まえがき:
はいv薫の代理のユニットですv
なぜか、いきなり、この短編を打ち込む気になっているという。この薫。
あまりというか。何か、文章力が落ちている・・・と嘆いている、この人は放っておいて。
最近、この私がまったく活躍してません!
これはやっぱり、それとなく。説得は必要よねv
   ?:姫様、この肉片の袋、どうなさいますか?
  姫:え?ああ、適当に、原子の塵と化しておいてv
ファー:わかりました♡
姫:ええと。何か関係ない話にいきましたが。
  それでは。また、後書きで♡

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~光の軌跡~

ちちちちち。
小鳥のさえずりが響き渡り。
うららかに、空は晴れ渡り。
ふと、見上げれば。
空は、透き通るまでにその青さを湛えている。
いつか、誰かがいっていた。
空の上には海があって。 
そのために、空は青いのだ・・と。 
その、考えもまた、その独特な感性にすぎず。
実際はまあ、惑星を包み込む、大気の影響と。
そしてまた。
その大気に含まれる、太陽の紫外線。
その色を吸収するか、しないか。
それによって、色は異なる。
事実。
別の惑星などでは、水の色は・・青。
そう決まってない場所も多々とあるのが現状。
中には、紅い色が当たり前の場所もあれば。
紫の色が当たり前の場所もあり。
当然、透明。
といった海の色もまた多々とある。
そんなどうでもいいようなことを考えつつ。
のどかの日差しの中。
てくてくと、歩いてゆく私。

季節は、夏。
日差しがここちよく暖かい。
そのために、軽い服装として。 
すこし生地の薄い、小さな花柄の入ったワンピースに薄い紫のカーディガンを羽織り。
目の前に続く道を一人。
静かにのんびりとあるいてゆく。
「たまには、こういって、何の目的もなく。ただ歩くっていうのも悪くないわよね。」
くす。
軽く一人で笑い。
道の先に続く、街道沿いにある、草木などをみながら、のんびりと足を進めてゆくこの私。

やがて、少し鬱蒼と茂る、森の中に足を踏み入れる。
と。
「おっ嬢ちゃん。一人でどこにいくのかなぁ?」
「保護者もつけずに、一人歩きとは物騒だねぇ。お兄さん達が、ついていってあげようか?」
・・・・・はぁ。
思わず溜息が漏れる。
こういった場所にはお約束といっていいほどに。
目の前に出てきた、軽い人間が。
よくまあ、どこの世界も同じなのか。
出てくるのがお約束。
よくいたりするのが、よっぽど彼らが暇であることを物語っている。
特に、夏になれば。
年齢など、関係なく、女とみれば。
声をかける、男性は。 
「結構です。」
かるくあしらい、道の先を進む私に。
「つれないなぁ。ちょっとくらい・・・。」
・・・・あのね。
こともあろうに、この私に対して、手を伸ばしてきて掴もうとするし。
 

―どさ。

その刹那。
 なぜか、その場にいきなり倒れ付す、その男性。
「うわぁ!腕が!腕がぁぁ!」
などといいつつ、もがいていたりするけども。
私に伸ばそうとしたその手が一瞬のうちに、消滅し。
ひじの辺りから、なくなっていたりするその男性。
「・・・・やりすぎよ?フェアリー?」
くすり。
軽く笑い。
小さくつぶやくと。
「いいんです!姫様にちよっかいかけようとした!あの人間が悪いんです!」
ふわりと。
私の耳元でささやかれるように聞こえてくる声。
その声と同時に。
左肩に、小さな、女の子が、ちょこんと腰掛けているのが、近くを通る人間とかいたら、気付いたでしょうけど。
そんな人間達は見当たらない。
「ま、確かにね。」 
でも、後々、厄介になっても面倒だし。
 
そのまま、何事もなく私はすすんでいき。
やがて、彼らの視界から、私の姿が見えなくなるころ。

「・・・・あれ?手・・ちゃんとある?」
この私に言い寄ろうとしていた、男性三人。
その、足や手、または腕などが。 
一瞬のうちに、倒れると同時に消滅していたのを、確かに自分の目でみて、もがいていたというのに。
それが、何ごともなかったかのように。
五体が満足、どこも怪我などしていないので。
首を傾げていたりする男性三人。


一応、ここ、法などもある場所だから。
下手に、問題起こしたら。
ま、それでもいいんだけど。
やっぱり、ここは大人しくしておくのが。
この休息の楽しみ方の一つというもの。


