神という名の魔という名の・・・。
闇:風邪悪化
ファ:おい
闇:ううううう、始終ぐずぐずいってるし・・・・
ファ:・・・・大変なんだな・・・・
闇:ええ、結構大変なんですよ
ファ:・・・・威張って言う事でもないような・・・・
闇:まあいいとして今回はたぶんエピローグの前の章になるでしょう
ファ:多分って何だ?たぶんって
闇:それは・・・・
ファ:秘密とかほざいたら即消滅させるぞ
闇:うっ
ファ:で?なぜなんだ?
闇:・・・・呪文詠唱で一章使うかもしれないから・・・・
ファ:そんな長いのか!?
闇:ううん、ふいんき出すために使う
ファ:・・・・
闇:言う事ないのか?なら始めるぞ。ちなみに、小説1に新しくツリーを作りました。そちらもご覧ください
ファ:何だかんだで宣伝しているな
闇:?とにかく始めるぞ
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ファントムサイド
俺は闇よりなお暗きものの空間を走っている。実は進みたいと思うだけで進めたりもするのだが・・・・
「くそ、みんなどこに言ったんだ?」
つい愚痴がこぼれてしまう。そんな中、俺はある気配を拾った。
「これは・・・・『死』?」
そう、その気配は赤眼の魔王に与えた魔剣、『死』。
俺は急いでそっちの方向に進む。そこには、持ち主を助けようとして苦労している剣の姿があった。
俺は赤眼の魔王の空間を睨み、
「ラグナブレイカーよ」
そう言って持っている銀の刃で切り裂く。
ガキッ、パァン
そういう音がして赤眼の魔王が一人佇んでいる。
「幻の君様・・・・」
相当ひどいショックを受けたのだろう。心なしか姿が薄い。
「大丈夫か?ここにあったことはすべて幻だから気にするな」
そう言ってやると、安心したようにため息をつく。そして、顔を引き締め、
「ここは?」
そう当り前の質問をしてくる。
俺はさっきまでの話しをし、『死』を赤眼の魔王に返し、
「ついて来い」
そう言って俺は移動し出す。赤眼の魔王も後ろをついてくる。
しばらくして、ある気配をキャッチする。
「!?幻の君様、この気配は・・・・」
赤眼の魔王もキャッチしたようだ。
「ああ、いくぞ」
それは、フェアリーの気配だった。
「ここだな!」
そう言って俺はラグナブレイカーを一気に振りかぶり気合と共に断ち切る。
すると、中には呆然とし、なぜか叫び声をあげているフェアリーの姿が・・・・
「大丈夫ですか!?フェアリー様」
急いで赤眼の魔王が支え起こす。
「あああああ」
フェアリーはまだ叫び声を上げている。
赤眼の魔王はフェアリーの肩を持つと一気に自分のほうに引き寄せる。
「だいじょうぶです。さっきのは夢だったんです。だいじょうぶです。何にも心配は要りません・・・・」
そう諭すようにいいながら髪を撫ぜて落ち着かせる。フェアリーはしばらくして落ち着き、
「レイ?」
自分を壊れ物のように抱く赤眼の魔王を見て一言呟いた。
「大丈夫よ。もう大丈夫。さっきのは幻だったんでしょ」
そう言って立とうとしてまた体制を崩す。赤眼の魔王が支え、
「幻の君様、先にお行きください。フェアリー様がよくなったらこちらから追いかけます」
そう言ってフェアリーを抱き言う。
「じゃあ赤眼の魔王に任せるぞ」
そう言って俺は新たなる所に見を躍らせた。
さっきの赤眼の魔王を見つけたとき同様にダークロットの気配を察知する。
『間に合ってくれ』
そう願いながら俺は向かう。フィブのいる所へ・・・・
それからしばらく行くと、ロッドが飛んできた。迎えにきたというべきなのであろうか?
「こっちなのか?」
俺は声をかけてロッドに手を添える。すると一気に俺ごと加速しだす。
「わととととと」
そう言っている間に、やはりフィブの空間がある。
「おりゃああああ」
気合い一発、一気に消え去る。そしてそこにはフィブの姿があるのみ。
「大丈夫か!?」
俺が聞くと、ゆっくりながらこちらに顔を向け、
「ええ、どうにか・・・・」
かなり頼りないが、返事が返ってきた。
「一人で大丈夫か?」
そう聞くと、理解してくれたのだろう、こくんと頷く。
「そっちのロッドが赤眼の魔王のいる所を知ってるだろう」
そう言って俺はまた気配をキャッチする。
『待っていろよルナ、すぐに助けてやるからな』
そう心の中で言いながらできるだけ急いでルナの元に向う。
そこには、金色に輝いているブリューナクの姿があった。
「くそっ」
俺は到着のスピードのまま一気に剣を走らせる。
ピキピキピイ、ピシッ
そういう音がして一気に崩れ去る。そしてその中央には・・・・
「ルナ!」
俺は急いで駆け寄り抱きかかえる。
「ファントム?」
今にも死にそうな声で答えるルナ。
「大丈夫か!?どうしたんだ!?」
俺はそう一気にたたみかける。
ルナは、ぽつりぽつり話し始め、あっという間に終わらす。俺はその話を聞いたとき青くなったが、
「大丈夫だ。俺はここにいるぞ」
そう言って励まし、ルナの口を塞ぐ。
「!!!!!!」
ルナが驚いて暴れだす。その時になってようやく口を放す俺。
「元気が出ただろう?」
「バカ・・・・」
茶化して言うと、怒られてしまった。しかし、
「ありがとファントム」
そう言って俺に笑顔を向けるルナ。俺も笑顔で返し、
「あの〜ファントム様?」
ずいぶん遠慮がちな声で言われ俺達は慌てて離れる。見るとフィブが立っていた。
「何だフィブ?」
俺が極力冷静な声で言うと、
「赤眼の魔王様達も到着なされました」
そう言って俺たちがいるところから見えないところに行き、フェアリーと赤眼の魔王を連れて来る。
「大丈夫でしたか姉さん」
赤眼の魔王がルナに聞いていく。
「ええ、大丈夫よレイ」
そう言って笑顔で返すルナ。
「さて、どうやってでるのファントム」
そう聞いてきたのはフェアリーだ。さっきとは別人のようなふいんきだ。俺は不敵に笑うと呪文を唱え始める。
闇の中にたゆたいし 彷徨いと古を統べる王よ
ファシナンを守りし 白き月よ
今われと汝との血の契約の元に
来たれ遠くのファシナンの地より
その輝く白き光もて 導きたまえ今ここに
そなたの光届く地より・・・・
月空間移動
そう唱えると、目の前に白き穴が開く。
俺達は互いに手を取ってその穴の中に飛び込む。
そして、俺達はさっきの場所に降り立った。
「決着をつけるぜ」
俺は幻夢の君そう宣言をして剣を構える。
「5億年の時を経て、今ここに決着を・・・・」
奴が言った言葉によって最後の戦いの火蓋は切って落とされた!
続く・・・・
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闇:いや〜やっとこさ打ち込み終了
ファ:かかりすぎ
闇:とは言っても大体3時間だぞ
ファ:だからかかりすぎだって
闇:せっかく頑張ったのに・・・・
ファ:はあ
闇:しかたない、今回はここら辺にしときましょうか
ファ:そうだな、それでは、23章で会いましょう
闇&ファ:さようなら〜