まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
これを読まれる皆様♡
とりあえず。
はじめましての人は始めまして。宇宙のごみ箱なる場所に生息もどきしている薫という物体です。
これは、またまた、いきなり。
nachmaさんの『非常入口』に送りつける、というか押し付けるために打ち込んでおりますv
相互リンク感謝です!!!!!
まあ、そのために意味のない駄文を打ち込む私って・・・(爆!)
・・・いやぁ、これ以前、とある夢を見たときに。連動して思いついた話の一つv
・・・あのときは出てきたのはエル様(金色の王)だったけど・・。
かなり原作とはかけ離れてます。・・・多分、いや、きっと、絶対、間違いなく。
ガウリイが打ち込み加減で暴走します(←こらまて!)
問題は・・・・文章をうまく表現できるか・・ですね・・いやぁ、リナの一人称だと・・・ねぇ?
何はともあれvいくのですv
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こんにちわv
……え~……
まず始めに。お手元に、スレイヤーズ14巻。セレンティアの憎悪をご用意くださいv
セレンティア動乱
これ以上、あたしのせいで誰も死なせたくない。
はがゆく思いつつ、とにかく【解毒】を使える魔法医を探す。
もしくは神官を。
くだらない、立場や意地で断る神官たち。
こんなのが神官長になるのかと思うと、吐き気がすると思いつつも。
とにかく……今は一刻を争う。
戦いの中、毒を受けてしまったミリーナ。
彼女とは、いろいろとちょっとした事件を解決した中。
こんなところで、あんな雑魚に。
……これは、油断していたあたしの罪。
だけど……
「何とかならねぇのか?!」
がくがくと、その襟首を掴み上げ。
ケレス神官に突っかかっているルークをみても、あたしには成す術がない……
こんなときに、切実に復活を覚えていればよかったと説に思う。
だがしかし。
今さら、そのことで後悔してもどうにもならない。
今までは。
シルフィールがいた。
アメリアがいた。
そして……ミルガズィアさんがいた。
考えれば、確かに。
ちょっとした大きな戦いのときには。
あきらかに、回復術を使いこなせる仲間が、たしかにあたしの側には存在したのだ。
だが……
今回のこれは、ただの神官長の座を巡る争い……のはずだった。
……そんな、実力をもっているミリーナが……まさか、あんなたかが刺客にやられるなど……
……あのとき。
かつて、あれと対峙したときに……とどめをきちんとしてなかったあたしの責任……
水竜王を信仰している神殿のその一室。
無力感にさいなまされる。
「……仮死状態にしたら……毒の進行とまらないか?……その間に誰かを……」
あたしの隣で、そんなことをケレス大神官に言っているのは。
自称あたしの保護者、金髪碧眼の男性、ガウリイ=ガブリエフ。
……ん?
仮死状態?
その言葉にぱっと一瞬あたしの目の前に光が差す。
「ガウリイ!あんたにしては上出来よ!」
その手があったことをすっかり失念していた。
確かに。
その方法だと毒の回りが遅くなり。
その間に……
そんなあたし達のその言葉に。
「無理ですね……ここ以外に……
高位の治療を行える力をもった人がいるのは……軽くここから十日以上はかかります
……ミリーナさんの体力が持ちません……」
その言葉にかるく首をふるケレスさん。
……だけど。
「でも。少なくとも、低体温にすれば……血のめぐりは緩くなり、毒の回りも遅くなりますよね?」
あたしのその言葉に。
「……それは…そうですが……それでも…もって……一日かと……」
どうやら、普通の毒ではないらしく。
確実にミリーナのその命を削っている、ミリーナが受けた……毒。
だがしかし。
一日もあれば十分である。
―――……今度は絶対に助けてみせる。
……う……
この際、いやだとか何だとかいっていられない。
……すくなくとも、あたしには一人だけ。
そう、たった一人だけど。
このことを解決できるであろう人物を…知っている。
ちらりと。
ケレスさんと話しているガウリイを見る。
もしかしたら、ひょっとしたら、あの毒を受けていたのはあたしだったかもしれない。
……ガウリイが庇ってくれなかったら。
そしてまた。
そのために毒を受けていたのは……ガウリイだったかも知れないのだ。
……もし、ガウリイだったら……?
あたしは……どうする?
