まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ
こちらは。
平成15年三月にカウンタ、六万を踏まれました、あかねさんのリクエストです。
・・・・・とゆーか、一年もリクエストをほっておいてる私って・・・
いや、ほかのもいろいろと実は二種類、打ち込みかけてるんけどね・・・
このリク内容で・・・どーも長くなりそーなきがひしひしと・・・(おい!
なので、とりあえず。
とある小説からとある日常をリクエストにあてはめます!
リクエスト内容は、ゼロリナで甘く。ということでした。
でも、これ、甘くなってるのかなぁ?・・・・ちなみに。
どうも昔のやつ(つまりは八巻以前に考えてたやつ)を打ち込みする気力にはならないので(まて
やっぱ王道の一応ガウリナ。
・・・・なんですけど・・・・。
こーいうのも、ほのぼの、というのでこらえてくださいな(おいこらまて!
それでは、大変に遅くなりましたが・・・・
―― 本当よねぇ・・・・
・・・・・・・・ぎくっ。どこかでかなり聞きたくない声が・・・何はともあれ、いくのです!
あかねさん、意味のない小説ですがうけとってやってくださいな。
それでは。
(というか一年も前の覚えてないでしょうが・・・・汗)
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心のありか
「…むぅ~……」
いいつつ、顔を膨らませている一人の少女。
見た目の年齢は、十五かそこら。
だがしかし、はっと目を見張るほどの容姿というか気配をまとっている。
「おやおや、リナさん、まぁぁたいらっしゃったんですか?」
見知った気配に思わず苦笑するが。
「これはまた、またかなりカウリィさんと喧嘩をしましたねぇ~」
いいつつ、累々とそこに横たわる、精神世界面においての部下たち…否、元部下たち。
といったほうがいいのであろうか。
運がいいものは、いまだにその本体の原型をとどめているが。
「だって!きいてよ!あいつったら、いうにことかいて!
『リナが一人で行動したら危険だ!』とかいうのよ!それはあいつにもいえるのにぃぃぃぃい!」
そんな少女の叫びと同時に。
そのあたりの空間そのものが軋むような音をたて。
いや、事実、軋み、それでいて綻びなどができているのだが。
そんな栗色の髪の少女…いや、実際には『少女』という言葉は当てはまらない。
何しろ、彼女は、この宇宙という広大な空間の核でもある片割れの一人。
人、といってもいいものかどうか。
それすらも怪しいが。
それをいうならば、そんな少女…リナに話しかけているこの人物。
真っ黒い全身をびっちりと覆った上下の服を着こなし。
襟首などには金色の何らかの文字の刺繍がほどこされ。
なぜかその腰には、小さな小さな、錫杖のようなものをさしている。
これは、『彼』がそれを使うときにはそれなりの大きさになるのだが。
「ですけど、カウリィさんの心配も当然と思いますよ?」
……最も。
だから僕は面白い…とと、楽しませてもらってますけどね。
そんなことを『彼』は思いつつ。
ぶつぶつと文句をいいつつ、おそらくは、というかいつものこと。
ストレス解消にこの次元…というか、この世界、というよりは、惑星に住まう存在たちの中で。
一般に『悪』といわれているものたちのアジトを急襲し。
没収した様々な生物のいうところの『お宝』なるものを検品していたりする。
「??ど~いう意味よ?ゼロス?」
そんな彼の言葉に首をかしげつつ問いかける、リナ、と呼ばれたその少女。
「…ですから、リナさん…僕の名前はゼフィロスです…(汗)」
「いいの!あたしがそ~決めたんだから!だって呼びにくいんだもん。その名前。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
……結局、このまま僕の呼び方こ~なんですかねぇ?
