管理人よりの一言:
こんにちわ♪ふふふふふふふふふふふ♪←まて!!あやしいぞ!?
らんさん、ありがとうなのですぅぅぅぅぅぅ!!!!
らんさん達のページで公開されている。月華シリーズの別バージョン。
ふふふふふ♪
そのお話なのです♪合わせ貝♪いいですよね♪
それでは♪楽しんでくださいね♪
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月華シリーズ~その弐~ ~貝~1
内裏(だいり)清涼殿
「あら。まだこんな代物・・・仕舞ってあったのね・・・・・・」
今回あたしはガウリイと一緒に清涼殿へ泊まりに来ている。
ねーちゃん専用の部屋で、あたしとガウリイとねーちゃんに帝まで交えての歌詠みである。
ううう・・・・苦手なのに・・・・
ガウリイもさすがに帝とねーちゃんの前で寝る勇気が無いのか一生懸命起きている。
「それは貝合わせの貝?」
貝には綺麗な色で塗った絵が描かれている。
「ええ、そうです主上(おかみ:みかどのことです)。」
「ええ。播磨(はりま)に居た頃にとある男性からいただいたものです。確かリナも貰ったわよね。」
『えええ!?』
「何でガウリイまで驚くの?」
「いや・・・・お前さんに、そんな可愛らしい思い出が合ったとは・・・・」
「失礼ね・・・ガウリイ・・・」
あたしはガウリイを睨みつける。
全く、このあたしに子供の頃の思い出に可愛らしいお話があったらおかしいんかい!!
あ・・・帝が、ねーちゃんに貰った相手のことを聞いている・・・
帝、ねーちゃんにベタぼれだもんね・・・
「ずっと昔に貰ったものよ・・・・・・」
ねーちゃんはその貝を箱の中に仕舞う。
ちなみにガウリイは途中で陰陽寮に連れて行かれた。
なんでも星の観察をガウリイの奴サボっていたらしい・・・・
「ルナ様。リナ様。お目覚めでございますか?」
ルナ付きの女房が、返答がないことを不思議に思い御簾を上げて様子を見る。
すると、そこには二人分の敷物がしかれてあるにも関わらず、二人の姿はどこにも見当たらない。
「え・・・・?ルナ様?リナ様・・・・・?」
後宮――飛貴舎(ひきしゃ)――
「消えた?」
「消えたとはどうゆうことなのですか?」
飛貴舎(ひきしゃ)の主である女御は、使えの女房に御簾を上げさせながら話を聞いてた。
傍では、女御の髪を櫛で梳いており衣を用意している女房もいる。
「さぁ・・・左大臣、清涼殿もひた隠しですから・・・・詳しいことは・・・・」
「なるほど・・・理由はどうであれ、ルナ様の不在は確かなようね。この不祥事!!使わない手はない・・・・・・・・・!!!」
飛貴舎(ひきしゃ)だけでなく
内裏では、ルナとリナが消えたことで騒ぎになっていた。
あの女御なら勝手に抜け出したことも考えられるとか・・・・
そしてこの不祥事を使わない手はないと裏で企むものも出てきたのである。
◇◆◇◆
陰陽寮にてこそこそと
ガウリイと帝の二人が話し合っていた。
辺りには人気は全くない。帝という立場を利用して完全に人払いをさせたのである。
ガウリイはリナが消えたのが気が気でなかった。
自分は全くそのことに気がつかなかったのである。
おまけに清涼殿には、連れ去った名残さえない。
しかし・・・・・リナの場所と安否は既に確認済みである。
「で・・・・・・・俺に足を引っ張ろうと張り切っている連中を牽制すればいいんですね?」
「すまん。頼むよ。」
「帝に頭を下げられては、断りきれませんよ・・・・」
ガウリイは、バツが悪そうに帝が頭を下げるのを見ていた。
それにどこに居るのかわかっていますし・・・・・・・・・・
「だが、野盗の仕業なのですか・・・・?」
「目撃証言があるんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?」
「最近世間を騒がせている奴ららしんだ。
