こんにちわ。かなりやばいかもしれないけど(ならするなよ)
どうしても書きたくなったので(笑)書くのですv
ちなみに、これは、サンライズ作品。
「勇者王ガオガイガー」テレビシリーズ完結後。FINALとして、
よーやぁぁぁぁく数年かけて完結した最終話の続きです。
あの終わり方は・・・私は不満だ・・・(怒)
なので最終巻を見てない人はネタバレが含まれております。
見ていない人、ネタバレになるのはいや。という人は引き返してください・・・・。


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   星の海の彼方で・・・


「つまりこの次元空間は今にも消滅しようとしているわけじゃな。」
「ギャレオリア彗星も消えましたし。」
そういっている周りの人々。
ここ、三重連太陽系。
かつてこの太陽系には太陽の周りを二つの燃える惑星が位置しており、それを中心として、緑、赤、紫、
この三つの惑星が異なる文明社会において発展を遂げていた。
そして、紫の惑星で開発されたとある品が機械昇華という生きる者たちにとっては、脅威の進化を遂げることとなりはて。
そして・・・それらに対抗するべく、宇宙を復活させるべく作られていたブログラム。
それが彼らの宇宙を脅威に去らしめた。
今はもう彼らの活躍によりその脅威は取り除かれたが。
だが、そんな彼らが戻る手段は今現実に残されておらず。
「だから、君たちに未来を託す。」
星の子供たちでもある、赤の星と緑の星。
その生き残りでもあり、そしてまた。
未来を受け継ぐべき子供たちを残ったESミサイルを使い、彼らのポットをそれにのせこの空間から脱出させる。
それが今彼らにできる最善の手段であるがゆえに。


彼らが移動していった空間の歪みが閉じて行く。
「さて・・・と、われわれはわれわれでどうするか決めないとな。」
そういっているのは、彼らの責任者でもある男性、大河長官。
彼ら、GGG部隊。
その主力たる起動部隊は今は動くことすらできずに。
かといってそのかなりのダメージを負った体を直すことも今の状態ではできるはずもなく。
「ペンチノン、何かわかったか?」
そういっているのは、赤の星の戦士の生き残り、ソルダートJ−002。
今ここで動けるのは彼とそして、Gストーンと融合した獅子王凱。
そして、彼のいとこでもあるルネ。そしてGGGの隊員たち。
その言葉をうけて彼の乗っていた白い船から声が発せられる。
生体コンビューター、トモロ。
それが彼らが船でもある白き戦艦、Jアーク。
「分析不可能、この空間は・・・ボイドよりもかなり暗い・・いうなれば虚無・・・の空間。」
そんな声が船体から聞こえてくる。
虚無、それはどれにも属さない、いうなれば究極の闇。
そんな空間に彼らがいる場所は今まさに飲み込まれていっていっている。
右も左も・・・いや、今自分たちが今どこにいるのか。
方向すらもわからない・・・完全なる闇。
時間すらもわからない。
「とにかく、このまま・・・というわけにもいかないからな。」
このまま空間に飲み込まれたまま何もせずにいることなど。
できるはずもない。
「そうだ、われわれは地球を守る義務がある。」
今回の宇宙収縮現象は止まったとはいえ。
彼らの故郷である太陽系・・・もしくはその中に位置している地球が、いつ何らかの脅威にさらされるかわからない。
この数年でそれでなくても地球外生命体の脅威や、そしてまた。
人類が発足させてしまったバイオネットなどといった悪の組織もいまだに活動している現状がそこにある。
「とにかく、勇気ある限り、われわれは誓いを元に、地球へ戻るべきなのだ!」
その言葉とともに周りの人々が活気づく。
だからといってこの状況が・・・虚無に抱かれた空間の中に漂っている現実が、なくなる、というわけではないのだが。
時間がどれくらいたったのかもわからない。
いえることはすくなくとも、あれからそんなに時間が経過してないように感じるだけ。


だが、彼らがそんな空間に漂っている間に。
転送され、無事に帰還した二人の少年の口から。
彼らの真意が世界に伝えられ、そして。
彼らが空間を漂っている間に新宇宙開発公団の敷地内部に、とある碑が建設され。
今まさに今日、開幕式を迎えたそんな中。

