☆スレイヤーズ・ロールプレイングゲーム☆
掛け替えのない真実
「確か話では表街道は検問なんかが厳しい・・って。さっきの食堂で話されてたわよね?」 確かどこかのおっちゃんがローストビーフにフォークを突き刺しつつ そんな会話をしていたと思うが。 「そうだっけ?」 そのあたしの言葉に首をかしげているガウリイ。 ま・・・まあガウリイが聞いているはず・・ないわよね。 思わずため息がでるのは仕方がない。 それにあれはあたしたちの横にいたおっちゃんたちが馬鹿でかい声で話してたことだし。 直接的にはあたしたちに話した・・というわけでもないし。 「そうよ。何でも今ディルス、お家騒動の真っ只中らしいし・・・・」 話によるとどうやら肉塊とさせられてしまった国王の後継をめぐって、 ただいまディルスではお家騒動の真っ只中らしい。 ちなみになぜ表街道に兵士がいるのに裏にはいないのかはしごく簡単。 何でも裏街道となる道すじにあるとある森に、 デーモンなどが大量発生していたりする、という理由からであるらしい。 ・・・・駆除くらいしろよ・・・仮にも王国の街道でしょうに・・・。
まあ別に表を通ってもいいのだがあたしとしては少し気になることもあるし。 「で?リナ?結局どっちからいくんだ?」 ガウリイのその言葉に。 「害虫駆除をしつついきましょ。」 「ってことは裏か。」 まあ別にデーモンをある実験材料にしても誰からもとがめられることはないだろうし。 うん。 そんな会話をしつつあたしたちはディルスの首都であるガイリア・シティに向けて出発することに。
そのまま街道を裏街道にと向けて出発してゆく。
やがて人通りもまばらな裏街道を進むうちにその問題の森の近くまであたしたちはたどり着く。 その森の前にはこの辺りでは最後の街道沿いにある宿屋が一軒。 そういえば疲れたかな?
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