― 過去、現在、未来。それは、ひとつの無限のループ。
すべては始まりのそのときにすべては決まっている必然、という名前の… ―


気づいたときには、ただ、そこには何もなかった。
― そう、何も。
自分というものすらもわからないほどに、何もない空間ともいえない不思議な場所。
そんな中でいったいどれほど自分は一人、そこにずっとまどろんでいたのかすらも。
もはやもう覚えてない。
そんな中での、それはほんの思いつき。
少しばかりの自らの意思で動いた結果。
自分の中では一瞬のようでもあり、それらを見ている限り長くも感じ。
気づけば、自らの中にあまたの命が存在し。
そして…それゆえに、どうすれば円滑に進むのか、または活性化できるのか。
自らの中でその答えは必然的にとわかってくる。
はじめのころは、『世界』が誕生しても、長く存続することが不可能ではあったが。
だが、長い時間をかけた結果。
やがて、内部ともいえる自らの意識下、ともいえる中はあまたの命で満ち溢れ…

それは、ほんの思いつき。
そして…あまたの世界の『生命』を視て、思いついたこと……


             暁の記憶   〜プロローグ〜




パタパタパタパタ。
「わーい!!!!」
今日は誰にも見つからなかった。
それがとても誇らしい。
いつも、何かとうるさくいってくる教育係やそしてまた指導係のものたちも、今日のこの行動は気づいていないらしく。
すぐさまには追いかけてこない。
「きょうはここにいってみよ!」
まだ幼い、見た目の年齢は一歳かそこらかであろうか。
その身長よりも長い、長い金色の髪。
その長い髪が少女が走るたびにその動きにあわせてふわりとなびく。
見上げる空は青く澄み渡り、雲ひとつもない。
とはいえ、この地はすべてその『気象』は完全に管理されているので。
いい天気、というのははっきりいってどこか違っているのではあるが。
この地にあるものはすべて【彼ら】の手が加わったもの。
この地というか場は、すべては【彼ら】の王がすべてを創造せしもの。
ゆえに。
【王】の気心ひとつでどうとでもなるこの【場】。
この地に住まうものたちのもっとも重要な役目は。
とにかく、【見続けること】それと【見守ること】その二つが重要視されている。
この地は、はるかなる過去、そしてはるかなる未来。
すべてを一手に管理している場所でもある。
この広大な【世界のすべて】−を。
「いつもと〜さまたち、いそがしくてかまってくれないだもん。だからわたしもすきにするんだもん!」
どこか、その論点はかなり間違っているとはおもうが。
この地は、自分の気休め、ともいえるために【創造】した世界。
そのことは、この地にいる誰も知らないが。
ここでは、自分は【普通の子供】として存在することができるのを。
心から楽しんでいるのが今の現状。
それなのに…
ここにもし第三者がいれば、そんなに忙しく【少女の両親】がしている原因は。
そのまま自分でしょう?と思わず突っ込みが入るところであろうが。
だが、【彼女】にそんなことわいうものなどは…この【空間】には存在しない。
それもまた事実。
とにかく、この地にいる限り、というかこの地は自分が心を休めるために創り出した世界。
そんなことはこの世界に存在するものは誰も知らない。
この場にいる限り、自分の力も極力自ら封印している。
今の自分はただの無力な少女。
そう認識しているからこそ、その行動もまた子供らしくなるのも道理、というか、
または誰かに甘えたい、というその心の反動か。
とにかく。
少女は並み居る教育係やそして彼女のお目付け役。
そんな【存在】たちの目をかいくぐり、自らが住んでいる神殿より脱出して。
こうして【外】に出てきているこの少女。
そしてまた、その力とそして意識をもほとんど封印しているこの現状で。
まさか彼女が【それ】だと気づくものがいるはずもなく…
金の髪の少女はこの地の王の【娘】として。
いずれは両親にと代わりこの地を収めるべくことになるそれゆえの教育を。
まだ幼いうちからいろいろにと教え込まされているこの現状。
そんな毎日がほとんど勉強、という状況で。
逃げ出したい、と思うのはそれがこの少女がまだ子供だから、という理由だけではない。
まず大人でも、こう毎日、毎日勉強ばかりだと逃げ出したくなることは必死。
そして…
うまく監視の目をくぐりぬけ、外にでた少女が目にしたもの。
それは、ある【銀河宇宙】そこの歴史を収めたとある場所。
その中の水鏡、といえるその部屋に。
兵士たちの目をくぐりぬけ、かの部屋にと入り込んでいたりするこの少女。
ここは、この【地】が管理するすべてなる世界の歴史などが保管されている場所。
過去、現在、未来にわたり。  
すべてはひとつの輪(ループ)の中。
そこにもし不自然なものやひずみなどが発生したばあい、即座に修正が施されるようにと世界は管理されている。
または、その無数にある選択の中で。
枝分かれしてゆく、一部では【平行世界(パラレルワールド)】というものもまた。
知識では、知っている。
本来ならばすべてを彼女は知っているのだが。
それは、その記憶と力を封じているがゆえに−。

