まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
こんにちわぁ。
やっぱ今年は去年やったからやらないか。と思ったけど、やっぱり・・・・。
とゆーか、ストッククリスマスねた・・・まだまだあったり!まてこら!
でも、このネタをしている、ということは、一年…たったんですねぇ。
もうすぐサイトも二周年・・・
ああ、また気づいたらひとつ年をとる・・・・
本当にずっと仕事に追われてるなぁ・・・・・・・・・・・・(ふっ・・・・
ちなみに、すこぉし、アダルト・・・・かも?(笑
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ホリデー・ナイト
シャンシャンシャン。
どこかで鈴の鳴り響く音がする。
「わ~!みてみて!リナママ!」
目をきらきらさせつつ。
窓の外をみている、年のころならば一歳程度の女の子。
碧い瞳とそして栗色のストレートの髪を腰の辺りまでのばし。
その碧い瞳がきらきらと輝いていたりする。
「まあ、ほんと。雪ね。」
そんな娘にといわれて、同じ窓から外をのぞくと。
窓の外では雪がちらほらとまっている。
「う~ん。ホワイト・クリスマスだな」
そういいつつ、そんな同じ髪の色をもっている二人の横にすっとさりげなく立ちつつ。
見た目の年齢は十六か七。
そんな女性の横にたたずむのは、長身の金髪碧眼の男性。
「めずらしいわねぇ」
そういうそんな女性の言葉に。
「そうでもないぞ?二年前もこんなだったし」
「…ま、まあそうだけど…でも、この日に雪が降るなんて。珍しいじゃない?」
そんなことをいいつつ、そんな男性を見上げている栗色の髪に紅い瞳をしている女性。
「きっと、セリナを祝福してるんだよ」
いいつつ、娘であるセリナ、と呼ばれた幼女の頭をくしゃりとなでるその男性。
「セリナを?ねえねえ、ママ、パパ?このまえ、おともだちからき~たんだけど、さんたさんっているの?」
目をきらきらとさせて、そんな両親にといっている二人の愛の結晶ともいえる、
この若い夫婦の長女でもある、セリナ=ガブリエフ。
ただいま一歳と数ヶ月。
そんな娘の言葉に顔を見合わせ。
「そうね。いるとおもうわよ?」
「そもそも、セリナを授かったのもこの日の夜だったしなぁ」
にこやかにそんなことをいっているそんな夫である男性の言葉に。
「って、あんたは何をセリナにいってるのよぉぉ!」
顔を真っ赤にした、妻である、女性の叫びが響き行く。
「いや、だって、本当のことだろ?リナ?」
「あああああああのねぇ!ガガガウリイがあのとき、その…避妊してなかったからじゃないのよ!」
何か顔を真っ赤にして怒鳴っているそんな母親の姿にきょとんと首をかしげ。
「???リナママ?ガウリイパパ?セリナ、生まれたのくがつだよ?」
きょとんと首をかしげているいとしい娘。
「いや、だから、セリナがリナのおなかの中に宿ったのが。二年前の今日…」
「んなこといわんでいいいいいい!」
スパパァン!
こぎみよい何かが炸裂する音が、部屋いっぱいにと広がってゆく。
ぜいぜいぜい。
息をきらしつつ、その手にスリッパをもっているリナと呼ばれたセリナの母親でもあるその女性は。
その小柄な体全体を真っ赤にしつつ、なぜかかなり息を荒くしていたりするが。
「って~なぁ。事実だろ?」
「つ~か、そもそも!ここここここ~こ~せいのあたしにそーしたのはどこのだれよっ!」
真っ赤になって叫ぶリナに。
「もちろんvオレv」
「にこやかにいうなぁぁぁ!」
そんな両親のじゃれあいをみつつも。
「よくセリナわかんないけど。でも、もしさんたさんがいるんだったら、セリナ、ほしいものがあるんだ~」
目を輝かせて、空から舞い落ちる雪を眺めているそんなセリナの言葉に。
「って?何?何かほしいの?」
とりあえずガウリイのことはほっといて。
セリナの声にと耳を傾けているリナではあるが。
「…うう。リナ、冷たい…」
横では少しいじけているガウリイの姿が。
「うん、あのね!セリナ、いも~とかおと~とがほしいの!」
「……え゛?」
しばし、その言葉にリナが固まるが。
「お~、そうか、セリナは姉妹がほしいのか」
その言葉にいつのまにか復活したのか、ガウリイが、娘をひょいと抱き上げつつ。
そんなことをいっていたりする。
「うん!あのね。いいこにしてたら、さんたさんとかいうひとが、プレゼントくれるんでしょ?
