まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
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望みの果てにみえたもの
「……は?」
おもわず、あたしは目の前にいる評議長の言葉を聞き返す。
少し前、ちょっとしたごたごたがあり、後にしたアトラスシティ。
その町を後にして、そして少し離れた町でのある日のこと。
まあ、このあたりにはそこそこ見入りのある盗賊もいなかったこともあり。
そしてまた、一応こういった旅のさなか、たどり着いた町などに魔道士協会があれば。
一応滞在した、という記帳をする、というのが恒例となっている。
まあ、はっきりいってほとんど守っているもの人なんかはいないけど。
これはこれで記載しておくといいこともあるというものである。
― そう。
たとえば、今のように。
「ですから、ぜひともリナ=インバース殿にこの事件の解決を…」
などといいつつあたしの前でてかてか光るはっきりいってあるかないかの髪をどうにかセットし。
そして少し油ののった、この町の魔道士協会評議長が。
汗をハンカチでぬぐいつつ、あたしにといってくる。
あたしが協会に名前を記載した次の日。
あたしたちが泊まっている宿屋に、協会からの使いのもの。
という人物がやってきて、それでなぜか評議長が食事をおごってくれる。
という話の内容に、思わずあたしは飛びつき。
そして、その食事がおわり、どうやらこれをいいたいがために、
あたしたちを食事にと誘ってきた、というのはまあ一目瞭然なのではあるが。
「どうしてあたしなんですか?」
かなり怪しい依頼ではある。
何しろ、とある村の調査をするだけで、なんと金貨二百枚。
という破格の値段。
はっきりいってけちな魔道士協会が出す金額とは到底思えないが。
「話にききました。リナ殿は先のアトラスの魔道士協会のごたごたも解決されたとか。
― その腕をみこんでですじゃ。無理にとはいいません。
ですが、今までこの一件の依頼をした魔道士などはことごとく行方不明になっておりまして…」
「行方不明!?」
思わずあたしは叫び返す。
「ええ。そうです。実は少し前にちょっとした事件がその村で起こりましてね。
そのときにはどうやら旅のものと旅の傭兵によってその村の事件は解決したものの。
とある問題が残されまして。
で、その問題を解決すべく、領主などから正式にその村に裁きが下る。というときに。
いきなりその村との連絡がつかなくなりまして」
いやあの。
問題が起こってどうしてそこで【裁き】という単語がでてくるのか。
かなり気になるんですけど…。
「私たちも半信半疑なんですけど。ですが、アトラスの一件。あれを耳にいたしまして…
それでその事件を解決されたリナ殿ならば。このたびのことも解決できるかとおもわれまして。
もし引き受けてくださるのであれば、
正式な依頼料にプラスして、私個人からさらに金貨百枚を追加いたします」
「お引き受けしましょうっ!!」
その言葉に即座に返事を返すあたし。
かなりおいしい話である。
よくわからないが、このどけちで有名ともいっても過言ではない魔道士協会が金貨二百枚を出す。
ということも。
そして個人的にも出す、こんなおいしい話に乗らない手はない。
そのあたしの即答にぱあっと目を輝かせる評議長。
「そうですか。それはありがたい」
などといってなぜかふうっ。と息をつきつつ席にと座る評議長。
「で?その村で起こった事件、というのは?」
そういえば肝心なことを聞いてなかったことを思い出し。
デザートに出されたパフェを口に運びつつ問い返す。
「あ、そういえばまだ説明してませんでしたね。
いえ、その村では近年、行方不明者が近くで相次いでおりまして。
そして、ついこの前、それが実は村人が旅人などを襲って殺していた。というのが判明いたしまして」
「な゛!?」
始終、汗をハンカチでぬぐいつつ説明してくる評議長。
思わずその言葉に言葉をあたしは失ってゆく。
「しかも、それが実は魔に脅されてやっていた。という話だったんですよ。
― まあそれが嘘か真実か、でかなりもめたんですが。
― しかし、報告をしてきた旅の人の身元がかなりはっきりしておりましたのでね」
おや?