てくてくてく。
目に入るのは、海沿いにある海岸線に。
親子連れの家族の姿や。
恋人、または友人同士。
そんな人間達が、この夏を満喫すべく、海で遊んでいたりするけど。
そんな光景を目の端にとらえつつ。
私は、何の目的もなく。
ただただ、道をてくてくと一人、歩き続ける。


「まあまあ、一人で旅かい?大変だねぇ?」
子供が一人。
面白いことに、素直に泊めてくれる宿屋は、最近というか、この辺り、あまりない。
にも関らずに。
別に姿形を変えないまでも。
子供一人で旅をしているこの私を。
何の裏もなく泊めてくれたのは。
海沿いから、少し離れた場所に位置している。
少し林が生い茂っているその中の、ペンション。
そのオーナー。
「ええまあ♡」
しかも、あまり持ち合わせもないであろう。
という、相手の勝ってな思い込みという、善意から。
普通は、素泊まりでも、五千円取るところを。
ただで泊まらせてくれていたりする、このペンションの経営者の夫婦。
ここ、『ブルムーンペンション』。
その素朴なつくりと、手作りの、味が。最近では、うけているらしいけど。

今、この世界。
別にどうというわけでもないけども。
普通に、情報などは、手のひらサイズの機械でやり取りができ。
まあ、問題といえば、環境問題程度。
このままだったら。
まず間違いなく。
ここに住む、人間達の手自らで。
自分達を保護している、惑星のとある物質を消滅させて、滅びにと突き進むことは目に見えてはいるが。
それもまあ、自業自得というもので。
長い年月を得れば、再び。
・・まあ、私にとっては、短い時間だけど。
この惑星に、一度いくら、この惑星上から。
生命が滅びさっても、あと、数回以上は誕生できるくらいのこの星の寿命はまだ残ってるし。
ま・・まあ、そんなどうでもいいことはおいとくとして。
 
「お嬢ちゃん?名前は?」
そういって、温和に微笑み。
頼んでもいないのに、デザートに果物がタップリ使われている、
プリンパフェーをサービスで目の前に持ってきてくれているのは。
ここのオーナーでもある、夫妻のうちのその人。
その、妻、月音。
ちなみに、このペンションの名前は。
この、妻の名前から、彼女の夫である、輝がつけたもの。
ここを経営しているのは、山野夫妻。
ちなみに、妻である、山野月音と、そして、夫である、山野輝。
この二人でここのペンションは経営されている。
「え?私ですか?私は、菫です。宇空菫。」
宿帳にもちゃんと記載しているんだけど。
どうやら、この夫妻。
この私が、親がいない。
そういったことから。
何らかの理由で、親を失い・つまりは、死に別れ、どこかの親戚を頼って、こうして一人で旅をしている。
そういうふうに解釈していたりするのだけども。
別に、嘘じゃないし。
菫もこの私の名前みたいなものだし。
大概よく、この名前、使ってるものね♡
窓に、この私の容姿。
つまりは、薄いピンクのワンピースに身をつつみ。
漆黒の長い黒髪を赤いリボンで、ポニーテールにしている、部分を喋々結びで止めて。
その深いまでの青い瞳の見た目、九、十歳くらいの女の子の姿が。
ガラスに映りこんでいたりする。
これが、この私の外見上の容姿。
「そう、菫ちゃん?よかったら、しばらく、ここで滞在していかない?
  一応、見たとおり、夫婦でやってるから。従業員、いなくてねぇ?ちゃんとお給料も出すし?どう?」
今のこの私の持ち合わせはいくらか。
そう始めに聞いてきたので。
素直に、数万円。
と答えておいた。
別になくなったら、どこかの闇ルートに属するその手の店にでもいって。
何らかの、鉱石の原石を創り出して売れば、すぐにお金になるし。
自分で創ることも、当然できるけど。
一応、ここの世界。
お金に、番号というものがついており。
複製などが出来ないように、いろいろと工夫されていたりする。
ま、この私には、そんなものまったく関係ないけど。
やっぱり、たとえ、何処の世界でもいえることだけど。
何かを売って得たお金で、活動するほうが、結構問題がなくて、面白いし。
「・・・・・そうですか?」
別に急ぐ旅でもないし。
ここでゆっくりするのも悪くない。
そ~いえば。
この近くで。
面白い実験している場所があったりするけど。
そろそろ、あそこの実験体が、逃げ出すんじゃなかったっけ?
そんなどうでもいいようなことがふと頭をよぎるが。
「じゃあ、お言葉に甘えてもいいですか?」
どうせだったら。
あのときまで。
この近くにいたほうが、楽しめるしね♡
私の上目遣いの言葉に。
「ええもう!大歓迎よ!」
そういって。
ぎゅっ!
この私に抱きついてくる月音さん。
この夫婦。
結婚して、十年たつが未だに子供はいない。
受精しても、育たないよねぇ。
この、月音さんの、卵子は。
弱いから。
その辺り、この夫婦気づいてないようだけど。
子供は天からの授かりもの。
そう割り切り。
いつか、授かるその日を待ちわびていたりするのが今の現状。
何か・・このパターンは・・・。
「・・・・マリア母様・・。」
ふと。
遥かな記憶の彼方にて。
以前、私が人として、生活していたときの母親の姿。
まあ、当然のことながら、実の娘ではなかったにしろ。
その姿がふと浮かぶ。
もう、彼女は・・・遥かな昔のことなので。
その魂における原型は。
いく度も、再構成などを繰り返し。
それでも、魂の限界というものはあるわけで。
別に設定しているとはいうわけではないが。
ただ、大概が。
数百十数億年もすると。
その魂自体が、崩壊しだし。
中には自ら、消滅してゆくそんな魂などもある。
それは、どんな生き物にも言えることで。
今はもう、その関係で。
あの女性の魂も、もはや、その記憶は。
この私の心の中と。
あとは・・。
あの子のたっての願いで聞き入れた。
あの当時の私の妹。
ミレアの心に残っているのみ。
それでも。
 さすがに、ミレアの心もどこか年月と共に疲れ始めているので。
私はそろそろ、あの子の魂もまた再構成し、新たな輪廻にと回そうと決めているけど。
そんなことをふと思う。
「じゃあ、これからよろしくおねがいします。月音さん。」
そういって、ペコリと私が頭を下げると。
驚いたような表情をし。
・・・私・・名前・・いったかしら?
ああ、パンフレットに記載されているそれで名前を知ったのね?
そう一瞬疑問に思い、一人で納得している月音さんだけど。
別に、私はパンフレットを見たわけでもないんだけど。
そこまで説明する理由も・・ないわよね♡

