メフィの性格、かなり変わってます。
ま、所詮はパロディさv(こらこらこら)
まあ、地がでてくるのは、あちらに戻ってから・・・ということで、はい(笑

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    永遠の邂逅  ~いざゆかん、妖精の村?~


「しかし、何よねぇ。ゼルも大変よねぇ。」
などといいつつ、いつものように。
城を抜け出し、ここ、サンタローズの村にとやってきているゼルガディス。
まあ、近く、というものあるにしろ。
よく城下から出るのが許されている、と疑問に思うものもいるかとも思うが。
何のことはない。
子供だけでは、村と城の間にと流れている川。
そこを通じる道が常に見張りをたてて、子供たちだけでは通らせてはもらえないがゆえに。
近くにある森の木々などを使い、自分たち専用の実は船などをつくっているこの三人。
といっても、リナが船があったほうが、運ぶのが楽。
という言葉をうけて、ガウリイがほぼ一人で船をつくり。
中身の内装などはゼルガディスが手がけたのだが。
それにブラス、リナが出来上がった船にちょっとした術を施し。
ちょっとした旅くらいならばできる程度の船が出来上がっていたりする。
普段は幻術で森の中にと隠しているので、大人たちには気づかれてはいない。
「…そう思うんだったら少しは自重しろ…」
思わず深くため息をついてしまうのも仕方がないであろう。
「まあまあ、いいじゃないか。ゼル。人が多いほうが、リナの懐に入る金額も多くなることだし。
  そうしたら、リナが喜ぶしな♪」
そんなため息をついているゼルガディスにとむかい、にこやかにといっているガウリイ。
「だからって、毎回、毎回!人を荷物運びに連れ出すな!」
何やらにこやかにそんなことをいっているガウリイと、ほくほくしつつ。
あまりめぼしくない品物を売り払い、
手にいれた金額をほくほくと勘定しているリナにと言い放っているこのゼルガディス。
まあ、当然の反応、といえば反応なのであろうが。
「まあまあ、ゼルちゃん、今からそんな細かいこと気にしてたら、はげるわよv」
そんなゼルガディスにとむかい、にっこりと微笑むリナの言葉に。
「誰がはげだ!誰が!」
思わず言い返しているゼルガディス。
「と、とにかく、俺はもう帰るぞ…」
再び幾度目ともわからないため息をはきつつ。
このままリナと話していても疲れるだけだし、
それに、ガウリイの殺気を延々と受けるのはごめんだからな。
そんなことを思いつつ、その場から立ち去りかけようとしているゼルガディス。
何しろリナと話しているだけで、無言の殺気がガウリイが冷たいマデのオーラとともに、
ゼルガディスにと向けられているのだ。
それに気づいていないリナもリナであるのだが。
そう、ゼルガディスのみにわかるようにガウリイが殺気をむけているのである。
ため息をつき下を向き、あきらめにもにた境地でその場をたちさろうとする。
が。下を向いていたがゆえに、思わず前方不注意になっていたのは、
彼にとっては珍しいこと。