何かと~ちゃんから聞いた話によく似た話もあるものだ。
などとふとあたしは思うが。
「ともかく、調査をしたところ、確かに。村人は村ぐるみで盗賊まがいのことをしておりました。
そして殺した旅人などの金品などをも奪って村の収入にしていた。
そこまでつかみまして、で、正式に領主より裁きが下る。そんなときに。
その村に調査などにいった魔道士やそして兵士たち、全てのものと連絡がつかなくなりまして。
それ以後、その村にと差し向けたものたちも行方不明。
ロードとしてもこのままでは威信にかかわる。といって。
大規模な調査隊を差し向けたのですが、その調査隊とすらも連絡不能。
これはもしや倒した、と報告をうけた魔がまだいるのでは?という話になりましてな。
-で、先日のアトラスの一件をきき。こうしてリナ殿に依頼をしよう、という話になったわけでして」
そういいつつおそらく一気に離したののどがかわいたのであろう。
お茶を一気に飲み干していたりする評議長だけど。
「― ま、まあ、それは……」
とゆ~か、これって絶対に。
あたしと今一緒に旅しているガウリイと出会う前。
商用でたまたまちかくにやってきてたとーちゃんから聞いた話と瓜二つ。
とゆ~かそのものなんじゃ……
「われわれとしては魔などというものは伝説上のもの。という認識の中で。
リナ殿はアトラスに巣くっていた魔を撃退されたとか、どうとか」
そういってくるその言葉に。
「は、はぁ…まぁ……」
とりあえず言葉を濁しておく。
とゆ~か逃げられたんですけど…あの魔族には。
ま、ガウリイにかなりのダメージを与えられたから、すんなりとはまた出てはこないだろうけど。
「アトラスのごたごたも解決され、そしてロバーズキラーとも名高いリナ殿なら。
なぜ村との連絡がとれなくなったのか、それを見定めていただけると思いまして」
どうやら話によると金貨二百枚。というのは領主より出ているらしい。
…村人が村ぐるみで強盗殺人やってたのを国王に知られたら。
管理能力責任が問われるとか何とかで。
それでどうにかここだけで解決しようとしていたその矢先に。
村と連絡がとれなくなり、賞金をかけて解決しようとしているらしいこのいったいの領主。
まあ上に立つものはとーていそんなところだろうけど。
つ~か、ま、あたしの故郷が特別なんだろうけどさ。
どっかの闘技場にいきなり女王が一般参加で紛れ込んでいたりする。
というのは……。
「いや、しかし引き受けていただけまして、とてもうれしいですわ。
あ、金貨二百枚とブラス百枚は先渡しいたします。
それでこのたびの結果は報告をしていただけましたら。
後は領主がどうにかいたすようですので。
……ちなみに、何があっても当方は責任もちませんがよろしいですかな?」
そういって汗をふきつついってくるその評議長。
「…おひ」
おもわずあたしのつぶやきがもれる。
「それってつまり、死んでも責任もちませんってことですか!?」
「いやですねぇ。リナ殿。殉職者として祭って差し上げ……」
「いらんわぁぁぁぁぁ!」
ほがらかに。
にこやかにいう評議長のその言葉に、当然ながらも、そんなあたしの声が響きゆく。
「……何か本気で殺伐したところね…」
おもわず唖然とする。
「以前はこんなんじゃなかったぞ。ここも」
いくら街道から離れたさぴれた村とはいえ。
はっきりいって街道沿いにも、そして村の近くにすらも。
人影ひとつどころか生き物の姿ひとつすら見えないのはどういうわけか。
あたりを見渡しつついうあたしにそんなことをつぶやいていたりするガウリイ。
「?ガウリイ、きたことあるの?ここ?」
