後編です♪
ふふふふふふふ♪
本当に、楽しい話、ありがとうなのです!!!!!♪♪♪

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      何かが間違っている~後編~


「盗賊さんを退治ですか・・・?」
アイディケーディアに、リナも連れて行けと脅されたため連れて行くことになった。
ゼロスはかなりの精神攻撃を受けるらしくリナをなるべく直視しないようにしている。
そして、ゼロスとフィリアの名物口喧嘩もない。
なぜならば下手にリナの前でやろうものなら
『そんな!口喧嘩をしないでください!!二人とも仲良くしてください!!』
・・・などと恐ろしいものを見ることはわかっている。
そのため共同して口喧嘩をしないようにしていたりする。



『盗賊さん・・・・』
リナ以外のセリフが一致した。
「・・・・なんにしても!!早く済まして、アイディケーディアのところに行くぞ!!でないと・・・身が持たない・・・」
ゼルガディスが肩を震わし、一同賛成する。
そして、リナのめんどうはやっぱりガウリイに回ってくるのである。
何しろ、このリナを直視してもダメージがないためである。
「リナ?大丈夫か?無理するなよ?」
ガウリイが心配そうに、リナの体調を気遣う。
にっこりと微笑んでガウリイの顔を直視する。
「大丈夫ですわ。ありがとうござます。」
深々とお礼を述べるリナに少し、ガウリイは戸惑ったような感じである。
「・・・・早く元に戻ってくれよな・・・?」
リナの耳には、そのガウリイのセリフは聞こえなかった。




「リナはここにガウリイと一緒にいてくれ。何かあったら大変だからな。」
「そうですね!!お二人にはここに居てもらいましょう!!」
「安心してください!!必ずや!このアメリアが正義を愛する力で持って!!盗賊を退治してきます!!」
「そうですね!!私も皆さんと協力して倒してきます。あ、でもリナさんは危ないので、そこに居てくださいね♡」
よほど今のリナと一緒にいるのは嫌なのだろう。
それぞれ、言い訳をリナにしている。
「わかりましたわ♡お気をつけて♡」
またしても、この場は魔境と化した・・・・・


「・・・・・・おしとやかなリナがここまで恐ろしかったとは・・・・・・・」
普段のリナが聞いたら間違いなく竜破斬<ドラグスレイブ>ものであろうセリフを発するゼルガディス。
残りのメンバーも同意だったらしく、うなずいている。
ゼロスなんかはちょっぴり姿が薄くなっていたりするような感じだが・・・気のせいだろう。
「あれが、アイディケーディアさんの言っていた盗賊のアジトですね!!
  盗賊などという悪の行いを見逃すわけには、行きません!!さぁ、皆さんの力を合わして退治しましょう!!」
「くれぐれも、足を引っ張らないでくださいよ?フィリアさん?」
「それはこっちのセリフですわ。ぱしり魔族!!!」
やがて始まる二人の口喧嘩。
いつものことであるため、ゼルやアメリアは無視して攻撃態勢に入る。


ちゅどぉぉおおおおぉぉぉぉおおおおおんんん!!!!


辺りに響く、爆発音。
「なんだ!一体!?」
「あ!!あそこだ!!」
もくもくと煙が立ちこめる中、一人が高台を指差す。
その先にはお約束の通り・・・・・
「天が呼ぶ!地が呼ぶ!!このあたしアメリア=ウィル=テスラ=セールーンが貴方たちを成敗します!!とう!!」
アメリアは、高台から飛びたち、そして・・・・

どが!めき!ばき!!どごぉ!!