―……間違いなく、絶対に彼が助かる方法をとる。
―……一度あたしはこいつを失いかけた。
……まあ、あのときは、【あれ】のちょんぼで助かったのだが……
「……とにかく、一日…ですね?」
あたしの言葉に。
「……おい?リナ?ミリーナに何する気だ!?」
ミリーナの横に進むあたしに抗議の声を上げてくるルーク。
「この際、何でも試すのよ!!!!ミリーナ……絶対に助けるから……」
あたしの言葉に。
その手を伸ばし。
「……リナ…さん…無理…しない……で……」
真っ青になりながらも、あたしを気遣ってくるミリーナ。
「ガウリイ、ミリーナ仮死状態にできる?」
あたしのその言葉に。
「……できるが……」
「じゃ、お願い。あんたがミリーナを仮死状態にしたら。
あたし、ミリーナの体を低体温にして、血のめぐりを……ゆっくりとする!」
そういいつつ、ちらりとルークのほうをみる。
「いいわよね?ルーク?」
「……だが……」
言いかけるルークに。
少し、言いよどみかけて。
「……一人だけ……解毒してくれる人に心当たりがあるの……」
あたしの言葉に目を見開くルーク。
そして、ケレスさん。
「ですが!いくら、仮死状態で低体温にしてても、この毒のめぐりは……」
もっても……一日。
分かってる。
だけど。
一日もあれば……十分である。
「……あの人なら大丈夫よ……」
受けてくれるかどうかは別としても。
とゆ~か、絶対に困っているときには助けてくれるし……
どこか、あたしの瞳の中に、確信に満ちた光を見てとったのか。
「……分かった。あんたを信じるぜ……」
いいつつ。
ミリーナの手を握り締めているルーク。
「……ルーク……」
「……ミリーナ……」
互いに見つめあう二人に。
「……い~い?やるわよ?」
あたしの言葉を合図に。
ガウリイがミリーナに軽く手刀を入れ。
……あたしの目にも今の……みえんかったぞ……
ま…まあ、何はともあれ。
それで、一瞬、仮死状態に陥るミリーナ。
そこをすかさず。
「
コキン!
ベットごと、ミリーナのその躰を凍りつかせる。
そして、くるりと向きを変え。
「ケレスさん!ここに、
ケレスさんに詰め寄るあたし。
……もって、この氷は……数時間弱……くらいか。
アレンジしてあるので死亡はしてはいない。
あたしのその言葉……というか、剣幕に押されたのか。
「……あるには……ありますが?あの?」
「なら!すぐに使えるように手配!いや!脅してでも使わせてもらうわよ!いくわよ!ガウリイ!」
そういいつつ。
ガウリイの手を掴み。
そのまま神殿を飛び出すあたし。
この町にある魔道士協会は、町の中心地帯にある。
大概、大きな町の魔道士協会……というか。
どこにでも、この
幻影部屋は存在する。
普通は手続きとか、いろいろといるのだが……
あたしのおどし……もとい。
説得に応じて、素直にそこを化してくれる魔道士協会の人々。
まあ元々。
あたしも魔道士協会から今回の騒ぎを収めるために雇われていることもあり、素直にそこはかしてくれる。
「……なあ?リナ?一体?」
言いかけるガウリイを制して。
幻影部屋にと入ってゆく。
「連絡先を言ってください。」
係りの人がそんなことを言ってくるが。
「……ゼフィーリア王国、首都、ゼフィール・シティ。魔道士協会に……」
あたしの言葉に。
係の人が作業を行い。
やがて。
そこに。
『おや?インバース家のピンクのリナさんではないですか?』
……うぉい。
にこやかな笑みを浮かべているのは……
ゼフィール・シティの魔道士協会に続する魔道士の一人。
「……うぉい。殺されたいの?」
あたしの低いその声に。
『あははは。まあまあ。それはそうと?いきなり、何ですか?こんな時間に?』
……まあ、確かに。
そりゃ、外はすでに暗く。
魔道士がともしたランプの明りが灯っている時間帯ではあるが。
「……だぁ!ともかく!いいから!すぐに姉ちゃんに連絡とって!時間は数分以内に!」
あたしのその剣幕に押されてか。
『えええええ!?いきなり押しかけたら!?私がルナさんに殺されますよ!?』
なぜか本気でびびり、後ろにさがっている彼だが。
んなこといってられるかい!
