まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
とある何かの前ぶり小説(まてこら)
前ぶりというか他の作品のさらに番外編もどきですv
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「ようよう、お嬢ちゃん、一人でどこにいくのかなぁ?」
「なあ?お兄さんたちといいことしようぜ?へっへっへっ」
狭い街路道の一角。
あたしははっきりいって……今男達数名に囲まれていたりする。
「……はぁ」
思わず溜息一つ。
まったく、ちょっと帰りが遅くなりそうだからって近道がてらに入り込んだこの路地。
たまぁぁにこういったごろつきたちの溜まり場になっていたりする。
そんなあたしのリアクションにかっときたのか。
「……な゛!?何だ!?そのリアクションは!?」
「まったく、大の男が女の子一人によってたかって。情けないとおもわないわけ!」
どなるあたしのその声に。
「……へっ。何だ強がりか。いくらわめいてもだぁれもこないさ。
なぁに、たっぷりと今から俺達がかわいがって……」
などといいつつ、あたしに手を伸ばしてくる男の姿。
……ほぉぅ。
このあたしに触ろうってか!?
あたしが身構えるよりも早く。
「い……いててててててててて!」
あたしに手を伸ばしていたその男の腕が後ろにとつかまれ捻りあげられ、
なぜか悲鳴を上げていたりする。
う~ん、思い切り右手を右側に折られて背中に回されているわねぇ。
……って、こらまて!
だれ!?あたしのカルヅル。
…もとい、今から叩きのめして精神的慰謝料を貰おうとしているというのに。
そんないいところで邪魔してくれるのは!
ふと、前を見れば逆光でよく見えないが。
「まったく。そこまでにしておくんだな。男達がよってたかって、こんな女の子をどうしようっていうんだ?」
深いどうやら男性の声。
……まあ、逆光でよく見えないが背はそこそこ。
その金色の髪がさらりとなびいていたりする。
「……何だ!?テメエは!?」
……おいおい。
こらまて、どうしてそんなにまさかどっかの恋愛小説とかであるまいし。
お約束の展開を……
「大人しく引き下がれば何もしないが。引き下がらないんだったら痛い目みるぞ?」
そういう男の手を捻り上げている男性のその言葉に。
「何を!?しゃらくせい!やっちまえ!」
などといってあたしの周りにいた男達が一斉にと飛び掛っていたりするし。
ドサリ。
……うそ!?
あたしの目でも視れなかった!?
一瞬の閃光。
そ~いってもいいのかもしんない。
その辺りに落ちていた木の枝を一凪しただけで。
あっという間に男達が気絶していたりするし。
「……えと?大丈夫だったかい?お嬢ちゃん?」
雲が切れてその男性の顔が黄昏の太陽の光に浮かび上がる。
― どげっ!
「~~っ!!」
そんな男性に躊躇なくとび蹴り一つ。
「誰がお嬢ちゃんだぁ!あたしはこれでも13だぁぁ!」
「ええええ!?そうはみえないぞ!?」
「……何ですってぇぇぇ!それより!ど~してくれるのよ!
こいつら叩きのめして精神的慰謝料貰うつもりだったのに!」
あああ!あたしのお金がぁ!
……っと。まてよ?
「……ま、いっか。どっちにしろ貰えばいいってことでv」
倒れている男達の懐をごそごそし。
「ほら!あんた!ポケッとしてないで!手伝いなさいよね!
こいつらのお金貰ってから警察に突き出しておくんだから!」
「……おひ……」
なぜか呆気にとられている男性を無視し。
あたしはいつものように絡んできた男達から、慰謝料としてお金を貰い、
そのまま男達を警察にと突き出しておく。
「……あのな……嬢ちゃん……(汗)」
どごけしっ!
「リナよ。嬢ちゃんっていうと……なぐるわよ?」
「~っっっっ!もうといいつつ足がでてるじゃないかぁぁぁ(涙)」
まったく、男のくせに情けない!
