まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちら

こんにちわ。 
これは、どの作品にもまだ当てはめていないエピソードだったりするで、
ん?と思わないでくださいね(爆!) 
ではでは。 

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リナの苦手の理由?  リナの受難

「わぁい♪妹だぁ♪」
少女は飛びがって今誕生した自分の妹に対してとてもよろこんでいる。
私、妹っ、始めて♪同僚(?)ならたくさんいるけどねぇ……
なんて思っているようだけど。
まあ、あんた達は同時に創り出したからねぇ。
「名前は何にしましょうか?」
母親がにっこりとお姉ちゃんとなった自分の娘に対して、
娘の栗色の髪をさらりとかき上げげながら聞いている。
少女は前から考えていた。
というのも、少女は産まれてくるのが妹だと知っていたから当たり前なのだが。
「リナ!!!!!!!!」
少女は元気一杯に妹を抱きしめて答えたのだった。
そうして、少女の妹は、リナという名前になった。


「さってと♪リナ?今日はお母さん達は、お仕事でお出かけだから私と一緒にすごしましょうね♡」
少女はリナを抱きかかえて、町のとある草原へと向かってゆく。
「あら。ルナちゃん♪今日も妹の子守?」
町の人間がそんな少女に声をかけてゆく。
「うん!!!!」
「よっぽど妹が生まれたのがうれしいのねぇ」
「ルナちゃんもまだ四歳なのにねぇ」
町の人達は、そんなルナの様子をみつつほほえましくも笑っている。
少女の名前は。ルナ。
ルナ=インバース。
そして妹の名前をリナ=インバース。


草原につくと、ルナは草原に咲いている花で冠を作り始める。
リナにあげようとしているようだ。
リナはそんなルナの横ですやすやと眠っている。
「あ♪あっちにリラの花がある♪」
ルナがちょっと、リナから離れて、花を摘みにいったとき。
しばらくして、リナの背後に一メ~トルぐらいの影がゆっくりと本当にゆっくりと忍び寄っていた。
「お花♪お花♪」
ルナが花を摘んでいると。
「ちょっと!そこのお嬢ちゃん!!リアランサーとかいう店にいくには、どうしたらいいざますか!?」
「え?」
ルナに声をかけてくる女性。
側に、なさけなくも男の子の面倒を見ている男性も……
「あ…あの?」
ルナが言いかけるよりも早く。
「あら。宅のジェフリーちゃんが、かわいくて見とれてらっしゃるのね♪
  えーえー、宅のジェフリーちゃんは、それはもうすごぉくく、かしこくて……」
ルナは思いっきり思考が麻痺してしまっている。
それもそうだろう。
この女性ジョセフィーヌ=メイルスターははっきりいって、
脳みそに直撃するよーな甲高い声で、一気に喋り捲っているだ。
ルナは、思いっきりジョセフィーヌに捕まってしまっていた。



リナがすやすやと眠っていると、それは、リナの体の上をゆっくりゆっくりと這い上がる。
そして、あろうことか、リナの顔をまたぐようにし、疲れたらしく、いきなりそこで、眠ってしまう。
当然のことながら、リナの顔をふさいでいるわけであって、――呼吸ができなくなった。
(ここ…どこ?夜より暗いところだけど?)
リナが魂だけの存在となってとある場所を漂っている。
どうやら、呼吸ができなくなって体から魂が抜け出たようである。
(冗談じゃない!!!あたしは、まだ、産まれたばっかなのよぉぉ!!!!)
生まれたばかりだというのに、しっかりと気が強いリナである。
やっぱ、面白いわよね♪創り出したかいがあったわ♪
「へぇ……ここで、しっかりと自我を保てるなんて。まだ、赤ん坊なのに、やるわねぇ♪」
あたしが声をかける。
といっても声のみだが。
(とうぜんよ!!あたし、まだまだ、いろいろとこれからやりたいことがあるのよ!!)
リナは魂だけで、答えを返してくる。
リナは根性で、混沌に蝕まれながらも、魂と自我を保っているのである。
そう、ここはあたしの中。
リナ…呼吸ができなくて、死んじゃったらしいのよね♪
「あら♪じゃあ取引しない?」
あたしの言葉に、
(…取引?)
リナにあたしが取引の内容を言うと、
(面白そう!!!!!乗ったぁ!!!!!)
承諾してくるリナ。
オッケー♪


「あ゛あ゛!!すっかり遅くなってるぅ!!!!」
ルナがようやくジョセフィーヌから逃れられたのは、それから半日してからのこと。
しばらく硬直していたルナだが、あわててリナのところに向かう。
「半日も、あんなおばさんにつきあわされたぁ(汗)」
ルナは気が気ではない。
そして、ルナがリナの所に戻って目にしたのは、リナの上で眠っているとある生物物体・・・・
「あ゛あ゛!!!!!リナの上で何やってんのよぉぉ!!!!(汗)」
ルナはいきなり力を全快にして、それを消滅させてたりする。
それで、ルナの力の波動を感じ取って大部分の竜達や、魔族達が気がついたのだが。
ルナはそんなことには気がついていない。
ルナが妹の顔をみると、完全に呼吸が停止していた。
「あ゛あ゛!!魂までもが、エル様のとこにもどってるぅぅ!?」
ルナはあわてて、自分も精神身体を抜け出してリナを追いかける。
リナの顔は、すでに真っ白になっていた。
「じゃあリナ♪お迎えがきたから、まったねぇ♪」
(え?あ・・ちょっと、待ってよ?あなたは!?)
リナの問いかけより早く
「リナ!!見つけたぁぁ!!!!よかったぁぁぁぁ!!(涙)」
ルナがリナに追いついてくる。
(お姉ちゃん!?どうして、ここに!?)
リナはかぁなり驚いているようである。
「まあ、私達は、ここ、出入りするのは、簡単だから…」
それだけいってルナはリナを連れて、地上へと戻ってゆく。
あたしはリナの消滅した一部分にあたしの力を加えておいた♡
んふふふふ♪
面白くなりそ~よねぇ♡