彼らは気づいていないが彼らがこの空間に漂い始めて、それほどの時間がすでに経過している。
ということに。


「凱?あそこ、何か見えない?」
ふと、一人の女性がとある一点を指差しそんなことを言ってくる。
確かにそこに、光らしきものが。
この虚無たる空間の中に、光などあるはずもない、というのに。
「確かに何かのエネルギーが感知されなくもないですが・・。
  ですがこの空間そのものがすでにエネルギーの塊のようなものですので・・」
どこかでこれに似た力を感じたことがある。
そう、この虚無たる空間の中に満ちているのは・・・彼らが知っている力。
ザ・パワーにどこか近しいものを感じる。
それゆえに計器もあまり正常とはいえなくもないが、その代わりに。
彼らの機動部隊の面々がその力を利用することにより、
自己修復機能が向上され、修復されていっているのにはありがたいことではあるが。
確かに女性・・・命の言葉が指し示すその先に。
暗闇の中に一点、確かにほんのりと小さく明かりが光っている。
「よし、俺が調べてくる。」
「凱?無茶しないでよ?」
心配そうにいってくる命のその言葉に。
「大丈夫。俺はエボリューダーだぜ?」
安心させるように言い放ち。
そのままGストーンのエネルギーを開放させ外にと飛び出す。
そこは、当然空気などもない空間ではあるが。
緑の光に包まれた彼にはそれは関係なく。
そのまま、光を目指して空間を進んでゆく。

空間の中に浮かぶひとつの光。
それを目指し進んでゆくと、やがてふと視界が開ける。
「・・・・これ・・・・は!?」
おもわずそれをみて凱は驚愕の声を上げる。
何もない、空気すらもなく、光すらもない空間に。
光があると思ったそれは。
見えなくなるほどのその先にまで続く、まるで星の花畑。
そう表現するのが一番適切なのかもしれない。
見たことのないような花・・・であろう。
花らしき物体が空間を敷き詰め、大地をなし。
それらが様々な光を放ちつつ光っているのだ。
しかも、さらに驚愕することには。
「・・・・・な゛!?長官!」
驚きに満ち溢れ、オービックペースにと通信を入れる。

「どうした?凱?」
「とにかく!来てみてください!・・・・空気があります!」
驚愕に満ちた彼の声に。
その場にいた全員が顔を見合わせる。
『な゛!?』
ありえるはずではないこと。
その言葉をうけ、彼らは軌道を修正しつつ、凱がいる元にと向かってゆく。


彼らの目にまず飛び込んできたのは信じられない光景。
水晶のようなそうでないような、とにかく透き通るような見たこともない花々、しかも淡く光り輝きながら。
そんな物体がまるで大地のようにそこを埋め尽くしているのだから。
しかも、あるける。
きちんとした物質感もある。
「・・・・ここは・・・・いったい・・・・」
一人のつぶやきに。
『情報不足、解析不能』
トモロから声が発せられるが。
全員がその花々の大地に降り立ち回りを見渡すが、確かに別に有害な細菌とかがいるわけでもなく。
空気が確かにそこにある。
それが意味することはその場にいる誰ですら理解不能。
全員がそのことに驚きつつ、それでも、とにかく、何がどうなっているのか。
調べるためにいろいろと調査をしようと決議されたその矢先。