ちょっとばかり胸を足蹴りしたくらいで泣き言いうな!
「ま……それはそうと、一応お礼はいっとくわ。
一応まったくピンチではなかったけど助けられたことには代わりないし?
あたしはリナ。リナ=インバース。あんたは?」
一応恩を受けた人の名前は…覚えておくように……というのが姉ちゃんの教え。
……恩をうけたわけでもピンチのわけでもなかったけど。
……万が一姉ちゃんのこれが耳に入って……(汗)
…………今後のこともある。
「オレか?オレはガウリイっていうんだ。ガウリイ=ガブリエフ。」
にっこりと微笑むその男性は、長い金髪に碧い瞳をしている。
見た目かなり好青年なお兄さんっだった。
……これがあたしとガウリイとの出会いである……
パニック・ヒストリー
あたし、リナ=インバース。
只今中学三年生。
あたしが住んでいるここは、様々な国が連合して一つの国家となっている、そんな場所。
伝説では昔この地は結界に覆われていた……とかという、何とも眉唾ものの話が残っていたりするが。
これがどうやらそうではないらしい。
というのは、ちょっぴし古代書物をみつけてそれを研究して、
かつてあったという魔法とかゆーやつをやってみたところ。
まあ、これが見事にビンゴv
……面白いからそれをごろつき退治に使い始めてはや数年。
まあ、そんなこともあったりもするが。
……今当面の悩みといえば……
「……なぁ…リナぁ……いいじゃないか……」
だぁぁ!その目であたしをみるんじゃない!
今にも捨てられた子犬のような瞳であたしをじっと見てくるのは。
あたしの……その、知り合いであるガウリイ=ガブリエフ。
なぜか二年前に出会ったこいつは……なぜだか。
今では……本当になぜだか…そ…その…公認カップル…///
とかゆ~ものに成り果てていたりする。
……世の中って不思議だ……
まあ、出会ってから一年くらいしてからこいつから告白されたときには驚いたが。
……まあ、あたしもこいつのこと……嫌いでなかったし。
で、今に至るわけだが……
「だぁぁぁぁ!何であんたと婚約なんかしなくちゃなんないのよぉぉ!」
今日も今日とてあたしの絶叫が響き渡る。
一応いろいろと研究熱心でもあるあたしは。
15になる中学三年生のときに全てといっていいほどの。
世の中にある博士号というものを取り付くし。
一応姉ちゃんのいいつけもあって、これから三年間、きちんと高校に通う。
ということで話が通っているのだが……
こともあろうに!なぜか、高校にあたしがいく。
と言い出した時点で……こいつときたら。
『リナ。オレと結婚してくれないか?とりあえず婚約……ということで♡』
……などといきなりプロポーズしてくれていたりするこいつ。
……おひこらまて。
あんたは23、あたしは15だぁあ!
つまり、あたしとガウリイは8歳違いであるわけなのだが……
付き合いはじめるときには年齢の差があるから駄目。
としばらくは断り続けていたのだが……いかんせん。
こいつの押しときたら……かなりしつこく。
……しかもいつのまにか姉ちゃんの承諾とっていたりするし……こいつ……(汗)
……しかたなく姉ちゃんの意見もあり……
こ~して、世の中にいう、お付き合い。
というものをしているのだが……
だからって!何であたしとこいつが婚約しなくちゃいけないのよ!
「えええ……だって…婚約してないと、オレ不安なんだよぉ。
いや、出来たらすぐにでもオレはリナと結婚したいぞ♡」
ぎゅぅ!
だぁぁぁぁ!後ろからだきつくなぁぁ!
「な?リナv」
そういいつつ、ぺろりとあたしの耳を舐めてくるガウリイ///
「やぁぁぁん//耳なめ…な…でぇ//」
……って何あたし、あまったるい声だしてるのよ!(汗)
……ってこらまて。
気付いたらいつのまにか…その……あたしベットに押し倒されている格好になってないか?(汗)
「……こ…こら!ガウリイ!///」
「……こ~なったら既成事実でもつくって……」
……かなりまてぃ!