山野夫妻の下で。
 しばし、このペンションの手伝いをしつつ。
しばらくここで生活しますかねv

子供がいないこともあり。
この私を実の子供のように、扱ってくれるこの山野夫妻。
こうやって。
本当にただの子供として扱われるのは、結構心地がいい。

二人の手伝いをしつつ。

のんびりと時間は。
ほんの一瞬のうちにと過ぎ去ってゆく・・・。


ピーポーピーポーピーポー!
ウー!ウー!ウー!

けたたましく、鳴り響く。
サイレンの音に、緊急車両の音。
バラバラバラバラ・・。
上空には、数台以上もの、ヘリコプターが辺りを先回し。

そんな、けたたましい、騒音の中で。
いつもと変わらないはずの日常であるはずの、その一日は幕を開ける。

―特別警戒警報。

 
道をゆく、車から。
この辺りに住む、人々に向かって指示が飛び交い始め。

「・・・一体?」
首をかしげる、月音夫人。
カラン・・。
朝の仕入れに行っていた、このペンションの主人・輝が、店にと、入り口から入り、戻ってくる。
その顔色が心なしか悪い。
「あなた?どうしたの?」
外の騒動と、夫の表情。
不安そうな視線を投げかけて、口に出している月音。
「・・・・近くにどこかの会社の施設があっただろう?何かの研究施設が・・
  …そこから。実験最中の何かが、逃げ出したらしい…」
それだけいって、口をつぐむ。
「人って。ある意味、残酷でもあるしね。とりあえず、今のところ、犠牲者は。まだ分かっているのは、数名みたいよ?」
プチン。
そういいつつ、テレビをつける私。

画像の中では。
全ての番組が報道特集に切り替わり。
今、私達のいる外・・つまり。
ここ、光町にて。
起こっている事柄が様々な視点から、説明されつつ、報道されていたりする。

― 臨時ニュースです。
   本日、未明、光町にある、ユーナコンツェルの、実験施設から、実験体が、逃げ出した模様です。
   まだ、正式な発表はされてませんが。
   それをうけて、軍、そして、自衛隊。特殊部隊などが、光町にと向かっております。
   町人の皆さんは、くれぐれも、家から出ないようにしてください。
   繰り返します・・。