顔から落ちていたりするアメリア・・・・・
「大丈夫か?アメリア?」
手馴れた様子でアメリアに手を差し出し、立ち上がらせる。
「ぷはぁ!ありがとうございます!!ゼルガディスさん!!・・・ともかく覚悟するのです!!」
「なっ!!ゼーン!アルビレオ!!どうして貴方たちが!?」
駆けつけてきたフィリアは驚きを隠せない。
そして、名前を呼ばれた二人はフィリアの姿を認めるなりあからさまに驚く。
『フィリア!!』
「知り合いですか?フィリアさん?」
アメリアが不思議そうにフィリアに話し掛けるが・・・・
「火竜王様に仕えていた黄金竜<ゴールドドラゴン>である貴方たちがどうして!!盗賊などというまねを!!」
『・・・・・』
フィリアのセリフにあきれて言葉を失うゼルたち。
無理もないだろう、何しろ神のほうにつかえていた存在が、盗賊などをして人々を苦しめているのだから・・・・
「全く・・・火竜王ってやつは、どこまでも管理がずさんなんだか・・・」
「悪です!!絶対に!!」
「・・・・やれやれ、認めるのは癪ですが・・・火竜王に使えていたものの中で一番フィリアさんがまともかもしれませんね・・・・」
フィリアは相当ショックだったらしく、説得をする。
しかし彼らは聞く耳を持たないようである。
「五月蝿い!!ともかくこの場に居る全員覚悟はいいか!!」
その言葉とともに、レーザーブレスを使う黄金竜<ゴールドドラゴン>。


一方リナたちは―――――
「爆発音が鳴り響いていますね。」
心配そうに呟いていた。そわそわと落ち着きがないようである。
「そうだな――――でも、こっちも油断できないようだな・・・・」
ガウリイが斬妖剣<ブラスト・ソード>を引き抜き、リナを自分の後ろへと下がらせる。
彼がにらみつけた場所から一人の男性が現れた。
「さて、金目のものを置いていってもらおうか?いやなら力づくでいくぞ!!」
「お断りだな。ともかくリナ下がってくれ・・・・これ、人じゃないから」
リナはガウリイからちょっとずつ離れていく。
「余裕だな!!たかが人間ごときに我々が遅れをとるはずがない!!」
「駄目です!!人様から金品を奪いそして、痛めつけるなど!!やめてください!!」
リナがうるうる顔で男性に説得をしている。
さすがに、これは強烈だったらしくぴしぃっと凍り付いている。
「・・・ちょっと待て!!その顔は・・・まさか!リナ=インバースか!!!!!」
恐怖に引きつった顔をする男性。リナのことを知っているようである。
「私のことを知っているのですか?」
首をかしげる。
そして、これが強烈だったらしく空間移動してこの場を去っていく男性。
リナはどうして、逃げたのかわからなかったため不思議そうに首をかしげている。
「・・・・どうして、先ほどのかたは逃げたのでしょうか?」
「・・・・さぁ?」
今のことを二人とも理解していなかったのは、お約束である。



「火竜王に使えし存在が!!盗賊まがいのことをするなど!!
  言語道断!!天罰覿面!!このあたしが、成敗したします!!!」
全くフィリアの声に耳を傾けない彼らに、アメリアは業を煮やし呪文を唱えつつ向かっていく。
フィリアは相当ショックだったらしく、ただただ立ち尽くすのみ。

「やれやれ・・・火竜王に使えし存在というものは、ろくな方がいらしゃらないですね~~
  いいんですか?そのまま彼らをほっといて?いくらアメリアさんたちでも苦労すると思いますよ?
   一応彼らは、黄金竜<ゴールドドラゴン>ですからね~~~」
ゼロスはいつもの笑みを浮かべつつフィリアの横に立つ。
「言っておきますが、僕は手出ししませんからね♪あ、人間相手にレーザーブレス使いましたね♪」
アメリアたちの戦いを面白おかしく評価する彼。
段々とフィリアの眼にいつもの光が戻ってきた。
フィリアはスカートの中からいつものモーニングスターを取り出しゼロスにつき向ける。
「貴方なんかの助けなんかいりません!!彼らの説得が無理なら止めるまでです!!」
そういうとフィリアもまた、アメリアたちの戦いに参加する。
「やれやれ・・・」


「おい!!この場から逃げるぞ!!」
アメリアたちが戦っている場所に、先ほどリナたちから金品を奪おうとした男性が現れる。
どうやら、彼もこの元火竜王に仕えし、黄金竜<ゴールド・ドラゴン>だったらしい。
「何を言う!!ゼイレン!!こいつらを始末してからだ!!」
「逃げるぞ!!この世で一番恐ろしいものがやってくる前に!!」
「この世で一番恐ろしいものだと!?」
「そうだ!!あのリナ=インバースがおしとやかな振る舞いをしているところなど!!」

ぴしぃぃいいんん!!!


