管理人よりv
薫:・・何か無理いってシリーズ化してもらっている、今日このごろ(こらまて!)
さて。これは、ちょっとしたゲーム感覚でどうぞv
##################################
新婚生活3・遺跡篇
――ゼフィールシティ・インバース家
「なあリナぁ〜」
「ん?何?」
「最近なんか冷たくないか?」
「そんなことないわよ。」
そう言い放ち双子に目を向ける。
俺とリナの子ども――レイナとユウキが生まれてから一ヶ月がたった。
リナはちぃっともかまってくれない。
最後にかまってくれたのは、
一ヶ月ちょっと前だから・・・・あー!くそっ!
子どもたちの首が据わっていたら速攻で襲ってるのに!
我が子どもながら憎い(自分でほしがってたのになんだけども)・・
・・・けどレイナ、リナに似て可愛いんだよな〜♪
ユウキも俺とリナに似て可愛いけど、やっぱレイナだよな♪
けど、早く二人が乳離れしてくれないと・・・・・
あ!おのれユウキ・・・リナは俺のもんだ!
母乳飲むことにかこつけてリナのに触るなんてぇ!
・・・・・・・落ち着け、落ち着くんだ俺・・・・・・
ああっ!レイナまで!・・・・・・
・・・・・このままだと理性がぶぢ切れる・・・・
・・気分転換に傭兵の仕事うけてこよ
・・・・・・・・・・それにここで俺が見ていたらリナも落ち着かないだろうしな・・・・・・・・・
俺はそう想い、リナに一声かけてから、家にある転送装置を使って、現地の傭兵ギルドへと向かった。
(この装置は空間歪曲装置の簡易版だと思ってくれたらいい。厳密にいえば<省略>だ)
――元・結界大陸南部
「おっ。ガウリイ、ここだここだ」
殺伐とした酒場の隅にあるテーブルから短い藍色の髪の男が俺を見つけたらしく、俺を呼んでいる。
俺に今回俺とペアを組む男――バンムだ。
こいつ、俗に言う『魔法戦士』なんだが、何を考えてるかちっとも分からん。
まあリナに被害が出ないのなら俺としては問題無いけどなv
そう思って俺はやつの席に向かった。
「久しぶりだな。バン」
「ああ、お前らの結婚式以来だからな。けどいいのか?今回の仕事は一日じゃあとても片付けられんぞ?
最愛の妻から離れてていいのか?」
「・・・・・・勢いで出てきたからなあ・・・。・・・リナに細かいことは説明してないし・・・・・」
そう自分で言ったら俺は急に不安になった。
けど今俺がいたら子どもたちが危ないし・・・・・・いや、しかし・・・・
「ふぅーん・・・・。まあ、さっさと『仕事』を片付けて、愛妻のとこにでも帰りなよ♪・・・・それにしても・・・・・・くくっ」
なんだ?急に笑い始めて・・・・なんか面白いことでもあるんか?
そう思って俺がキョロキョロしたら、ヤツはなぜか苦笑して俺の頭を指差した。
「いや、そうじゃなくてな。お前の前髪に止めてあるマスコットがなんか似合っていて・・・・」
その言葉を聞いて俺は思わず笑みが漏れた。
「なんだ、それで笑ってたんか。いいだろこれvなにせリナが作ってくれたんだぞv」
「髪、痛くないんか?それにそのデザイン・・・・」
また笑う。
いいじゃないか。
マスコットしてたって。
それに・・・・
「別に痛くないぞ?このデザインいいだろv
市販の『ピコピコリナちゃん』と違ってリナの手作りだからvこの世に二つとないんだぞv」
「ま・・・・・まあ・・・お前らしいといったら・・・・お前らしいのかもしれないな。
ほんとに激愛妻家だなぁ・・・・・・お前・・・だからって・・・リナのマスコット人形とは・・・・・・」
だから別にいいだろう。
愛する妻の人形もって何が悪いっ!
「ちなみにリナも俺が作った『ガウリイ人形』を持ってるんだぞv
それに家には市販の『ピコピコリナちゃん』や『くらげガウリイ』の他に―<中略>―
ゼフィーリア限定の結婚バージョンとか、数十種類の人形がうちにあるんだぞv」
「・・・・・・・・・・・・・・お前・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや・・・・・・・いい・・・・・・」
何絶句してるんだよ?
言いたいことがあるんならはっきし言えよな。
バンムらしくもない。
「・・・・・・・じゃあ言うけど・・・・・
それ全部リナの人形にお前とリナのデートシーンとか・・・・
結婚とかがほとんどじゃねえか・・・・・・・・。よくリナが了解したな・・・・・・・」
「なんだ、そんなことかvだって最初の二つ以外は。
全部俺とルナ姉ちゃんと義母さんと永遠の女王のヴィーナス姉ちゃんとで作ったからv
『結婚バージョン』以外は俺たち四人しか持ってないんだv」
「つーことは、リナは知らないんだな?」
「ああvだってそんなこと言ったらリナ、恥ずかしがって大変なことになるからなvまあそのときは実力行使を・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんだ?また絶句して。
・・・・・・あ、そういえば。
「そういや今度の仕事って、そんなに時間かかるのか?簡単には終わらないって言ったな?」
「えっ?お前・・・聞かされてないのか?」
「全く。」
俺のその言葉にしばし呆然とこっちを見ていたが、気を取り直したようであきれたような目で見てきた。なんなんだ?
「お前・・・・一週間くらい前に連絡したんだが・・・・・・。・・・またヤってたんだろ・・・・・少しはリナを休ませてやれよ・・・・・・・・」
「おー、そのときか。いや、そんとき二週間連続だったからv」
『それにリナを休ませるために、ここに来たんだぞ』
と、続けて言おうとしたが、次の音によって妨げられた。
がたがたっ!
・・・・・なんで皆椅子から転げ落ちてるんだ?
バンム・・・・お前も何でコケてるんだよ。
俺、なんか変なこと言ったか?
「お前・・・・いや・・・言っても無駄だな・・・・・・。あー、コホン。仕事の話だったな」
「ああ」
うーん・・・・・・・なんで疲れように話すんだ・・・。
お、皆も席に戻って話を始めてる。
なんだったんだ?さっきのリアクション。
さっき言おうとしたこと・・・・なんだったっけ?(ここは天然)
「今回の仕事は神魔戦争以前の遺跡にいくんだ」
俺はその言葉に耳を疑った。
なぜならこういう仕事は傭兵がやるもんじゃない。
この仕事はどちらかというと流れ者や盗賊ギルドの仕事だ。
俺たちみたいなやつがする仕事じゃない。
「不服って顔だな。心配するな、お前が思ってるような仕事じゃない。
だって俺たちがやるのは『探索』じゃなくて『魔物の掃討』だからな」
#################################
さて、ここで分岐ですv
このまま、依頼をうける?YES
NO