すぱこぉぉぉぉぉん!
「何を一人でつっぱしってるかぁぁ!そ~いうことは夫婦がやるもんでしょうがぁぁ!!///」
スカートのポケットからはりせん取り出してガウリイを叩くあたし。
まったく……何を考えてるんだか……こいつは//
そりゃ…その…ガウリイとは…キキキキキキス///
くらいはしているけど。
やっぱし……その……そ~いうことって、結婚してから……その……うにょうにょ///
「だってなぁ……高校にいくんだろ?リナ?婚約者がいるとでもしておかないと、オレ不安で不安で……」
だからぁ!
そんな瞳であたしをみるなぁぁ!
「……と・に・か・く!……そ…そ~ね。何かとてつもないことできたら。考えてあげてもいいわよ」
とりあえず無理難題をふっかけておけば。
こいつもあきらめるだろう。うん。
「……たとえば?」
「そ~ねぇ?たとえば歴史に残るようなこと。この地の大統領になる……とか。」
こうでもいっておけば、諦めるだろう。
うん。
「なら、リナ?オレがそれになったら婚約♡してくれるんだな♡」
とたんに破顔しているガウリイ。
う~ん、こいつ笑ったらかわいいのよねぇ。
でなくて!
「たとえば。よ。たとえば。」
「よっし!約束だからなぁ!」
そういってなぜか喜んで戻ってゆくガウリイを見送りつつ。
「……ほんと、あいつ……いまだに何考えてるのかよくわかんないわ……」
付き合ってからはや三年。
……とゆーか出会ってから三年か?
……未だにガウリイの性格はよくわかんない……
一応ガブリエフ・コンツェルの若き総帥。
という立場くらいはしっているけど。
ちなみに、あたしの姉ちゃんはインバース財閥の総帥である。
あたしが8つのときに母ちゃんが子宮ガンで死亡し。
それをおうかのように同じく8年に父ちゃんは肺がんで死亡。
あたしはそれから姉ちゃんと二人で生活しているようなものである。
父ちゃんや母ちゃんたちから受け継いだ財閥を切り盛りしている姉ちゃんの実力は。
……はっきりいって人外そのもの。
そんな理由からは、あたしは姉ちゃんのいいつけや決定には絶対に逆らえないのであるが。
ま、何はともあれ。
「……ま、ああいっとけば。その…婚約なんて恥ずかしいこと二度と口にしないでしょう。うん」
……あたしの考えが甘かったことに気付かされるのは。
……数日もたたない三日後のことになるとは。
このときどうして予想できようか?
いつものようにテレビをつけていると。
スチャラリラリラリv
ぴ。
「何?ガウリイ?」
テレビをつけて今から朝食を食べようとしていると。
ガウリイからの電話がなる。
ちなみに、なぜかガウリイがあたしとおそろいの携帯があったほうが便利。
とかいってあたしとガウリイ専用の携帯を互いに持っていたりするので。
これにかかってくるのは大概ガウリイからだと決まっていたりする。
携帯の画面にはにこやかに笑っているガウリイの顔が。
ちなみに、これ、相手の顔なども動画として送れるというもの。
つまりはちょっとした簡易液晶テレビみたいなものである。
『リナ、約束♡守ってくれるよなvテレビみてみろよ♡』
……??
にこやかにそう画面の向こうで笑っているガウリイが見えるけど。
……はて?
何気なくそういわれ、テレビのチャンネルをガウリイにいわれたままにとかえるあたし。
と。
そのチャンネルではそ~いえばここ数日。
ここ、連合共和国うちで新たな大統領を決める会議がされてたっけ?
などとそんなことをおもいつつ、ぼんやりとそれをみていると。
『では、議会一致で新規、大統領にガウリイ=ガブリエフを据えたいと思います』
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
・・・・・・・・どんがらがっしゃぁぁぁぁぁぁん!
