているマリアとリリーの姿。
「ふふふふふ♪やっばり、母様達をからかうのって、楽しいわ♪」
「そうね♪……でも…それでも…父様……私達のことは思い出してないのよねぇ……」
しぃぃぃぃぃんん……
うんうん。
見事に、その場に浮かんでいた立体映像の子供達がうなづく。
子供といっても、子供の姿をしていたり、大人の姿をしていたり。
と、容姿は様々だが。
『相変わらず……父様の頭は…母様で一杯なんだね……』
うんうんとうなづく全員であった。
リナは、まだ思い出してない。
それは、思い出さないほうが、何か面白そう♡
という意見で、とあるお方がそうしているからなのだが……
「あ~あ。ミリー姉様……ユニット姉様もいたら、完全なのにねぇ」
マリアがこぼす。
「ユニット姉様?確か自分の世界に戻られてるようだよ?」
ユーリがいう。
一番初めに、リナとガウリイから二人の子供として、生まれた長男である。
エリアンヌとは双子。
全ての始まりは・・・あの二つの崇高なる存在の気まぐれから……
「じゃあ、これから、母様がどうなっていくか!!また、賭けて遊ぼうね!!」
『ラジャー!!!!』
ぷつん。
通信が切れる。
今、彼らが話していたのは、
この宇宙を司っている、それぞれの機関と部門の最高責任者たち……
彼らの目論見は、みごとに成功した。
何しろ、リナと正式に婚約した彼は、
リナを追いかけて、ボランティアと称して、リナの学校まで追いかけていき。
常に、リナの側でアプローチを開始し始めていたから……
リナも、そんなガウリイにすくなからず、惹かれ始めていた。
自分がもしかして?
と、その想いに気づく前に、いきなり結婚。
……子供達の悪戯という名前のプレゼントによって……
リナとガウリイ。
これからどうなるのか。
それを楽しみに、覗いている、混沌を統べ、創り出せし存在。
すべての万物の母―
毎回のことながら、リナとガウリイ。
この二人は……
いつも、この存在と、もう一つの存在の、いい暇つぶしになっているのだから……
-終わり♪ー
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あとがき:
薫:はっ!!時間が!!しまった!!短いはずだったのに!!
気づいたら、リナとガウリイのエビソード入れてしまってるし!!(まて!)
いやぁ・・・実は、これ・・子供達視点から・・主に考えてる外伝・・のよーなものです(爆!)
ええ。これの本編の話しは・・作ってあります・・・。
ありますけど・・・・多分・・うちこまないだろうなぁ・・・・(滝汗)
何分、かきかけ(打ち込み途中の)小説が・・・(汗)
ちなみに。基本となっているのは、この私。薫が書いてる『神託の行方』のその後です。
ちょっとばかり、『ジェムシリーズ』の最後の設定ももってきてたりしますが・・(爆!)
では・・まあ・・・・。そーいうわけで・・・。
ではでは・・・・・・・・。
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