この場に居る全員が凍りついた。
要領のいいゼロスは、この後に何が起こるか想像できたらしく
慌ててこの場から空間移動で逃げる。



「お・・・おしとやかなリナ=インバースだと!!!」
「そうなのだ!!あの・・・あのリナ=インバースが!!我らに向かって!!!
『駄目です!!人様から金品を奪いそして、痛めつけるなど!!やめてください!!』と言ったんだぞ!!」
「ななななな!!!嘘だろ!!あのリナ=インバースが!?」
「そうなんだ!!一刻も早く・・・・・」
ゼイレンと呼ばれた彼は後ろに目をやって凍りついた。
彼の視線の先には・・・・まごうことなくリナ=インバース・・・・
しかも両手を祈るような形で握りしめうるうると涙を浮かべていたりする・・・・



「駄目です。お願いです。そんな盗賊などの行いをするなど間違っています。
  これからは、まっとうに働いて・・・・頑張って生きていくのです。」


どひぃぃいいいいぃぃぃ!!!!!


ガウリイを除くこの場のものは、全身鳥肌が立ちまくり今自分が見ているものは一体なんだろう?
と疑問視を浮かべるしか他はなかった。
そして、このままでは神経が持たないと思ったのか
それともリナの様子に耐えられなかったのか・・・・
黄金竜<ゴールド・ドラゴン>たちは、大人しく盗賊を止めることをいい、暫くフィリアの店で働くことになった。
そして・・・・・



「お疲れ様♪出来たわよ。薬。」
肉体的にはどこも怪我がないにも関わらず、心底疲れたような顔をして真っ青を通り越したような顔をしている。
ガウリイがアイディケーディアから、薬を受け取りそれをリナに渡す。
「これを・・・?飲むのですか?」
ちょっと引きつつ冷や汗を浮かべていたりするリナ。
それも無理ないだろう。何しろ・・・・鼻に突き刺さるような鋭い匂い。
そして、見た目は濃い緑色をしている。
「これを飲むと記憶が戻るらしい。だから飲んでくれ。」
ガウリイはリナに言い聞かせるようにする。
どうやら、リナとしても思い出したかったらしく
一気に目をぎゅっと閉じてコップの中の飲み物を飲み干す。
「・・・うっ!!」
低くうめき声をあげたあとまたしても倒れこむリナ。
だが、ガウリイがリナを抱き上げ寝室へと運んでいく。



「・・・これで、あいつは元に戻るんだろうな?」
ゼルガディスがおそる、おそるそんなことをアイディケーディアに聞く。
「大丈夫です。明日の朝には元通りです。記憶をなくしていた間の記憶はないでしょうが♪」
「なんにしても・・・リナがあのままだったら身が持たないからな・・・」
「ですね・・・」
二人は今日のリナの様子を思い出し身を再び震わせる。



「・・・う――――ん・・・・よく寝たわね―――――――途中から記憶がないのはどうしてなのかしら・・・?」
翌朝起きたリナは、普通に戻っておりそれが皆を安心させた。
「リナ!!よかった!!元に戻ったんだな!!」
ガウリイが心底嬉しそうに笑顔を浮かべる。
そして、そのままリナをぎゅっと握り締める。
「ちょ・・・ちょっと!!////////////ガウリイ!!なにするのよ!離しなさい!!」
ガウリイに反論するが、真っ赤な顔をしては説得力がない。
「それじゃあ、あたしたちはお邪魔虫みたいなので♪この場から去りましょう!!」
アメリアがびしっと外へと続いている戸を指差し、
リナとガウリイ以外のものはぞろぞろと食堂から出て行く。
「だぁぁあああぁぁぁぁあ!!!ガウリイ!!いい加減に離しなさい!!」
顔どころか全身真っ赤に染まったりナがスリッパを取り出し・・・・
食堂にガウリイの頭をスリッパで叩いたような音が鳴り響いた。