「ん~?姉ちゃんに殺されるのと?あたしに殺されるのとではどっちがい~い?」
あたしのその言葉に。
なにやらぶつぶつとつぶやきながらも。
『……分かりましたよ……少しまっててください……』
そういって。
何やら、人を呼び。
待つこと……
『何よ?リナ?』
『うどわっ!!!!!!!?』
思いっきりあたし……驚いたぞ。
あ、ガウリイも驚いてるし。
ついでに、ここの魔道士協会の人も。
そこにいるのは、栗色の髪を肩の辺りで切りそろえている、紅い瞳をしている一人の女性。
……ちなみに、服装はやはりというか、ウェイトレス姿である。
「……ねねねねねねね~ちゃん……ずいぶんとはやかったのね……(汗)」
声が震えるのは仕方がない……絶対に。
何しろ。
あたしが姉ちゃんを呼んでといって……一分もたってなひ……(汗)
白いウェイトレスの服を着こなしている、一人の女性。
その紅い瞳がきらりと光っているのをあたしは見逃してはいない。
あたしのその言葉に。
『リナから何か連絡があったのに気付いて。スポットの散歩がてらに移動したのよ』
何でもないようにいっている、幻影の向こうの姉ちゃん……
「……いや、『気付いて』って……」
何やら。
そんなあたし達姉妹の会話をきいて、驚いているセレンティアの協会員だけど。
「……姉ちゃん……一生のお願い!!!姉ちゃんにお願いがあるの!」
あたしのその言葉に、すっと目を細め。
『リナ?あんた?この私に頼みごとなんて……珍しいわねぇ?
……いっとくけど?私は、あんたから、冥王の一件。きちんと報告受けてないんだけど♡』
にこやかにいいつつ、髪をかき上げるそんな姉ちゃんに。
「あ……あはは……(汗)」
……やっぱし気付かれてたか……(汗)
あたしの額からはとめどもなく伝う冷や汗が。
「と……ともかく!それは後でどんなお仕置きでも受けるから!今は一刻を争うの!
……あたしの大事な仲間が……毒をうけて……今にも……」
うつむきつつ、そういうあたしのその言葉に。
『……毒?……リナ?あんた、まさか?
まだ普通の解毒以上の術……覚えてないんじゃないでしょうね……』
……う゛……
姉ちゃんの声が低ひ……
「……それも後でしっかりとお説教きくから!お願い!姉ちゃん!」
腕をくみ、懇願するように姉ちゃんにと話しかけるあたし。
『・・・・・』
そのちょっとした沈黙が。
あたしにはすごく長く感じられ……
『ふぅ』
やがて溜息の声とともに。
『分かったわ。ちょっとまってなさい。スポット。母さん達に今日は泊まって来る。って伝えておいて?』
何やら後ろを振り向き。
そこにいる何かに話しかけている姉ちゃん。
……そおいや。
手紙で姉ちゃん……何かの犬拾ったとかいってたっけ……
そんな姉ちゃんの言葉に続くように。
『わかりました、姐さん!』
……はひ?
何か聞いたような声なんですけど?
ま…今はとにかく。
「……姉ちゃん……」
あたしが目の前に浮かんでいる幻影の姉ちゃんに話しかけると。
『すぐに行くからまってなさい』
それだけいって。
「……あ…あの?すぐって?」
思わずその言葉に突っ込みをいれている協会の人。
そして。
その言葉が終ると同時に。
ゆらり。
「よっと。……で?リナ?どういうことなわけ?」
いきなり目の前に、今まで幻影であった姉ちゃんが、あたし達の前に・・姿を現していたりするし……
……さすが姉ちゃん……
瞬間移動したのね……
そんな姉ちゃんをしみじみ眺めつつ。
「なあ?リナ?この人?リナの姉ちゃんか?」
姉ちゃんを指差して、あたしに聞いてくるガウリイ。
「ガガガガガウリイ!姉ちゃんに対して指……指をさすなっ!」
すばこぉん!
おもいっきり懐から取り出したスリッパでどついておく。
「リナ?この人は?」
……う。
姉ちゃん……何か楽しんでない?
目が笑ってるんですが??
「……あ…えと。ガウリイは……ガウリイ=ガブリエフっていって……」
あたしのその言葉に。
「はじめまして。ルナ義姉さん。オレはガウリイ=ガブリエフ。
二年ほど前から、リナの相棒兼バートナーを勤めてます」
丁寧に挨拶しているガウリイ。
……ん?
何でガウリイまで姉ちゃんを姉ちゃんと呼んでるわけ?
その言葉に。
「みたいね」
なにやら笑いながらも答えている姉ちゃんだし。
……やっぱし知ってたか……姉ちゃんは……
……ま、無理もないわなぁ……
とゆ~か。
手紙でガウリイのこと……姉ちゃんにちゃんと書いて話してあるし。
なぜか。
ガタン!
と、あたしの横では音をたて。
ここの部屋の係の人が腰を抜かしていたりするけど。
「……で?リナ?その毒受けた人って?」
そんな係の人をまったく無視して、あたしに聞いてくる姉ちゃん。
「……なあ?リナ?少しいいか?」
「……何よ?」
あたしとしては、いくら切羽詰っているとはいえ、姉ちゃんを……呼び出したのである。
なるべく……いや、もう無理だろうけど。
姉ちゃんの機嫌を損ねたくないのに。
……このクラゲは変なことを聞いてこないのよ?