そのニュースをみて。
顔をしかめ。
「・・・あそこ・・いい噂・・あまり聞かないからなぁ・・。」
そういって、つぶやいている輝。

噂はあくまで噂。
でも、時には、噂が事実を言い当てているのも、また事実。
ここから、数キロもはなれてない場所に位置している。
その、ユーナコンツェル保有の実験施設。
表向きは、あくまでも、新たな品物などの開発。
そして、クスリの開発をうたっているものの。
その、過程として。
いろいろな、細胞組織配列を変えた生き物を誕生させていたりもする。
つまり。
まだ、完全には、ここの惑星では認められていない【遺伝子操作】などを施された、完全なる、人口生命体。
後は、完全なる、生き物のクローンなど。
そんな開発も手がけていたりするそこ。
そこから、今朝方。
その実験体である、生き物が、逃げ出したのである。

まず被害にあったのは。
立ち入り禁止区域であったはずのその施設の周りにあった、林に入り込んでいた、若い男女のグループ達。
喰い散らかされた、その残骸が見つかったのは、それからまもなくのこと。
ちなみに。
逃げ出したそれらは完全なる肉食性。
ついでにいえば、その命の活力の源は血。
ちなみに、面白いことに、生きている肉や、血などしか口にしなく。
暴走して、逃げ出すきっかけとなったのは。
とても些細なこと。
研究員が、無秩序に。
風邪を引いているというのにも関らずに。
仕事が残っているからとかいって研究に出てきたのが、そもそもの原因。
様々な、組織レベルや、細胞などを操作されている、実験体たちにとっては。
人には何でもなくても。
それがときに、劇薬や、または毒物と化すことはよくあること。
その、風邪の菌が、彼らのカプセルに入り込み。
暴走し、研究員、数名を食いちぎり、外に脱走していたりする。
そこまでは、まだ詳しくテレビ局なども分かってないようだけど。
というか、その情報を、ユーナコンツェルの上層部と、パニックになることを恐れた、政治の上層部。
そんな一部の人間達が、その情報を止めているがゆえに。
ここ、光町の人達にはその事実すら、伝えられていない。
というか。
気づいてないし。
あれ・・・感染するのよねぇ。
ま、大元を倒したら、それで全て、その菌は死滅するんだけど。
まだ、その事実に。
どうやら、軍関係者も、特殊部隊関係者も。
そして・・町の人達も会社関係の人達も気づいてないし。
それくらい、ちゃんと、調べてから、行動するのが、普通でしょうにね♡
 
「今日は・・・閉店ね。」
「そうだな。菫ちゃん、悪いけど。
  どうやら、この町に、厳戒態勢が引かれたようだから。お客さん達のキャンセル電話の応対、手伝ってくれる?」
そういって、私に言ってくる輝。
太陽の光にすけると、その茶色い髪が、反射して、たまぁに、金色に見えたりするこの輝。
「はーい。」
というか、誰も。
この町から、外にもでれなければ、中にも入ることはできない。
そんな場所に好奇心で、入り込もうとする輩はいるにしろ。
ただの観光目当ての客などは、キャンセル入れてくるのが当たり前。
ま、どっちにしろ、自ら、空間的な移動ができない人々にとっては、この町に入れる方法がないのだから。
諦めるよりほかにはないようだけど。
どうして、あんな簡単なことが出来ないのかしらね。
その仕組みさえ理解すれば、その自身の力で、誰もが、瞬間的に、好きな場所に移動できるというのに。
それすら、未だに気づいてないのが一般的だし。
ま、別にいいけどね。
輝の言葉に軽く返事をし。
私はそのまま。
輝の手伝いをするために電話にと向かってゆく。
といっても。
この騒動で、今、電話回線。
まったく不通の状態なんだけどね♡
一日が経過し・・そして・・二日目。
被害は、数倍にと膨れ上がっていっている。


それまで、普通に警備に当たっていた、仲間などが、いきなり喉を押さえて苦しみだし。
近くの仲間の首にかじりつき、いきなり肉を食いちぎる。
そんな現象などが起こり始め。


感染する。


この事実に、彼らが気付いたのは。
すでに、ある程度の、町の四分の一くらいの人々が感染した後。


ちなみに、この菌。
体質によって、その免疫で、排除される生き物も少なくない。
いい例が、私が今お世話になっている、この夫妻や、後は、ここの家で飼っている、ララちゃん。
ちなみに、このララちゃん。
その動物の本能で。
フェアリーに気付いていたりするんだけど。
この私の側にいつもいる、精霊フェアリー。
通常は、私が胸につけている、石のペンダントの中にその身を置いているけども。
ララというのは、この家が飼っている、小さな犬のこと。
その、長く白い毛並みと小柄な体の愛らしさで。
ここのペンションの看板犬と化している事実もあるけど。


