らんさんから頂きました(はあと)
管理人(薫)がリクした小説です♪
ああ・・・リナが・・・・・(滝汗)
・・・ミルガズィアさんのギャグよりも恐ろしいものが・・・・(汗)

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かおさんリク小説


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   何かが間違っている!!~前編~



ダークスターの一件が終り、あたしたちは平和を満喫していた。
結界の中に戻る道のりをのんびりと過ごしているのである。
となれば!!
やはりここは趣味と路銀を得る二重の得がある、盗賊いじめをするのが定番である。
―――今日もまた・・・・・

ちゅどおぉぉぉぉぉおおぉぉおおおおぉぉぉぉおおおおおんんんん!!!!!

「ひぃ―――――――!!!!助けを―――――――!!!」
情けなくあたしが放った火炎球<ファイヤーボール>の一撃で助けをこいている盗賊。
「甘い!!」
リナの炎の矢<フレアアロー>が逃げていく盗賊に命中する。
「よっしゃあ!!」
ガッツポーズをとりつつ、あたしはお宝のある小屋へと足を進める。
「うふふふふふふふふふふふ・・・・・あ――――笑いが止まらないわ♪金の多いことvでもこんなに持てないわよね・・・」
あたしは、小屋のなかに大量にある金をどうやって持ち帰ろうか迷っていた。
何しろ欲張って大量に持ち帰ろうとするなら・・・・重くて大変だからである。
「う―――ん・・・・」



「あ―――――やっぱり!!リナさん!!
盗賊いじめをするときは、必ずあたしにも声をかけてって言ったじゃないですか!!あたしも、正義をしたかったです!!」
「おまえなぁ・・・・その悪い習性直せよ?全く・・・」
「こいつには、何を言っても無駄だ。」
「リナさん!?いくらなんでもやりすぎです!!」
「まぁ、リナさんですからね・・・・」
次から次へと現れてくる、皆。
まぁ、いっか。丁度荷物持ちが現れたと思えば・・・・
勿論のことあたしは、荷物をガウリイたち男性陣に持たせ宿屋へと足を運んだ。



「あ――――美味しかった♪やっぱ盗賊いじめの後の食事は美味しいわね♪」
そう、この食堂の食事は本当に美味しいことv
いつものように食事の取り合いをしつつ、ひとまず、あたしたちはのんびりと過ごしている。
ある一角を無視して・・・・・



「ほほほほほほほほほ・・・あ~~~ら、どうしていまだに貴方のような、
  北の山で凍りつけになっているロートル魔王に頭が、上がらないようなパシリ魔族がいらっしゃるのかしら・・・?」
フィリアの馬鹿にしたような口調とセリフがとても気に食わなかったのであろう。
滅多なことでは、顔を変えない彼・・・すなわちゼロスの顔がまともにひくつく。
「ははははははははは・・・言ってくれますね。そうゆう貴方はこれから大変ですね♪
  何しろ仕事が無くなったのですから♪あ、言っておきますが僕は優秀すぎて、仕事が忙しいのですよ?
  貴方とは違ってね!!」
フィリアの顔に青筋が走る。
リナたちは、少しずつフィリアたちから距離をとりつつ
いつでも逃げる準備とフィリアを抑えることが出来る位置へと移動する。
「なんですって!?私は自分でやめたのです!!首にされたわけではありません!!」
「へぇ―――そうなんですか?とてもそうには、見えませんでしたが・・・?」
二人とも沈黙する。
「ほほほほほほほほほほほほほ・・・・・・」
「ははははははははははははは・・・・・・」
二人ともにらみ合いをしながら、笑い始める。
今の二人の雰囲気に何人かのお客が店を去っていたのだが、一向に気がついていない。
もしかすると、ゼロス辺りは気がついているかもしれないけど・・・・
まったく、この二人の喧嘩には付き合いきれにないものね・・・・
あたしは、そんなことを考えつつ注文したデザートを口に含み。
「ああああ!!リナずるいぞ!!一人だけ!!そんな美味しそうなものを!!」
ふふ♪早いもの勝ちに決まっているでしょ♪



「あああああ!!!!待って!!!それを食べては駄目!!!」
食堂に一人の女性の叫びがこだまするが、すでにリナは口に含んだ後である。



ばったん!!!