あたしの言葉に。
「ルナ義姉さんって、人でないのか?何か神の力みたいなの感じるが?」
どぐわしゃぁぁぁん!
その言葉に、おもいっきりずっこけるあたし。
あ。
みれば、協会の人もこけてるし。
とゆ~か、泡吹いて気絶してる??
「あら?見ただけでお分かりになりますの?気配隠していますのに?」
なぜか。
そんなガウリイににこやかに話しかけてる姉ちゃん。
「いや?気配でわかるでしょ?魔族とか神族って???」
……いや、分かるのあんたくらいだってば……
その言葉に。
「なるほど。確かに、リナが惹かれている男性だけはありますわね。
でもまだ私は合格を与えたわけではありませんのよ?」
にこやかにそんなことを言っている姉ちゃんに。
「絶対に認めさせてみせますよ」
……?
何か意気投合している姉ちゃんとガウリイ?
一体??
とゆ~か!?
「ねねねねねーちゃん!?何であたしがガウリイに惹かれてなければいけないのよ///」
問題はそこぉおっ!
あたしのその言葉に。
「リナ?嘘つく気?」
「……うぐっ!」
そ…そりゃ…まあ。
あたしはガウリイ…好き…だけど。
ガウリイにそんなこといったら!ガウリイが迷惑するしぃぃい!
「……はっ!それはともかく!姉ちゃん、お願いというのは……」
とりあえず。
話題を変えるのが先決である。
うん。
冷や汗をだくだくと流しつつ、姉ちゃんに簡単にと説明することに。
だが、あたしが説明するよりも先に、
「なるほど。ここ、たかだか雑魚の手によって大変なことになってるのねぇ♡」
……いや。
微笑ながらくすくすと笑って、何でもないようにいわないで……
そんな姉ちゃんのその言葉に。
「確かにいますね。かなり下級の魔族が」
のほほんとそんなことをいって……
……って、ちょいまてぃぃぃぃ!!!
「あら?気付いてましたの?」
「え?普通町に入るとそこに魔族がいるか、どうかなんて分かるでしょう?」
何でもないようにさらっといってるガウリイだし。
「ガウリイ!!!!!?それ本当!? ど~していわなかったのよぉぉお!?」
「いや、聞かれなかったし」
すぱぁぁん!
「あほかぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
思いっきり。
あたしはそのまま。
片手でスリッパをもちガウリイをしばき倒し。
そして。
あたしのとび蹴りが……まともにガウリイの顔面を直撃していたりする。
「リナ?好きな人にそんなことしたら駄目よ?」
にっこりとそんなあたしに言って来る姉ちゃんに。
「誰がガウリイを好きなのよぉぉぉ!!//」
……な…何か遊ばれてないか?あたし……
姉ちゃんに……
「くす。まあ、リナをからかうのはこれくらいにして」
……って。
「……姉ちゃぁぁぁん……」
半分涙目になっているのは……仕方ないと思う。
絶対に。
くすくすと笑いつつ。
そして、その目を真剣なものに戻して。
「とりあえず、その毒を受けた人のところにいきましょ?いるのは、この町の水竜王の神殿よね?」
いきなり真面目に話してくる姉ちゃんに。
「……あ、うん。」
思わず素直にうなづくあたし。
……とゆーか……
あたし……きちんと説明してないんですけど……
……さすが姉ちゃん……おそるべし……
「じゃ、とっとと行きましょ?リナ?これ終ったら、しっかりとお話しだからねv」
「……う……はい(汗)」
姉ちゃんの目が笑ってないよぉ……
……ま…まあ、いきなり呼び出したんだから仕方ないけど……
あう……
その言葉と同時に。
「あ、ご苦労様。ついでに伝言。
明日、休みますって。リアランサーの店長に伝えておいて貰えるかしら?」
にこやかに。
未だに繋がっている通信に、相手側。
すなわち、ゼフィール・シティの魔道士協会員にと話しかけている姉ちゃん。
『分かりました。ルナさん、お気をつけて』
まあ、さすがに。
なれたものだよなあ。
うんうん。
ゼフィールの人達は、別に姉ちゃんの瞬間移動とかみてもまったく驚かないし……
……みんな、姉ちゃんの正体……しってるもんね……
「じゃ、リナ、行くわよ?」
「……はい。」
「……なるほど。最後の手段とリナが言ってたわけだ……」
などと。
つぶやいているガウリイをみやり。
「じゃ、案内するから……」
あたしが言いかけると。
「時間がもったいないんでしよ?そのままいくわよ?」
にっこりと笑っていう姉ちゃん。
……って……あの…そのままって??
