☆スレイヤーズ・ロールプレイングゲーム☆

     掛け替えのない真実    
 

   何か船のへさきにと進んでいきそしてそこで何やらガウリイはごそごそしていたりする。
   そんな中でもさらに船は130度近く左右にと揺れてゆく。
   そんな揺れの激しい中、いくらあたしの目がいいといっても、
   ここまで揺れているとガウリイが何をしているのかはわかんない。
   
   「お。あったあった。リナは絶対使うな・・・とかいってたけど。
    あのでっかいトカゲの偉い人、確かミルガズィアさんだっけ?
     あの人困ったときにはこれ使ったら道が開ける・・とかいってたしな。」
  

    ・・・・ってぃ!
    ちょっとまてぃぃ!
    あたしのそのエルフ並に性能がいい耳にガウリイのつぶやきが聞こえてくるが。
    「だぁぁぁあ!ガウリイ!それ使っちゃだめぇぇ!」
    揺れる船の上をあわててガウリイにと駆け寄るが。
    すでにガウリイは袋の中より小さな球(オーブ)みたいなものを取り出していたりする。
    そしてそれをそのままいまだに海上にて暴れている、
    三匹のプラズマドラゴン達の方にと向かって・・・それ・・・・投げてるし。
    

    ・・・・ま・・・・まずい!
    「みんな!伏せて!」
    あたしはそれだけ叫びそのまま耳を押さえてすばやく身をかがめ床に倒れこむ。
    あたしが耳を押さえて板上に伏せるのとそれが発動したのは・・・。
    ・・・・どーやらほぼ同時だったようである。

    だ・・・・だぁぁぁあ!
    んなもんつかうなぁぁ!ガウリイの馬鹿ぁぁぁあ!

 

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