「リナ!!」
急にリナはふらっとめまいがして、床へと倒れこみそうになるがそれはなかった。
なぜならば、ガウリイがリナを支えたからである。
「リナ!!おい!!大丈夫か!?」
ガウリイはリナの顔を心配そうに見つめている。
他の皆もリナが倒れたことにより、びっくりしてリナもとへと駆け寄る。
「遅かった・・・・」
今先ほど食べては駄目と叫んだ女性は、頭を抱えている。
そして、店の店長になにやら話をしているようである。
「おい!!あんた、リナは一体どうしたんだ!!」
「勿論、さっきのデザートのせいよ。あれ、今日販売禁止になったの。恐ろしいものだから・・・・」
彼女はぶるっと肩を震わせる。
「恐ろしいもの!?リナは死ぬのか?」
「死にませんが・・・・・あ、起きるようですよ。」
リナがう~~んと目をこすり始める。
どうやら、意識が戻ったようである。
だが、ほっとするものつかの間リナは起きるなりこう言ったのであった。
「・・・・・あの・・・?どちら様でしょうか?」




ぴしぃ!!!


リナを除く全員が硬直した。
ガウリイは、リナの記憶がないことにショックを受けたのだが、他のメンバーは違う。
何しろ、あのリナがうるうるした目でおしとやかな動作をしながら言ったためである。
「あ・・・の?どなたか知りませんが、ありがとうございます♡倒れたところを支えてくださったのですね♡」
ぞわぞわわわわわ・・・・・・・
ガウリイ以外のメンバーは今のリナの動作に更に、鳥肌を立てた。
何しろ、リナが恥ずかしそうに顔を赤めお辞儀をして御礼を言っているのである。
「リナ?俺のこともわからないのか?」
「・・・・どちら様でしょう?でも、私・・・自分のことも記憶がなくて・・・・」
「リナだよ。」
「私が?貴方は私の関係者ですか?」
「保護者だよ。」
「保護者・・・?」
リナは首をかしげる。しかも左手を顔のラインにおき優雅に・・・・・
それを見た皆は更に、硬直する。

そして、自己紹介が終ったあと・・・・・

「それでは、そちらがガブリエフさん・グレイワーズさん・セイルーンさん・ゼロスさん・コプトさんですね♡」

ぶぅぅうううぅぅぅぅ!!!
どんがらがっしゃあぁぁああんん!!!
ずごしゃぁああぁぁぁぁぁあ!!!!!!

全員が派手なリアクションをした。
それは無理もないだろう。
何しろさん付けで呼ばれてしかも・・・・はぁとマークをつけられた日には・・・・



『お願いだから!!さん付けはやめて(ろ)(ください)!!!』
それぞれの口調でセリフは一致した。
「・・・・これが、今日から販売中止になった理由よ・・・・
  滅多に少ないけど身体に合わなくてアレルギー反応として性格がかけ離れ、記憶がなくなる人が出てきたのよ。
  言い忘れていたけど、私の名はアイディケーディア。そして♪実は赤の竜神<スィフィード>の欠片を持っているの♪」
面白そうに言いつつ、更なる爆弾を叩き込んだ。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・で?俺たちに盗賊を撃退してこいと?」
アイディケーディアは、リナの薬を作る代わりに、盗賊を退治することを頼んだ。
「だって、私。この辺りに現れる盗賊を退治してくれって!依頼を受けていたのよ?
  約束が今日だったし。それともリナちゃん、そのままにしておきたい?」
『協力します!!えええ!!ぜひとも!!!』
皆のセリフが一致する。相当リナをこのままにしておくのは、嫌だったのであろう。
すぐさま、アイディケーディアから位置を聞き盗賊を退治するため場所へと向かった。
この状態のリナも一緒に・・・・・


 
                      -後編へー



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管理人よりのあとがき:
らんさん、ありがとうなのですぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!
わぁぁぁぁぁぃ!!!!!!!!
ルナ姉ちゃんと同等の(?)アイディケーディア♡
ふふふ(汗)
影リナより、強力(笑)なおしとやかリナ・・・(汗)
ミルガズィアさんのギャグより数倍効くな・・・・(汗)