「・・・・・・・・・どんどん、警備が厳しくなってゆくな・・。」
窓の外から、叫ばれる、宣伝車の言葉。

― 繰り返します。今回の逃げ出した実験体は何らかの菌をもっています。
  その菌がもたらす症状は・・、始めは、貧血のような症状に・・。


数日が経過して。
その、発症の仕方が分かり。
市民に呼びかけ。
町の中には、防御服を着込んだ特殊部隊に所属する、人間達や。
または、軍人たちが。
道に溢れていたりする。
世界の科学者などの総力を挙げて。

― オリジナルの菌を殺せば。連鎖的に、感染した、別の子菌も死滅する。

というのがようやく、発見されたのは、昨日の夜のこと。


家から、一歩も外に出れない状態が続き。
町から、逃げ出そうとする人間なども出てきていたりする。
さすがに。
この町以外に被害を広げるわけにはいかないので。
強制的に、そんな人間達などは掴まっていたりするのだが。


いきなり、飼い犬などが、飼い主を食いちぎった。
そういうニュースもテレビから流れる。
人間を問わず、この菌は。
とりあえず、生きているものには全て共通に感染する。
「・・・・家のララちゃん・・大丈夫よね??」
不安そうにつぶやく月音。
「それは、心配ないけど?
   とゆーか、月音さんも、輝さんも、そして、ララちゃんも。あの菌の耐性・・もってるし♡」
軽く微笑みいう私の言葉に。
『・・・・・・・・は?』
なぜか。
戸惑いの声を上げているこの夫婦。
「雫の露、食べてるでしょ?あれが、今回、今騒がれている、あの菌の、耐性になるやつなんだけど?」
『・・・・・・・・・。』
何ぜか無言になってるし。
「・・菫ちゃん?どうして知ってるの?」
戸惑いの声で私に聞いてくる月音。
「というか、この辺りの、自然が。そういっているの、人間がその声をきいてないだけだってば♡」
事実。
この辺りに生息する自然界の生き物たちは。
その声に耳を傾けて、自衛の手段をとっている。
そのために、あまり被害が広がってない現状があるというのに。
・・・まったく、今回の一件に当たっている、人間達は気づいてないし・・。
「聞こうと思えば聞けるけど?木々の会話が♡本来、人間も、全て。その能力は持っているんだから。」

そう。
昔は持っていた。
自然と語り合うその能力を。
いつのころからか、自然が生きていて、意志を持っている。
それを忘れた人間達。
中には、それを忘れずに。
意思を交わす人間などもいるけれど。
この惑星においては、そんな人間は、かなり少ない。
一つの世界で生きる、仲間だから。
互いに高めあいつつ、上り詰めて、成長してゆく。
それが、世界を創り出した、最もな理由の一つ。
そうでなければ。
一つの惑星などに、多々といる生命を創りだし・・・もとい、誕生させたりはさせていない。
『・・・いや、自然との会話って・・・。(汗)』
なぜか。
この山野夫婦は。
私の言葉に。
しばし言葉を失い、ただただ呆然としていたりするけど。
 
ま、とりあえず。
私は、しばらくというか。
今回は、傍観主義で、横から、結果を見守ることにしておきましょう♡
ふふふv



                       -後編へー

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   あとがきもどき:
      ・・・・・・・・・この人。
      短編といったのに・・。
      またまた長く・・・前偏、後編となってるし・・・。
    薫:・・・あはは(汗)
       打ち込んだら大分ありました・・(汗)
    姫:あらv何、後ろの風景が透けて見えてるわよv
    薫:(・・体・・・消滅させたの・・どなたですか・・涙)
    姫:あらvあなたは、何を思っているのかしらねぇ♡
    薫:ああ!何でもないです!
    姫:ふふv
    薫:・・さて、この一人称・・誰でしょうか?
      ・・・って、ばればれですね・・・。
      さあ、菫ちゃんは、本気で傍観を通すのか!?
      それとも!?
    姫:ふふ。それでは、また後編でねv
      それはそうと・・遥かの続きの打ち込みは?
    薫:・・・ぎっくぅ!
      そ・・それでは!
    姫:あら、この私を無視する気♡
    薫:あ゛あ゛!魂にそんなのやられたら・・今度こそぉ!
    ―バシュウ・・。

   姫:あら?消えちゃった、根性ないわねぇ。
      ま、何はともあれvまた次回でv


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