…まあ、いいですけど……
とりあえず心の中でそんなことをおもいつつ、今のリナに対する言葉に突っ込みをいれているのだが。
「ではちょっと聞きますけど。その姿で、新たに創造した世界とかに降臨されて、何かありませんでした?」
にこにこと、そんなリナに対して問いかける。
「?別に?何か、よくわかんないけど、飛び掛ってきたりするヤツラいるけど。
そういうやつは、エルお母様がおっしゃってるように。エルお母様とお揃いの大鎌で切り刻んでるし」
いや、ですから。
その【飛び掛ってる輩】その理由が一番カウリィさんが心配していることなんですけど…
思わず心で突っ込むが。
「?それがどうかしたの?そ~いや。
そんな世界って、何でかすこししたら、せっかく創った世界なのになぜか滅んで戻ってきてるっけ??」
「・・・・・・・・・・・・・・」
本気でリナさん……わかってないですねぇ……これは。
まあ、だから僕は横からみてたら面白いんですけど♡
などと思っている、ゼロス、と呼ばれた、本来の名前をゼフィロスというのにもかかわらず。
リナという【存在】に勝手に名前を変えられている彼。
はっきりいって、彼からしたら面白い、というか、見ていて飽きない。
というのが本音。
彼ら二人のことは生まれた、というより創り出されたときからよく知っている。
そもそも、ここの空間たる空間の核として作り出された二つの魂。
そんな二人のためにと、ここの空間を生み出したすべてなる母が、
二人のためにと生み出したのが、ほかでもない、彼を含む数名。
自分の存在の意味は、あの二人の【友人】となること。
そう、自分たちは創造された。
「??ゼロス?何考えてるの?」
さすがのリナこと、この空間の核でもある。
リナスレイヤー=トゥエル=ウル=ナイトメア。
この空間そのものの、再生と破滅、創造と破壊、虚無と有をつかさどっている。
対して、彼女【リナ】が今文句を言っている存在はといえば。
リナと同じく、というか彼女と対となっている存在。
カウリィ=ルシフェル=ウル=ナイトメア。
兄、妹、として、対となる存在となるように創られたこの二人。
だがしかし、兄、妹、というのはあまり当てはまらないかもしれない。
ただ、彼女たちを作り出したすべてなる母がそのように面倒…
もとい、手っ取り早く説明するためにそういっているのだからして。
ちなみに、リナスと異なり、カウリィのほうは。
希望と絶望、誕生と滅び、光と闇をつかさどっている。
リナスとカウリィ。
この二人を一つとみなし、この空間の【虚無を司りし存在たち】という称号を。
かの、彼らを創りだせし母から彼女たちはいただいている。
このリナス、そんな存在であるからにしろ。
普通は、この空間内に存在するすべての【生命】の感情などを読み取ることなどはたやすいこと。
…のはずなのだが。
いかんせん、リナ自身が何というか…あることにかなり疎く。
それに対しての【想い・感情】といったものを読み取れない、という部分を持っている。
「…リナさん♡僕としては面白いからいいですけど♡
早くすべてのことを読み取れるようになりましょうね♡
そうしたら、世界が消滅するのも少なくなりますよ♡」
彼は知っている。
それはリナだけが知らないこと。
というか、今の今まで気づいていない、というのはかなり尊敬に値するのだが…
リナスにちょっかい…というか、いわゆる【恋愛感情】もしくは【邪な感情&想い】を抱いた存在は。
問答無用でカウリィが影も形も残さずに滅ぼし、滅している、というその事実を。
「??どういう意味?」
このあたりは昔とちっとも変わりませんねぇ。
彼にとってリナは、いや、リナスは。
確かに、すべてなる母に彼女たちの友人となるように作られた命だからとはいえ。
個性豊かなリナスとカウリィに付き合っていると。
恋愛、などとは違う感情が芽生えてくるのもまた然り。
きょんと首をかしげるそんなリナに苦笑し。
そして、ふと。
リナの後ろをみて苦笑する。
「ほら、リナさん、お迎えですよ♡」
すざましいまでの殺気を向けられつつも平然とにこにこしつつ。
にこやかに笑みを浮かべてリナの真後ろをすっと指で指し示す。
「?迎え?って!?ルー!?何で!?」
きょんとしつつ、リナが後ろを振り向くと。
そこにはいや、というほどに見覚えのある金の髪。
「…リナ、またゼフィロスのところなんかにきて……」
低い、低いまでのその声が辺りにと響き渡る。
その声だけで消滅している存在も多々といるにもかかわらず。
そんな二人の様子をにこにこしつつ眺めているゼフィロス。
「カウリィさん、そういうことをいうものじゃありませんよ。
これもリナさんの一種のストレス解消なんですから♡
ちなみに、彼女のおかげで物質世界などに犯罪がはびこる、というのがなくて、
そちらの【闇】の部分を担当している部下が。面白いことに嘆いてますし♡
僕としてはかまいませんよ♡」
…普通、自らが統治する世界で、思うように【与えられた仕事】がはかどらない。
というのは、面白い、と表現すべきところなのかどうか…
「…いっとくが、いくらゼフィロスでも…わかってるだろうな?」
その冷たいまでのはっきりいって常識から考えれば間違いなく消滅、
もしくは完全に滅びてしまうような、そんな殺気をうけつつも。
「あはははは♡僕は命がおしいですから♡と
いうか、カウリィさんとリナさん、からかってたら面白いんですよ♡
やっぱりこの世に正を受けたからには人生楽しまないと♡」
にこやかに、そんな殺気を飛ばしている『カウリィ』と呼ばれている青年に対し。
あっさり微笑みつつもその殺気をやりすごしているゼフィロス。
「???からかう?何を?」
そんな彼の言葉に本気で理解不明で首をかしげているリナ。
―― 本当にあきませんよねぇ。
この二人。
二人の間をいろいろと引っ掻き回して遊ぶのも結構これがハマルんですよねぇ。
あはははは♡
などと思っているゼフィロスではあるが。
ある意味、無謀もの、といったほうがいいのかもしれない。
カウリィの金の髪が一瞬、その気配を虚無にと近づけてゆくが。
「そういえば、ここに来る前、リナさん確かレティスさんのところにいってましたねぇ♡
お茶会のお誘い、受けられるんですか?