ゼルガディスが少し歩き、とある民家の横にと差し掛かったその直後。
ドッン!
何かとぶつかる音と。
そして。
「いったぁぁぁぁぁ!というかこの鈍感!どこを見てあるいているのよ!?」
何やら聞きなれない声がゼルガディスの耳にと届いてくる。
「…ん?…何なんだ?あんたは?」
思わず、今自分がぶつかった人物をみて、目を丸くする。
そこには。
姿が透けている一人の少女。
それだけでも驚くのに、なぜかその目立つとがった耳。
「…あんたは?」
思わず目を見開きつつ問いかけるが。
「あのねぇ。人にぶつかってて、あやまりもしないわけ?」
そういいつつも、服をかるくはたいているその少女に。
「あ、ああ、すまなかった。怪我はないか?それで…あんたは、まさか…」
このような特徴的な耳をしているのは、まさか。
そんなことを思いつつ、問いかけるゼルガディスではあるが。
「ゼル?どうかしたの?…って、あれぇ?珍しい。どうして人間の村にエルフがいるの?」
そこで、ゼルガディスと話しているその少女の姿をみて。
目をきょんと丸くして問いかけているリナ。
そしてまた。
「どうしたんだ?リナ?ゼル?…って、何だ、エルフか?珍しいな、こんな場所であうなんて。」
などとその姿をみてもまったく驚くこともなく、そんなことをいっているガウリイ。
「どうもこうも、今、この人が…って、あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
さらに文句をいいかけて。
思わず叫んでいるその少女。
だがしかし。
周りにいる大人たちはどうやら、彼女の声が聞こえないらしく。
何もなかったかのように道をあるいていたりする。
事実、彼女の姿と声はここにいる、三人の子供たちにしか見えてもおらずに聞こえてもいない。
「?どうかしたの?というか、姿が透けてるし?人間界だから?」
首をかしげるリナに。
「というか、まだ彼女があまり力をもっていないエルフだからじゃないのか?
  ある程度の力もってたら、人間界でもきちんと体、誰にでも見るようにできるはずだぞ?」
そんなリナの言葉にぽつり、とつぶやいているガウリイ。
「あら、ガウリイの割りには物知りじゃない。どうせ大方、うちの姉ちゃんあたりに入れ知恵されたんでしょうけど。」
ガウリイがまともなことをいったので思わず突っ込みをいれているリナ。
「あ、あの!?あなたたち、私の姿がみえるの!?聞こえるの!?声が!?」
文句を言いかけようとするが、だがしかし。
そのことにようやく気づき、思わず叫んでいるこの少女。
「というか、見えてるけど?」
「姿は何か透けてるがな。」
そんなエルフ、と呼んでいる少女の声にうなづいているリナとゼルガディス。
「で?何でエルフがこんなところに?」
とりあえず、問いかけているガウリイのその言葉に。
「エルフ、エルフいわないでよ!私にはちゃんとした、メンフィス、という名前があるんだから!
  でも、よかったわ。誰も私の姿に気づいてくれなかったのよ。
  ちょうどいいわ!あなたたちで!力を貸してくれないかしら?」
にこやかに、何やらいってきているメンフィス、と名乗っているそんなエルフの言葉に。
「力って?」
きょん、として首をかしげているリナ。
「今、私たち妖精の国がビンチなのよ。といっても、こっちの人間界にもかかわりあるし。
  とりあえず、長のポワン様に詳しい話をきいてくれないかしら?」
などと一人勝手に話をすすめているこのメンフィス。
「でも、ねぇ。ただで、というのは…」
何やらしぶるリナに対して。
「まあ、そのあたりはポワン様にかけあったら、何かくれるかもしれないけど?
  とりあえず、私は人間界で人間の戦士をつれてきて。と頼まれて。
  なのに、誰も私の姿がみえないようだし、声も聞こえないようだし。
  中には勘のいい人間は気配くらいは捉えてたりするけど。
  あまりに気づかれないから、ちょっと品物とか隠したり、人の家のご飯とか食べたりして、
  存在アビールしてたけど、誰も今まで気づいてくれなかったのよね。」
などとしみじみとつぶやくようにいっているそんなメンフィスというエルフの少女の言葉に。
「いや、それはちょっと問題じゃないのか?」
などと、思わず突っ込みをいれているゼルガディス。
「うーん、ま、いいわ。あ、でもあまり遠出したら、姉ちゃんにどやされるし。
  でも、たしか、妖精の国に通じてる森、というのは。
  確かサイラーグの東の森にある、っていうんじゃなかったっけ?」
そのあたりの知識はルナより叩き込まれているがゆえに。
まだ四歳、であるというのに下手な大人よりも詳しいリナ。
そんなリナの言葉に。
「ああ、それなら大丈夫。ポワン様からすぐにでも妖精の国にいける術。
   教わってるから。どうかしら?妖精の国にきたら、いろんな経験とかできるとおもうんだけど。
   当然お礼はきちんとするわ。だから、一緒にきてほしいの。」
いいつつも、ぐいぐいと半ば強引に、リナの手を引っ張っているメンフィス。
人見知りするのなら、半ば強引に物事を進めればいい。
それか高飛車にでることね。
かつて、彼女がとある少女より聞いたせりふ。
それがあるからして、今の彼女があったりする。
「うーん、ま、確かに。暇だしいいわよ。というわけで、今から妖精の国に行くこと決定!
   とうぜん、ガウリイもゼルもくるわよね?」
にっこりいいつつも、なぜにその手に光の球を出現させつつ言っているのか。
「…だぁぁ!リナ、こんな村の中でそれを使うやつがあるか!わかった!わかったから、それをしまってくれ!」
などと顔色もわるく叫んでいるゼルガディスに。
「オレはリナとなら、どこにでもいくぞ♪」
などといいつつ、にこやかにそんなことをいっているガウリイ。
そんな彼らの言葉をきき、にっこりと微笑み。
「なら、決まりね。そうね。ここだと、何だから。そだ。
  確かこの村には地下室がある家があったわよね。用意ができたら、そこにきて。それじゃ!」
などと言い放ち、その場から駆け出してゆくエルフのメンフィス、となのったその少女。
見た目の年齢は六歳か七歳程度。
ガウリイたちよりも少し年上か?
という程度であるのだが。
だがしかし、エルフの年齢は見た目とは異なる。
というか成長速度が人間のそれとは異なるために。
人の見た目の年齢どおりの命をうけている時間が同じ、とは限らない。
立ち去ってゆくそんなメンフィスの姿をみつつ。
「なあ?リナ?地下室がある家って…あったっけ?」
のほほんとリナに問いかけているガウリイ。
「この、クラゲぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!地下室がある家っていったら、あんたの家しかないでしょうがぁぁぁぁ!」
すばこぉぉん!
ガウリイの言葉に即座にリナのスリッパ攻撃が炸裂する。
そして。
「…何でこうなるんだ?…まったく…」
はぁ~…
一人、そんな彼らの横でため息をついているゼルガディス。
だがしかし、リナに一緒にこい、といわれて、断れば。
どのような目にあうのかは、身にしみてわかっている。
だからといって、一緒にいけば、ガウリイが痛いほどの殺気を自分に向けてくる。
ということも。
そして、もしリナのいうことをきかなかったら、リナを悲しませた。
とかいい、ガウリイに理不尽な攻撃を仕掛けられる、ということも。
ならば、自分がとる手段は…答えは…
はっきりいって、ゼルガディスにはひとつの選択肢しか残されては…いない。