次の瞬間には。
ぐらり。
あたし達は……何かの力に引き込まれるように。
空中に出現した揺らぎに一瞬のうちに吸い込まれ。
「うどわぁぁぁぁあ!!!!!!?」
・・なぜか。
いきなり、姿をかき消した……であろう。
あたし達をみて…だと思う。
多分。
背後から……なぜか。
協会の係の人の……叫びが聞こえるのを最後に。
次に気がつくと。
『うどわっ!!?』
気付いたら。
一瞬の後には、あたし達は……ミリーナが眠っている寝室にと……出現していた。
……だからど~して場所とか説明してないのに……
姉ちゃん・・毎回のことながら……すぐに把握できるのよ……
……さすがというか……何というか……
そして。
ちらりと。
ベットで氷付けになってる……まだ氷は溶け出したばかりのそんなミリーナを見て。
「……リナ?まさか、この程度の毒が解毒できないっていんうじゃあ?」
ちらりと。
あたしの方をみてくる姉ちゃんのその言葉に。
「……あ…あはは(汗)」
完全に乾いた笑いを挙げるしかないあたし。
「……おい?リナ?この人……誰だ?」
あたしたちがいきなり驚いたこともあってか不審がるルークに。
「……あ……あの?リナさん?今あなたたち……いきなり出現しませんでしたか?(汗)」
戸惑いの声を上げているケレスさん。
……そりゃ。
普通の人間がいきなり、部屋に現われたら誰でも驚くだろう。
絶対に(汗)
「ああ、姉ちゃんの力で瞬間移動しただけよ。ルーク、この人はあたしの姉ちゃん。ルナ=インバース」
あたしのその言葉に。
「別名、
そうさらりといって、そのままベットの横にと近寄る姉ちゃん。
その言葉に
『……な゛!?』
当然のことながら言葉を失っているルークとケレスさん。
……まあ、その名前はいざ知らず。
この世界で……まず間違いなく。
伝説ともいわれている。
【
なまじ実力のある剣士や魔道士。
そして……当然のことごとく、神に使えてる人々にとっては絶対に聞いたことがある名前ではある。
……その人物がまさか……あたしの実の姉ちゃんのことだというのは……
……知っている人は…あまりいなひ……
やっぱりというか当然のことながら。
驚いているルークとケレスさんをそのままに。
「ふむ。面白い構成してるわね。この毒。トリカブトと、そしてマンドラゴラと……
あら。少しばかり魔の力も組み込まれてるのね。これ」
何とも、面白そうにそう言い放ち。
そして。
ふと。
ミリーナの側にと寄って手をかざす。
刹那。
一瞬。
淡い光が……暁色の光がミリーナを包んでいき……
「……う…ん……」
「……!ミリーナ!」
光がのいたそこには。
すでに顔色もよく、頬の赤さがもどったミリーナが小さく身じろぎ目を開ける。
そんなミリーナに駆け寄るルーク。
「……ルーク?私は?」
「よかった!ミリーナ!!」
ぎゅっ!
そんなミリーナを抱きしめているルーク。
「……ちょっ!?ルーク!?」
そういいつつも。
……ミリーナの手もルークの背中に回されてるけど。
う~ん。
ミリーナはつまり、ルークが好きだけど、不器用なだけ……っと。
そ~いや、本人も不器用なだけだから。
とかいってたっけ?
そんな二人をしばらく見つめつつ。
「……さて?リナ?分かってるわよね?
この程度の術も解けないなんて?これはしっかりと特訓しなくちゃねv」
にっこりと笑っていうそんな姉ちゃんのその言葉に。
「……はい。覚悟はできておりますです……姉ちゃん……」
ミリーナが助かったのを確認し。
ほっとする間もなく。
まさに、死刑宣告にも等しい言葉が姉ちゃんの口から紡がれる。
そして。
「こら!そこの二人!あんた達も、一緒に、特訓しなさい!」
そういいつつ。
未だに抱き合っている。
とゆ~か、今はもうルークが一方的に……といったほ~がいいものか。
そんなルークとミリーナに声をかけている姉ちゃん。
そして。
「当然?ガウリイさんもやりますわよね?あたしの剣の相手を♡
リナを守るのにそれ以上実力はつけないと……ねぇ?
リナを任されませんわv実力を隠してるままでも。この私に勝てるくらいにならないとv」
……は?
実力を隠してる?
……誰が?
ガウリイが?
……姉ちゃんが?
にこやかに、そんなガウリイに言っているその言葉に首をかしげるあたし。
「たしかに。……お願いできますか?」
「ええvリナの将来の相手ですものv」
ずべしゃ!