あたしが聞くと。
「ん、まあな」
それだけいってあたりを見渡しているガウリイ。
ま、こいつは旅の傭兵やってたらしいし。
来ていても不思議じゃないか。
「でも、リナ、周り…気づいてるか?……生き物の気配がまったくしないぞ?」
「……へ?」
ガウリイに指摘され。
よくよく耳を澄まし、気配に気を集中させてみれば確かに。
普通は聞こえているであろう虫の声ひとつすらまったく聞こえず。
「しかも、これらの草木…死んでるな。」
そういいつつ剣の鞘であたりにある背高草をつんとつつくガウリイ。
と。
ボロ……
まるで塵とかしてゆくようにと崩れ落ちてゆくその草もどき。
「…いったい何なのよ、まるで無の大地ね」
以前あたしはねーちゃんにつれてかれ、これに似た大地を見たことがあったりするが。
そう、周りには生き物の気配はひとつもなく。
あるのはただ死の匂いのみ。
よくよく見れば野ざらしになっている白い何かが木々や草の間に見えていたりするのは。
おそらくは気のせいではないであろう。
「と、ともかく、問題の村にといってみましょ」
「だな」
とりあえず、村の様子を調べて報告するだけ。
それが今回の依頼内容。
すでに金貨二百枚はもらっているのでそのまま何もせずにいなくなる。
という手も使えるには使えるが、やはり一応は魔道士協会を敵には回したくはない。
それゆえに簡単な調査のみ。
と思って問題の村にとあたしとガウリイはやってきたのであるが。
村に入りまず目についたのは。
ところかしこにとあるどす黒い染みのようなもの。
そして。
いたるところに積み上げられた、何かの塊。
それがいったい何を意味するのか。
いわなくても一目瞭然。
「…悪趣味」
ぽそりとあたしがつぶやくのも道理。
村にある木々はすべてといっていいほどに鋭利に鋭く先を切り取られ。
その木々にと貫かれているのは-明らかに人の体。
そう、まるで俗にいうもずのはやにえならぬ人肉の串刺しどこきに。
「どうやらこの村のはもう人間の気配はないぞ?」
そんな村の中にと入りつぶやくガウリイ。
村にとたどり着いたものの人っ子一人いるはずもなく。
いや、いるはずはないであろう。
そこには肉にと群がる獣やそして小虫の群れ。
家々はおそらく鋭利な何か、まるで爪のような痕を刻み。
かなり派手にと壊されている。
家の中にそのまま、木の槍で貫かれ半分白骨化している、という村人の姿も目についたりする。
だがしかし、確実にこの村を覆う空気の心当たりはあたしにはある。
それは。
― 瘴気。
「…どうやらこの村に魔がいるかもしれない。という魔道士協会の読みはあたってるみたいね」
そうつぶやくあたしのその言葉に。
「うん?何いってんだ?リナ?その魔なら。……もうすぐそこにいるじゃないか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
「……は?」
おもわずきょとんとして言い放つガウリイの言葉に間抜けな声をだすあたし。
次の瞬間には。
ぞくっ。
何か果てしなくいやな予感が突き抜けて。
今たっているその位置をばっと飛びのく。
それと同時に。
ジュッ!
何かの鞭のようなものが飛んでくる音。
……しかも虚空から。
「ってゆ~かっ!もっとはやくにガウリイ!きづいてるんだったらいいなさいよ!」
同時に飛びのいたガウリイに叫ぶあたしに。
「いや、当然リナも気づいてると思ったし」
「わかるかぁぁぁぁ!あれ、どうみても空間の中に解け消えてるでしようがっ!」
「ええっ!?気配でわかるだろ!?」
「それはおのれだけじゃぁぁぁぁあ!」
スパコォン!