サンタローズの村。
そこは、確かに山間のふもとにある、小さな村であるが。
平和にたいていは畑などを耕し、それらを売り、自給自足の生活を送っている。
村に一件しかない宿屋に。
山の壁を利用して作られた洞窟の中の道具や。
そして、村にある教会と。
それ以外はほとんどは一般の人々の住処。
そして、そんな中に。
少し村の中心地から外れた、裏手が森にとすこしかかっているその場所に。
ガウリイがすんでいる家がある。
とりあえず、リナの荷物をリナの家にと持って帰り。
そして、出かける準備をして、ガウリイの家にとやってきているこの三人。
「あ、きてくれたのね!それじゃ、急ぐとしましょ!」
ガウリイたちが地下室にと入ってくるのをみて、そんなことをいい、
とりあえず、面倒なことはとっととすましましょう。
そんなことを思いつつ、懐から何やら取り出し。
そして、その笛らしきものを吹いてゆく。
と。
すぅぅぅぅぅぅ・・・・
地下室の何もない空間にと出現する、光の階段。
「ほぉぅ、これはすごいな。」
それに思わず関心した声を上げるゼルガディスに。
「さ、これを上ればすぐに妖精の国よ。いきましょ!」
「だっ。さっ。いきましょ!妖精の国なら、変わったものとかもかなりはるはずだし!しっかりと稼ぐわよ!」
何やら子供にあるまじきような台詞をいっているリナ。
とりあえず、寒いから。
といって、リナが今来ているのは、光のドレスに毛皮のフード。
それにプラス。
その背にはマントなどを羽織り、ちょっとした暖房の術がマントの中にとかけられていたりする。
まあ、いつものように厚着をしていない、というだけ、動きやすいのではあるが…
そして、子供用にと改造してある、誘惑の剣。
普通は長剣なのであるが、短剣仕様にと仕上がっている。
もっとも、それは市販されているものではなく。
リナの実の母であり、表向きには姉となっているルナの手が入っているもの。
「さっ!新たな冒険の地にレッツゴー!」
一人はしゃぎつつ。
そして。
「と、いうわけで、ガウリイ。先にいってね♪
 万が一、この光の階段、上れなかったりして落ちたりしたらいけないし。
 というわけで、きちんと足場を確認してね♪」
にっこりと、横にいるガウリイにと微笑みかけているリナ。
「なら、リナ?不安なら手をつないでいってやろうか?」
にっこりとそんなリナに微笑みかけていうガウリイに。
「な゛な゛な゛!?何馬鹿なこといってないで、とっとといけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
どごっ!
女の子にあるまじき、なぜかそのまま、ガウリイの背中を足蹴りにしているリナ。
「ちょっと!何ぐずぐずしてるのよ!はやくしてよね!」
そんな彼らをみつつも、メンフィスが声を上げていたりするのだが。
「ほら、ガウリイがぐずぐずするから。」
などという会話をかわしながらも。
彼らは、地下室にと出現した、光の階段をそのまま上ってゆく。
本来ならば、そのまま上れば天井に突き当たるはずであるのに。
この階段は、次元の違う、といっても、物質世界面と表裏一体にとある、
精神世界面。
そこに作られている妖精の国にとつながっているがゆえに。
天井などにぶつかる問題はまったくない。
そのまま、彼ら三人の姿は光につつまれ。
やがて、彼らが階段を上りきると同時に。
光の階段もはじめからそこに何もなかったかのようにと掻き消えてゆく。