「姉ちゃん!!!!誰があたしがガウリイと結婚するって!いったのよぉぉ!?」
あたしの抗議のその声に。
「あらvリナ、私は誰もあんたとガウリイが結婚。とまではいってないわよv」
「言ったも当然じゃないのよぉぉ!//ガウリイが迷惑するじゃない!冗談でも!」
涙をためて抗議の声を上げるあたしに、なぜかあきれたような視線をむけて。
「……もしかして、リナ、気付いてないの?」
「……そのまさかです……」
なぜか溜息ついて言っているガウリイ。
??????
「まあ、オレは諦めるようなことはしませんし♡」
「いっとくけど、私より父さんのほうが手ごわいわよ?」
「いやぁ、あのおっさん……とと。リナの義父さんは知り合いですし」
「らしいわね……」
……へ?
「ガウリイ?父ちゃん……知ってるの?」
初耳である。
「おう、ちょっとリナに出会う前……以前にな」
「……ふぅん」
今は姉ちゃんがいるから聞き出せないから、あとでじっくりとききだしてやろう……
「……えと。……いい加減に放してください!ルーク!」
「あ、すまん。ミリーナ?どこか痛まないか?」
「今はそれより……あ、ありがとうございます……ええと……」
ルークを押しのけてベットから起き上がり、こちらを改めて振り向き。
姉ちゃんの方を向いていってくるミリーナ。
どうやら完全に回復したようである。
…ほっ。
「ルナよ。ルナ=インバース。まあ、ルナでいいわよ。
にこやかに言っているそんな姉ちゃんのその言葉に。
「先ほど、私達も特訓……とかいわれてましたが?」
そういいつつ……ベットから降りて、立ち上がるミリーナ。
…大丈夫なんだろうか?
そんなミリーナのその言葉に対してか、
「え?ああ?そのこと?う~ん、覇王のやつ、あれでも下手に執念深いからね。
特訓はしておくべきよ?それに、そいつのためでもあるかしらね?」
ちらりと、ルークを見ていっている姉ちゃん。
「……俺のため?」
なにやら不審がるルークに。
「そ、あんたの中にいるやつ。彼らに気付かれてるから。」
……いや(汗)
中にいるやつって……姉ちゃん???
「気付いてなかったの?リナ?あんたも?
ルークだったわよね。あんた、その魂の奥底に、あいつがいるわよ?」
……何となく、いやな予感が……
「……あいつっ……って?」
首をかしげるルークに……
……さすがに、相手が
当然だけど。
「あらvあいつといえば決まってるじゃないのよ。
どだだだだ!
今度こそ。
あたしたちは……その場に……床にと盛大にずっこけ……滑り落ち……キスをしていた……
「つまり、あいつのことを気付かれた以上。
あんたの取る道は二つ。一つはこのまま目覚めさせないように死ぬか。
もしくは、それより強くなって精神で押さえ込んで。封印をさらに強化するか♡」
にこやかに、そんなとんでもないことを言っている姉ちゃんの言葉をききつつ。
……あたしは、何となく……
……今、ここで。
あの一瞬に浮かべたシェーラの笑みが……理解できたような気がした。
つまりは。
そういうこと。
ドゥールゴーファで捜していたのは……
ただ、魔族と人間を強制的に合成するのではなく……
その魂に封じられている……魔王の欠片を捜すため。
そして……
あの滅びるその一瞬に。
みつけたのだ。
精神を蝕み破壊する、魔剣を手にしても。
壊されない魂の持ち主。
すなわち、その魂の中に封じられている魔王の欠片を宿している人間……ルークを。
「このままだと、まちがいなく。魔族はあんたを目覚めさせようとする。
それに、少なくとも、リナが冥王を滅ぼしたから。ついでに魔竜王は冥王に滅ぼされてるしね。
今いるのは、北にいるレイ=マグナス=シャブラニグドゥのみ。
この前覚醒したレゾ=シャブラニグドゥは、リナがあの御方の術で滅ぼしたしねぇ?」
にこやかにそう言い放ち。
「赤の竜神の騎士としては、本来なら。
欠片が封印されている人間であるあんたを殺すのが一般的なんでしょうね?
でも私は人間よ?そんなことはしたくないわ。できれば本人の意思で道を選ぶのが普通でしょ?」
にこやかにそう宣言する姉ちゃんに。
顔色を曇らせて、ちらりとミリーナを見ているルーク。
「ルーク、特訓を受けましょう。」
そんなルークに言っているミリーナ。
「な゛!?ミリーナ?!」
「勘違いしてもらっては困ります。あなたが魔王として覚醒されては困るだけです。
あの覇王ですら苦戦したんです。それに、パートナーがいなくなっては困ります。」
いつもの口調に戻っているそんなミリーナのその言葉に。
「おっしゃぁぁ!俺はミリーナのために克服するぜ!」
……何か、違うところで張り切っているルークだし……
……ふつう、もっとおどろかないか?