う~ん。いい音v
あたしの懐から取り出したスリッパはまともにガウリイの顔面を直撃し。
こぎみいい音を立てていたりするけど。
「ってぇ。リナ、何するんだよ!」
「あんたがわるいんでしょうが!」
そんな会話をしているあたしたちの耳にと。
「……まだ私の邪魔をするものがきたのか……」
そういいつつゆらりと、そこから出てくる一人の人物。
白く長く伸ばした髪と髭が印象深いその男性は、どうみても見た目は初老の男性。
― 見ただけでは。
だがしかし、その体の節々に人の顔がいくつも張り付き。
そして、その顔からは無数に手などが伸びていたり。
というのがなければ、の話ではあるが。
そしてその顔すべてが救いを求めて泣き叫んでいたりする。
うげっ。
かなり直視したくない容姿ではある。
そんないったいいくつ顔をくっつけているのかわからないその老人は。
いきなりあたしとガウリイの目の前にと出現していたりする。
「とりあえずようこそおいでくださいました。私はこの村の村長。カイル=ブニッツ。
この村にお越しいただいたかたがたには。われらの仲間にとなっていただきます」
そういい、その手をすっと伸ばす。
そこから無数にのびてくるまるで何かの植物の弦のような物体が数本。
「ちょっ!?村長!?」
あたしのその叫びに。
「…あんた、魔に魂…うったな?」
低く、それでいてよく通るガウリイの声が響き渡る。
「…村のため。すべては村のためだったのに。
あの魔族ルゾウルが滅び去り、そしてルゾウルに脅されてやっていた人殺しなどの犯罪の数々。
彼らはそれらはすべてこの私、村長である私の責任。などとのたわまり。
私一人にすべての罪を着せて断罪しようとした。……私は悪くない。すべては村のため。
そんなときに……この私に力を与えてくれる方がおられたのだ」
そういいつつ、何となくではあるがきっとガウリイの方をにらんでいる、元自称村長・カイル。
まあ彼が本物のこの村の村長かどうかは別として。
ま、まあ今の話で何となくはわかった。
おそらくはおおかたどこかの力のない下級魔族がこの村の人々を脅して。
で、やらなければ彼らを殺す。とかいって操っていたのだろう。
とーちゃんはそこまでは詳しくは教えてくれなかったがまずは間違いはないはずである。
どうやらやっぱりこの村の名前といい、
あたしがガウリイと出会う前に父ちゃんから聞いた、例の村、のようであるし。
魔は滅んだものの、彼らがやってきた罪は消えるはずもない。
それを父ちゃんはしかるべきところに届け出た。
とかいっていたからおそらくは。
だけども、村人たちはその罪のすべてをおそらくはこの彼一人になすりつけ。
どうにか自分たちの罪から逃れようとしたのであろう。
ま、人間、わが身かわいさにあっさりと他人を裏切ったりするからね。
そんなろくでもないやつ=悪人なのであたしは手加減なんかしないけど。
「ま、あんたがこの村の元村長だか何だかしんないけど。
とにかくあたしはこの村の付近にやってきた人々が行方不明になる。
という一件を調べにきたんだけど。あんたには用事はないわよ」
とりあえず、まあ何となく理由はわかったような気はしなくもないけど。
こ~いったやつに好んでかかわりたい、という人がいたらあたしはお目にかかりたいものである。
そんなあたその言葉に、それはきっとあたしの方を見据え。
そのままふわりと空中にと浮き上がり。
…うげっ。
ポタポタポタ…ズルズルズル……
浮き上がると…まるで何かの内臓のようなものがずるずるとその下より出てるんですけど…
かなりグロテスクきわまりないったら。
「そちらに用事はなくてもこちらにはある!私に力を与えてくれたあの方はおっしゃった!
どんどん力を取り込めば私は元の体とそして永遠の命が約束される!
特に力ある魔道士などはあの方に喜ばれるゆえに。
悪いですけど……あなた方もあの方のために犠牲になってください」
そういいつつ、なぜか間合いをとりつつ。
こちらに言い放ってくる元村長(多分)。
しっかし。
はっきりいってみているほうには目の毒。
といか言いようがない。
というか。
はっきりいって見る気はない。
ぶつぶつぶつ。
こういったやつには何をいってもおそらくは無駄。
とりあえずこの村で何が起こっているのかは調べたことには変わりはない。
あたしはすでに呪文を唱え始めている。
「その男のもつ光の剣!それさえ用心すれば貴様らを取り込むことは可能!」
などといいつつ、触手…と思うけど、多分、しかもその触手が、
ぬるぬる、ねばねばした血がべっとりとついているど~みても、何かの内臓もどき。
ではなければどれだけいいことか…。
どうやらこいつ、ガウリイが光の剣をもっている。
ということを知っているようだけど。
べらべらと何やらいっていたのが運のつきである。
「
ドゴガァァァァン!!!!!