「うん?何か人の話し声がしたとおもったんじゃが???」
彼らが階段を上りきると同時に。
地下室にと入ってきているフィリオネル。
「気のせいかのぉ?まあよい、それよりは…」
今自分がしなくてはいけないのは。
手にいれたあれを何としても、それを悪用しようとするものたちから隠すこと。
そしてまた。
「しかし、どんどん魔物も強くなってきたのぉ。昔ならば。
   わしの誠意ある説得でたいがいはつうじておったのに…」
などとつぶやきつつも、地下室から再びでてゆくフィリオネル。




「リナ、リナ。リナ。」
うーん。
何よ。
「リナ!」
名前を呼ばれ、ゆっくりと目をあける。
「何よ?ガウリイ…って、あれ?」
いつのまに気絶していたのか。
今自分がいるのは、どうやらどこかの花畑の中。
みれば、周りにあるのは、どうやら、蓮の花が咲き乱れる、湖らしき場所。
そんな中の小さな小島らしき場所に咲き乱れている花々。
「どうやらついたみたいだぞ。」
そういいつつも、リナの手をとり、横になっているリナを起こしているガウリイ。
「へー。ここが妖精の国…。前、姉ちゃんと一緒にいった妖精城とは違うのねぇ。」
何やらそんなことをつぶやいているリナではあるが。
「とりあえず、この奥にこの村の長のポワン、という人物がいるらしいから。
  そこにいってくれ、とのことらしいぞ?」
一人、そこに突っ立っているゼルガディスがぼつりという。
確かに、うわさや話では聞いてはいたが。
妖精の国の村がこのような場所だとは。
などと内心少しばかり驚きつつ。
何しろ、通常では考えられないくらいにきれいなのである。
雪景色に染まっている、蓮の花々。
そしてまた。
目の前にある、大樹には。
水なのか、クリスタルなのかわからないような、透き通った、それでいて、中身の見えない、
不思議な建物らしきものが。
見るものすべてが新鮮で、それでいて、現実とは思えないほどのすばらしさ。
しばし、その風景に見とれてしまっても、それは仕方のないこと。
「うーん、次元移動の際のショックでちょっと気を失ったみたいね。あれって体に負担かかるからねぇ。
  よっし。とりあえず、依頼があるとか何とかいってた、そのポワンさん。
  とかいう人のところにいってみましょう!」
元気よく立ち上がり、何やらきっぱりと言い切っているリナ。
「おーい、リナ。何か疲れたらいえよ?いつでもおぶってやるからな。」
「つうか、んな恥ずかしいことできるか!」
ガウリイの言葉を一言のうちに却下し
そのまま、すたすたと、おそらく、そこにいるのであろう。
目の前にある大樹と共にある建物にと向かってゆくリナの姿。

彼らは今。
まずめったと人間が訪れることもなく、そしてまた、たどり着いたものすらもいない。
という、ある意味伝説ともなっている妖精の国。
そこに、サンタローズの村から一瞬でたどり着いているのである。

ポワン。
それは、この妖精の国の村を治める長であり。
そしてまた。

…季節をつかさどる妖精、でもある……

                             -続くー

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あとがきもどき:
   薫:さてさて。
     ようやく妖精の村のイベント発生v
     さあ、ゼルには苦労してもらいましょうv
     何しろガウリイはリナさえよければいい、という口だし。
     メフィは地がでて、あの性格だし(まて)
     がんばれ!ゼルガディス!このメンバーの未来は君がにぎっている!(まて!
     まあ、などとちょっぴし冗談半分に遊びつつも。
     何はともあれ、次回に続くのです。
     んではでは。

    2004年5月24日某日



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