……自分の中に、魔王がいると分かった時点で??
「で?ガウリイさんはどうします?」
ガウリイのほうをみていっている姉ちゃん。
その台詞に。
「オレはともかく。神族からも魔族からも……
そしてあの金色の姉ちゃんからも、リナを守るためにできることはしたい。
……一生、リナはオレが守るときめた人ですからね」
なぜかにこやかにさらっというガウリイ。
「あああああんたわぁあ!?勘違いするようなことをさらりといわないでよぉ!!?//」
……こらまて。
ど~してあたしの肩に手をおいて、ガウリイの方にぐいっと引き寄せてそんなことをいうかなぁ?
こいつは……
……下手に期待しちゃうじゃないのよ!
そんなガウリイの言葉を聞き。
「じゃ、決まりね?リナ?あんたには、さらなる特訓するからね?
……またあの御方を召喚しないように……ねぇ?リナちゃん♡」
「……はひ…ごめなさはひ……」
……やっぱり、怒ってるよぉ……
あの一件……
ガウリイを助けるために、あれの完全版唱えて……
……あれに体を乗っ取られて召喚したことにぃ(涙)
絶対に確実にばれてる……あぅっ……
「ま、いいわ。とりあえず。後始末はつけるんでしょ?ミリーナさん?それにリナ達も。
今回の騒ぎの一旦のあれに対して?」
姉ちゃんのその言葉に、あたし達は全員顔を見合わせる。
そして……
「……人間風情がっ!」
全員の意見は全て一致。
ついでに、ここにいるのは。
あたし達だけではない。
権力争いしまくっている人達をも連れてきて。
……まあ、素直に説得したら。
ついてきたからよしv
ちょぴっと大神官達の姿が焦げていたりするは気のせい。
うん。
自分達が、魔族の手の上で踊らされていることを知り……
そのまま。
今回の暗殺騒ぎは軽く丸く収まったことを述べておく。
とりあえず、生き証人ならぬ生き魔族を引き連れて。
話し合いの場たるその場に、来ているあたし達。
まあ、あたしとガウリイが受けたのは。
この話し合いの場があるこの日まで、スムーズに何事もなく終らせること。
だったし。
何でも、姉ちゃんは、しばらくこっちにいるとか何とか……
全てが終ったら、あたし達……あたしは当然のことながら。
なぜか……そう、なぜかガウリイも……その……//
で、ミリーナとルークもゼフィーリアに連れ戻って特訓するとかしないとか……
あ……あははは……(汗)
そういや、姉ちゃんは分身の術が使えるのよね……
以前あたしがそれを始めて知ったときには。
姉ちゃんに追いつきたくて、どうにか、自分自身も分身作ってみようとして。
初めて精神離脱をしたという。
何ともほほえましいエピソードがあたしが二歳のころにあったりするが。
まあ、何はともあれ。
……ほんとうでど~してできるのか……不思議だけど……姉ちゃんだしなぁ……
ついでに、ヅェヌィとかいう溶けたステンドグラスのような神官長を殺した張本人…いや、魔族か。
今回のこの騒ぎの扇動者でもあるそれは。
……姉ちゃんが魔力を封じて……
……本当にどうしてんなことが可能なのか……(汗)
我が姉ちゃんながら……あ……あはは……(汗)
とりあえず、セレンティアの教会に引渡した。
で、結果。
今、かなり寺院を含めて荒れている。
というのも四人が四人とも、こぞって神官長の地位を辞退しているがために。
……まあ、魔族の言葉を神の言葉と誤解して。
んで、暗殺者なんかをやとっていたよ~な、聖職者にあるまじき行動をしていた輩である。
別にあたしは何とも思わないが。
ケレス大神官などは。
ミリーナの毒を直させなかった自分は未熟だと。
そういって辞退を申し出た。
その結果。
……未だに後継者の決まらないまま荒れているらしい、ここ、セレンティアの本院。
まあ、何はともあれ……
「さてvびしびししごくからね♡あんた達♡」
なぜかとってぇぇぇもうれしそうな姉ちゃんに連れられて……
あたし達は問答無用でゼフィーリアにと向かうことに……
……ちゃんと、高位の術……覚えよ……
どんなことがあっても、大切な人を……守れるように。
何はともあれ。
あたし達はセレンティアを後にして。
……姉ちゃんに無理やりに……瞬間移動でゼフィーリアにと連行されるのであった……
追伸。
……なぜか母ちゃんと父ちゃんにガウリイが挨拶したあと。
なぜなのか、ガウリイは姉ちゃんと母ちゃんの鶴の一言によって……
……なぜかあたしの部屋で寝起きすることに…あううぅ///
まあ、とりあえず。
そんなこんなで。
……ガウリイの特訓と称して。
七日七晩……連続というか休みなしで。
……すごいことにあの姉ちゃんとの剣の稽古を耐え切ったガウリイ。
……さすがにガウリイが怪我してるときには、心臓が止まるような感覚に捉われたけど……
……で。
今にいたるわけなんだけどぉ~……(汗)
……なんでこうなってるのぉ~!?(汗)
力が抜け切り、もはや、動くことすらままならないあたしをとっても気持ちよさそうにしっかりと……
体を絡みつかせるように密着させて……裸で眠っているガウリイをみて…あたしは汗を流す。
……いや…その…まだ下半身に違和感が///
……ごにょごにょ////
……そう。
いつのまにかガウリイは。
姉ちゃんや母ちゃんの了解を得たとかで……
……なぜか…その……婚約者扱い……というかそ~なってたりするしぃ//
あう///
しかも、しっかりと。
……結婚式の日取りまで決められていたりする今現在。
……ちなみに。
ルークとミリーナは。
今だにあのまま……というか。
未だに姉ちゃんの特訓を受けていたりする……
……合掌……
……あたしが、今後。
一切夜には盗賊いじめができなくなったことは……一応ここに述べておく……
-終り♪ー
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あとがきもどき:
薫:・・・・うーん?(汗)
ラブラブガウリナじゃないぃぃい!!(まてこら!)