だったら、セリナ、きょ~だいほしいの!」
目を輝かせていってくるそんな娘の言葉に。
「…いやあの、セリナ?すぐのすぐってわけには…」
「そ~か、そ~か。んじゃ、セリナ、今日は早くねような?」
そんなリナの言葉とは対象的に。
にこやかにいっているガウリイ。
「??そ~したらあすにはできてる?」
「そ~だなぁ。セリナがいい子にしてたら、できるかもな?」
にこやかにそういう父親の言葉に。
「うん!セリナ、い~こにしてる!」
そんなセリナを抱きかかえたまま、そのままストンと横にあるソファーにと下ろすガウリイ。
そして、にっこりと。
「ということで、リナv今晩はできるまでしよ~な、セリナの願いだし♪」
どこかしらとてもうれしそうに見えるのは、セリナの気のせいかな?
などとセリナはそんなことを思っているのだが。
「ガガガカガガガウリイ、明日仕事…」
「明日は従業員たちにも休み与えてるし、会社は休みv」
「セリナ!お願いだから、その願いだけはかえてぇぇえ!!!!」
にこやかに笑みを浮かべているそんな夫であるガウリイの台詞に。
すぅ。
リナの額から一筋の汗が流れ落ちる。
「どして?セリナ、きょーはいいこでねんねするんだもん!
そ~したら、きょうだい、セリナにもできるんでしょ?」
そんな肩をつかんでいってくる母親であるリナにきょとんとしつつもいっているセリナ。
「…いや、できる、と言うか…その…こればっかりは…その…」
断言できないし。
などと心で思っているリナ。
「そうだなぁ。セリナがいい子にしてたらすぐにリナのおなかの中に。セリナの弟か妹はできるさ。
何といっても、セリナそのものがサンタクロースの申し子だもんなぁv」
「だから、ガウリイ、んなことをさらっというなぁぁ!」
そんなほのぼのとした光景が、ここ、ガブリエフ家の内部にて見受けられてゆく。
セリナ=ガブリエフ。
誕生月は九月。
彼女がこの世界に存在することを許されたのは…
他ならない、二年前のこの聖なる夜のこと。
まあ、ガウリイが、その目的だった。というのも在るのだが…
それゆえに、高校生に在籍さなかに籍をいれ。
卒業と同時に結婚式をあげたのであるが。
まあ、卒業式のときには、リナは妊娠、三ヶ月…であった、という事実があるにしろ。
今宵は、聖なる日。
かつて、二千年より少し前に、聖なる神。
赤の竜神、スィーフィードが誕生した。
といわれているその前夜祭。
今は、かつては誕生際、として行われていた祭りは、
惑星中にクリスマスと名前を変え、知れ渡っている今のこの現状。
聖なるイブの夜に、雪が舞う。
そして、そんな雪振る夜にまたひとつ、新たな命の種は。
今、ここに……
「う~ん、あしたはおじ~ちゃんのところでクリスマス会だし。
セリナ、おじーちゃんのところにとまって、ママたちふたりっきりにさせてあげよ!」
などと、そんなことを思いつつ。
セリナは、そのまま、ふかふかの布団の中にと身を沈めてゆく。
どうか、明日には、セリナに妹か弟ができていますよ~に。
と願いつつ。
リナが再び妊娠しているのが発覚するのは。
それから、また二ヵ月後のこと…
-終わりv
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あとがきという名前の説明?
薫:こんにちわー。というわけで(何が?)とりあえず、やっぱり時期もの、というわけでv
ちなみに、設定。
○リナ=ガブリエフ。
ただいま二十歳。一歳と数ヶ月になる子持ちの若妻。
○ガウリイ=ガブリエフ。
ただいま25歳。
リナと正式に恋人(本人はリナが14のころからその気だったが)になったのは、
リナが17,ガウリイが22のとき。
ちなみに、リナが妊娠したのは、リナが18のときの、高校三年のときの。冬のある日(まて
ちなみに、この二人、結婚しても、いつまでも、いわゆる万年新婚夫婦。です(笑
うーん、クリスマスネタ…ではないかもなぁ?ま、いっか。
セリナがクリスマスに身ごもった子供、と言う意味でのクリスマスv(かなりまて!