「んしょ、んしょ。んしょ。」
ここには何があるのかな?
それはほんの好奇心。
ここには数度きたことはあるが。
だけどもこの部屋にと無数にある【壷】の中は見たことがない。
子供というものは何にしろ好奇心旺盛。
そして…ここにいるこの少女もまたそれの例外におよばず。
この地で言うところの生まれてまだ少女の正を受けてからの時間は一年。
といっても、別の時間率で見れば、軽く百年以上は経過しているのであるが。
この場所はほかの場所とまったく時間率が異なっているがゆえに。
自分の身長よりも大きな壷。
その中身を見ようとそのままよじよじと上っているその少女。
そして−


「あ、みえた!…えと…これって…みず?」
んしょ。
どうにか壷の口にとたどり着き。
その横にしがみつくようにして、その壷の中身を覗き込む。
だがしかし。
考えてもみてほしい。
小さな子供が足場もなにもなく。
しかもちょっとした大きさのしかもかなり深い壷の口にしがみつき、その中身を覗く−…
ぐらっ。
「…え!?」
はっきりいって、当然、といえば当然の結果。
次の瞬間。
そのままバランスを崩し。
「んきゃぁぁぁぁぁぁあ!?」

― バッシャァァァァン!!!!!!!!


盛大な音とともに…幼い少女の体はその壷の中に湛えられている水の中にと落ち込んでゆく…



すべては、ここから。
それは、【彼女】が望んでいたことなのか、はたまた偶然という名前の事故なのか…
物語は…今、ここに幕を開けてゆく。

                        −第1話へー

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まえがき:
   こんにちわ。
    さて、このたびのこの壁紙、実は手製だったり(こらこら!←実話
    みゅう・・・・やっぱなかなかにまだまだバソで書くのは慣れてないから難しいですな-・
    さて、何はともあれ。
    こちらは。
    皆さん、誰でも知っている(そーか?
    江戸時代。
    八代将軍徳川吉宗。その時代が主なメインですv
    当然、新之助もでてきますv(この名前吉宗のもうひとつの名前だもんねー・・・)
    んでもって、田之倉さんとかは、当然テレビからとってたり(おい!
    暴れん坊将軍の1話…誰かしりませんかねぇ・・・・。
    かなり気になる・・・・め組みのかしらと将軍の出会い・・・・・
    (特選脚本集にものってなかったのよー←買ってる人
    何はともあれ、いっきますvv

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 あとがきもどき:
    薫:うーん、この壁紙…影失敗したかな?
      というか、葉っぱの間・・・・白で塗ったのだが…
      …もしかして塗らずにかげつけたほうがよかったのか!?
      でもさすがはマウス作成、きれいにできてませんねー・・・あはははは・・
      いや、なぜかタブ接続しても使えなかったから(たまにそーなる)
      夜も遅いので再起動して起動させるのも何なので、そのままマウスで作成。
      この壁紙くん。
      ちなみに、大、小とつくってみたりして・・・。
      でも、大はおおきすぎたー・・・・しくしくしく・・・・・。
      何はともあれ、次回から本編ですv
      あ、ちなみにv
      家康さんもでてきますよーv(こらこらこら!
      ということは当然v信長もですがねー(だからまて!
      んではv

     2004年2月25日某日


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