・・・ま・・・まあ、リナの一人称・・だからなぁ・・。
・・・いくらガウリイが爆弾発言しようが。
何を言おうが、・・・・気付かないだろうし・・リナなら(笑)
薫:あ、ちなみに設定までv
14巻で毒を受けたミリーナを助けるためにリナが頼ったのは。
ご存知故郷の姉ちゃん、
で、リナに頼まれて。ルナはミリーナの毒を治療。
そーしてヅェヌイを全員で蛸殴りにして。(今回の一連の原因となった魔族)
ルナが魔力を封じてから寺院関係者に引渡し。
ガウリイ・・一目でルナが人間でない(!?)ことに気づいてます。
・・・ま、ガウリイだし・・・。
ちなみに、この話では、ルナもS・・つまりは魔王と同じような形にしてます。
つまり、封印を見守るために力をかつて力を分断した竜神が。
おなじよーに人として転生している・・といった感じに(こらまて!)
違うのは・・分断したとはいえ完全版の竜神が、
人間にと転生しているというだけのこと(こらまて!)
・・で、ゼフィーリアに連れ戻されたリナ達。
ガウリイの実力を試すために、ガウリイとルナは七日七晩連続、休みなしで剣の手合わせ。
・・・で、怪我したガウリイにリナ、真っ青。
・・・ルナもさすがというか少し怪我・・。
・・で、ルナの認めを受けたガウリイは。
リナの家族に晴れてリナの夫として認められることに。
(・・・だが、この時点でまだリナはそれにすら気付いてない)
んでもって。
さすがに、家族の認証ももらっても・・まったく鈍く気付かないリナ。
で、そんなリナと一緒に一つのベットで寝ている毎日・・。
・・・ガウリイ、ついに理性崩壊(笑)
そーして、リナが混乱する間に、いつのまにかなしくずしにそーいう関係に(こらまて!)
ルナの特訓によって目覚めかけようとしていた魔王は。
・・・・・ルナに気付いてまだ眠ってます。
自らの意思で(爆!)
目覚めたときに問答無用で滅ぼされそうだったから(笑)
なので。
おそらくはルークの中の魔王が目覚めることはないでしょう。
後日。
結界がなくなっているのを風の噂で聞いた二人が。
ルナの特訓が終了したあと。
アメリアを通じて外にでてゆく・・。
・・・・とまあ、こんな感じですv
あ、夢にみたやつは、エル様の術にたよったんですけどねv
リナ(そーしてエル様出現?笑)
薫:・・・うーん・・・。40KBでしかも意味なし・・・。
短編だし・・・(あはは・・・)
こんなの、ごみ箱に捨ててくださっても構いませんのです。はい。
でも、考えて打ち込んだからには送りつけます!(こらまて!)
nachmaさんの『非常入口』に(だからまて!)
あ、nachmaさん。迷惑でしょうが。
いらなかったら受け取ってからごみ箱にでも捨ててくださいなv
んでは、意味のない、動乱でしたv
?:・・・・・で?どこか動乱なわけ?♡
薫:・・・って・・エエエエエエル・・さ・・ま!?
-って・・うぎゃぁぁあ!!?
?:――えいvv
・・・・・・グシャ・・・・・。(何かがつぶれる音・・)
謎の美女:それでは、こんな駄文でしたけどv皆様、さようならぁv
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