んではではv
2003年12月24日某日午後23時…
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って、おまけだよーv
「って、ガウリイ、あんたは何考えてるのよ~!」
二人の夫婦の寝室で。
そんな会話がなされていたりする。
ちなみに。
すでにセリナを寝かしつけ。
その枕元に二人からのプレゼントをおいた後。
「いや、だって、もしかしたら今日ならできるかも。だって今日リナ、排卵日だろ?」
…ぽふん。
そんなガウリイの言葉に瞬く間に顔を真っ赤にさせつつ。
「だから、そ~いうことをさらっというなぁぁぁあ!」
「まいにちしてるのに、あたりわるいんだもんなぁ。セリナができてから今まで次できないし…」
「つ~か、少しはあたしはゆっくりと眠りたいのよぉぉぉぉお!」
そんなリナの言葉に。
「リィィナvセリナの願いはかねえないとなぁv」
「あんたは、やりたいだけでしょ~がぁぁあ!」
真っ赤になって怒鳴っているリナ。
そんなリナの手をかるくつかみ。
そのまま、ベットにと押し倒し。
「リナ?好きな女とひとつになりたい、と思うのは当然だぞ?」
「あんたのは、反則よ!反則ぅぅぅ!そもそも!
あんたがあたしと一緒にいたいからって勝手にこの24日と25日、会社休みにしたんでしょうがぁ!」
リナの叫びがこだまする。
そうなのだ。
ガウリイは、以前、といっても、リナがまだ高校一年のとき。
彼は若くして今の会社、ガブリエフコーポレーションの若き総帥。
であったのだが。
リナがちょっとした勘違いをしたのをきっかけに。
翌年から、会社そのものを休み。としてしまっているのである。
ある意味、公私混同…
まあ、従業員などからはかなり喜ばれたりはしたのだが。
…相手がいる従業員たちなどにとっては…
「だって、リナが勘違いしたり、またほかのやつにほいほいついていったりしないようになv」
「って、昔のことをいつまでもねにもつな~!!!」
かつて。
リナが高校一年のとき。
ガウリイが仕事に忙しく、そしてリナの携帯に伝言を入れておいたにもかかわらず。
リナはそれに気づかず、クラスメートに誘われて、合同コンパにでむいていき…
そして、一日で三日分の仕事をこなし、24日の夜と25日はリナと共にすごそう。
としていたガウリイの帰宅とぱったりと鉢合わせ。
リナはリナでガウリイが自分に電話をいれてこないのは、
誰かほかの女性とデートでもしている、と勝手に勘違いをし…
半分ヤケになっていた、というのもあるのだが。
何しろ、リナはそのとき、ガウリイに『スキ』といわれたことがないのに気づき。
そして、自分はただの幼馴染の女の子に過ぎないのだ。
と勘違いをしてしまった…という、過去があったりする。
まあ、そんなこんなですこしばかりいろいろとあり。
二人の想いが正確にリナとガウリイにと伝わったのもまた。
この聖なるイブのこの日。
…リナにとっては、公衆の面前でいきなりディープキスをガウリイからうけ。
それから後のことはあまりの恥ずかしさにリナ本人としてはあまり覚えてないのだが。
…まあ、『一生そばにいてくれよな』とか。
『一生お前をオレが守ってやるからな』
とか。
『リナの子供が早くみたいな~』
とか、さんざんガウリイにリナはいわれていたというのに。
…気づいてなかったリナもリナであるのだが。
ともあれ、
この夫婦。
リナ=ガブリエフとガウリイ=ガブリエフ。
子供がいる、というのに、いまだに熱愛中のカップルのように、
はたまた、新婚カップルのように、仲のいい夫婦なのである。
そんな夫婦の言い合いを。
ただただ、雪振る夜空は、うけとめ。
雪は、心身と降り積もってゆく…
やがて、その言い合いの声が、違う甘い声になってゆくのをも飲み込みつつ…
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