実は、ルナはあの世界の赤の竜神スィーフィード。
ルナ=スィーフィードなのである。
インバース家の代々は、スィーフィードの加護をうけ、代々、魂の欠片を保管している存在なのだ。
まだ、だれもそのことに、気がついてないようだけどね♪

「うぐぐ!!!!??」
リナが一歳のとき、またまたリナの体の上に乗っかってくる物体…
リナの意識は、完全にもうろうとしてくる。
(じょ~だん!!!!!死んでたまるかってのぉぉ!!!!)
リナは意識が遠のく中で、自らの中にある金色に光る力を見つけ出す。
(これだぁぁぁ!!!)
リナは無意識のうちに、その力を自分に完全に吸収していた。
まあ、あたしがリナに扱えるよーに、アレンジしてある力だからねぇ♡
リナは無意識の中で、それに向かって、いきなり、黒い塊リをぶっぱなつ。
そして一瞬のうちに、そのあたりが消滅する。
「え゛!!?ちょっとぉぉ!!!!????(混乱)」
ルナはそんなリナに驚いている。
リナはそんなことは何事もなかったかのように、すぐに眠りに落ちている。
「え…えっとぉ…(汗)」
ルナがリナの魂を改めて、視てみたところ、リナの中にあたしの力が…
「あ゛あ゛!!?リナの中にあの御方の力があるぅぅ!!?……封印しとこっと……(汗)」
ルナはそんな眠っているリナに対して、魔力の封印を施す。
「はぁ…まさか、リナがあの御方につきあわされるなんてぇ。はぁ……」
ルナはなぜかため息をついてたりする。

それから、リナは自我が確定するまでの間、
問答無用に呪文を、しかも呪文詠唱なんかもしないまま扱っていたのだが。
自我が覚醒するころには、一応ルナの封印のおかげで詠唱なんかをやって呪文を唱えるようになった。
そして、ルナはそんな妹をあやぶんで、
自分が魔道士協会に入ることで、妹も魔道士協会に入れることに成功したのであった。

「いやぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!なめくじぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」
リナの絶叫が響き渡る。
「いやぁぁ!!!!お父ちゃん!!!!お母ちゃん!!!!!姉ちゃあんん!!!!」 
リナはかぁなり怯えている。
どうやら、二度にわたる、ナメクジによる呼吸停止は、リナに多大な影響を与えたようである。
その、トラウマは、リナの自我が確定してからも、ずっと残っているのだった。
二歳のころなんか、ナメクジを見ただけで、いきなりドラグスレイブなんか放ったし♪
そこはそれ♪


リナが六歳のころ。
ルナと一緒にディルス王国に旅行にいったとき。
リナはとある伝説を聞いて、オリジナルの呪文をくみたてる。
そして、ルナを待つために、町の外で遊んでいた。
と。
リナが迷い込んだのは、ナメクジの巣…
「い…いやぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
  闇よりも暗きもの、夜よりもなお深きもの、混沌の海、たゆたいし存在、金色なりし闇の王っ!!!!!!」
リナはさっき組み立てたばかりの呪文をとなえはじめる。
無意識に正確にいってるし♡
そして、
「ギガスレイブぅぅぅぅ!!!!!!」

ばしゅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!

リナの放った呪文は、はっきりいってカタート山脈の半分近くを消滅させた。
「え?あ゛あ゛!!?この力はぁぁぁぁあ!!!!!」
ルナはその気配にいち早く、気がついて絶叫を上げていたりするが。
「あ゛あ゛!?山が半分ちかくなくなっているぞ!?」
大騒ぎを始めるディルス王国の人々。
(…ま……まずいぃぃぃぃぃい!!!!!!)
ルナはあわてて、外に飛んでいき、そーして、自らの力を解放する。
淡い、暁の光とともに、どーにか、元に再生していくカタートの山々。
まあ、ルナだったら、この世界では、そんなことをするのは、簡単よね♪
「……何だったんだ?今のは、幻か?」
目の前にただずむ山々に首を傾げていたりする全ての存在たち。

「りなぁぁ!!!あんた、何やったのぉぉ!?」
ルナがあわてて、リナのとこにいくと、リナは、完全にナメクジに囲まれて気絶していた(笑)
「あ゛……原因は…これかぁ……(汗)」
ルナはそんなリナを背中に背負うと、リナを連れて町へと戻ってゆく。
「……リナには徹底的に魔道の指導が必要ね……」
それから、リナに対して、ものすごい指導がルナから与えられたのである。

「許してぇぇぇぇ!!!!!姉ちゃんん!!!!!!」
リナの叫びが今日も今日とてこだまする。

そして、リナが十三歳になろうかというとき、
「リナ、あんた、世界をみてきなさい」
ルナの一言によって、リナは旅にでたのであった。


                                   -終了♪ー 

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あとがき: 
・・・すいません、内容になってませんねぇ・・(汗)
このエピソード、一応、本編の内容から思いついていたものなんですが(笑)
どこにも取り入れてなかったので(汗)
なぜ、リナがナメクジが苦手なのか!?
というところから、この話は作られています(笑)ではでは。

※以前のまま掲載しております。

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