「ようこそ。皆様。」
「ようこそ。光の道へ。」
どこかで聞き覚えのある声が二つ。
彼らの耳にと届いてくる。
そして。
「ようこそ、GGGの皆さん。お待ちしておりました。ご苦労様です。」
彼らにとっては懐かしい・・・・その声。
「ぱ・・・・パピヨン!?」
かつてレプリジンの攻撃により命を落とし、そしてまた。
そのときに発生した力によりレプリジンとして命を得ていた彼女。
元GGG隊員、パピヨン=ノワール。
その彼女がそこに、一人の男性とそして一人の少女との真ん中に。
探索を続ける彼らの視界のその先に、三人の人物がひっそりとそこにたたずんでいた。
一人は赤い色の光をまとい、一人は緑の光をまとい。
「・・・・な゛!?カイン!?」
「な゛!?アベル!?」
叫んだのはほぼ同時。
凱とJの声が一致する。
そこにいたのは紛れもなく、緑の星のカインと、そして赤の星の指導者アベル。
思わず全員が身構える。
それはそうであろう、彼女たちのコピーにより、彼らは大々的な、ダメージを受けたのはほんの少し前のことである。
「・・・・パピヨン?」
ルネがそういいつつ近づいてゆくとその体は透き通る。
思わずそのことに驚くが。
「ようこそ、皆さん。お待ちしておりました。 私たちの役目はあなた方を無事に地球に送り届けること。」
淡々とそういってくるバビヨン。
「J、よくがんばりましたね。さすがはわがソルダート部隊です。トモロ、これからもまだあなた方には使命は残っています。
   おそらくこれから後は機械新種を跳ね除けたあなた方の所に。一斉に注目がなされ彼らの的になることでしょう。」
そういっているのは赤い光にその身を包んでいる少女。
「・・・・本物の・・・・アベル・・・か?」
警戒しつつ問いかけるJのその言葉に。
「われらはすでに肉体を持たぬもの。だがわれらは宇宙の大いなる力に役目を託された。
  それは、われらの願い、生きるものたちの願い。このたびの出来事はわれらの文明がもたらしたもの。」
それがたとえ違う惑星のことではあっても。
そういってくる緑色の光に包まれている男性が一人。

かつて彼らは確かに機械昇華され、その肉体を失った。
だが魂は宇宙の大いなる意思により、この場所にと飛ばされた。
いや、責任を取らされた・・・といっても過言でないのかもしれない。
宇宙に満ちる神秘の力。
その神秘の力をすべてつかさどり・・・または作り出したその存在に。

「いったい・・・・何が・・・・」
そう問いかけるその凱たちの質問に彼らはゆっりと頭をふりつつ。
「説明している時間はありません、おいきなさい。道はパピヨンが案内します。彼女は本来まだ死ぬべきではなかった人物。」
「歪みはさななる歪みを生じる、それは、青の星でも例外ではない。」
聞きたいことは山とはあるが。
そういい、アベルとカインと呼ばた男女が手をふと手を上にと向けると。
そこに出現しているまるで幻影のような青い惑星……地球が。

レプリジン。
それはこの宇宙の理を覆す代物であったらしく。
それを作り出す結果となった彼らに与えられた・・新たな使命。
彼らはこれから新たな転生を迎えることすら許されず。
自分たちの太陽系が生み出してしまったそのものが。
完全にこの宇宙から消滅するまで、彼らはこの使命からは逃れられない。




彼らがそんな会話を不思議な空間で話しているそんな中。
「くそ!」
ここに一人、面白くない人間が一人。
それでなくても面白くなかった。
反逆者として追放した彼ら・・・いや、彼がねたんでいるのは一人だけだが。
その彼が、英雄として碑にまでされて。
今や彼らが戻ってくるのを信じている世界の人々。
そして、復興のさなか。
世論の非難は国連に反発してまで宇宙の彼方に出向いた彼らではなく。
すぐに彼らに出動を要請しなかった国連に・・・そして一番、彼らをかたくなに拒んでいた議員たちにと向けられた。
確かに何かに八つ当たりでもしないとやっていけない。
という人間の心理もわからなくもない。
宇宙収縮現象の余波で・・・宇宙の収縮だから時間がかかるはず。
今すぐに問題があるわけではない。
そう高をくくっていた議員たちにとっては、
そんなにいきなり自分たちの住む惑星すらもが危機に陥るとは誰一人として想像すらしていなかったのだから。
世界にオーロラがすべての大地にと出現し。
星を覆っていたオゾン層もまたその機能を果たせず。
海は荒れ狂い、そして・・・・人的被害もかなりの数に上っている。
避難していた一部の住民などを除けばその星の人口は、その出来事によりかなりの数を減らしている。
それでもあまり被害が星が消滅する。というのにもかかわらずにたいした被害にならなかったのは。
一重に宇宙のはてに出向いたGGGの活躍があってこそ。
戻ってきた二人の少年の話によりその事実が世界中に伝わったのは・・・・。
「くそ!こんな世界・・・・壊れてしまえばいい!」
ダン!
おもわず壁を打ち付ける。
― 時は満ちれり ―
そんな彼・・・彼の名前を多胡。
国連議員の一人であり日本代表の議員の一人。
んな彼の頭に声が響く。
「・・・・すべてこわせば・・・」
― 汝、われを受け入れたり ―

ドン!