う~ん。絶好調v
何かうだうだいっていたその間にあたしは唱え終わっていた術を解き放つ。
呪文一発。
そのままあたしの目の前は巨大なクレーターと化してゆく。
「…な、なあリナ、身もふたもなくないか?」
唖然としてそういうガウリイに。
「い~のよ。別に村を破壊しちゃだめ。なんていわれてないし」
あっさりきっぱり言い切るあたし。
「ま、確かに…な」
そういいつつ、なぜかクレーターと化した村の跡をみつつつぶやいていたりするガウリイだけど。
何はともあれ。
とりあえず。
村が壊滅したのはどうやら魔に魅入られたらしいとみられるカイルとかいう村長が村を道連れに自爆した。
という報告を次の町の魔道士協会にて報告し。
あたしとガウリイは次なる町にと進みだす。
ま、何はともあれ、終わりよければすべてよしv
このあたりにはめぽしい盗賊いないから、しばらくこの金貨三百枚でよしとしますかv
-終わりv-
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おまけv
「おやおや。どうやらこの村は先にどなたかが壊滅させたようですねぇ」
そういいつつ、にこやかに、クレーターと化した村を歩きつつにこやかにいっている一人の男性。
ガラリ。
そんな彼から歩いていると、瓦礫の中から一人の老人がはいずりだしてくる。
「おや、まだ生きている人間がいましたか」
どうやら先ほどのリナの術を受けて、かなりの怪我はおっているものの。
それでも彼が取り込んでいたあまたの村人の肉体により、
彼本体の直撃は直撃の衝撃とまではいかなかったらしいのだが。
それでも流れ出している血は止まるはずもなく。
「たす…け……」
目の前にいるのが神官服を着ている男性、というのを見て取り助けを懇願するものの。
「邪魔ですねv」
ボシュッ!
コミカルな音をたてて。
そのまま瓦礫より這い出してきたカイルの体はそのまま二つにと裂かれてゆく。
「とりあえず僕のひとつのお仕事はおしまいっと。
いやぁ、人の後始末というか何もしなくていいのは楽ですねぇ。はっはっはっ。
しっかし、ガーヴさんも馬鹿ですよねぇ。こんなちっぽけな村拠点になんてどうにもならないでしょうに。
ま、とりあえず。冥王様に理不尽に頼まれたお仕事はこれでおしまい…っとv」
にこやかな笑みを浮かべ。
そのまま、にこにこと笑みを浮かべた黒い服をまとった神官は。
そのままふいと空間に解け消えてゆく。
彼は知らない。
これが彼女とかかわり始める第一歩だった。
ということを……
――エンドv
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あとがきもどき:
薫:ちなみにノリはSP感覚v
ガウリイ、まったく出番ないですねぇ。
ちなみに説明をば。リナ視点ではわかんないですから。
カイル=ブニッツこの村の村長。
魔族ルゾウルが滅ぼされ、彼らというか村人がやってた強盗殺人。
その罪と責任を一手に負わされた村長。自業自得。
それをうらんでいたその感情に付け入ったのは。使える人材を探していたラーシャート。
彼の力を得て、カイルは半魔族となりはて。
彼ら、つまりは魔竜王の力のたくわえのために。力ある人間などの魂を集めてました。
ちなみに彼はガウリイのことには気づいてます。
ま、ルゾウルを滅ぼした張本人ですから…ガウリイは。
あとどうでもいい追記事項として。報告をした旅人。というのはリナの父ちゃん。
身元がはっきりしている、というのは赤の竜神の騎士の父親だから(笑)
あとゼフィーリア出身、ということもありますけどね。
設定としてリナとガウリイがアトラスの魔道士協会の事件を解決した直後程度の話です。
ではでは、意味のない駄文にお付き合いいただきましてどうもなのですv
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