                                            終わり♪


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あとがき
・・・・題名の通り何かが間違っているような気がします(汗)
打ち込んだ私(らん)の方かもしれません・・・・間違っているのは・・・

さて、かおさんからのリク内容は、―――『TRY』その後です。
結界の中に戻るまでのリナ達仲良し四人組みプラス、
ゼロス&フィリアたちの。
竜神の騎士の欠片を持っている人物からの依頼(ルナではない)で、盗賊を壊滅させる。といった依頼を受けたリナ達。
だが、実はその盗賊が火竜王の部下がやってることだった―――



これが、リク内容でした・・・
満たしているのかわかりませんが・・・
さてさて、こんなのを引き受けてくださったかおさん
ならびに読んでいただいた方々に感謝の意をこめて♪


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 らんさん、ありがとうなのです!!!!!
 ふふふふふふ(はあと)
 ちなみに。おまけを♪(まて!!)









おまけ♪


「アイディケーディア・・・・・あんた、リナを記憶喪失にしたんですって??」
「う゛・・る・・ルナ様・・・・(汗)」
薬をリナに作っている最中。
いきなり、空間を渡って、現れてくる一人の女性。
紫がかった肩で切りそろえらられている髪に、紅の瞳。
「かわいい、妹に、何してくれるのかしら?んvv」
「だ・・だから今!!く・・薬を!!!」
アイディケーディアは気が気でない。
何しろ、このルナ。
リナ=インバースの姉に当たるのだが・・・・。
実際は、自分の欠片の元の持ち主。赤の竜神(フレアドラゴン)スィーフィード。
しかも、妹のリナをむちゃくちゃにかわいがっていたりするのも周知の事実。
「ふぅぅん・・・・。薬・・・・ねぇ・・・・。・・・どうせだったら、リナに素直になる薬・・盛ってみようかしら?」
とんでもないことをいっているルナ。
もし、リナが素直になったら、ガウリイがどう反応するやら・・・(笑)
「・・・まあ、いいわ。リナが記憶戻ったら・・・。これ、わたしといて♡」
「は・・・はぁ(汗)」
「じゃ、私、バイトがあるから♪」
そのまま、ルナはかき消えてゆく。
「た・・助かった・・・の??はっ!!それより、早く、薬!!薬!!!」
アイディケーディアの作った薬にて、リナは記憶を取り戻す。


町を出るとき。
「はい。リナさん、預かっていたものです。」
・・・・?
アイディケーディアに手渡される小さな箱。
それをリナが開いたとたん。
リナが記憶を失っていた状態が映し出される。
どうやら、映像をその箱は写しだす魔法道具らしい。
それを見たとたん。
リナもだが。
全員が、またまたずっこけたのは・・・・。
お約束である。
だが・・・。
何よりも・・・・・。
それと一緒に入っていた紙。


『あんな程度で記憶・・なくすんじゃない!!!お仕置き決定ね♡BY姉より。』

「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!!!」
完全に半狂乱になって、泣き喚くリナの姿に。
全員は、ただ、石化するのであった。



「・・・・いったい・・・・リナの姉ちゃんっ・・・・て(汗)」
全員が思ったのは・・いうまでもない。
フィリアも、また、ルナの恐怖を知らぬがゆえに。
ちょっぴし汗ながしていたりするが。
どうにか、リナをなだめるのに、約一週間以上、かかったのであった・・・・。


            おまけ、終了♪



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あ・・時間が!!早く寝なきゃ!!!!(まて!!!!何やってる!!!爆!)