復興しかけたその建物に。
いや、その町に新たな衝撃が伝わってゆく。


「はっ!」
「!!!!ラティオ!」
いまだに復興のさなかである学校にて。
片付けなどを行っていた二人の少年に感じられたその力。
いきなり赤と緑の光に包まれた二人の少年に彼らのことをあまりよく知らない、生徒たちは一瞬驚くが。
「こ・・・・この波動は!?戒道!?」
「間違いない!機械・・・・新種!!!!」
彼とてとらわれていたその間にそれまでの知識は。
レプリジンアベルからもたらされている。
二人に感じられたその波動は。
かつてこの地を脅威に陥れた、機械原種よりも進化した・・・その存在。
「くっ!Jも今はいないのに!」
「とにかく!いかないと!先生、僕たち、行きます!」
それだけ叫び二人は空にと飛び上がって行く。
緑の光の羽に赤い光の羽根。
緑と赤の星の申し子たち。



「・・・・これは・・・・困りましたね。」
今や撃退できる能力は・・・彼らには残ってはいない。
機械新種の出現の伝達はすぐさまに国連や、GGG本部にも伝わるが。
今や頼りになる戦力は皆無。
国連の最高責任者。
彼女はそんな報告をうけ外を眺めてゆく。




「ちょっとまってくれ、いったい?」
いったい何がどうなっているのか。
そんな彼らの質問に。
「― 今はあなた方は知る時期ではありません。」
何が何だかわからずに呆然としている人々の耳にと届く声。
−ダレダ!?
そう思ったその直後に。
彼らとそして、アベル、カイン、パピヨンのその丁度中心に位置する場所にと出現するひとつの人影。
「こ・・・・子供?」
誰ともなくその姿をみてつぶやく声が辺りにと響く。

そこに出現しているのは全身をローブらしきもので覆っている一人の少女。
特質すべきはその布にまったく継ぎ目など見えない、変わった色の布であること。
まるですべての光を集めたかのような・・・その髪の色は、彼らが瞬きをする間にいつの間にか漆黒の黒い髪ほと代わり。
その長い髪を後ろでポニーテールにし・・赤いリボンで蝶々結びにしている。
どうみても、十歳前後・・いや、それ以下であろうか。
そこにいるはずのない・・・小さな女の子が彼らの目の前にと存在しているのであった。


「あそこだ!」
「くっ!どうする!?ラティオ!?」
「今僕たちがどうにかしないと!この星は!」
互いに頼れる人たちは今はいない。
彼らに未来を託してくれた人々の思いを無駄にしないように。
この星を守るのは・・・・自分たちの使命なのだから。
眼下に見えるのは・・・・・新たに覚醒し、活動を始めた、機械新種。
国連議員、多胡議員。
彼はそのうちに眠るねたみを利用され・・・今ここに。
機械新種として覚醒を果たし・・・この星・・・地球を機械昇華するべく、活動を始めているのであった。

今、この惑星に頼りになるGGGの機動部隊は・・・存在していない。



                              −後編へー

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   あとがきもどき:
      何か長くなりそーだからとりあえず前、後編に。
      ちなみに、この話。
      おもいっきりFINAL8巻のその後。
      つまりはあの空間に残った彼らGGGが地球に戻る!
      というのを思いついて・・・・だって私あの終わりかた・・・・不満なのよぉぉぉ!
      七年以上かけたんだからもーすこし・・・・(ぐちぐちぐち・・・)
      で、テレビ放映されている当時から、スミレちゃん関わりの話で。
      作ってたのでそののりで・・・(おい)
      さあ、凱たちGGG隊員の前に現れた女の子はだぁれだ?(笑)
      では、答えは後編でv

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