あれって、話したいことがあるから二人っきりで。とかレティスさんおっしゃってましたけど♡」
にこやかなまでに。
何気なく話題をさらっと変えているゼフィロス。
「何!?」
すっと、その言葉と同時にカウリィの声に怒りの響きが含まれる。
「???ルー?とゆ~かカウリィ?ど~したの?」
「リナ、一人でなんていくんじゃないぞ!」
「だからぁぁあ!ど~してそんな子供あつかい、あんたはいつもするのよぉぉぉお!」
がしっとリナの肩をつかんでそう言い放つカウリィの言葉に。
その手を思いっきりしぱき、抗議の声を上げているリナ。
― う~ん。やっぱり、面白いですよねぇ♡リナさんとカウリィさん♡
そんな二人の様子をにこやかにまったく止めもせずに見ているゼフィロス。
いまだに平行線、というか、理解してないがゆえに、リナが勝手に勘違いをしている。
というのがわかっていながらも。
そんな二人をにこやかなまでに眺めているゼフィロス。
「……やっぱり、誕生した以上、正を満喫しないと損ですからねv」
一人、そんな二人をみつつほくそえんでいるゼフィロス。
かなりいい性格の持ち主である…
彼はこのように。
自分に危害が及びそうになったらさらりと話題をかえ。
ほかの世界を巻き込んでゆく、という性格の持ち主なのであるが。
だがしかし。
話しやすい、というのは、昔からリナは思っていることでもあり。
結果として、何かあれば、リナはいつもゼフィロスのところにきては愚痴をいい。
それをカウリィが追いかけてくる。
というバターンを毎回、毎回繰り返しているのである。
彼……ゼフィロスのそんな心のありかを知っているのは。
今のところ、すべてなる母のみ…
今日もまたいつもの日常が繰り返されてゆく…
-終わりv-
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あとがきもどき:
薫:えっと。
甘甘でゼロリナ。とうけたのですが・・・・
頭の中でガウリナが定着しまっている八巻以後(しかも十五巻で完全定着)の今では。
ガウリナ←ゼロス。といった感じになってしまいます(こらこら!
ちなみに。
リナ、このときのカウリィ(ガウリイ)に対しては。
そういった感情、もってません。というかそばにいて当たり前なので。
で、話しやすいゼロスのとろこにほいほいと出かけては。
その途中でいろんな場所によって、んで【狙われ】て。
リナ追いかけてきたカウリィのとぱっちりが自分にむかいそうになったら。
それらをカウリィに暴露しては自分への火の粉を払っているゼロス君です(笑
・・・・・・・・といっても。
この番外編、というか、【見果てぬ夢】に行く前に。
そのとばっちり、とーとーゼロスにも降りかかるのですがねぇ・・・自業自得(まてまてまて!
でも、それらが面白かったエル様が。
あの世界に彼を転生させるとゆー(笑
そんなかんじですね。
何はともあれ。
リクなってないです!(自覚あり!
とりあえず、これでリクエストの小説、ということで・・・・・
(ダークなゼロリナあるけど・・・あれはちと・・・汗)
とりあえず。
意味のない見果てぬ夢の番外編もどきをリクエストに当てはめた愚かな薫でした。
んではでは。またいつか・・・・・
2004年2月8日某日
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