わざわざ危険を冒してまで、内裏まで忍び込んで二人を連れ去ったのが解せないけど・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・ちょっとまて。
目撃者は何をやっていたんだ。
彼の考えをなんとなく健闘ついたのか帝が苦笑しつつ俺の疑問の答えを言う。
「見ていただけだそうだよ。」
・・・・・・・・・・・・・・首にしろ。
リナを攫ったような奴らをただ見ていただけの奴なんか・・・・・
物騒なことを考えているガウリイであった。
「おまけにその見ていた人は検非違使(けびいし)だったらしいんだ。困ったものだね。」
「帝。本気で首にしたほうがいいと思うんですが・・・・」
「あ、やっぱり。晴明もそう思うか?」
「・・・・・・・・・・・・・・ひとまず、俺は隠蔽(いんぺい)工作を行った後リナたちを助けます。
あのルナさんやリナがあっさりと連れ去られるなんておかしいですからね。
もしかすると術者が、絡んでいる可能性があります。」
「判った。それじゃあ、こちらも騒ぎを何とか押さえるように動くからルナの身代わりを作るのを頼むよ。」
「わかりました・・・・」
◇◆◇◆
――清涼殿――
「冗談ではありませんわ!!!!」
一人の女性が、ガウリイに詰め寄る。
ガウリイは頭を抱えつつ女性に頼み込む。
「結界は完璧だ。部屋から出ない限り、替え玉とばれる心配はない。頼む!!!セレネ!!」
「なんで私が、協力しなければならないのですか!?ルナさまなんかに、義理なんかありませんわ!!!!」
「他の女房に、あの気性は真似できん。」
「・・・・・・・・・・・・式神を使いなさい。」
「式神では、反応が限定させる。」
ガヤガヤガヤ・・・・・・・
もう嗅ぎ付けてきたのか
外が騒がしい。
ガウリイは術を使って姿を消す。セレネが睨んでいるが、ガウリイは無視する。
「主人の使いで参りましたの・・・」
「是非、お取次ぎくださいませ。」
「お目通りを・・・・」
確か、内大臣仕えの女房と飛貴舎(ひきしゃ)の女房だったな。
まだ、諦めてなかったのか・・・・・・とガウリイが頭を抱える。
「困ります!!ルナさまは体調を崩されておりまして・・・・・」
ルナさん付きの女房が彼女らが御簾に入ってくるのを押しとめようとするが
無理やり立ち入ってくる。さすがは、主がああだから似ているようである。
バサ!!!
彼女達の表情が固まる。
今彼女達には、セレネはルナに見えているからである。
「病人の枕もとで随分にぎやかなお見舞いですわね。」
「え・・・あ・・・意外とお元気そうでなによりでございまする。」
「また日を改めまして・・・・」
顔色を真っ青にしてこの場を去っていく。
その様子を見ていたセレネは、ちらりとガウリイに視線を向ける。
「言って置きますが、私の睡眠時間を割いた代償は高くつきましてよ。」
「・・・・・・・・・わかった・・・・」
げんなりと疲れた表情をして
セレネの言い分を肯定するガウリイ。
そして、彼は都から出てリナたちが囚われている野盗の根城へと向かった。
-続くー
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管理人よりの感想&感謝♪
どきどきvvセレネがぁぁぁあ!!!!!!vv私のお気に入りの一人です♪セレネvv
ううん・・・。リナとルナをさらったのは・・・誰なのでしょうね?
もしや、貝をプレゼントした人物!?
これ読んで、一瞬、吉野の君を思い出した私って・・・・(爆!)
このシリーズは、ボニータコミックの。月華シリーズが元になってるそうです♡
狐の頭領の一人娘の璋子(字・・こうだったよな?←確認くらいしろ!)
安部清明のお話♪
ちなみに、この話というかシリーズでは。
ガウリイの本名。
それで呼ぶのは、限られている人物だけです。
ルナとかリナ・・(笑)
大概、清明で通ってます♪
リナは右大臣の二番目の娘です♪あしからず♪
とっても続きが楽しみなのです♪
わくわく♪