まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。
ちなみに設定としては。
これ、リナス&カウリィ(見果てぬ夢の設定)となってますので。
リナとガウリイの設定は(笑!
まあ、それを踏まえて・・・・どうぞなのですv(だからまて!!
当然!!!!ガウリナです!!!ええ!(爆!!
#####################################永遠の邂逅 ~長旅の帰路~
ざざぁぁぁん。
海独特のにおいと波の音が、耳にととどいてくる。
ふと目がさめる。
「うん?おきたか?ガウリイ?」
いいつつ、横で、なにやらそんなことを言ってくるとある男性。
というか…
オレ、父さんに似なくてよかった…
などと横にいる男性をちらりとみつつそんなことを思っている見た目はっきりいって、女の子。
といっても間違いなく通るほどの整った顔立ち、金色の長い髪。
そして、碧い瞳。
女の子の服をきせればはっきりいって間違いなく女の子で十分通る。
つうか。
何でここでは、このフィルがオレの父親なんだ?
などとそんなことを思っているこの少年。
年のころならば六歳程度。
その腰の辺りまである、ストレートで癖のないまっすぐな髪が、
ベットから起き上がると同時にさらりとゆれる。
まあ、まず間違いなく。
ガウリイ、と呼ばれたこの少年と。
父親、と当人もが言っていたこの男性が並んで歩いていても間違いなく親子には見られない。
どちらかといえば、どこかの人攫いがどこかのおじょうちゃんを誘拐している最中か。
または犯罪がらみ。
といったところにしか第三者の目からは間違いなく映らないであろう…
「あ、フィル父さん。」
子供のころは、フィルさん。
と呼んでいたのだが。
あまりに、人攫いと勘違い、または犯罪がらみと勘違いされることが多発するので。
しかたなく、父さん。
と呼んでいるこの少年…ガウリイ。
「どうした?何か夢でもみたか?どうせまた、リナ殿の夢であろう。がっはっはっ!」
笑いつつもガウリイの背中をばんばんたたくその様子はまさに豪快そのもの。
「あ…いや、それはそうと。いつ、つくの?」
とりあえず、小難しいことは考えないでおくことにする。
何しろ、ようやく、二年ぶりにあえるのである。
彼女に。
「おお、もうすぐつくはずだぞ。それより。ガウリイ。
もう、この船ともお別れなんだから、皆さんにきちんと挨拶をしてきなさい」
ぐしゃ。
頭をなでつつ、ガウリイにと諭すようにいっているのは。
このガウリイ少年の父親でもある、フィル。
「あ。は~い」
彼は物心ついたころから。
というか、産まれたときから記憶がある。
それはそれで、どうか、とも思うのだが。
つーか…あのひとたちがまた何かやってる。
というのはわかりきってるしな…
などと、どこかで半分、あきらめ、または流されているガウリイ少年。
そのまま。
ストン。
寝ていたベットから降り。
そのまま、彼らが寝ていた部屋を後にし甲板にと出てゆくガウリイの姿。
素直にいうことをきいて外にでてゆくガウリイをみつつ。
「マルガレータ。おぬしとわしの息子は素直に育っているぞ…」
そんなことをつぶやきつつ。
船の中のとある一室の窓から。
しばし、窓の外の海面上をながめつつ、一人、自分の思い出に浸るフィルの姿が。
その場にて見受けられてゆく。
カァ!
雲ひとつない青空。
澄み切った海独特のにおいを含んだ塩の匂いのする風。
それが、なつかしい、彼女の匂いとあいまって。
「ようやく戻ってきたな…」
それでなくても気が気でない。
まあ、毎晩のように、精神だけ飛ばして、彼女と会話をしていたが。
問題は…当人がそれを覚えているか、否か、である。
「何しろ、リナ、夢とか寝つきいいから、覚えてないからなぁ…」
はぁぁぁぁぁ~…
彼のため息は、今に始まったことではない。
それは、古の昔から…
「…というか、オレの記憶ですら、かなりセーブがかかってるからな…
本気で何をたくらんでいるんだ?母上たちは……(汗)ま、リナがいるんだったら、別にいっか♪」
少しばかり不安にも思うが。
彼、ガウリイにとって、一番大事なのは。
彼女がきちんとそこにいるか、いないか。
その二点だけでしかない。
「確か…以前は…あれ?忘れた」
確か、前にも数回。
この世界に二人が出てきたことがあったはず。
それは覚えているのだが……
その肝心の内容はきれいさっぱりと忘れている、というか思い出せない。
「ま、いっか。とにかく、リナ!まってろよぉぉぉお!」
何しろ、自力で肉体的な移動ができない。
というのが、かなりくやしいが。
どうやらできないように何かがなっているらしい。
それもそれで、寂しいことこの上ないが。
だが、それでも。
自力で、彼女に会いたいがためだけに。
精神離脱…いわゆる幽体離脱をしてまで。
毎晩のように彼女に会いに行っている彼、ガウリイの精神力には。
ある意味、関心するところがある、といえるであろう…
ゆっくりと見えてきた大陸に向かい。
「リナぁぁぁあ!今あいにいくぞぉぉぉぉ!」
などと叫んでいる、金色のきれいな髪をしている少年の言葉が。
船上と、そして広い海原にと響き渡ってゆくのであった…
-続くー
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あとがきもどき:
薫:まず、ミッション0なもので。
短めです。というか、たったの10KB(笑
さて・・・・続けて、次いくか(かなりまて!
2004年3月28日某日・・・
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