☆スレイヤーズ・ロールプレイングゲーム☆
掛け替えのない真実
とりあえずやっぱりこういう場所で温泉にいかないとそれは人として落第である。 宿屋のおばちゃんに言われたように宿の後ろにある露天風呂の方にと足を向ける。 さすがにあまりというか一年ぶりにお客・・・とかいってたせいか。 脱衣所などもかなり閑散としているけど。 脱衣所で服を脱ぎタオル一枚で風呂にと向かう。
と。
パシャン・・・・。
?何か水の音が聞こえたようだけどたぶん気のせいでしょう。 きっと。 首を傾げつつお風呂にと向かうあたし。
それはまあ露天風呂・・と確かにいえるものであろう。 仕切りは竹の柵で周りから一応は見えないようにはしてある。 そしてその柵の上からは周りの景色がよく見える。 温度的にも申し分なし、熱くもなく温くもなく。
「ふぅ・・・・極楽、極楽。」 ゆっくりと体を休めるために風呂につかる。 「・・・・そういえば何であいつ・・・あたしの実家にいく・・・なんて、 いうのかなぁ?いや・・・まさか・・・あいつ・・・くらげだし・・・」 ぶくぶくぶく。 一人になって改めて考えるとまさかという期待とそしてあたしが何とも思われていない。 という思いが改めて浮上してくる。 ・・・くすん。 「・・・・であったのがあの年齢じゃ・・なかったらなぁ・・・・」 お湯につかりつつおもわずつぶやく。 ガウリイに出会ったのはあたしがもうすぐ15になる年齢のとき。 はっきりいって子供・・・にしか見えないであろうことは自分でも自覚はしている。 でも今あたしは・・・もう18になる可憐な乙女である。 「・・・・あいつ・・・・どう思ってるんだろ・・・・あたしのこと・・・・」 ぷくぷくぶくぶく・・・・。 そんなことを考えていると自然にお湯の中に顔までつかり沈んでゆくあたし。 そんなことをしているとしばらく。
バシャ。
何か隣から音がしてくる。 しかも・・・・何か気配が? ま・・・まさか・・・・覗きか!?
「誰!?」 あたしはタオルを体に巻きつけて音のしたあたしのいる今の位置。 つまり岩よりも向こう側に声をかける。 そしてそのまま温泉を区切っている岩を迂回し音のしたほうにと向かう。
「で・・・・でぇぇぇぇぇぇ!?」 岩を回り込みあたしがそこでみたものは。
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