な゛・・・・な゛な゛な゛。
「何ですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!?」
思わずそのテレビから流れる言葉をきき、椅子からひっくり返るあたし。
「リナ?行儀悪いわよ?」
そんなあたしを冷静に見ている姉ちゃんがいたりするけど。
「ちょっとまてぃ!」
思わず携帯の向こうにいるガウリイに向かって叫ぶあたし。
『リナぁv約束どおり大統領に選ばれたぞv婚約なv』
にこやかに微笑んでいるガウリイが……
「……ってまてぃ!あれはじょうだ!」
ひょい。
わめくあたしの手から携帯電話を取り上げている姉ちゃん。
「ガウリイさん?どういうことかしら?」
……姉ちゃん…声が据わってる……(汗)
こわいよぉ(涙)
そんな姉ちゃんの言葉に。
『いえ、リナに結婚と婚約申し込んだら大統領になったら、婚約してもいい♡といわれたものでv
約束どおり俺大統領に選ばれましたし♡』
「まてぃ!あたしはそんな約束してないぃぃ!あれは冗談だぁぁぁぁ!!!!」
絶叫を上げるあたしを無視して。
「なるほど。わかりました。ではガウリイさんをリナの婚約者として認めますわ♡」
にこやから笑って答えている姉ちゃん。
……ってまてぃぃぃぃ!
『ありがとうございますvルナ義姉さん♡』
「まだそう呼ぶのは早いですわ。それはそうと大統領の役目、しっかりとはたしてくださいましね♡」
ぷつり。
ツーツーツー……
「ああ!ガウリイ!あれはじょうだ!」
姉ちゃんから返してもらった携帯に思わず叫ぶが……
……すでに電源は切られていた……
「リナ?たとえあなたが冗談とおもっていったことでも?
自分の発言には私責任もちなさいって常々いっているわよねぇ?」
……姉ちゃん……(汗)
にこやかに微笑みつつ……その手に持ってる…ナイフは…なに?(涙)
「……は…はひ……」
……結局。
あたしは、高校に入る前。
……16になる年。
……ガウリイと婚約させられるハメになっていたりする。
……口は災いの元・・とはよくいったもの……
……あたしこのまま……あいつと結婚////
することになるのかなぁ……あぅ……(涙)
……ま…まあ……嫌いじゃ…ないんだけど……
でもガウリイにはあたしなんか不釣合いとおもうし…あうあうあう……
……気付けばいつのまにやら。
あたしが高校を卒業したら結婚。
という話が姉ちゃんとガウリイの間で・・正式に契約交わされていたりするし。
……誰かどうにかしてぇぇ!(絶叫!)
……あたしの高校生活は……こ~して波乱万丈をきわめて幕をあけてゆくのであった……
……あぅ……
-終り♪ー
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あとがきもどき:
薫:・・・・え?意味になってないじゃないかって?
そりゃそーでしょ。これ実は裏小説の番外編ですもんv(まて!)
・・・・いや、数ヶ月前に現実逃避で・・思いついた話なんですけどね・・。
・・・・あはははは・・・・(涙)
ではでは意味のない小説をばおおくりましました。
ちなみに。設定。
☆リナ=インバース。
高校一年に上がるところ。
☆ガウリイ=ガブリエフ。
只今24歳。リナにぞっこん。
スィーフィード共和国の大統領・・・(汗)
☆ゼルガディス=グレイワーズ&ルーク=ミスティード。
ちなみにガウリイのSPはゼルガディスとルークです。
☆シルフィール=ネルス=ラーダ。
シルフィールはガブリエフ・コンツェルの秘書してます。
☆アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。
共和国の中にある国の一つの王女。
リナとは幼馴染。ちなみに同い年。
☆グレイシア=ウル=ナーガ=セイルーン。
アメリアの姉。只今大学生。
アメリアと同じくセイルーン国の第一王女。
・・・・・んなところですね。はい・・・。
ではでは・・・・・・。
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